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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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■連載■海外留学奨学金 担当役職員のつぶやき<Part.15>[2024年10月31日(Thu)]
■連載■海外留学奨学金 担当役職員のつぶやき<Part15>

『日本財団聴覚障害者海外留学奨学金』を知って欲しい!と担当理事と事業担当者の2人が、事業のこと、募集のこと等を不定期につぶやいています。

15.png

Nami_吹き出しなし35.jpg今、21期生留学生を募集中よね。

Nemo_吹き出しなし35.jpgはい。説明会の開催や、個々のご相談やお問合せ等に応じています。

Nami_吹き出しなし35.jpg応募に関して、よく聞かれる質問とかあるの?

Nemo_吹き出しなし35.jpg留学先や英語資格、推薦状に関する質問が多いです。大学等へは、ご自身で直接問合せて頂くことをお願いしています。

Nami_吹き出しなし35.jpgそうね、それが海外留学に向けた第一歩になるものね。キャリアアップコースの推薦状は、留学の目的に即した機関の責任者等からのものが推奨だったわよね。

Nemo_吹き出しなし35.jpgはい。当協会のウエブサイトには「よくあるご質問」を掲載していますので、ご参照ください。(https://www.npojass.org/archives/17275)


かわいい日本財団聴覚障害者海外奨学金事業かわいい
2024年度第21期生、現在、募集中! お問い合わせ等は常時受け付け中。
■お問い合わせ先/ 本事業専用Email:ryugaku★npojass.org
 (ご利用の際は、「★」記号を「@」に置き換えください)

2024年度 第21期生募集要項
21st_Flyer-1.jpg
https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/archive/1486


かわいいホップ・ステップ・ジャンプ!かわいい
〜日本財団聴覚障害者海外奨学金事業の成果〜として、支援修了した奨学生達へのインタビュー記事を掲載しています。こちらからご覧ください。
https://www.npojass.org/hopstepjump


事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 21:26 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
オンライン留学説明会&座談会”留学のススメ” 留学奨学生に聞いてみよう![2024年10月24日(Thu)]
オンライン留学説明会&座談会”留学のススメ” 留学奨学生に聞いてみよう!<第2回>を開催しました

海外留学や留学奨学金事業をもっと知ってもらおうと留学奨学生と行なうオンライン座談会。去る10月23日(水)、今回は平日夜の開催を試み、Zoomを利用したオンラインで実施し、13名の方々にご参加いただきました。

テーマは、今年も「ろう×留学 私にも海外留学はできる」。
前回同様、進行役は川俣郁美5期生。第2回目は奨学生から大西啓人16期生が参加し、参加者から寄せられた質問への回答を中心に進めました。

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川俣5期生(左)と大西16期生(右)

大西16期生を迎えて
入学当初は、コロナ禍で渡航が出来ず、いきなり日本でのオンラインによる留学生活が始まった。昼夜逆転の上、手話は小さいし、速いし、指文字もあるし、オンラインだと授業後の交流もできないし等で、とても苦労した。自分がわからないことを相手に伝えて関係づくりをする、また10月に大学の協力により渡米することが出来、英語とASLだけの環境に身を置くことで、少しずつ克服していった。

英語の勉強方法は人によってさまざまあるが、自分の努力に尽きる。独学でも、とにかく楽しく勉強することがポイント。英語の字幕を見ながら映画を見るとか、英語のニュースをスマホのアプリで見る、自分の興味のあることからでも英語で読んでいく。それでも1人では限界があるので、更に自分のスキルを上げる、引っ張ってもらえるような人を見つけて指導してもらうのも良い。映画を見ることが好きで、休日の余暇は日本語字幕と英語字幕両方を出して、英語の勉強を兼ねて楽しんで見ていた。やりやすい方法で継続することが大切と思う。

話題は、留学先の選び方、英語資格試験、英語の勉強の仕方、手話の学び方、食事や生活面、費用面での経験、宿題の量や休日の過ごし方など多岐にわたり、あっという間に時間となりました。

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

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ギャロデット大学のロゴ入りポロシャツの大西16期生

大西16期生は、英語教員になることを目指して留学、アメリカでろう教育、バイリンガル教育を学びました。帰国後は、ろう学校小学部で英語を担当した後、現在は全国にろう・難聴の小中高生に対するオンライン教育活動(サークルオー)を行なっています。いろいろな方の出会い、対話を重ねながら、学んでいくというシステムを作りたいと、海外留学での学びを実践に活かそうと取り組んでいます。


21期生応募〆切は、11月25日(月)です。
応募〆切まで、あと1ヶ月。ご不明な点等あれば、下記にいつでもご連絡ください。
本事業専用Email:ryugaku★npojass.org
(ご利用の際は、「★」記号を「@」に置き換えください)

