あそびma・senka 代表 西里 真澄 さん [2011年09月26日(Mon)]
思いをカタチに 〜仲間と共に築く活動〜 ![]() あそびma・senka 代表 西里 真澄 さん 第12回は、市民活動団体「あそびma・senka」代表の西里真澄さんをご紹介します。 西里さんは、助産師として、岩手県子育てサポーターや盛岡市保健所母親教室講師、ベビーマッサージインストラクター、岩手県男女共同参画審議会、男女共同参画や子育て支援などの様々な活動を展開されています。 今回は、代表を務める子育て支援の団体「あそびma・senka」のお話を伺いました。 ■活動を始めたきっかけはなんですか 助産師として保健所から妊婦さんの為の母親教室や電話相談の依頼を受けたことをきっかけに、妊娠中や出産後のお母さん同士が気兼ねなく話のできる場が必要だと感じました。 実際に、その場を設けてみると皆さんの子育てへの様々な想いが出てきました。そのことから妊婦さんや、子育て中のお母さんのための子育て支援、子ども自身の成長を支える子育ち支援を目的に立ち上げたのが「あそびma・senka」です。 当団体のメンバーは、子育てに関わる仲間が職域を超えて集まっています。 ■今までに行ってこられた活動を教えてください。 あそびを中心に親子のコミュニケーションがもっと豊かに、もっと楽しくなることを応援すると共に、子育て環境がより豊かになることを目指し、3つのプロジェクトを中心に活動しています。 ▽「プロジェクトI・ko・san」―いのちをつなぎ・はぐくむ活動として、子どもたち自身が授かった命を理解し受入れるための「いのちのお話しキャラバン」。 ▽「プロジェクトG」―家族の「元気」と「笑顔」・地域の「源喜」を応援するため、マタニティママとママの防災活動の実施や、地域・親子間で「岩手の産育」を伝承し「結いのこころ」が伝わる環境づくりを目的とした「つながれ『いのち』〜ミュージアムからつながる産育〜」▽「プロジェクト遊」―親子のコミュニケーションの応援活動として、子どもと一緒に絵本を読む「もっかい!Papa」、家族で新しい命を迎えるための「お父さんスイッチ!」・「おにいちゃん・おねえちゃんスイッチ!」等を実施してきました。 ■今後の活動で目指している事を教えてください。 今年3月11日に発生した東日本大震災で子どもの「いのち」の捉え方が変ったように感じます。今ある「いのち」のありがたさ、なくなられた「いのち」から託されたものを伝えていきたいと思っています。 そのため、今年度内に『「いのち」を語る「いのち」をつたえる研修会〜こどもたちに伝わる「いのちのおはなし」〜』を実施します。この事業を通して、子ども自身がいのちの始まりにふれ、自分に対して肯定的に理解してもらえるために、地域や大人が何をするべきかを考え、広がっていくことを願っています。 ■西里さんの座右の銘は何ですか。 座右の銘ではありませが、中野晴彦氏の「鏡は先に笑わないこころ≠艪スかな子どもを育てるために」という著書があります。この著書では、「子どもの気持ちがわからないと嘆く前に自分は子どもの前でどんな顔をしているのか鏡の前で見てほしい」というメッセージを親や教師たちに投げかけています。 この著書に共感して「鏡は先に笑わない」という言葉を自分に言い聞かせています。 ■市民の皆さんへメッセージをお願いします。 私たちは、子育て・子育ちを学び、支援しています。 一緒に活動したいと思う方、皆さんに伝えたい子育てがある方は、ぜひお気軽に声をかけて下さい。 |