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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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オンラインでアメリカ留学を体験しよう!2022[2022年09月16日(Fri)]
ひらめき参加者募集ひらめき
オンラインでアメリカ留学を体験しよう!2022


海外留学や日本財団海外留学奨学金をもっと知ってもらおうと行うオンライン企画。
今回は、留学奨学生同窓会による初企画
オンラインを利用して、みなさんをアメリカ留学の世界へお連れします!
現地のろう外国人(ろう大学教授、ろう学生)との講義や交流を通して、海外の大学の様子を体験し、留学に対するイメージや目標の具体化に繋げていきませんか。

高校生の方々にもわかりやすい内容で進行をしていきます。
海外留学に関心を持つろう者、難聴者のみなさまの参加をお待ちしています。

online1008.jpg
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オンラインでアメリカ留学を体験しよう!
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1、日時と内容
  <1日目>
  2022年10月8日(土)午後1時〜3時
  ASL(アメリカ手話言語)講座&ギャロデット大学・キャンパスツアー

  *2日目の交流会やミニ講義で役立つ基本的なASLを同窓会メンバーが教えます。
  *ギャロデット大学にいる奨学生達が、大学内を紹介します。

  <2日目>
  2022年10月9日(日)午前9時〜12時
  @現地ろう学生との交流会(ギャロデット大学)
  Aミニ講義「ろう者学」 トーマス K ホルコム博士(オーロニ大学教授)

   *トーマス K ホルコム博士(Dr. Thomas K Holcomb)
    ろう者学専門、デフファミリー出身、ロチェスター工科大学(修士号、博士号)

2.方法:オンライン(Zoomミーティング)
     (カメラオンでご参加頂きます)

3.対象者:海外留学に興味を持つろう者・難聴者
      *パソコンでZoomに使える方で、2日間共に参加が出来る方

4.参加費:無料

5、定員:20名程度(先着順)

6、申込方法&申込締切:
  申込画面からお申込みください(クリックすると申込画面に変わります)
  または、Fax、Eメールで、@氏名、Aメールアドレスを明記の上、日本ASL協会まで。
  9月25日(日)まで *定員に余裕がある場合は、〆切後も受付いたします。
  *期限延長して参加申込受付中*
  お申込頂いた後に、アクセス方法等をご案内いたします。

7.その他:・全体を通しては日本手話で話します。
       (日本語音声通訳、字幕付の予定なし)
      ・2日目の現地学生交流とミニ講義はASLで話します。 
       (同窓会メンバーによる日本手話通訳付き)


かわいい参加者 募集中かわいい
flyer1008-1.jpg


事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 11:58 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
2022年8月 第18期生 鈴木美彩 生活記録[2022年09月05日(Mon)]
2022年8月 第18期生 鈴木美彩 生活記録
渡米後2週間

↓動画はコチラから↓
Instagram: https://www.instagram.com/reel/CiLQP7gruv_/?utm_source=ig_web_copy_link
Youtube: https://youtu.be/0BPTtvoIo38


こんにちは、アメリカから鈴木です。

日本を発って早二週間です。
シェアハウスで年代の近い同じ学生や社会人と暮らしていますが、彼らはアメリカ出身のろう者で毎日会話にスラングが飛び交います。犬や猫たちもいて、ペット経験のない私は動物たちとの共同生活に戸惑いつつも新鮮な毎日を楽しんでおります。生活にも慣れてきたところで、先週から授業が始まり、ますます充実した日々です。

私は2年前にも日本社会事業大学のプログラムで留学し、およそ1年ぶりのアメリカになります。コロナ禍に突入したての頃でしたので、留学時期が延びたりステイホーム留学だったりで大勢の人と交流する機会がなかなかありませんでした。

今回の留学はオープンなキャンパス内で学べて、交流の機会にも恵まれています。前回とは打って変わった環境に色々と不安でしたが、渡米直前には腹の底からやる気が湧き上がってきて、それに助けられる形で日本を飛び立ちました。

私は、日本ASL協会日本財団の助成の下、2004年度から実施している日本財団聴覚障害者海外奨学金事業第18期生留学奨学生に選ばれ、米国ギャロデット大学大学院言語学修士課程に留学しています。

今後、定期的に日本財団のブログで留学生活の報告をさせていただきますが、同時にろう社会の皆さんにもお届けしたく、手話動画も併せて投稿いたします。
内容を小分けに載せやすいと思い、インスタグラムの動画を引用する形で予定していますが、この先YouTubeに切り替えることもあるかもしれません。

皆さんにご覧いただくことが励みになるのでぜひブログまでお越しください。
お待ちしております!


