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川北秀人on人・組織・地球

「地球上のすべての生命にとって、民主的で調和的な発展のために」を目的に、市民団体(NPO)・社会事業家(ソーシャル・アントレプレナー)や社会責任(CSR)志向の企業のマネジメントの支援や、市民・企業・行政の協働の支援などに奔走する、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者の毎日の、ほんの一部をご紹介します。


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謙虚で、諦めの悪い、マネジメントとガバナンスの担い手を育てるために [2018年08月25日(Sat)]
本日、8月25日は、IIHOEの創立記念日(1994年)
でもあり、私の54歳の誕生日でもあります。
30歳の誕生日を機に命名したIIHOEが、25年目を
迎えることができましたのも、みなさまのご支援・ご協力の
賜物であり、深く深く、お礼申し上げます。

今年の年頭には「真摯で謙虚な経営者を育てる社会に」
と申し上げましたが、その必要性は、
残念ながら、さらに高まってしまっています。

私がIIHOE設立の必要性を感じて動き出した
1990年代以降、非営利の分野では特定非営利活動
法人制度の新設を皮切りに、社団・財団法人制度が
改正されるとともに、介護や障碍者の自立支援などで
制度(=法人との契約に基づくサービス提供)が相次ぎ、
営利の分野でも株式会社の設置が簡便化され、低成長下で
行き場を失ったマネーがベンチャー企業の育成にようやく
向かうなど、非営利・営利ともに新たな組織が続々と
生まれました。

需要と組織の急増は、その担い手の急増を、つまり
現場の品質管理力、中間管理層のマネジメント力、
そして、経営層のガバナンス力の必要性の急増を意味します。
しかし残念ながら、かつて日本の一部の企業が得意とした
現場の品質官力さえも維持や育成が難しい中、
企業でも、行政でも、非営利組織でも、マネジメント力や
ガバナンス力の不足は、深刻な事態を迎えつつあります。

全米NPO理事センター(当時)の「NPO理事の10の
基本的責任」を皮切りに、「理事を育てる9つのステップ」、
「ボランティア・マネジメントと理事会の役割」
、
「NPO理事会の自己評価」、「NPO理事による事務局長
評価」というガバナンス関連の書籍を1999年から相次いで
翻訳・刊行してから、まもなく20年。
改めて、その必要性に対する意識と実践を促し直すために、
「ソシオ・マネジメント」の新刊として、「非営利組織の
ガバナンス」の執筆を進めるとともに、危機的状態や
必要性の高い状態にある団体の理事・評議員に就任して
自らモデルとなることを心掛け続けています。

「始める人を増やす」段階は、広報や刺激でも済まされますが、
「続ける力を持つ人を育てる」段階は、当事者にとっても、
その支援者にとっても、「自分が何をしたいか?」ではなく
「自分に求められる判断・行動は何か?」に向き合う謙虚さと
それをやり抜くための(良い意味での)「諦めの悪さ」が
求められます。

これまでの24年間に、みなさまが社会にもたらして
くださった変化をお手伝いできたことを深く感謝しつつ、
これからの社会をより良いものにするチャレンジを、
今まで以上に、深く、お手伝いしてまいります。
引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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