柴沢自治会 会長 佐々木 由勝 さん [2013年06月01日(Sat)]
盛岡でまちを元気にしようと地域活動で活躍されている方をご紹介します。 第20回は、柴沢自治会会長の佐々木由勝さんです。 佐々木さんは、退職後から自治会活動に携わるようになり、柴沢自治会の事務局長を務めた後、会長に就任されました。現在では、玉山自治会連絡協議会会長、渋民地区自治会連絡協議会会長としても精力的にか通津尾されています。 ■生活様式に合った自治会活動 柴沢周辺に住む住民は、以前は全戸が専業や兼業で農業を営み、生活の中で農道整備や季節行事などの自治会活動を行っていました。 しかし、生活様式の多様化が進み、これまでどおりの自治会運営を進めることが難しくなり、住民の生活にあった自治会の運営が必要だと感じました。 そこで「岩手県農地・水・環境保全向上対策事業」を活用し、住民全員で「自分たちでできることは何か」を考え、地域づくり計画を策定・実施するために、自治会、老人クラブ、消防団などで構成する「柴沢美しい自然を守る会」を設立しました。 ■柴沢美しい自然を守る会 柴沢の美しい自然を守るため、小学生や高齢者などと協力し、農道脇へのアジサイの植栽や間伐材を使ったベンチの設置、清掃活動、小川の調査、水路の泥上げなどを行っています。 アジサイの植栽は農業従事者の知識・経験を、ベンチの設置は建築業を生業とする住民の技術など、住民が持つ特技を生かして地域づくりに取り組んでいます。 ■自治会と老人クラブ 当自治会は、老人クラブを自治会の「高齢者部」としています。自治会費から活動費を出すことができるため、活発な活動を行うことができ、より身近な交流の場を設けることができます。一方で高齢者部には、農道の清掃などを行ってもらっています。 ■これからの活動 渋民地区自治会連絡協議会における地域協働事業としてボランティアガイド啄木案内人の養成や自然エネルギーの里づくりなどさまざまな事業を計画しています。 ■佐々木さんからのメッセージ 住みよい地域づくりは、「自分たちでできることは自分たちで取り組む」ことから始まります。ぜひ皆さんの特技を地域活動に生かしてください。 |