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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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鈴木18期生、田村18期生、大学院を修了[2024年05月14日(Tue)]

大学院修了、おめでとうございます!!
米国東部時間5月10日(金)、ギャロデット大学でCommencement(卒業式・修了式)が執り行われ、鈴木美彩18期生(言語学部)、田村誠志18期生(言語学部)が、大学院を卒業しました。

Photo.jpg
先輩奨学生から代々引き継がれているSash(首から提げる飾り帯)を着けて
(左から田村誠志18期生、鈴木美彩18期生)

2人が留学をスタートした2022年夏は、コロナ禍の影響がまだ残っていた頃。出発前に日本財団を訪問した時は期待と不安を抱えながら留学に向けた抱負を語っていましたが、あれから2年。達成感を感じさせる表情になって、この日を迎えられたよう。

式では、基調講演や学生代表のスピーチが行われた後、修了生一人ひとりにコルダノ学長から学位証が授与されました。
この様子は、Youtubeで生配信され、録画映像は以下から見ることも出来ます。
冒頭の映像には大学の外観も映し出され、大学を様子を垣間見ることもできます。

これからの2人の活躍が楽しみです。

キャプチャ.JPG
ギャロデット大学ウエブサイトから
Graduate Commencement Ceremony
https://gallaudet.edu/commencement/
鈴木美彩18期生(2:08:08)
田村誠志18期生(2:09:09)
*( )内は、奨学生が映る時間帯、2人連続で登場します。


かわいい田村奨学生の帰国報告会かわいい
 6月23日(日)午後1時〜、大阪府立男女共同参画・青少年センターにて開催
 会場、オンライン共、参加申込、受付中!
 *対面参加では、田村奨学生他とざっくばらんに話しの出来る交流の時間もあります!
 *参加申込画面(こちらをクリック)ー6月16日(日)〆切


事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 09:21 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
2024年4月「学生プロジェクト」鈴木美彩(18期生) 生活記録[2024年05月08日(Wed)]
2024年4月 第18期生 鈴木美彩 生活記録
-学生プロジェクト-



 去年の4月から指導した学生主体のプロジェクトが1年の節目を迎えました。この取り組みはDeanna Gagne 先生が認知科学学会のある助成金に応募してみないかという学生への声かけから始まった企画です。認知科学は脳を研究する学問で、脳科学や心理学、そして我らが言語学もこの領域に含まれます。この助成金は認知科学の啓発を応援するもので、学生主体のプロジェクト向けの募集でした。言語学や教育、脳科学などさまざまな学生がGagne先生のもとに集まり、認知科学の啓発を推進するためにどのような企画が役立つか、自分たちはどうしたいかを話し合い、助成金に応募しました。
 
 私は同期の誘いでなんとなく説明の場に参加したのですが、そこで共同リーダーとしてチームを引っ張っていく立場になりました。当時、言語学を学ぶだけでなく実際の活動に応用していくこともやってみたいと考えていたので願ってもないチャンスでした。ボニーは同じ学年の言語学部の学生で、一番親しいクラスメイトでもあったので、それが後押しして「やります!」と言えたことを今でも覚えています。1年間本当にあっという間で、私たちの未熟な企画も会議を重ねるごとに現実味を帯びて、先日ついに実現できました。
私たちの目標は小学生から高校生くらいまでのろう難聴児を対象に認知科学の啓発を行い、科学者は誰にでもなれると知ってもらうことです。このプロジェクトを通して知ったのですが、現在子ども達のSTEM離れ、つまり理系の分野への興味の低下が顕著になっているという研究がいくつかあります。言語の壁があるろう難聴児にとってはより障壁があるということです。手話による認知科学の教材は少ないし、教育の場でも情報アクセスの面で数多くの課題が残っています。手話で学ぶろう難聴児は必然的に英語とASLのバイリンガル児になるので、彼らの脳は一般的な聴者の子供が英語で学ぶのとは違ってより活動的に働いています。それにもかかわらず、脳を研究する認知科学の分野に手が届きくいという皮肉な現実があります。だから、この助成金を使って認知科学の分野に興味を持ってもらおうと決めました。
 
