• もっと見る
聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
« 2024年08月 | Main | 2024年10月 »
2006/4/28ブログ開設時からのアクセス数
UL5キャッシング
最新記事
カテゴリアーカイブ
リンク集
最新コメント
月別アーカイブ
https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/index2_0.xml
奨学金説明会&座談会”留学のススメ”、10/13(日)午前、開催です![2024年09月18日(Wed)]
ひらめき参加者募集ひらめき
奨学金説明会&座談会”留学のススメ” 留学奨学生に聞いてみよう!「ろう×留学 私にも海外留学はできる」(10/13)

海外留学や日本財団海外留学奨学金をもっと知ってもらおうと行うオンライン座談会
第21期生募集概要の説明をプラスして行います。
海外の大学の授業や生活ってどんな感じなのかな、留学するのに大切なことってなんだろう、英語学習のコツはあるのかな、とにかく何から準備したらよいのだろう…等々、参加してくださった方々からの質問や相談に回答します
海外留学で、英語学校、大学、大学院で学びを深め、さまざまな経験をし、現在、ろうコミュニティで、ろう教育現場で、国際交流などで、英語も駆使して活躍している元奨学生に話を伺います。

座談会に参加して、海外留学について検討してみませんか。

2-3.jpg
---------------------------------------------------------
テーマ:「ろう×留学 私にも海外留学はできる」
------------------------------------------------------------------------------------------
◆進行役   川俣郁美さん (5期生、米国留学)
◆留学奨学生 福島愛未さん (12期生、米国留学)
------------------------------------------------------------------------------------------
1.日時:2024年10月13日(日)午前10時15分〜11時30分
                 (開場:10時00分)

2.方法:@会場参加(対面)
      5005(ごーまるまるごー) 
      東京都台東区谷中3-24-1野口ビル1-A(西日暮里駅から徒歩5分)
     Aオンライン参加
      Zoomミーティング
      (カメラや音声をオフでもご参加頂けます)

3.参加費:無料

4、定員:@会場参加 20名程度(先着順)
     Aオンライン30名程度(先着順)

5、申込方法&申込締切:
  申込画面からお申込みください(クリックすると申込画面に変わります)
  またはFax、Eメールで@参加方法、A氏名、Bメールアドレスを明記の上、日本ASL協会まで。
  10月9日(水)まで *定員に余裕がある場合は、〆切後も受付いたします。
  お申込頂いた後に、アクセス方法等をご案内いたします。

6.その他:・日本手話で話します。
      ・日本語音声通訳、字幕(UDトーク-修正なし)付  
      ・見逃し配信(アーカイブ配信)はありません。


かわいい2024年度 第21期生 募集中かわいい
21st_Flyer-1.jpg
https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/archive/1486

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 09:47 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
ホップ・ステップ・ジャンプ!〜奨学生たちの躍進〜[2024年09月18日(Wed)]
ホップ・ステップ・ジャンプ!〜奨学生たちの躍進〜

日本財団聴覚障害者海外留学奨学金事業は、2004年にスタートして20年になりました。これまでに計27名が海外留学を修了し、帰国後、留学で学んだ分野を中心に、ろう教育や情報コミュニケーション支援、相談支援、専門研究など各分野で当事者リーダーの一人として活躍しています。そんな奨学生たちの様子を不定期にご紹介していこうと思います。

●管野奈津美さん(3期生/左)、川上恵さん(4期生/右)●
映像「手話で楽しむ美術館コレクション」(国立美術館)の制作に協力
Photo_a_1.jpg
日本手話を通して美術作品を鑑賞することができる映像動画が制作され、インターネット上に公開されています。東京国立近代美術館の3つの作品が紹介されています。
日本手話、日本語字幕、音声付きの映像で美術作品を学ぶことができます。
手話翻訳・出演は那須映里氏、ディレクター・撮影・編集は今井ミカ氏で、川上恵4期生は手話監修を、管野奈津美3期生はアドバイザーを務めました。

1_1.jpg
(ロゴはアートリサーチセンターのウエブサイトから引用、クリックすると鑑賞動画映像ページに)

