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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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ホップ・ステップ・ジャンプ!〜奨学生たちの躍進〜[2025年01月23日(Thu)]
ホップ・ステップ・ジャンプ!〜奨学生たちの躍進〜

日本財団聴覚障害者海外留学奨学金事業は、2004年にスタートして20年になりました。これまでに計28名が海外留学を修了し、帰国後、留学で学んだ分野を中心に、ろう教育や情報コミュニケーション支援、相談支援、専門研究など各分野で当事者リーダーの一人として活躍しています。そんな奨学生たちの様子を不定期にご紹介していこうと思います。

●山亨太さん(2期生)●
令和6年度 在外公館長表彰を受賞

photo3-1.jpg

在アメリカ合衆国日本国大使館から、日米ろうコミュニティ間の交流及び相互理解の促進に貢献した個人として表彰されました。

ギャローデット大学の准教授として同大学災害支援コースの創設や筑波技術大学との学生交流など、日米ろうコミュニティ間の交流及び相互理解の促進に貢献。
Photo2-2.jpg
(授与式での様子から)

以下のページに受賞の記事が掲載されています。
・在アメリカ合衆国日本大使館ウエブサイト(令和6年度在外公館長表彰の発表ページ)
 https://www.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/commendations-by-amb-2024.html
・ギャロデット大学ウエブサイト(受賞の報告ページ)
 https://gallaudet.edu/social-work/bridge-builder-takayama-receives-commendation-from-japanese-ambassador/

今後ますますの活躍を期待しています。おめでとうございましたリボン
             
かわいい日本財団聴覚障害者海外奨学金事業かわいい
2025年度第22期生募集は、2025年4月に日本財団からの助成が正式に決定した後、実施が確定します。
ろう者、難聴者、きこえる人、それぞれに応募対象コースがあります。
お問い合わせ等は常時受け付け中。
■お問い合わせ先/ 本事業専用Email:ryugaku★npojass.org
 (ご利用の際は、「★」記号を「@」に置き換えください)


当協会ホームページには、
かわいいホップ・ステップ・ジャンプ!〜日本財団聴覚障害者海外奨学金事業の成果〜かわいい
支援修了した奨学生達へのインタビュー記事を掲載しています。
留学で何を学び、何を目指し活動しているのかなどを読むことができます。
合わせてご覧ください。

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 14:32 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
ホップ・ステップ・ジャンプ!〜奨学生たちの躍進〜[2025年01月23日(Thu)]
ホップ・ステップ・ジャンプ!〜奨学生たちの躍進〜

日本財団聴覚障害者海外留学奨学金事業は、2004年にスタートして20年になりました。これまでに計28名が海外留学を修了し、帰国後、留学で学んだ分野を中心に、ろう教育や情報コミュニケーション支援、相談支援、専門研究など各分野で当事者リーダーの一人として活躍しています。そんな奨学生たちの様子を不定期にご紹介していこうと思います。

●池上真さん(1期生/左)武田太一さん(4期生/中央)鈴木美彩さん(18期生/右)●
書籍「ろう通訳ってなに?−新しい手話通訳のかたち」(生活書院)の発行に協力

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通訳利用者の選択肢が豊かになることを願い、2024年8月に発行された書籍の『第4章 世界のろう通訳者、ろう通訳者と協働する聴通訳者たち』の中で、池上1期生は専門職から見たろう通訳者の姿をテーマにインタビューを受ける側として、自身もろう通訳者として活動する武田4期生は聴通訳者へのインタビューする側として、同じくろう通訳者として活動する鈴木18期生は取材とインタビューする側を兼ねて、執筆に協力しました。


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(クリックすると書籍の紹介ページに)

             
かわいい日本財団聴覚障害者海外奨学金事業かわいい
2025年度第22期生募集は、2025年4月に日本財団からの助成が正式に決定した後、実施が確定します。
ろう者、難聴者、きこえる人、それぞれに応募対象コースがあります。
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■お問い合わせ先/ 本事業専用Email:ryugaku★npojass.org
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支援修了した奨学生達へのインタビュー記事を掲載しています。
留学で何を学び、何を目指し活動しているのかなどを読むことができます。
合わせてご覧ください。

