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川北秀人on人・組織・地球

「地球上のすべての生命にとって、民主的で調和的な発展のために」を目的に、市民団体(NPO)・社会事業家(ソーシャル・アントレプレナー)や社会責任(CSR)志向の企業のマネジメントの支援や、市民・企業・行政の協働の支援などに奔走する、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者の毎日の、ほんの一部をご紹介します。


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高知市の地域内連携協議会全体交流会でした。 [2020年12月05日(Sat)]
今日午後は高知市行政主催による、同市内の地域運営組織である
地域内連携協議会の全体交流会にオンラインでお招きいただき、
同市内の2つの地域のお取り組みについてご紹介いただいたのち、
地域自治に求められる進化について、お話しさせていただきました。
お忙しい中ご参加くださった100名以上のみなさま、
ありがとうございました。お示しした資料を、下記に添付しますね。
2012_sodo_basic_kochi.pptx

何より驚いたのが、ご紹介いただいた2つの地域の世帯構成(スライド4枚め)。
冒頭にさりげなく「9141人・4867戸」「17390人・9651戸」と
紹介されていらっしゃいましたが、それって、各世帯の平均人員数が1.8人台、
つまり、全世帯の半数以上が1人ぐらし、ってことですよね!?!
潮江南地区では、「もうひとつの大きな家族」というコンセプトのもとに、
小学校を核とした地域づくりをすすめていらっしゃるとのことですが、
そのすばらしい考え方の背景には、家族という自助の単位が小さくなってしまった
ことから、地域という共助で大きな家族をつくる必要性が高い、という背景が
あることが、とてもよくわかりました。

また同市では、1974年から「地区カルテ」を作成していらっしゃるとのこと。
つまり、50年近くにわたって、地域の「健康診断結果」にあたるものが、
住民の方々のために用意されてきた、ということ。
これって、他の自治体では、地域運営組織ができても、地域カルテにあたる
データの集約・提供を行政が行っていないから、判断が勘や経験や好みに
偏ってしまっていることを思うと、とっても恵まれたことですよね。
大切なのは、貴重な地域カルテを、全住民調査や人口・世帯構成の推移
(過去の経過+今後の見通し予測)と併せて、しっかり判断の材料として
計画づくりを進めるよう、行政が求めること。
課題先進地から、課題解決先進地へと進んでいくために、ぜひ、住民のみなさんの
「決める」力を育てられるよう、促し続けていただけることを期待しています。
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