21期生募集の詳細はこちら https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/archive/1486
たくさんのご応募をお待ちしています。

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 14:40 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
オンライン留学説明会&座談会”留学のススメ” 留学奨学生に聞いてみよう![2024年10月18日(Fri)]
オンライン留学説明会&座談会”留学のススメ” 留学奨学生に聞いてみよう!<第1回>を開催しました

海外留学や留学奨学金事業をもっと知ってもらおうと留学奨学生と行なうオンライン座談会。去る10月13日(日)、2018年以来の6年ぶりの会場(対面)開催も加えてハイブリットで実施しました。会場は、東京・谷中(やなか)にあるデフスペースデザインが施された施設 5005(ごーまるまるごー)、Zoomからのオンラインと合わせて計13名の方々にご参加いただきました。

テーマは、今年も「ろう×留学 私にも海外留学はできる」。
進行役を川俣郁美5期生にバトンタッチし、第1回目は奨学生から福島愛未12期生が参加しました。参加者から寄せられた質問への回答を中心に進め、内容も濃いものとなりました。

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今年度、新たに座談会の進行役、募集説明を担当した川俣5期生

福島12期生を迎えて
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留学前は、英語学習は正直全くしていなかったがアメリカ手話言語は積極的に交流を通して身につけていた。そのため留学当初は英語が全然出来ず、渡米してからの1年間は人生の中で一番勉強したと思うほど英語学習に取り組んだ。英語で英語を学ぶ、調べるという方法を教わり、勉強に対する意識が変わった。一つ覚えた単語を調べて使いまわし、単語数を増やしていく。まずは読む、読み進める。英語で考える癖をつける。また英語を理解する上ではアメリカ手話言語にも助けられ、手話で話されたことを英語で読むとすごくわかりやすかった。

生活面では、アメリカ留学時は日本食は手に入りやすく、良い友人やホームスティ先にも恵まれていたが、その後に再留学したデンマークは日本食が手に入りづらく、寒い・暗い時期が長いため、初のホームシックを経験。自分の気持ちを話せる話し相手(仲間)に出会い、落ち着くことができ、乗り越えられた。

海外留学というとエリートというイメージがあり、留学経験者の人たちはすごく勉強できる人たちばかりと思われがちだが、最初は英語は全然できなかったよと話す人も多い。学力に自信がないと思っていてもできる。ぜひチャレンジしてみて欲しい。と激励しました。

*デフスペースデザイン:ろう者の文化や行動様式などにあった建築デザイン

会場となった5005は、ちょうど1年前にオープンした施設で、照らして欲しい場所に移動できる照明や、見えそうで見えない仕切りカーテン、顔を合わせて会話がしやすいように形が変化する机など多数のデフスペースデザインが施されています。5005建設にあたりアドバイザーを担当したのが今回登壇した福島12期生で、その技法を専門的に学んだのが本事業支援によるギャロデット大学(米国)留学でした。フロントランナーズ(デンマーク)への再留学でろう者に合ったメディア方法を学び、5005のオープンを契機にデフスペースデザインはようやく少しずつ広まりをみせているそうです。


2_1.jpg
座談会は終始和やかな雰囲気に包まれていました

当日は、会場スタッフとして管野奈津美3期生が後方支援してくれました。
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

次回のオンライン座談会は…
10月23日(水)夜8時〜9時15分、開催
進行役:川俣郁美5期生/奨学生:大西啓人16期生 
参加申込はこちら→https://forms.gle/3KCaZiFRyeeb2d5s6

21期生応募〆切は、11月25日(月)です。
応募の準備は進んでいますか?不明な点等あれば、下記にいつでもご連絡ください。
本事業専用Email:ryugaku★npojass.org
(ご利用の際は、「★」記号を「@」に置き換えください)

21期生募集の詳細はこちら https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/archive/1486
たくさんのご応募をお待ちしています。

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 10:31 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
奨学金説明会&座談会”留学のススメ”<第2回>10/23(水)夜、開催です![2024年10月10日(Thu)]
ひらめき参加者募集ひらめき
奨学金説明会&座談会”留学のススメ” 留学奨学生に聞いてみよう!「ろう×留学 私にも海外留学はできる」(10/23)

海外留学や日本財団海外留学奨学金をもっと知ってもらおうと行うオンライン座談会
第21期生募集概要の説明をプラスして行います。
海外の大学の授業や生活ってどんな感じなのかな、留学するのに大切なことってなんだろう、英語学習のコツはあるのかな、とにかく何から準備したらよいのだろう…等々、参加してくださった方々からの質問や相談に回答します
海外留学で、英語学校、大学、大学院で学びを深め、さまざまな経験をし、現在、ろうコミュニティで、ろう教育現場で、国際交流などで、英語も駆使して活躍している元奨学生に話を伺います。