 具体的には、ギャロデット大学を中心に近くのろう学校に訪問して認知科学に触れてもらうことと、啓発のために教育ビデオを作成することを目標としました。5月2日、実際にメリーランドろう学校コロンビアキャンパスに訪れて、一つのレッスンプランを行うことができました。子供達はとても興味津々で私たちの企画に参加してくれました。実際に子供達の輝く目を前に私はなんとも言えない達成感を覚えました。その余韻をそのままビデオ作成へのエネルギーにして、5月はずっと撮影に集中しています。このビデオも完成が目に見えてきてワクワクしています。卒業式は2日後で、これまでの2年間を想う気持ちもあるのですが、やはり今後のさらなる活動の可能性にはやる気持ちを抑えられずにいます。近々、ホームページも公開予定なので乞うご期待ください。
Posted by 鈴木 at 13:55 | 奨学生生活記録 | この記事のURL
2024年4月「2年目突入!」金本小夜(19期生)[2024年05月08日(Wed)]
こんにちは。
5月に入りましたね。イギリスはまだ4月の末までは雹は降るし最低気温は5℃だし、ヒーターはガンガンつけっぱなし、春とは思えない寒さが続いていましたが、5月に入ってようやく最高気温も15℃を越すようになり、コートを手放すことができました!

先月個人的に一番大きかった出来事は、リーズ大学に障害文学の第一人者であるローズマリー・ガーランド・トムソンが来て、講演をされたことでした。
障害文学という分野はまだ日が浅く、2000年頃からようやく認識され始めた学問なのですが、彼女の代表作『Extraordinary bodies』 は1997年に出版されており、トムソンはいわばこの分野の走りのような存在なのです。この本を完全に理解した!と言えるほどにはまだ読み込めていませんが、彼女の後に出てきたデイヴィッド・ミッチェルとシャロン・スナイダー(障害は物語を輔弼するのに使われる傾向にある、というNarrative Prosthesisという理論で知られている研究者)、レナード・デイヴィス(障害の定義は「普通」(Normal)の定義によって左右されることを説明した『Enforcing Normalcy』という本の著者)などの研究者の著書に出てくる障害文学の理論はトムソンの本で大抵基本的な輪郭がすでに描かれており、そんな人の講演を聞けるのはとても貴重な体験でした。
会場は終始フランクな雰囲気で、「近年のクリップという言葉についてはどう思うか」、「文学における障害理論は今後どのように発展すると思うか」などといった質問が後から後から出て、時間が足りないほどでした!

それから先月はケンブリッジ大学で児童文学と障害というテーマの学会が開かれていました。私は発表こそしなかったものの、二日間可能な限りの発表を視聴しました。みんな色々な切り口から発表していて、とても興味深かったです。面白いなと思ったのは、障害文学と一口にいっても、必ずしも社会学における障害学とは同義ではなく、理論を使う必要もないため、障害が文学作品の中でどのような役割を担っているかといった文学的な読みから、障害を持つ児童のためにはどのような児童書が理想的かといった大変プラクティカルな内容のもの、そしてもちろん障害学の理論を多用したものなど、発表の幅がずいぶん広く、自分の研究を今後どの方向に進めるかを考える上でもずいぶん参考になりました。

あと実は先週、前の投稿でも書いたTransferの口頭試問がありました(ちなみにイギリス英語ではvivaって言います)。私、面談とか面接とかいうものが全部苦手で、聞き漏らした(厳密には字幕を追ってるので読み逃した)部分もいくつかあり、結構なパニック状態でが、何とかなりました。ドキュメントの再提出はくらってしまいましたが!

先月は色々学ぶことの多い月でした。
気がつけばイギリスに来て一年が過ぎたのだな、と今ブログを書きながらしみじみしていました。
今月もまた頑張ります!
Posted by 金本 at 01:07 | 奨学生生活記録 | この記事のURL
2024年4月「中間考査」森本恵実(20期生)生活記録[2024年05月07日(Tue)]
みなさん、こんにちは。
韓国もお昼間になると半袖を着るぐらい暑くなる日も増えてきました。
寒暖差の大きい天候だからか、風邪も少し流行っています。

4月は中間考査があり、試験勉強や課題などに追われていました。
そのため、発信するのに相応しい内容が正直思い浮かびません…(泣)

とりあえず中間考査がありましたので、中間考査について少し話していきたいと思います。
私は5教科の試験を受けました。特に「基礎日本語文法」の試験はかなり難しかったです。
普段の授業の時でさえ、すごく難しく復習をしなければついていけないくらいでした。
どんなに勉強しても結果が報われないと思ったのは、今までで初めてかもしれません。