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 13:41 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
金本19期生と森本20期生[2025年01月17日(Fri)]
金本19期生と森本20期生

久しぶりに留学中奨学生の紹介動画を投稿です。
12月の帰国報告会で紹介した金本19期生と森本20期生です。
*それぞれ画像をクリックすると動画を見ることが出来ます。

Kanemoto2.jpg
金本19期生(英国・リーズ大学へ留学中)

Morimoto2.jpg
森本20期生(韓国・崇実大学へ留学中)

2人とも留学先から元気な姿を見せてくれました。
今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いします。


かわいい日本財団聴覚障害者海外奨学金事業かわいい
2025年度第22期生募集は、2025年4月に日本財団からの助成が正式に決定した後、実施が確定します。
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事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 17:15 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
2024年度留学奨学生帰国報告会(東京)、開催終了[2025年01月09日(Thu)]
2024年度留学奨学生帰国報告会(東京)を開催しました

去る12月22日(日)、飯田橋にある東京ボランティア・市民活動センターを会場に、2日前の12月20日に日本に帰国したばかりの鈴木18期生の報告会を開催しました。
年末の朝早い時間帯からでしたが、海外を含む多くの地域から参加いただき、会場23名とオンライン(Zoom)63名と併せて86名が集まりました。
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会場の様子(報告中の鈴木18期生)

●帰国報告 鈴木美彩18期生●
「言語学を手話コミュニティでどのように活用するか」
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「日本手話ってなんだろう?そもそも言語とはなんだろう?そんな疑問から言語学に興味を持った。手話とは何かを知りたい、研究方法を学びたいと思い、手話言語学を始めた。大学院では生成言語学、認知言語学、音韻学等を学び、学外活動にも積極的に参画した。認知科学学会の学生助成金を使って、学生チームでアイデアを出し合いながら議論し、子ども向けの動画制作、レッスンプランづくり、学校訪問してのワークショップ開催とろう難聴児のための認知科学の啓発活動を行った。手話言語学は幅広く奥深く、まだ正解を見つけられていない。ただ、言語学のさまざまなフレームワークによって手話の本質の解釈や新たな視点が得られるなど可能性は大きい。今後は、ろうコミュニティと協働し、コンサルタント、手話研究、社会資源の開発を展開していきたい。」

当日の様子を少しご紹介します手(パー)
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(左から)主催挨拶の武田太一会長(4期生)、司会の西雄也12期生、
まとめは後藤啓二副会長

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現在留学中の金本19期生と森本20期生をビデオ動画で紹介
(当日放映したビデオ動画は、別に投稿します)

参加してくださったみなさま、ありがとうございました。
今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いします。


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2025年度第22期生募集は、2025年4月に日本財団からの助成が正式に決定した後、実施が確定します。
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事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 20:36 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
2024年12月「日韓の病院文化の違い」森本恵実(20期生)生活記録[2025年01月07日(Tue)]

みなさん、こんにちは。12月の生活記録を書きます。

12月半ばで期末考査が終わり、長い長い休暇に入りました。
そして、今までの頑張りが蓄積したのか、クリスマスの日から正月にかけて2週間ほど、風邪と高熱で苦しんでいました。耳鼻咽喉科にて点滴治療を受けました。

12月_2.png

そこで、日韓の病院文化の違いがとても不思議だなと思ったので、
以下の3点を挙げて少しお話ししていこうと思います。

1.処方薬
2.「モンサル(몸살)」という日本語では存在しない言葉
3.お粥専門店

1.処方薬
まず、日韓の病院文化の大きな違いとして思いつくのは、処方薬でした。
病院での診察後、近くの薬局に行って処方してもらうところまでは共通しているのですが、薬の梱包の仕方に差がありました。日本では、薬の種類別でそのまま貰うことが多く、薬を飲むときに、黄色の錠剤が1つ、白の錠剤が2つ、この薬は昼食後のみなど、自分で取り出して管理することがほとんどかと思います。

しかし、韓国ではとても便利なことに、朝・昼・夜に飲むべき薬を最初から分けて梱包してくれます。体調が悪いときに、いちいち細かく確認しなくても朝昼夜だけで区別できる点がとても良いなと思いました。
12月_1(訳あり).png