座談会に参加して、海外留学について検討してみませんか。

説明会&座談会_1023_1.jpg
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テーマ:「ろう×留学 私にも海外留学はできる」
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◆進行役   川俣郁美さん (5期生、米国留学)
◆留学奨学生 大西啓人さん (16期生、米国留学)
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1.日時:2024年10月23日(水)夜8時〜9時15分
                 (開場:夜7時45分)

2.方法:オンライン参加
      Zoomミーティング
      (カメラや音声をオフでもご参加頂けます)

3.参加費:無料

4、定員:オンライン30名程度(先着順)

5、申込方法&申込締切:
  申込画面からお申込みください(クリックすると申込画面に変わります)
  またはFax、Eメールで@参加方法、A氏名、Bメールアドレスを明記の上、日本ASL協会まで。
  10月20日(日)まで *定員に余裕がある場合は、〆切後も受付いたします。
  お申込頂いた後に、アクセス方法等をご案内いたします。

6.その他:・日本手話で話します。
      ・日本語音声通訳、字幕(UDトーク-修正なし)付
       (利用希望者がいない場合は、付けないこともあります。
        お申込時に選択ください)
      ・見逃し配信(アーカイブ配信)はありません。


かわいい2024年度 第21期生 募集中かわいい
21st_Flyer-1.jpg
https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/archive/1486

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 10:10 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
2024年10月「最近面白かった本の話など」金本小夜(19期生)[2024年10月08日(Tue)]
こんにちは。
今日久しぶりに奨学金の留学担当の方とお話ししたのですが、私がロンドンの最高気温15℃くらいです、と言ったら、日本の最低気温今日は17℃でした、と言われてお互い「えっ︎」となりました。改めて違う国にいるのだなぁと実感します。

秋といえば食欲の秋ですが(あくまで私は笑)、イギリスも季節ごとに美味しい食材などはやはりあって、最近はカボチャやサツマイモやナス、リンゴなどが安く出回るようになりました。とはいえやはり微妙に日本のものと違っていて、カボチャでも、日本のような坊ちゃんカボチャではなく、瓢箪のような形をしたバターナッツカボチャが主流だったり、サツマイモも日本のとは違い、中がニンジンみたいなオレンジ色をしたものだったり、そして調理法も日本のものと少し違ってくるので、ご飯を作るたびに発見があって面白いです。バターナッツカボチャは煮物にすると水っぽくなるのでブレンダーでスープにしたり、西洋ナスは日本のナスと違って硬いので、先にものすごい量の油を吸わせて柔らかくすると食べられるようになることを発見したり、と試行錯誤しています。
そういえば日本の大学院の昔の先輩が、勉強が行き詰まると安易な達成感を得たくなって料理がしたくなる、と言っていましたが、私も台所によく立つのはそのせいかもしれません…

先月はとにかくライティングの直し作業が入りまくり、あとは来年ある学会の申し込みをしたりという自宅作業ばかりだったのであまり面白い体験はしていないのですが、次の学会では児童文学とデフについて発表したいと思って色々読んでいたらたくさんの面白い本に出会ったのでその紹介を少ししようかなと思います。私、物語ならなんでも読むんですが一番好きなジャンルはファンタジーなんですよね。日本には全然デフ関連のファンタジーがなく、児童文学もものすごく少ないので博士論文の章立てから泣く泣く外した程でしたが、英語圏ではデフや手話を題材としたファンタジーが溢れかえっていてびっくりしました。

一押しだったのはフランシス・ハーディングの『Deep Light』(2009)。深淵の光、とでも訳しましょうか。舞台は架空の島国ミリアード。太古の昔いた神々は滅び去り、今はその遺跡を海から探し出す時代、という設定なのですが、海に潜る作業が多いこの国の人々には聴覚障害を持つ人が多く、彼らは「海に愛された者」として国の人々の尊敬を集めています。聴覚障害人口が多いので人々の大半が口話と手話のバイリンガルで、物語のメインキャラクターとなるセルフィンという女の子もその一人。健聴者の主人公の男の子ハークと、手話で会話をしながら、頭の回転の速さと持ち前の勇敢さで物語を推し進めていきます。
ハーディングの本は日本では『嘘の木』や『カッコーの歌』などの翻訳本が出ていますが、『Deep Light』はまだなんですよねぇ。デフが障害として描かれていない!というのがやはり現代のファンタジーらしい新しさだと思います。彼らはあくまでマイノリティ。聴覚障害の原因を物語に絡めている点でファンタジーとしてはよくできた作品だと思いました。