新学期前イベント
↓動画はコチラから↓
https://www.instagram.com/reel/CiLSr_HM6_L/?utm_source=ig_web_copy_link
https://youtu.be/QHRHCZnbAYY


授業が始まる前の1週間は学内で様々なイベントが行われていました。私もそのうちのいくつかに参加しました。特に外せないのがオリエンテーションです。国際学生対象のものや院生対象の説明会がありました。ギャロデット大学でキャンパスライフを送る際に役立つ情報が得られる良い機会です。

国際学生向けのオリエンテーションではビザについての話があり、無断で就労をした場合は強制送還の恐れがあることなど注意喚起も行われました。

院生向けのオリエンテーションではお話だけでなく、体育館内に様々なブースが設けられ、健康保険や財政、郵便、学生自治会などそれぞれのスタッフがいました。新学期を目前に、なにか漏れている事務手続きがないかどうかや不明点を気軽に質問できる場となっていました。実際、健康保険の件で懸念が合ったので直接スタッフの方とアメリカ手話で相談しました。他にも学内の郵便にある個人ポストの使い方について伺いました。対面で手話を使って直接確認できるのは大変ストレスフリーで大きな安心感でした。2年前の留学ではすべてがメールで行われ、様子が全く見えず、何かが漏れていてもどこに問い合わせたら良いのかわからず、苦戦しました。だから今回のブースにはかなり助けられました。

その後は学内を探索し、数多くある寮のうち1つを見学しました。階ごとに男性用フロアと女性用フロアが設けられていて、互い違いになっているのが興味深かったです。

また、食堂の食事も体験しました。国際学生オリエンテーションの期間は食堂が無料で使用できるとのことで、この日はビュッフェスタイルの食事を取りました。サラダや果物、ピザなどがありました。
郵便も実際に見に行きました。個人用のポストがずらりと並べられていて驚きました。郵送したい際にはここに来れば投函することができ、とても便利なリソースの一つです。

探索の途中で、黄色いTシャツの人々が何やら集まっているのが見えました。黄色いTシャツは学部生のもので、私が来ている院生の青いTシャツと色違いです。オリエンテーションで無料配布されたものでした。この集まりはバイソンウォークというイベントで、アメリカの大学ではそれぞれに象徴となる動物がありますが、バイソンはギャロデット大学のシンボルです。このイベントは、学内を大勢で練り歩き、最後に2022年度にちなんだ「22」の人文字を撮影するというものでした。
IMG_6627.JPG   IMG_6628.JPG

大学探索ついでに、同じ院生で国際学生の子とバイソンウォークについていきました。歩く際、キャンパスの光景を楽しみながらゆっくりおしゃべりしました。

その日の夜はどっと疲れてしまいました。慣れない第二言語の激しいシャワーによりASL飽和状態でした。しかし、実際に大学の雰囲気を味わったおかげで大学生活のスタートに安心感も持てました。

Posted by 鈴木 at 05:00 | 奨学生生活記録 | この記事のURL
2022年8月生活記録【第18期生 田村誠志】[2022年09月03日(Sat)]
皆様、おはようございます。
8/24にて言語学M.A.のオリエンテーションを終え、次の週から本格的にクラスが始まりました。
現在9/4にて全てのクラスを一通り受け週末を過ごしております。

今回の記事は、大学院生活に入る前にどのような準備をしたのかをここに記してみようと思います。

実は私はギャロデット大学には一年前から在籍しておりEnglish Language Institute(ELT)プログラムを受けたのです。ELIとは英語、アメリカ手話を中心的に学ぶための教育機関でありたくさんの国際留学生などが在籍しておられ、自分も国際留学生として入学しました。

なぜELIに入学したのか?

私はこれまで日本国内で英語の学習をしていてもアメリカ手話を学ぶ環境がないに等しい場に居たため、アメリカ手話の知識はほぼ皆無でした。そのためアメリカ手話とより英語の力を向上するために入学しました。その時のコロナの状況は以前よりは改善されており、マスクをしながら対面授業をする事が可能であったため学ぶ環境としては少し良かったと思います。

ELIの授業では3つのクラスがあり、英語とアメリカ手話のクラス、そしてCross Cultural Comunication(CCC)に分かれており午前は英語を午後はアメリカ手話、CCCを学ぶスケジュールになっております。
英語のクラスを受ける前にPlacement testというものがあり自分の英語の力を測り、どのレベルのクラスに在籍するのかを決めることになっています。レベルは1~6まであり高いほど難しくなっていくのですがLevel6になるとそのクラスの小テスト、中間試験、期末試験はもちろん、ACT(Level6のみ)の試験を受けることになっています。それらが全て終わると成績の総合評価を照らし合わせ卒業できるかどうかということになっています。
アメリカ手話も同様にLevel1とLevel2のクラスに分かれており、私はBeginnerのLevel1に在籍することになりました。そこから基本的なアメリカ手話を学び宿題をビデオ動画撮影で提出するというものです。

