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玉山区自治会連絡協議会 会長齋藤 勲 さん [2011年07月25日(Mon)]

結いの精神が
根付いているまち




玉山区自治会連絡協議会 会長
齋藤 勲 さん

 第11回目は、玉山区自治会連絡協議会会長齋藤勲さんをご紹介します。
 齋藤さんは、退職後に地域の方からの声をかけられたことがきっかけとなり、自治会活動に参加されました。現在では、玉山区姫神・巻堀地区の会長を務められ、あいさつ運動や、運動会、花いっぱい運動など精力的に地域活動に取り組まれています。今年度より、玉山地区自治会連絡協議会会長に就任され、さらなる活躍の幅を広げられています。

■これまでの活動を教えて下さい
 自治会活動では、普段からのあいさつや、清掃、運動会、相撲大会、おまつり、花いっぱい運動等様々な活動をしています。
 安全な地域を維持するため、地域住民の自発的な明るい挨拶が犯罪の抑止力になると考え、あいさつ運動を行っています。
 年に1度の運動会は、地域の消防団や、老人会、子ども会、自治会が協力開催し、世代を超えた交流の場になっています。
 特に力を入れている活動は、花いっぱい運動です。まちの通りや、川沿い、学校の前などまちなかを花で彩り地域を明るくしています。住民に兼業農家が多いので、その技能をこの運動を通して地域に活かしています。区内の花いっぱいコンクールには、玉山区の自治会が競って参加し、みな優勝を目指します。
 秋には、餅つきを行いますが、もち米の田植えから収穫まで小学生と地域住民が一緒に行っています。この活動も地域の特性を活かした交流の場としての役割を担っていると思います。
自治会は、住民同士のふれあいや、活性化の場として機能を持ち、地域住民の連帯感を育む役割があると考えます。

■若い世代への活動の呼びかけはどの様にしていますか
 基本的に、回覧板や電話などを利用して住民に案内を出しています。
 イベントなどは、祝祭日に合わせて皆さんが休みの日に開催します。
 新年会や総会など、皆さんにできるだけ参加してもらいたいときは、個別に案内し、会終了後に交流を深めています。
 若い世代は、仕事や、引っ越しなどで地域になかなかなじめない場合がありますので、役員が出向き「一緒に参加しましょう」と、声がけをしています。
 こちらから住民のみなさんに声をかけ、絶えず接することが大切だと思います。

■今までの活動への思いを教えて下さい
 今までお世話になった地域への恩返しだと思って活動しています。
 地域が明るく、楽しく、そして住民が笑顔で過ごすことができればと思います。
 住民のみなさんは、声をかけると全員が活動に参加してくれます。
 この地域には、相互扶助のような、昔ながらの結いの精神が築かれているのだと感じます。

■齋藤さんの座右の銘は何ですか
 座右の銘ではありませんが、「無理強いをしない」というのが私のモットーです。
 住民のみなさんには、自治会に協力していただいていますが、そこに「強制」や、「無理強い」があれば良い活動ができるとは思いませんし、協力は得にくいものになります。
 住民のみなさんには、自治会活動に笑顔で参加してもらいたいと思います。

■市民のみなさんへメッセージをお願いします
 みんなで一緒にやりましょう。
 公共と地域は一体だと思います。自治会や町内会は、地域で住民みんながうまく暮らすためのルールのようなものだと思って一緒に活動に参加してみて下さい。