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川北秀人on人・組織・地球

「地球上のすべての生命にとって、民主的で調和的な発展のために」を目的に、市民団体(NPO)・社会事業家(ソーシャル・アントレプレナー)や社会責任(CSR)志向の企業のマネジメントの支援や、市民・企業・行政の協働の支援などに奔走する、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者の毎日の、ほんの一部をご紹介します。


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近江八幡市安土地区で「まちづくり計画づくりキックオフ勉強会」でした! [2018年07月29日(Sun)]
昨日午後は近江八幡市内の安土学区まちづくり協議会
お招きいただき、「まちづくり計画づくり キックオフ勉強会」
として、同地区における小規模多機能自治の必要性や進め方に
ついて、お話しさせていただきました。
貴重な週末の午後、しかも台風が迫る中にもかかわらずご参加
くださった100名弱のみなさま、ありがとうございました。
会場でお示しした資料を、下記に添付しますね。
1807_sodo_basic_ohmihachiman_aduchi.pptx

住宅建設が続く同地区の住民のみなさんにとって、
「高齢化率」だけをみれば、「まだまだ大丈夫」という
ご認識でいらっしゃるかと思います。確かに、2015年の
国勢調査を見る限り、高齢化率や18歳未満同居世帯率は
全市平均より「遅い」、つまり、深刻化していない状況に
あるとも言えます。
しかし今回、旧・安土町内の各集落について、2005年との
行ってみたところ(スライド21枚め)、とても驚いたのは、
わずか10年間に高齢化や少子化が進み、全市平均よりも
はるかに速いスピードで進行していること。
「これまで大丈夫」でも、「これから大丈夫とは限らない」
ことを、痛いほど感じました。

来年度から第3期の地域計画の実施期間に入られるとのこと。
これまでも地域のみなさんは「歴史と文化のまちづくり」を
テーマにお取り組みを積み重ねてこられたところですが、
昨日も申し上げた通り、さらに踏み込んで、経済や福祉への
お取り組みを拡充するために「歴史と文化を生かす地域づくり」
と改められること、現在準備を進めていらっしゃる全住民調査の
集計結果をもとに、判断や実践に住民の希望や困りごとが反映
されること、その報告会を、集落単位でも丁寧に積み重ね、
「自分の困りごとや、少しの手助けが、よりよい地域づくりに
結び付くんだ」という実感を持っていただくことが、
とても大切です。

併せて、「今後の地域づくりにヒントを!」とのことでしたので、
開講前に拝見させていただいた、安土城址や関連の県・市立施設、
そして、西の湖の周辺について、ごく簡単に。
安土城址と、復元されたその天守は、確かに日本人にとって
見ごたえあるものだと思いますが、それだけでは、
「一度見ればいいかな」となってしまいますよね。
むしろ、観光資源として大きな可能性を感じるのは、
すでにおしゃれな住宅がカフェとしても活用されている
西の湖の沿岸部と、水田化されたために街灯が設置
されていない大中之湖干拓地内の道路。
「光」がない夜間の湖畔の情景は、とても貴重ですよね。
こういう場所の民泊は、とても付加価値が高そうですし、
組み合わせる体験プログラムの工夫のし甲斐もありそうです。
「歴史と文化」だけでなく、立地のすばらしさを存分に
引き出したプログラムが生まれてくることを、期待しています。

もうひとつ、二次会の席で申し上げたのは、
「安土」という地名そのものを、アイデンティティーとすること。
「安らかなる土」は、自分たちだけが豊かで幸せであることを
望む閉じた願いではなく、社会や世界が「平和で豊穣」であることを
願う開かれた願いである、と感じるのです。

実は昨晩は、台風の接近により東海道新幹線の運行に乱れが予測
されたため、予定を変更して同地に宿を手配していただき、
今朝帰京する、ということにしたのですが、今朝になっても
東海道線の米原方向への運行本数が2時間に1本程度だったため、
ようやくつい先ほど、東京にたどり着きました。。。

同日も、西日本豪雨水害の被災者支援活動への
ご寄付
をお願いしたところ、13,817円ご協力いただきました!!
ありがとうございました!!
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