2.「モンサル(몸살)」という日本語では存在しない言葉
「モンサル(몸살)」ってどういう意味かわかりますか?
実は日本では存在しない言葉なのです。韓国語では「カムギ(감기)」と「モンサル(몸살)」という風邪にまつわる言葉が2種類あるのですが、日本語ではどちらも風邪と翻訳されることがほとんどです。しかし、韓国ではこの2つは全く別の意味として認識していて、その違いが日本人にとっては非常に分かりづらいのです。

日本で一般的によくいわれる風邪の症状といえば、のどの痛みや咳、鼻水や頭痛、悪寒、発熱などがありますよね。また、場合によっては関節痛や倦怠感が出ることもあり、このような症状は、韓国語でいう「カムギ(감기)」にあたります。

それでは、「モンサル(몸살)」の場合にはどんな症状が出るのでしょうか。
代表的な症状は、悪寒や頭痛、関節痛、倦怠感、腕や脚の疼痛などといわれています。
この症状を見ると、日本人なら風邪のひきはじめかなと思いそうですよね。ただ、「モンサル(몸살)」の場合には、のどの痛みや咳、鼻水や発熱といった症状はないことが多いそうです。なんだか区別するのが難しいですよね。韓国で生活しているうちに、この違いが自然と分かってきたかなと思いました。

3.お粥専門店
消化の良いお粥は、風邪や体調不良のときによく食べられますよね。韓国では、お粥の専門店が数多くあります。日本で「お粥専門店」というのはあまり聞かないので、とても不思議でした。日本のお粥と韓国のお粥は、お米の粒感に違いが見られます。日本のお粥はお米の粒感が分かりますが、韓国のお粥はお米の粒感はほとんどなく、どちらかといえばペーストに近いものが多いです。また、韓国のお粥は種類がとても豊富だという特徴もあります。野菜粥、かぼちゃ粥、小豆粥が定番ですが、アワビの身や肝を使ったアワビ粥も有名です。
12月_4.jpg
(写真:野菜粥)

私は、「イイダコキムチ粥」が大好物なのですが、風邪のときに刺激的な食べ物を食べるのは良くないかなと思い、「えび粥」を注文して食べていました。しかも1度の注文で容器を2つや3つに分けて梱包してくださるので、朝・昼・夜などに分けて召し上がることも可能です。とても便利ですよね!
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今月は病院の違いについてお話しましたが、また病院へお世話になることのないように、体調管理を徹底するように努めてまいります。室内外での寒暖差やインフルエンザも流行っているので、体調には気をつけてお過ごしくださいませ…!

【TMI】
今学期の成績表が出てきまして、オールAをいただきましたぴかぴか(新しい)
12月_5.png
私の密かな目標だった「オールA+」は叶わずでしたが、日本財団の奨学金(ご支援)をいただいたおかげで学業に集中することができた結果かなと思っています。支えてくださりありがとうございました。次の新学期も更なる高みを目指して、励んでまいります。

以上です。
また次回の生活記録にてお会いしましょう。
Posted by 森本 at 23:22 | 奨学生生活記録 | この記事のURL
2024年12月「明けましておめでとうございます」金本小夜(19期生)[2025年01月07日(Tue)]
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。みなさまは大晦日や新年はどのように過ごされたでしょうか。イギリスは毎年のことですが、24日のクリスマスイブと26日のボクシングデーはどこも半休、クリスマス当日は全てのお店がお休み(一昔前の日本のお正月みたいですね)、大晦日夜はバンバン花火が上がってお祭り騒ぎ、1月1日は特に決まりはないはずですが、お休みするお店が多いです。大晦日にみんなが飲んだくれるから、元旦はどのお店も片付けに追われているという話も聞きます…笑そういえば一つ自分にとって嬉しい報告がありますが、6月にスペインで開かれる国際児童文学学会への参加が受理されました!発表内容はイギリスのフランシス・ハーディングという作家の『Deeplight』(2019)という作品における聴覚障害と手話の表象についてです。私は日本にいた頃からこの作家さんの大ファンで、いつかこの作家さんに携わる何かを書いたり発表したりしたいなと思っていたので、これはすごく嬉しいことでした。発表内容の詳細はこれから詰めますが、その作業も含めて、色々と楽しみです!そしてすみません、今回は生活面に関しては書くことがあまりありません…というのも、12月から1月頭にかけて、違うタイプの風邪に立て続けにかかってしまい、日本から夫が遊びにきていた12月末を除いて、ほぼ自宅で静養か勉強をしていたからです。最後はあまりに熱が上がるので病院行こうかとも考えたのですが、熱くらいではイギリスの病院は患者を受け付けず、解熱剤飲んで安静にしてください、とのこと…。みなさまもどうか体調には気をつけて過ごしてくださいね。

