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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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オンライン✕手話で留学体験をしよう!2025、終了[2025年03月21日(Fri)]
オンライン✕手話で留学体験をしよう!2025、無事終了

【留学奨学生同窓会:企画】
3月8日(土)、この日は前日から関東地方の降雪予報が出され、電車の計画運休や高速道路の予防的交通規制が実施されたところもあった程。雪降る中となりましたが、今回新たに加えた視聴会場(東京・国立オリンピック記念青少年総合センター)に同窓会スタッフが集まり、留学体験を実施しました。待望の対面相談の時間も取り入れていましたが、当日の悪天候により参加者全員がオンライン(Zoomミーティング)参加となりました。(参加者:14名)

今回は、これまでの「アメリカ留学体験」から「留学体験」に名称を変更して、留学先が世界に広がったことを意識し、全体の司会進行は牧谷11期生が担当しました。
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アイスブレイクは、当日は仕事の都合で欠席となった大西16期生が作成を担当。楽しみながら、留学奨学金事業等のことを知ってもらおうとクイズや◯✕問題で出題。手話やチャットを使いながら進行しました。全問正解だった人はいましたか?
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続く、授業体験は、デンマークのFrontrunners(フロントランナーズ)で指導をするFlip Verhelst(フィリップ フェルへルスト)先生をお迎えし、「Can you find your own style of your leadership?」(自分のリーダーシップスタイルを見つけることができますか?)を国際手話でお話し頂きました。リーダーシップは10通りに分類することができ、それぞれに利点や欠点があり、必要な基礎的人格特性がある。チーム内で目標を共有し、相互に対話し、各々が役割を持ち、モチベーションを高めさせ、チームワークを発揮ができる。自分がどのスタイルなのか知ることで、リーダーシップ力を発揮しやすくなる、とのこと。また、Frontrunners(フロントランナーズ)での学習概要についてもご紹介いただきました。参加者とのグループワークも予定していたのですが、時間の関係で今回はやむなく断念。また機会があれば取り入れられたらと思います。
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                   フロントランナーズのフィリップ先生

現奨学生による留学体験では、金本19期生、森本20期生、菅原20期生が大学での様子なども含めた留学生活の一日の様子を紹介し、留学先にいるような目線で見ることができました。参加者からは、海外留学の困難さや克服方法、大学や学部を選んだ理由、留学準備の開始時期など具体的な質問が多く寄せられ、海外留学を目標に掲げている方の多さを感じました。
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金本19期生(左)   森本20期生(中央)   菅原20期生(右)

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
今後も留学体験企画を継続して、海外留学への検討のきっかけ作りを行っていければと思います。
  
会場での様子から
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講義中は通訳,フィーダー,資料と役割分担 スタッフ(兼)国際手話通訳を担当した川俣5期生(左)と福島12期生(右)


かわいい日本財団聴覚障害者海外奨学金事業かわいい
2025年度第22期生募集は、2025年4月に日本財団からの助成が正式に決定した後、実施が確定します。
ろう者、難聴者、きこえる人、それぞれに応募対象コースがあります。
お問い合わせ等は常時受け付け中。
■お問い合わせ先/ 本事業専用Email:ryugaku★npojass.org
 (ご利用の際は、「★」記号を「@」に置き換えください)


当協会ホームページには、
かわいいホップ・ステップ・ジャンプ!〜日本財団聴覚障害者海外奨学金事業の成果〜かわいい
支援修了した奨学生達へのインタビュー記事を掲載しています。
留学で何を学び、何を目指し活動しているのかなどを読むことができます。
合わせてご覧ください。


事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 15:07 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
ホップ・ステップ・ジャンプ!〜奨学生たちの躍進〜[2025年03月15日(Sat)]
ホップ・ステップ・ジャンプ!〜奨学生たちの躍進〜

日本財団聴覚障害者海外留学奨学金事業は、2004年にスタートして20年になりました。これまでに計28名が海外留学を修了し、帰国後、留学で学んだ分野を中心に、ろう教育や情報コミュニケーション支援、相談支援、専門研究など各分野で当事者リーダーの一人として活躍しています。そんな奨学生たちの様子を不定期にご紹介していこうと思います。

●福島愛未さん(12期生)●
DeafSpace Design 展覧会を初開催(2/26〜3/2)

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              5005ホームページから引用

「ろう者の身体×家」と題して、ろう者の家族が暮らす2つの「家」を写真や映像を通し、「心地よい空間」にはどのような DeafSpace Design があるのかを、施設5005(東京・谷中)を会場に開催しました。

また、ゲストの招いての3回のトークショーも実施され、ろう者が家を建てた経験、DeafSpace Designの可能性、ろう者の視点からみた建築をテーマに行われました。