現代的!と感じたのはL・M・ラムの『Dragonfall』。昔々、人間はドラゴンから魔法を盗み、ドラゴンは今なおその恨みを忘れていない…というこの世界。主人公アルカディは両親を病気で亡くし、泥棒を生業とする難聴者。ですがこの世界は全世界の共通語として手話が採択されており、主人公がコミュニケーションで困ることはあまりありません。また性別を決めてかかることは不躾とされており、代名詞で使われるのがもっぱらThey。HeやHerは特別な相手にしか明かしません。アルカディはドラゴンのエメリンと共に、自らの祖父の汚名を晴らすため、冒険に繰り出します。
デフが障害ではない、という点ではDeep Lightと同じ。LGBTQと聴覚障害の要素を両方を盛り込んだ感じが少し政治的とさえ感じられるのは難点ですが、その現代的な要素を中世的なファンタジー世界と組み合わせてみたというのはとても斬新さを感じました。

世界観が面白いと感じたのはJohn Varleyの短編小説『The Persistence of Vision』(1978)。題は残像という意味です。舞台はアメリカの架空の都市ケラー。たまたま旅の途中でそこに行き着いた主人公は、その街の住人が全員ろう盲であることに気が付きます。そして彼らはいわゆる第六感のような、ろうで盲でないと感知できない力を使ってコミュニケーションを取るのです。主人公は彼らの会話に完全に参加することができないと悟り、最終的には彼らの仲間になるため視覚と聴覚を捨てる決意をしますーー。
実はこれは障害文学についての研究書で紹介されていて気になった本でした。同じ身体要素を持つ者同士でしか共有できない感覚がある、というのはおそらく確かにそうで、主人公が最後に今の自分の身体の状態を捨てる、という展開は50年前の文学作品とは思えない新しさがありました。障害を持つことで超人的な力を得るという展開は私は実はあまり好きではないのですが、この物語ではこれがごく自然に語られていたのも、魅力的な要素の一つだったなと思います。

まだまだありますが、今はまだ私の読書スピードが追いついていないので、今回はこれくらいで。実は「deaf, fantasy」のキーワードで検索するとデフキャラクターの登場する本一覧というページが出てきてそこではとりあえず60冊ほど紹介されていたんですよね…
今月はライティングの課題が終わったらイギリスらしく美味しい紅茶でも飲みながら新しい好きな本を思いっきり読みたいです!
Posted by 金本 at 21:35 | 奨学生生活記録 | この記事のURL
2024年9月「国際手話プログラム」森本恵実(20期生)生活記録[2024年10月08日(Tue)]
みなさん、こんにちは。9月分の生活記録を書きます。
夏が終わり秋の涼しさを感じる季節となりましたね。
9月から再び大学生活が始まり、今学期より3年生になりました。

今から2ヶ月ほどさかのぼって4月から7月の3ヶ月間、
チョンウム福祉館で国際手話のプログラムがあり、それを受講してまいりました。
その時の様子について書いていこうと思います。

元々日本にいた時から国際手話に興味があって
少しだけ勉強したことはあったのですが、語学留学のため断念したことがありました。
ですが、韓国で国際手話のプログラムがあるとお聞きしました。

韓国手話で国際手話を学ぶのか』という不安がありましたが、
このプログラムを受けてみることへの意義があると思い参加してきました。
その結果、わたくし受講者で唯一の皆勤賞をいただきました。
(皆勤賞が左のホワイトチョコレートです。笑)

国際手話_翻訳.png

韓国生活を通じて様々なろう者に会っていくうちに、国際手話ができる人の数の多さに驚きました。韓国にも多くの外国人ろう者が来韓することも多く、それに順応していこうとする韓国人ろう者の姿を実感する場面も多くありました。

今後のろう社会のあり方を考えた時、日本国内や韓国国内だけでなく、世界各国のろう者同士で影響を与え合い発展していくろう社会になっていく可能性が高いのではないだろうか。だからこそ、さまざまな国籍のろう者と多様な主題で円滑なコミュニケーションを取りながら自分の視野を広げるためには、国際手話を習得した方が良いのかなと思いました。

国際手話の受講について、週に1回、総計12回、韓国人ろう者の講師より韓国手話で国際手話を教わります。受講が進むにつれ、国際手話で国際手話を教わる形式に変わりました。受講最終日には、アメリカ在住のろう者とZOOMを繋げて、国際手話でお話しする機会がありました。覚えたての手話を使うのはとても難しかったです。

国際手話_モザイク.png

この国際手話の受講を通じて、ろう者対象への教え方や運営の実態などについて知ることができ、非常に有益な経験になりました。

【TMI】
9月11日は、私の誕生日でした。語学堂留学時代を含め韓国で3回目の誕生日を迎えました。まさか3回も韓国で誕生日を迎えるとは思いませんでした。少なくともあと1回は韓国で迎えるのだろう…
国際手話_5.jpeg

以上です。


Posted by 森本 at 01:06 | 奨学生生活記録 | この記事のURL