CCCのクラスはELIの新入生が全てLevel関係なくそれぞれの文化を教えあったり、プレゼンテーションを行なったりするとても楽しい内容でした。国際留学生ならではの強みと言ってもいいでしょう。

私はPlacement testの結果、レベル6に配属され1学期 (1semester)…8月から5月まで約半年間でELIを卒業する事ができました。私の予想では1年間在籍すると思ってたんですが….
ELIを卒業後、私は残りの期間どうしようかと考えたところギャローデット大学でまだ学ぶ事がたくさんあると判断し、もう1semesterはInternational Special Student Program (ISSP)として在籍し、学部生と同じクラスを受けることにしました。

ISSPはELIと違いアメリカ手話を流暢に使い講義を行なっているため、半年ばかりで学んだ基本的なアメリカ手話の知識で苦戦していました…(苦笑)。課題の提出システムや教材の注文、ギャロデット大学のオンラインシステム、BlackBoardアプリを駆使して授業を取り組む、先生たちのアメリカ手話による各クラスの授業、どれもこれも大学院と共通していることなので基礎知識を今のうちに慣らしておいて良かったと思います。ちょうど言語学の基本知識のクラスも受講できたので、大学院に入る前に復習とそれぞれの専門用語のアメリカ手話を覚えることにも役立ちました。テストや宿題はそれぞれのクラスごとに異なりますが、このようなやり方で進めるのかなと経験を学ぶことも良かったと思います。2022年の春学期は5月に終わり、ギャロデット大学の卒業式を見た後日本に一時帰国し7月に再び渡米して大学院に入るための手続きや準備をさっさと終わらせて、夏休みの期間中、友人たちと楽しい時を過ごせました。

住んでいる場所について

当初、ELIに入学したときは大学の寮に住むことになり、たくさんの学生たちと身近に交流する事が簡単でとても楽しかったのですが、冬休みになると寮が完全閉鎖されるため、他の住む場所は日本しかないので毎回一時帰国するのも大変だと思い、off-campusでルームシェア生活をすることに決めました。12月の1semester終わりの3日前に引っ越しを完了してISSPの生活はその家で生活をしていましたが、もっといい環境で過ごせるお話をいただき今年の8月にVirginia州に引っ越すことにしました。VirginiaのBallston駅の近くに住んでいるのですが、大きなショッピングセンターから市民プール、公園の中にサイクリングロード、演劇のステージ、アスレチック、アジア料理のレストランの集合街、アイススケート場など楽しそうなところがあるので引っ越しできたのはラッキーだと思います。

大学院のクラスが始まって

大学院のオリエンテーションでは2年間を通してどのクラスを受講するのか分かりやすく説明してくれました。この1semesterでは
・Generative Grammar
・Cognitive Grammar
・Phonology
を受講することになっています。
Generative Grammarはノームチョムスキーという偉大な言語学者が考案した文法理論であり、一連の文法のルールをどのように解明するか研究を行っています。例えば英語では”I have a glass of water”(私はコップ一杯の水を飲む)の文では必ず「主語」+「動詞」+「名詞」とさらに品詞を明確に区分けして文法のルールを追求することを目的としています。
Cognitive Grammarは人々が見ている景色や現象を捉え、状況を文的に表現するのですが様々な捉え方が異なるため表現も大きく異なります。これは知覚経験や心理経験、概念の捉え方によって大きく変化をもたらします。この現象を明確に理解することを目的としています。
Phonologyは日本語で訳すと音韻論であり、音のイメージを想像してしまいますがアメリカ手話もこの分野に触れることができます。手話言語も言語の一部なので。アメリカ手話では音韻論は五つのカテゴリーに分けられておりHand shape/Movement/Location/Palm Orientation/Non Manual Signalsがあります。それらの一つが欠けてしまうとアメリカ手話としての言語は意味を成さないことになってしまうのです。この基本知識を知った上でHockett’s designeのセオリーを理解して離散性言語と生産性言語の定義を学ぶ事が目的となっております。

写真は2021年の8月に大学の寮(Carlin dorm)に入居した時の写真です。
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Posted by 田村 at 22:05 | 奨学生生活記録 | この記事のURL