主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、一般社団法人ooo

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事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 17:41 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
ホップ・ステップ・ジャンプ!〜奨学生たちの躍進〜[2025年03月15日(Sat)]
ホップ・ステップ・ジャンプ!〜奨学生たちの躍進〜

日本財団聴覚障害者海外留学奨学金事業は、2004年にスタートして20年になりました。これまでに計28名が海外留学を修了し、帰国後、留学で学んだ分野を中心に、ろう教育や情報コミュニケーション支援、相談支援、専門研究など各分野で当事者リーダーの一人として活躍しています。そんな奨学生たちの様子を不定期にご紹介していこうと思います。

●田村誠志さん(18期生)●
国際手話言語学会で学生賞、受賞

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2024年6月に留学支援を修了した田村18期生は、昨秋から米国ギャロデット大学言語学部(博士課程)に再留学して、言語学の研究に励んでいます。
2025年1月にエチオピアのアディスアベバで開催されたTheoretical Issues in Sign Language Research 15(TISLR15/国際手話学会)でポスター発表を行い、Student Awards(学生賞)を受賞しました。
テーマは「Negative possessive and Existential sentences in Japanese Sign Language(日本手話における否定所有格と存在文)」。

おめでとうございます!リボン

田村18期生のコメント
「モニターに自分の名前が表示された瞬間、頭が真っ白になり、驚きと喜びで笑うしかありませんでした。初めてTISLRでプレゼンテーションをしたときはとても緊張していたので、まさか受賞できるなんて夢のようです。この受賞は、これまでの努力が認められた瞬間であり、私にとって大きな自信となりました。私をここまで導き、サポートしてくださったDr. Kate Davidson、そしてポストドクターのNozomi Tomita氏、さらにこの研究に協力してくださった皆様方に心から感謝しています。この素晴らしい経験を大切にし、これからも研究に励み、さらなる成果を目指して頑張りたいと思います。」(田村18期生のFacebookからの引用)
  
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事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 17:40 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
ホップ・ステップ・ジャンプ!〜奨学生たちの躍進〜[2025年03月15日(Sat)]
ホップ・ステップ・ジャンプ!〜奨学生たちの躍進〜

日本財団聴覚障害者海外留学奨学金事業は、2004年にスタートして20年になりました。これまでに計28名が海外留学を修了し、帰国後、留学で学んだ分野を中心に、ろう教育や情報コミュニケーション支援、相談支援、専門研究など各分野で当事者リーダーの一人として活躍しています。そんな奨学生たちの様子を不定期にご紹介していこうと思います。

●川上恵さん(4期生)●
ギャロデット大学のウェブサイトで“卒業生が語る”コーナーに掲載

Kawakami1.jpg

ろう者学部(Deaf Studies)内ページに卒業生へのインタビューが掲載されています。
卒業生8名が掲載される中、その1名に川上4期生が掲載されています。
(記事は英文で掲載されています)
「Where are they now? Alumni share how Deaf Studies has Shaped their lives(彼らは今どこにいるのか?ろう者学が彼らの人生にどのような影響を与えたかを卒業生が語る)」
https://gallaudet.edu/deaf-studies/where-are-they-now-alumni-share-how-deaf-studies-has-shaped-their-lives/

進路選択や学校選び、海外留学を検討されている方など、参考にしてみてはいかがでしょうか。
             
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事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 17:27 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
2025年2月「病院のことあれこれ」金本小夜(19期生)[2025年03月08日(Sat)]
みなさんこんにちは。日本にいる母から最近3月なのに雪が降った、という写真を見て驚愕しておりましたが、皆様が住んでいる地域は大丈夫でしょうか?
イギリスは先週からずいぶんポカポカ晴れていて、花は咲くし、鳥やリスがあちこちに現れるし、外への誘惑を断ち切るのがなかなか辛い日が続いております…。
最近の指導教官とのミーティングではそれを見透かされたか、「お天気の誘惑に負けないようにね」と最後に釘を刺されました(笑)

