特定非営利活動法人シニアパワーいわて 理事長 八島 征治 氏 [2010年10月10日(Sun)]
![]() 「努力」 積み重ねた知識・技術で 社会貢献 八島 征治 氏 (特定非営利活動法人シニアパワーいわて 理事長) 第6回目の出会隊レポートは、特定非営利活動法人シニアパワーいわて(以下シニアパワーいわて)理事長八島征治様をご紹介します。 八島様は、04年度に受講された「NPO起業・マネジメント講座」をきっかけに、発起人の一人として現在のシニアパワーいわてを設立されました。現在では、NPOや民間企業に対する総務・経理支援事業等を中心に活躍の場を広げています。 ■これまで行ってこられた活動を教えてください。 大まかにお話すれば、盛岡市の指定管理施設の第三者評価業務などの行政・企業との協働に関する事業、NPO市民団体に対する経理・総務支援などの中間支援業務や地域の振興に関する事業の3つに分けられ、これらを中心に活動して参りました。 その他には、年金・雇用保険・健康保険等に関する無料相談と併せてNPO活動に関する経理・総務・法人設立等に関する無料相談会を19年から継続して毎月1回開催しております。 また、NPO法人緑の相談室さんのご協力を頂き盛岡城跡公園の主な樹木にその名前が解るプレートの取り付け作業を平成20年から継続して行っております。 ■これまで活動を続けてこられた思いを教えてください。 当法人のミッションは、「高齢者が長年職場において培ってきた知識、技能を持って、幅広 い分野における地域の振興に寄与し、併せて高齢者自身の健康管理と生甲斐づくりを図ること」が目的です。 折角、長年積み重ねてきた知識、技能が、定年退職後、次第に朽ち果ててしまうのは誠にもったいないことです。積み重ねてきた知識、技能を少しでも役立てることによって周囲から喜ばれ、それが生甲斐となれば、健康で長生きが出来るのではないでしょうか。結果として、高齢者の医療費抑制に繋がると思います。 ■八島様がめざしていることは何ですか。 当法人の活動は、とても地味ですが高齢者の社会参加に少しでも参考になり、多くの方々がそれぞれの分野で活動するキッカケとなれば良いと思います。これから益々高齢化率が上がり、高齢者がその地域を支えて行かなければならない状況が予想されます。そうした時に、我々高齢者集団(=シニアパワー)の活動が、高齢化社会の仕組みづくりに少しでも役に立つことが出来れば幸いです。 ■座右の銘を教えてください。 これまでも、そしてこれからも「努力」と云う言葉を支えに生きて行きたいと思います。身体が錆びない様に幾つになっても努力が必要だと肝に銘じております。 ■市民の皆さんへのメッセージをお願いいたします。 当法人は、65歳以上の定年退職者で構成されており、平均年齢も限りなく70歳に近いのですが、会員はみんな元気でミッションの実現に向けて活動を続けております。“高齢者”と言う言葉を忘れて、みんなで元気に長生きの競争をしましょう。 ■編集後記 知識は、怠らない努力のもとに積み重ねられ、身に付くのだなと感じました。お忙しい中、本当にありがとうございました。 |