• もっと見る

川北秀人on人・組織・地球

「地球上のすべての生命にとって、民主的で調和的な発展のために」を目的に、市民団体(NPO)・社会事業家(ソーシャル・アントレプレナー)や社会責任(CSR)志向の企業のマネジメントの支援や、市民・企業・行政の協働の支援などに奔走する、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者の毎日の、ほんの一部をご紹介します。


Google

Web全体
このブログの中
カテゴリアーカイブ
リンク集
最新コメント
プロフィール

川北 秀人さんの画像
https://blog.canpan.info/dede/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/dede/index2_0.xml
しんぐるまざあず・ふぉーらむの活動報告会にお招きいただきました! [2022年06月12日(Sun)]
総会シーズンですね。
開催する側の方も、参加する側も方も、いつもに増してお忙しいことと拝察いたします。
昨日は終日、総会や活動報告会に参加したり、運営側だったり、という一日でした。
このうち、午前は、しんぐるまざあず・ふぉーらむの活動報告会にお招きいただき、
昨年度のお取り組みについて話を伺わせていただいた後に、
コメントさせていただく機会をいただきました。
大切な、広範に及ぶお取り組みについて、短時間ながら詳しく
お教えいただき、コメントさせていただく機会をいただき、
本当にありがとうございました。
画面共有させてさせていただいた資料を、下記に添付しますね。
2206_single_mothers_forum_ga.pptx

全国約2500世帯に毎月、食料などをお送りしていらっしゃる
とともに、継続的な調査も行っていらっしゃることから、
ひとり親世帯の生活や課題・困窮については、同会が公開された
各種の調査結果(たとえば今年5月発表のものはこちら)を
ご参照いただくとして、感染症下で加速度的に深刻化した状況に
対応するために、支援の規模やプログラムも急速に拡大された
同会や、全国各地でひとり親世帯支援に取り組まれる団体にとって、
これからの支援体制をどのように整える必要があるか、という観点から、
国勢調査をもとにお話し(といっても予定時間10分のところ、
オーバーして13分でしたが。。)させていただきました。

ぜひ、添付したスライドをご参照いただきたいのですが、
特徴なポイントを3点だけ。

まず、シングルマザーは、ますます忙しくなった、ということ。
スライド6枚めに挙げた通り、全女性と母子世帯の就労率について、
年齢層別に2010年と2020年を比較すると、
2010年の就労率は全女性44.7%に対し、母子世帯では78.0%、
2020年には全女性46.5%に対し母子世帯では82.2%にまで
達しており、特に55歳以上では2010年より10%以上、
20歳代を通じて7・8%ほど高くなっています。

次に、母子世帯数は減少しているが、18歳未満の同居世帯に
占める比率が1割近い(つまりこどものいる世帯の10軒に
1軒近くが母子世帯という県がある)ということ。
スライド18枚めに挙げた通り、高知、鹿児島、宮崎、北海道、
沖縄では9%以上で、各都道府県の順位を2015年から
2020年にかけて比較すると、佐賀、岩手、群馬、宮城、
静岡、福井では順位が大きく上がっています。

もうひとつは、「母子世帯率」(分母は「18歳未満同居世帯」や
「全世帯」)を市区町村別にみると、両方とも高いのは、
必ずしも都心部ではない、ということ。
スライド21枚め(球の大きさは各市町村の母子世帯数なので、
球が大きいほど、母子世帯数が多い)に挙げた通り、
右上にある(=18歳未満同居世帯に占める割合も、全世帯に
占める割合も、どちらも高い)市区町村は、政令指定市や
県庁所在地市などの大都市ではない、ということです。

同会を含め、ひとり親支援にお取り組みくださっていらっしゃる
みなさまは、すでに力を尽くしてくださっていることを
十分に承知したうえで、今後のお取り組みについて、
「気付いたら、できたら対応する」ではなく、「残された課題と
今後起こりうる課題に、備えながら進める」という考え方で
臨んでいただけるなら、こんな観点が重要だと感じます。

(1)都心部と農山漁村部
 ・どうアプローチすれば効果的に広がるか?
(2)支援の基本は「住・食・衣」+学・楽+通(+交?)
 ・事業者・企業との連携拡充不可欠
(3)担い手をどう育てるか?
 ・当事者の多様性→シスターフッドの可能性
 ・「養成講座」の必要性←専門職の仲間づくり
(4)こども調査&母親調査の重要性
 ・継続的なアセスメントで効果&課題「共有」
 →シングルマザー生活支援アプリ?

重ねまして、貴重な機会をいただいた同会のみなさまと、
ご参加くださったみなさまに、深くお礼申し上げます。
コメント