             
かわいい日本財団聴覚障害者海外奨学金事業かわいい
2024年度第21期生、募集中
・大学・大学院進学コース
・キャリアアップコース
応募〆切 2024年11月25日(月

お問い合わせ等は常時受け付け中。
■お問い合わせ先/ 本事業専用Email:ryugaku★npojass.org
 (ご利用の際は、「★」記号を「@」に置き換えください)

当協会ホームページには、
かわいいホップ・ステップ・ジャンプ!〜日本財団聴覚障害者海外奨学金事業の成果〜かわいい
支援修了した奨学生達へのインタビュー記事を掲載しています。
留学で何を学び、何を目指し活動しているのかなどを読むことができます。
合わせてご覧ください。

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 09:45 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
ホップ・ステップ・ジャンプ!〜奨学生たちの躍進〜[2024年09月18日(Wed)]
ホップ・ステップ・ジャンプ!〜奨学生たちの躍進〜

日本財団聴覚障害者海外留学奨学金事業は、2004年にスタートして20年になりました。これまでに計27名が海外留学を修了し、帰国後、留学で学んだ分野を中心に、ろう教育や情報コミュニケーション支援、相談支援、専門研究など各分野で当事者リーダーの一人として活躍しています。そんな奨学生たちの様子を不定期にご紹介していこうと思います。

●池上 真さん(1期生)●
「ADARA(米国聴覚障害者リハビリテーション協会)代表として活躍中
2023年にADARA(米国聴覚障害者リハビリテーション協会)会長に就任。今年6月末に米国ジョージア州アトランタに400人以上が集まり対面開催されたカンファレンスでも手腕を発揮し成功裡へと導きました。同団体の会長に日本人が就くのは初とのことで、聴覚障害者、難聴者、盲ろう者の生活の質を高める専門家の一人として、リーダー力に磨きをかけています。

Photo1.jpg
(ロゴはADARAウエブサイトから引用)

ADARAウエブサイト
American Deafness and Rehabilitation Association

             
かわいい日本財団聴覚障害者海外奨学金事業かわいい
2024年度第21期生、募集中
・大学・大学院進学コース
・キャリアアップコース
応募〆切 2024年11月25日(月

お問い合わせ等は常時受け付け中。
■お問い合わせ先/ 本事業専用Email:ryugaku★npojass.org
 (ご利用の際は、「★」記号を「@」に置き換えください)

当協会ホームページには、
かわいいホップ・ステップ・ジャンプ!〜日本財団聴覚障害者海外奨学金事業の成果〜かわいい
支援修了した奨学生達へのインタビュー記事を掲載しています。
留学で何を学び、何を目指し活動しているのかなどを読むことができます。
合わせてご覧ください。

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 09:19 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
2024年8月「夏休み!」金本小夜(19期生)[2024年09月09日(Mon)]
更新が遅くなってしまいました!すみません!
もう九月になりましたね。日本もそろそろ暑さに陰りが見えてきた頃でしょうか。
イギリスはもうだいぶ寒い、と言ってもいいくらいで、今週は20℃を越す日が2日しかなく、シェアハウスも朝夜暖房がつくようになりました。町に出るとダウンのコートを着てる人もいて、もう冬支度を始めなくては、と頭の隅で考え始めています。

8月は、私個人は特に休む予定もなく、いつも通り読書と執筆のルーティンをこなしていたつもりでしたが、世間が夏休みだったので、日本から数人友達や知人が来たりして、いつもよりも外出の多い月となりました。
カンタベリーに行って大聖堂を巡礼したり(イギリス文学の父と言われるチョーサーの代表作は『カンタベリー物語』というのです)、ロンドン北東にある、日本でもお馴染みのウィリアム・モリスのギャラリーに行ったりして、イギリスらしいことをちょっとやりました(笑)
中でも楽しかったのはいくつか劇を見に行ったことで、シェイクスピアの『アントニーとクレオパトラ』、同じくシェイクスピアの『真夏の夜の夢』、そしてジブリの『千と千尋の神隠し』にも行きました!『千と千尋の神隠し』、全部日本人のキャストで、日本語での上演(英語字幕)だったのに場内がイギリス人で溢れかえっていてびっくりです。ジブリ、イギリスでも大人気ですね!

