紺屋町町内会 平井 興太郎 さん [2012年03月12日(Mon)]
平井さんは、長年お世話になった紺屋町のお役に立てればという思いから、町内会役員の会計監事を4年務められ、平成16年4月からは同町内会の会長に就任されています。 また、江戸時代から明治時代まで盛岡八幡宮例大祭に随行した「鍛冶町紙町丁印」の復元に尽力され、平成22年3月には盛岡市指定文化財としての指定を受けるなど、歴史的文化財を守る活動にも積極的に取り組まれています。 ■これまでの活動を教えて下さい 毎年4月から11月の第3日曜日に、骨董、雑貨、衣類などを販売する「奥州懐道アンチック市」を実行委員会と協力して開催しています。 昨年5月には、紺屋町界隈のお店をまわってスタンプを集めながら楽しく街歩きをする「紺屋町界隈ぐるっと!スタンプラリー」を、有志で作った実行委員会を中心に開催することができました。 町内の美化活動として、紺屋町の通りに深沢紅子が愛した忘れな草のプランターを100個設置したほか、「深沢紅子野の花美術館」が面する中津川河畔に忘れな草の苗を植える活動にも参加しました。 地域にあるものを大切にしたいという思いから、地域に住んでいる方が成人を迎えると、紺屋町の草紫堂で制作した茜染のお財布をお祝いとして贈っています。 また、盛岡市指定保存建造物である「紺屋町番屋」を有効活用することを目指して、紺屋町番屋保存・活用委員会を設立しました。地域の資源で地域を活性化できれば、と思っています。 ■活動への思いを教えて下さい 紺屋町は、盛岡城跡公園に近いことから、江戸時代からの歴史的建造物が多く残る地域です。 紺屋町で生まれ、育った一人として先人から受け継いだ貴重な財産を、確実に次の世代に引き継いでいきたいと思っています。 また、住民の皆さんが紺屋町で開催される様々な行事に参加していただくことによって、顔の見える関係を築くことができ、地域のつながりが深まります。 こうした私達の取り組みが、若い世代の古き良き紺屋町への愛着を育むことにつながっていくことを願っています。 ■目指していることは何ですか 近年、紺屋町でも空き地や空き店舗が目立ってきています。地域の活性化を図るためには、空き地、空き店舗対策が不可欠となっています。 そのため、八幡界隈や中ノ橋通、葺手町、上ノ橋町、そして紺屋町を結び、はしご酒まつりや夢あかり、アンチック市など、それぞれの地域の催事を連携して開催することで、大きな賑わいを創出できるのではないかと考えています。 ■座右の銘を教えて下さい 「健康第一」健康あってこそ、地域活動ができます。 そして、「継続は力なり」地域活動を継続することによって、次の新しい取り組みに挑戦することができます。 健康で地域活動を継続することによって、多くのことを学ぶことができます。様々な出会いもあります。そうしたことが、地域活動のやりがいにもなっています。 ■市民のみなさんへメッセージをお願いします 好評をいただいたアンチック市やスタンプラリーなどを、今後も継続して開催し、紺屋町から街の元気を発信していきます。 |