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写真はロンドンにあるフロイトの家にて。私が座ってるのはフロイトが患者のカウンセリングに使ったカウチのレプリカだそうです!自分の新たな内面を発見できる一年になりますように…^^
Posted by 金本 at 20:50 | 奨学生生活記録 | この記事のURL
【自己紹介】20期生 菅原鑑 〜カナダでの生活始動〜[2025年01月04日(Sat)]
みなさん、こんにちは!!
改めまして20期の留学奨学生となりました菅原鑑(すがわらかん)といいます。
今回、初めてカナダ(バンクーバー)での生活記録を書いていきます。ということで、僕の自己紹介やどんなことを学んでいくのかということをお伝えしたいと思います。
まず、僕は大学卒業後、すぐに教員となり、先月までは特別支援学校で子ども達の支援をしてきました。これまで、海外青年協力隊のボランティア活動や海外短期留学など色々と経験して行く中で、日本だけでなく世界の教育にも目を向けていきたいと考えるようになりましたそんな時、カナダでは特別支援教育を廃止し、障害の程度関係なくインクルーシブ教育を進めていくという情報を聞き、実際にこの目で学んできたいというのが、今回の留学のきっかけとなります飛行機
今回通う学校では、実際の学校現場へ出向き実習などもあるので、今から不安も少なからずありますが、楽しみな方が大きいです。日本に帰ってきてから、聴覚障がい児童・生徒を始めとする様々な障害種の方々に今回の学びを活かした支援ができるよう精一杯頑張っていきたいと思います️。
どうぞ引き続きよろしくおねがいいたします。

では、実際のカナダでの生活はというと・・・
今回、出発がクリスマスイヴでしたそのため、現地に着いたのもクリスマスイヴです(日本との時差が−17時間のため)。到着してから向かう途中の電車やバスの中では、「Merry Christmas」とすれ違いざまに皆が言い合っている環境にいきなり驚かされました。日本だと、知らない人にいきなり「メリークリスマス」なんて言う様子、あまりないですよね!!

クリスマスツリーカナダのクリスマスの写真↓
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そこから、クリスマス当日やボクシングデー(バーゲンセールが行われる日)、年末年始と祝日行事が立て続けにあり、あっという間に1週間が経ちました

↓ホストファミリー宅でのクリスマスディナー↓
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家族だけでなく、親戚も総出で集まりとても賑やかなクリスマスパーティーでした

門松カウントダウン番組↓
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時差の関係で、ニューヨークの方から順々にカウントダウンしていく番組が不思議な感覚で面白かったです

今日で滞在10日ほどとなり、ようやく環境に慣れてきたかなっていうところです。バンクーバーに来てやらなければならない携帯電話の契約や銀行口座の開設などは、日本人の通訳が入ってくれたり、筆談で快く対応してくれたりするので、わりとスムーズに行うことができました

カナダは、移民が多いと聞いてはいたけど、予想していた以上に色々な人が住み、働いているなという印象です。今後、色々な文化に触れることができるのではないかと今から楽しみです

学校の方は、1月6日(月)より始まります。今からドキドキあせあせ(飛び散る汗)
次回の記録では、学校での授業の様子を書けるかなと思っているので、楽しみにしておいてください。

バンクーバーは毎日毎日、雨が降っていますが、気持ちは晴れマークで引き続き頑張っていきますそれでは、また次回お会いしましょう!

本年もどうぞよろしくお願いいたします
Posted by 菅原 at 10:13 | 自己紹介/紹介 | この記事のURL