ですが私が今回ブログのメインとして特にご報告したいのは、グローブ座上演の『アントニーとクレオパトラ』の方です。これ、イギリスで現在活躍中のろうの舞台演出家(兼俳優)のCharlotte Arrowsmith という方が副演出家として名前が出ていたので気になっていたのですが、実際に舞台に行ってみると、なんとイギリス手話と口話英語のバイリンガルという演出だったのです。
物語はローマの軍人アントニーと、エジプトの女王クレオパトラの悲劇の恋物語なのですが、エジプト勢は全員手話を使い、ローマは全員口話という仕様。しかしエジプトに同情的なアントニーは口で話しながらもところどころ手話を織り交ぜたり、と面白い演出がなされていました。最終的に物語は戦争にもつれ込みますが、それも対話の失敗、口話と手話のコミュニケーションの失敗に終わったという解釈もできることを考えるととてもいい演出だったともいます。
舞台はところどころ完全に手話、または口話の場面がありましたが、全てのお客様に対応できるように三方向に字幕が設置され、その字幕も、喋る人によってフォントを変えたり、喋る人が舞台の上座、下座のどちらから登場するかで文字もその方向から現れたり、とろう者も聴者も楽しめるような色々な工夫がなされていました。
ろう者の間でも話題になっていた作品らしく、観客の中にも手話で会話している人たちもいたし、知人のろう者の家族もわざわざイギリスに観にくる予定だと聞きました。
デフシアターやデフアクターの存在は私も知っていましたが、バイリンガル劇に出会ったのは今回初めてです。日本でももうこういう試みはあるのでしょうか。

さて、次はもう10月。また色々ブログに書けるような経験を積めるよう、毎日の生活を頑張ろうと思います。
Posted by 金本 at 04:33 | 奨学生生活記録 | この記事のURL
2024年8月「長い夏休みどんな終幕を迎えたのか」森本恵実(20期生)生活記録[2024年09月08日(Sun)]
みなさん、こんにちは。8月分の生活記録を書きます。
2ヶ月半におよぶ長い夏休みもそろそろ終わりを迎えました。

8月の私の中での大きなイベントとは、韓国ろう青年会のイベントに参加してきたことです。
今回は韓国の4つの地域のろう青年会の合同イベントで、夏らしく釜山の海岸にて行われました。
釜山合同イベント2.png
※合同青年会イベント(旗)

今回のイベントに参加した4つの地域とは、以下の通りとなります。
@京畿ろう青年会 A慶南ろう青年会 
B慶北ろう青年会 C釜山ろう青年会

釜山合同イベント5.png

このイベントに参加したろう者は約60人、そして健聴者が4名ほどいらっしゃいました。
釜山合同イベント1.png
※やあ!夏といえば釜山でしょ!(垂れ幕)

イベント受付時に配布されるアームカバーのカラー別にチームが編成され、レクリエーションを行いました。
釜山合同イベント4.png

チーム別でのレクリエーション終了後には、人生の先輩であるろう者の講演会が始まりました。そのお方について簡潔にお話ししますと、京畿ろう青年会2代目の副会長、韓国ろう青年会3代目の会長を経験されていた方です。そして現在は、忠清南道ろう者協会の協会長をされていらっしゃるそうです。
釜山合同イベント3.png
※PPT :ご静聴ありがとうございました。皆さんは未来のろう社会のリーダーです。
「停滞しているのは死んでいるのも同然だ」


未来のある私たちのためにどのような道を歩んだら良いのか、自身の経験を交えながら講演してくださいました。より充実した未来を構築するためには、常に前に向かって、肯定的な考えを持って行動することが大事であること、自分の人生や行動を見つめ直す良いきっかけになれました。

私自身、韓国生活を始めてようやく1年になりました。やはりこの1年間で挫けてしまいそうな日や目標を諦めたくなるくらい苦しい日も多くありました。そういった大変さを乗り越えながら、目標に向かって努力し続けることが、未来の私にとって大きな糧となるのではないかなと思いました。

最後になりましたが、
今回の合同イベントのインタビューに応じてまいりました。
インスタグラムのリンクを貼っていますので、良かったらご覧ください。

Posted by 森本 at 00:39 | 奨学生生活記録 | この記事のURL