2月は病院のあれこれがとても忙しかったので、今回はそれについて書こうかなと思います。

2月初旬の頃、実は歯の詰め物が取れまして。
仕方なく歯医者に行くことにしたんです。
前にも書いたかもしれませんが、イギリスはNHSという国民健康保険のようなものがあり、日本の健康保険よりやや高額ですが、その代わり診察代は無料、そして私などにとってはありがたいことに補聴器(と電池)も無料支給の対象です。
しかし例外があり、歯医者と眼科は私立病院ほどとはいかないものの、少しばかりお金を取られます。
少なくとも歯医者の場合、NHSのプライスバンドが1から3まであり、例えば一般的な歯科検診や、取れた歯の詰め物を詰め直したりみたいな小さな治療はバンド1の26.8ポンド、やや広範囲の歯の詰め物をする治療や、親知らずを抜いたりする、やや時間と手間のかかる治療はバンド2の73.5ポンド、ブリッジとかクラウンとか、入れ歯とか、やや大掛かりな治療はバンド3の319.1ポンド、と決まっていて、受診する時に自分のNHS番号を伝えてこの値段で治療してもらう仕組みです。
でもこのNHSの料金ってほぼ毎年変わる上に(値上がりする一方ですが)、歯医者さんはプライベートで訪れる人が多いせいもあってか、歯医者さん側がいまいち仕組みを理解していないこともあるようなのです…。
私がお願いしたのは取れた詰め物の詰め直し。バンド1か2だろう…と思って治療をしてもらった後、請求されたのはなんと101ポンド。あれ?と思って一瞬抗議するも、口頭での喧嘩は難しかったので、一度支払い、後から自分が住む地区のNHSのヘルスサービスセンターに連絡。
日本もそうですが、基本的に仕事の多いお役者は電話で話したがります…が、そこで聴覚障害者です、と強く言うことでメールで問い合わせに応じてくれました。値段とNHSの仕組みを説明してもらい、今一度病院に問い合わせて、NHSがこの値段はおかしいって言ってた!と連絡すると、なんと。バンド1との差額分が返金されました…。
イギリスの友達に話すと、「あー、そういうことあるよねー」というさして珍しくもなさそうな反応を返されたので、まぁまぁよくあることのよう。
とにかく根気強く、理詰めで、自分の権利を主張することの大事さを改めて感じたアクシデントでした。

そして2月はもう一つ、補聴器の電池の底がつきそうだったので病院からもらう必要がありました。
NHSのシステムでは、まずGP(General Practitioner)という自分の近所にある総合診療をしてくれるクリニックに行き、そこから必要な専門医へと紹介してもらうのが基本です。専門医は、補聴器関連だとAudiology、聴覚科になります。もし内耳炎などになった際にかかる耳鼻咽喉科は別にあります。
ところが私が今住むロンドンの地区では、GPが聴覚障害を扱わないとかで、いわゆる補聴器外来を扱うクリニックに行かなくてはいけなかったのです。この辺、もちろんイギリスNHSの公式 ホームページなどには書いていない地域限定の話…。引っ越してGPに行ってから初めて習うことです。
最初にGPに行った時にそこら辺の説明を理解していなかった私は、最近になってようやくシステムを理解し、補聴器外来を扱うクリニックに予約。1ヶ月待って、やっとクリニックに行って電池をもらうことができました!
そしてこれから3ヶ月半待って、大きな病院で聴力検査などをしてもらう予定です… 先の長い話…
(ちなみに緊急で病院にかからなくてはいけない時(盲腸とか、突然の高熱とか)には、緊急外来があります。ご安心ください。)
今回行ったクリニックは近隣のボランティアが補聴器のケアなどをしてくれていて、話好きなおばちゃんから電池が長持ちする裏技とか、どれくらいの頻度でチューブを変えるべきかとか、いろんなことが習えました。(しかし補聴器の修理をしながら聞いてるので半分は聞き逃しています… それを全く気にせず話し続けるおばちゃん… おばちゃんが一般的に話好きというのは世界共通のようです…)


今回の写真は私が気分を盛り上げに通っている近所の公園に咲くお花です。
ロンドンという大都会の街中でも、自然が豊かなのはイギリスのいいところだなと思います。
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Posted by 金本 at 20:33 | 奨学生生活記録 | この記事のURL
2025年2月 バンクーバーでの生活A 菅原鑑(20期)[2025年03月08日(Sat)]

こんにちは!

だいぶカナダの生活にも英語環境にも慣れてきました。離日してすぐにホームシックになったのですが、それはまだまだ抜けず未だに日本が恋しいです笑


最近の学校の授業の様子を紹介します。前回の記事で、accommodationについて少し触れたと思います。今回は、実際にどんなふうに学んでいるのかというところを紹介できたらと思います。

毎回の授業でスライドを用意してくれるようになり、視覚的に情報を得られるようになりました。

↓授業の様子ノート2(開)

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授業の課題の中では、ディスカッションやペアで取り組むことも少なくありません。そんな時は、ノートを使用しながら筆談で取り組んでいます。

↓実際に活用したノートメモする

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日本の大学に通っていた時は聴覚障がいのある学生が僕1人だったこともあり、情報保障の確立や周りの理解を得るまでに半年くらいかかりました。今の学校にも、障がいのある学生は僕1人ですが、皆がサポートしてくれる環境が当たり前のようにあります。これが、インクルーシブ教育の実現なのかなと実感しているところです。現在は、感謝を伝えることしかできていないので、僕にできるサポートの恩返しを日々模索中です。


直近の目標としては、「Kanはどう思う?」とか「日本ではどう?」って聞かれる前に自分から意見を伝えたり、疑問に思ったことをその場ですぐに質問したりできるようになりたいと思っています!!