「基礎日本語文法」の授業では、日本語の文法ではあるのですが、
この講義名を聞いておそらく、「〜です形」「〜ます形」の作り方、それらの違いは何か?
といったものを想像される方が大半かと思います。

実際にはそうではなく、

(日本語における)形容詞とは何か、 
  →い形容詞とな形容詞の2種類に分けられる。
    (例)い形容詞:大きい、高いなど。 な形容詞:綺麗な、元気ななど。

漢字語になる名詞は形態の変化なく動詞で書くことができるのか、 
  →できない。漢字語に「する」が接続され動詞として書く。
     (例)参加→参加する 

“日本語先生は厳しいです”この文章の誤りの理由を説明しなさい。 
  →“日本語の先生は厳しいです”
    名詞が名詞を修飾するため、名詞が羅列するときは名詞の間に「の」が入る。


などといった問題が出てきます。
この授業では、日本語文法の分析を目的に学びます。
もちろん、全て韓国語の問題が出てきて、基本的には韓国語で答えます。

こういう勉強をし続けていると、日本人として、日本語がかなり詳しくなりそうですね。


【TMI】
中間考査中の試験勉強中、飼っている猫が勉強のお邪魔をしにきました…笑
こういったプチハプニングがありながらも中間考査を乗り越えてきました。

猫.jpeg

以上です。
また来月お会いしましょう。
Posted by 森本 at 16:19 | 奨学生生活記録 | この記事のURL
2023年4月生活記録【第18期生 田村誠志】[2024年05月06日(Mon)]
皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。
日本では少しずつ暖かくなってきたでしょうか。こちらDCではまだちょっとだけ寒く、上着を着てないと体が冷えるような気候です。でもちらほらと半袖半ズボンの学生もいるのですが、生まれ育った地域で生活しているから慣れているらしいです。

4月上旬の活動ですが、私は誰よりも早く、講義の一つの最終期末試験として、Final paper製作に取り組んでいましたので4/10までに最終試験を終わらせることができました。(早すぎて教授がびっくりしてました...)他の二つの講義も早めに最終課題を終わらせることができたので、4月下旬は学外プロジェクトに集中することができました。データの分析のための統計や資料作成、ポスター作成、アンケート活動、インタビュー活動など本当に研究者としての仕事を経験してきましたが、正直ハードでした。でもいくつかのプロジェクト研究のうち、二つの研究はビジネスASL辞書作成についてのポスター発表による学生研究発表会と、VL2ラボ研究発表会によるGesture Literacy Knowledge Studioの世界中の手話言語における象徴性の研究発表の機会を得ることができました。(いきなり知らされたため全く練習してませんでした)

最終期末試験も発表会も終わらせたのですが、まだ研究自体は続いています。ですが少し頑張った褒美としてバカンスに行きたいと思い、LAとLVの旅に一週間ほど観光してきました。これまで私は東部アメリカの地域を訪れたのですが、西部に行く機会はないので今がチャンスと思い、飛行機やホテルのチケット、旅行のスケジュールを頑張って組んでみました。LAの友人に車でビーチやドラマの舞台となる街や、有名なジャンクフードを案内してくれました。LVではカジノのイメージが強いと思って飛行機を降りたら、空港一面がすべてスロットだらけでちょっとびっくりしました。右も左もすべてスロットでしたね...。交通バスなどは不便に感じたりしなかったので意外でした。LVからDCに戻り、次はフロリダに行きのんびりと一足早く夏の季節を感じてプールで泳いだり、フロリダの友人と一緒にディナーをしたりしてとても楽しかったです。
これぐらいしないと、これまでの研究や勉強の頑張りのご褒美に見合わないと思っています。その後大学の卒業式に出席するのですが、それは次回のブログで投稿したいと思います。
皆さんも夏の思い出をたくさん作る準備をしてみてはいかがでしょうか?

下の写真は、LAのLittle Tokyo Townで撮ったものです。熱狂的な野球ファンだなというのが分かりますね。
IMG_4968.JPG
Posted by 田村 at 00:30 | 奨学生生活記録 | この記事のURL
留学奨学生帰国報告会&奨学金説明会(大阪)、開催します![2024年05月01日(Wed)]
留学奨学生帰国報告会&奨学金説明会(大阪)、開催します!

