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盛岡市町内会連合会 副会長 上田四丁目町内会 会 長 佐藤 時夫 氏 [2010年12月04日(Sat)]



町内会はまちづくりの学校です。

盛岡市町内会連合会 副会長 
上田四丁目町内会 会 長 佐藤 時夫 様

 第7回目は、盛岡市町内会連合会副会長佐藤時夫様をご紹介します。
 佐藤様は、昭和62年より上田四丁目町内会副会長を、平成4年から町内会会長に就任され、精力的に活動されています。現在では、盛岡市町内会連合会副会長としても活躍の場を広げています。
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■佐藤様がこれまで行ってこられた活動を教えてください。
 町内会では、「心がふれあうまちうえよん」を目指して、新年交賀会や夏まつり、敬老会、運動会、防災訓練・班長会議、年10回の資源回収、年8回の町内一斉清掃など様々な活動を行い地域住民との交流や連携を深める活動をしています。
また、平成15年には盛岡市から盛岡市町内会連合会に自主防災組織設立の要請を受け、自主防災組織設置要綱を作成し、推進を行ってきました。その関係もあり、平成17年に盛岡市内で初となる上田四丁目町内会自主防災隊を結成しました。
 
■これまでの活動への想いや、良かったことを教えてください。
 「町内会はまちづくりの学校」と思い活動しています。前述のような様々な行事を頻繁に行うことによって町内会の存在を理解してもらい、より多くの方々に町内会活動に携わってもらえるように工夫して活動しています。そのおかげで住民の町内会への関心が高く、役員も比較的若い40代、50代の世代に参加してもらっているのだと思います。
活動を続けていて良かったと思ったことは、小学生の進級祝いの際に6年生の児童から「会長さんには良いお話を聞かせてもらい、ありがとうございました。」と言われた時ですね。私は「子どもたちに好かれる町内会」であることが大切だと考え活動しています。

■佐藤様が目指すまちづくりをお聞かせ下さい。
 地域の高齢者が安心して暮らせるまち、大規模災害発生時に地域で自前の給食・給水等ができ、助け合えるまちを目指しています。
 そのためにも、自主防災の基本となる日頃からの声かけや、挨拶を心がけています。普段から挨拶をする付き合いがあれば、災害発生時に隣近所で協力して助け合い、皆の安全が守られると思います。

■佐藤様の座右の銘を教えてください。
 「傲らず、サボらず、腐らず」、「一所懸命」という言葉を常にこころがけています。いつも良いことばかりがあるわけではありません。何か失敗したときや物事がうまく運ばない時にこそ、心を込めて一所懸命に打ち込むことが大切だと思います。

■市民のみなさんにメッセージをお願いします。
誰もが自分の住む地域への誇りに思い、大切にしたいという気持ちを持っていると思います。その大切な地域を守っていくためにも、地域へありのままの希望や意見を出してください。価値観が多様化している現在だからこそ、皆で意見を出し合いながら自分たちのまちを創っていきましょう。

■編集後記
 地域での日頃の挨拶やコミュニケーションがいかに大切かを感じた取材でした。お忙しい中ありがとうございました。