では、今回も生活の様子を報告させてください。

@アルバイト開始おにぎり

ジャパニーズレストランでバイトを始めました!日本人ばかりかと思いきや、オーナーが韓国人なので、8割が韓国人で形成されています。英語を使いながらの仕事は、ものすごく良い刺激になっています。僕は、キッチンアシスタントの仕事を担っているので、主に盛り付けや酢飯作り、皿洗いなどをしています。勉強との両立がんばります。

↓バイト先🍽️

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A髪色を変えました🟥

学校でバレンタインデーイベントがあり、全員が赤やピンクのものを身につけるということを伝えられました。しかし、僕は身につけられる色を持っていなかったので、おもいきって変えてしまいました。赤色はカナダでもものすごく目立つので、道を歩いていると声をかけられます。恥ずかしいので、そのうちすぐ戻すと思います笑

↓ある日のホームパーティー家

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実は、まだ現地のろうコミュニティとの関わりをもてていないので情報を集めているところです。次回くらいには紹介できると良いと思っています!


Posted by 菅原 at 05:29 | 奨学生生活記録 | この記事のURL
2025年2月「韓国の結婚式文化」森本恵実(20期生)生活記録[2025年03月07日(Fri)]
みなさん、こんにちは。2月の生活記録を書きます。

あっという間に長期休暇も終わり、新学期がもうすぐやってきます。3月からは三年生の2学期になります。まだまだ寒さが身に染みる日々が続いていますが、特に体調を大きく崩すことなく過ごせています。

では2月の間、とある韓国人ろう者の結婚式が行われました。
ご招待いただきましたので、お祝いをしに行ってまいりました。

実は私、韓国に来てから結婚式に参列するのは3回目となります。3回の参加を通して、日韓の結婚文化の違いを大きく肌で感じてきたので、いつか生活記録でお話ししたいと思っていました。

日本の結婚式では考えられないことがたくさんありましたが、特に驚いた4つを深掘りしてお話ししていこうと思います。

1.服装
 なんと、綺麗めの普段着+セットなしの髪で参加可能なのです!
日本だと、女性の場合ドレスを着て、美容院でヘアセットをしなければならないのですが、韓国では、ワンピースや綺麗めのジャケットにスラックスで問題ございません。男性の場合、きちんと見える格好であれば、スーツでなくでも構いません。
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実際に私が参列した時のコーディネートです。(写真は10月に参列した時のものです)
真ん中で写真を撮っている姿が私です。服が分かるような写真がこれしかなくて申し訳ないですあせあせ(飛び散る汗)

2.ご祝儀
韓国のご祝儀は、なんと!5万ウォン〜でOKなんです。
だいたいの相場は、こんな感じです。

職業が学生である方:5万ウォン(約5,000円)
年に何度か会う友達、同部署の仲がいい人:10万〜15ウォン(約1〜1.5万円)
仲が良い友達、長い付き合いの方:20万ウォン〜(約2万円〜)

また、祝儀袋も日本のように凝ったものは必要ありません。式場の受付に真っ白な封筒が用意されていることがほとんどなので、その場で名前を書いて入れても構いません。

3.結婚式
結婚式の内容も日本とは大きく異なります。カップルによって内容は様々なのですが、どれもサクサクと進みます。挙式はわずか30分〜40分ほどで終わります。また招待客も150人〜多い時で300人いらっしゃることもあります。管理が大変そうですよね…!特に強烈だったことは、なぜか最初に両家の母が手を繋いで入場する儀式でした。ちなみに新郎新婦の母親は韓服(チマチョゴリ)を着ます。また韓国らしい豪華な花装飾もとても印象的でした。とても色鮮やかな花を使用し、豪華にセットされていました。日本ではナチュラルで余白の美しさを魅せるスタイルに仕上げることが多いかなと思います。
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過去2回で参加してきた結婚式場の花装飾です。

大人数の招待客を集めてとても派手な装飾のウェンディングホールが韓国結婚文化の特徴なのですが、コロナ以降、100人未満のスモールウェンディングやリーズナブルな予算でシンプルな装飾で進行するカップルも少しずつ増えているそうです。

4.お食事
結婚式が終わると、親族、友人は集合写真を撮ります。撮影に参加しない方はビッフェの会場へ颯爽に移動します。韓国の結婚式では、別会場でビッフェをいただきます。ほぼ同時刻で挙式を進行していた他のカップルの招待客も混ざって同じ会場で召し上がることもあります。ビッフェには韓国料理はもちろんのこと、和食、洋食、中華料理など幅広い料理が用意されておりました。
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今回は韓国の結婚式文化についてお話ししました。日本とは違うことが多くとても新鮮な文化を体験することができ、大変有意義な時間でした。

今月は以上となります。






Posted by 森本 at 14:33 | 奨学生生活記録 | この記事のURL