今年も帰国報告会は初夏に大阪で!
2022年に米国ギャロデット大学大学院に留学した田村誠志18期生が帰国します。大学院で学んだ言語学や留学体験などをお話しします。併せて、奨学金説明会ミニトークセッション交流なども行います。
これから留学をする/留学を希望している方、アメリカの状況を知りたい方など、多くのみなさまの参加をお待ちしています。

title1.JPG
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大阪/2024年 6月23日(日)午後1時〜4時(予定)

会場:大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)

報告者: 田村誠志(米国ギャロデット大学大学院 言語学部修了)
テーマ:「手話言語学:音韻論の世界」      

●田村さんからのコメント●
手話言語は、視覚的な言語であり、複雑な音韻構造を持ちます。本報告では、ELANと呼ばれる注釈ツールを使って、アメリカ手話言語(ASL)の音韻構造の特徴を解き明かします。手話の表現と音韻の複雑な関わりを一般の方にも理解していただけるよう、分かりやすくお話しします。

参加申込は申込み画面から。クリックすると申込画面に変わります。−6月16日(日)〆切

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1.参加費:無料
2、定 員:会場・オンライン共各50名程度(先着順)
      *定員に余裕がある場合は、〆切後も受付いたします。
3.その他:日本手話で話します。日本語音声通訳、パソコン通訳あり

オンライン視聴(手話映像)あり *回線トラブルの場合はご容赦ください。
*アーカイブ配信ありません。
*当日行う留学報告の発表資料の配布はありません。

20240623_Osaka_1.jpg
          *チラシはこちら*

●田村18期生からの手話メッセージ●(画像をクリック)
Tamura Movie.JPG

かわいい日本財団聴覚障害者海外奨学金事業かわいい
2024年度第21期生募集は、募集開始に向け、準備中。お問い合わせ等は常時受け付け中。
■お問い合わせ先/ 本事業専用Email:ryugaku★npojass.org
 (ご利用の際は、「★」記号を「@」に置き換えください)

<参考>2023年度 第20期生募集要項
20th_Flyer300.jpg
https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/archive/1398


協力:
日本財団聴覚障害者海外奨学金事業留学奨学生同窓会

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 21:20 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
■連載■海外留学奨学金 担当役職員のつぶやき<Part.14>[2024年05月01日(Wed)]
■連載■海外留学奨学金 担当役職員のつぶやき<Part14>

『日本財団聴覚障害者海外留学奨学金』を知って欲しい!と担当理事と事業担当者の2人が、事業のこと、募集のこと等を不定期につぶやいています。

Tsubuyaki_14.JPG

Nami_吹き出しなし35.jpg韓国の大学への奨学生が誕生したね。語学学習はどうしていたのかしら?

Nemo_吹き出しなし35.jpg森本奨学生に聞いてみました。本留学前に事前に韓国留学して、語学堂で韓国語を6ヶ月学んだそうです。(語学堂は大学付属の留学生が韓国語を学ぶ学校)

Nami_吹き出しなし35.jpg韓国手話も?

Nemo_吹き出しなし35.jpg韓国手話はソウル手話専門教育院で3ヶ月間基礎を学び、あとはろう者との交流を深めて習得しているとか。

Nami_吹き出しなし35.jpgやはり現地に行って学ぶと覚えが早いのね。

Nemo_吹き出しなし35.jpgそれと韓国の大学の中には、韓国語能力試験の級レベルによって授業料の免除制度があるところがあるんですよ。

Nami_吹き出しなし35.jpg勉強の結果が授業料に反映されるなんて、励みになるね!


かわいい日本財団聴覚障害者海外奨学金事業かわいい
2024年度第21期生募集は、募集開始に向け、準備中。お問い合わせ等は常時受け付け中。
■お問い合わせ先/ 本事業専用Email:ryugaku★npojass.org
 (ご利用の際は、「★」記号を「@」に置き換えください)

<参考>2023年度 第20期生募集要項
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かわいいホップ・ステップ・ジャンプ!かわいい
〜日本財団聴覚障害者海外奨学金事業の成果〜として、支援修了した奨学生達へのインタビュー記事を掲載しています。こちらからご覧ください。
https://www.npojass.org/hopstepjump


事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 20:10 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL