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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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■連載■海外留学奨学金 担当役職員のつぶやき<Part.6>[2022年08月30日(Tue)]
■連載■ 海外留学奨学金 担当役職員のつぶやき<Part.6>

『日本財団聴覚障害者海外留学奨学金』を知って欲しい!と担当理事と事業担当者の2人が、事業のこと、募集のこと等を不定期につぶやいています。
Title2.jpg

Nemo_吹き出しなし35.jpg海外留学するには、英語の勉強は必要ですよね?

Nami_吹き出しなし35.jpgどこの国に留学するにしても英語は基本よ。自分に合う、継続できる方法で勉強するのが良いわよ。

Nemo_吹き出しなし35.jpg好きな映画を英語字幕付で繰り返し観て勉強したって先輩が言っていました。英語版ゲームアプリで遊んで学ぼうっと!

Nami_吹き出しなし35.jpgゲームで?!今風なのかな…。日常生活に英語を取り入れてみて。英字新聞読むとか資格試験(英検など)に挑戦するとかね!


【日本財団聴覚障害者海外奨学金事業】
日本やアジア諸国の聴覚障害者の社会的地位の向上、聴覚障害者コミュニティやろう教育機関等の発展を担う聴覚障害当事者リーダーとして活躍することを志す、ろう者・難聴者・(一部の聞こえる人)を支援しています。
2004年に事業が始まって以来、これまでに26名の留学奨学生を海外へと送り出し、現地での学費や生活費の他、開始・終了時の渡航費用等の支援を行ってきました。
参考:2022年度第19期生募集案内
https://www.npojass.org/archives/24366


かわいいホップ・ステップ・ジャンプ!かわいい
〜日本財団聴覚障害者海外奨学金事業の成果〜として、支援修了した奨学生達へのインタビュー記事を掲載しています。こちらからご覧ください。
https://www.npojass.org/hopstepjump


かわいい第16回留学奨学生帰国報告会かわいい
11月23日(水・祝)、京都・全国手話研修センターにて開催が決定!
*詳細は後日掲載します。お楽しみに。

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 08:00 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
第18期 鈴木奨学生、渡米[2022年08月19日(Fri)]
第18期 鈴木奨学生、渡米

8月18日(木)午後、第18期留学奨学生の鈴木美彩さんが、留学先となる米国ワシントンD.C.にあるギャロデット大学に向け、出発しました。
夏休み期間、また留学スタートシーズンとあってか、出発地の成田空港は混雑ぎみ。コロナ禍前の賑わいを取り戻しつつあるようでした。
鈴木さんの留学生活、スタートしましたexclamation

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<夢いっぱいバッグに詰め込み、元気にセキュリティゲートへ>

●鈴木奨学生の出発前コメント
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「18期生の鈴木です。これから出国です。
出発前には多くの方々から応援を寄せて頂き、不安や寂しさを感じていましたが、空港に来て一気に気持ちが高まり、留学への思いを新たにしています。
これから2年間、頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。」


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<ご家族と一緒に>

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<学生時代の友人も見送りに。手話はもちろん”アメリカ”!>

NEW
鈴木18期生の留学生活記録の投稿は、9月上旬から始まります。
お楽しみに〜

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 15:10 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
第18期 田村奨学生、渡米[2022年08月19日(Fri)]
第18期 田村奨学生、渡米

一足早く、6月27日(月)夕、第18期留学奨学生の田村誠志さんが、留学先となる米国ワシントンD.C.にあるギャロデット大学に向け、出発しました。

田村さんの留学生活がスタートしていますexclamation

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<この頃の成田空港は、まだまだ搭乗者が少なく落ち着いた雰囲気>

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<出発前に 〜カメラの時だけマスクを外して〜>

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<頑張ってきます!>


NEW
田村18期生の留学生活記録の投稿は、9月上旬から始まります。
お楽しみに〜

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 15:00 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
18期生の日本財団表敬訪問[2022年08月17日(Wed)]
18期生の日本財団表敬訪問

今夏に渡米する18期生の鈴木さんと田村さんの二人が、出発前に日本財団にご挨拶に伺いました。ご多忙の中、お時間を作ってくださった日本財団の笹川会長や職員の皆様、ありがとうございました。

●手話者が容易に学べる手話教材を作りたいと田村誠志18期生
6月28日(月)午前に訪問。笹川会長はあいにく海外出張中でお会いすることが出来なかったのですが、担当職員の方々にご挨拶することが出来ました。
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田村さんは、「他言語の手話者同士が、お互いの手話言語を学習することで、コミュニケーションがスムーズになり、文化や手話の交流が広がり、仕事やコミュニティ他の向上にも繋がると考えています。言語学の学習を通して、簡単に覚えられる手話の教材作りをしていきたいです。」とこれからの目標を含めて留学に向けた決意を話しました。
日本財団担当職員の方々から、「帰国後、日本での手話教育の普及や、国際交流を広げるための活躍できる人になってもらえることを期待しています。」と励ましの言葉を頂きました。

●ろう者の視点で言語を学びたいと鈴木美彩18期生
7月14日(木)午後、笹川会長へご挨拶に伺いました。
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鈴木さんは、「小学生の時に読んだ書籍「手話のしくみ」で、手話にルールがあると知り、手話は言語であると自覚しました。手話にはたくさんの情報(要素)があり、一つが欠けても他の情報で補い、意図することを読み取れる。そのしくみを言語学で学び、日本の手話教育へ応用していきたいです。」など米国留学中に学びたいこと、また帰国後にやりたいこと等を話しました。
笹川会長からは、「夢がある話ですね。実現出来るように学んできてください。」と激励の言葉を頂きました。

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ご挨拶終了後に、笹川会長と記念撮影
左から -日本財団笹川会長、鈴木18期生

いよいよ、渡米です飛行機

事業担当 根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 14:50 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL
第18期生 鈴木美彩 自己紹介[2022年08月15日(Mon)]
第18期生 鈴木美彩 自己紹介


https://youtu.be/Lrct0N6iDq4

第18期生の鈴木美彩です。

この度は日本財団助成による日本ASL協会聴覚障害者海外奨学金事業の留学奨学生にご採用いただき、幸甚に存じます。

私の留学先はアメリカギャロデット大学大学院言語学修士課程です。

手話は何気なく使ってきましたが、「日本手話のしくみ」という本に出会ってから手話にも構造があることを知りました。
それから言語学に興味を持ち、様々な疑問の解決にも助けとなってくれました。

言語は本当に奥深く、一人ひとりの特徴は異なるのに意思の疎通が可能です。
何が共通していて何が異なるのか、興味はつきません。

言語学者の多くが言語の多様性は財産であると言います。
なぜなら、各々の違いから見えてくる知られざる面々は、言語に関する諸問題の打開策にもなり得るからです。

第一言語としての手話の獲得の保障や第二言語としての手話の学習の困難さ、手話の社会的地位の問題、手話の多様性とそこに隠れている様々な差別など、今も困難や抑圧と戦っている人が多くいます。
そこで言語学の面から少しでも皆さんの役に立てるよう一層の努力を心がけます。

このブログでも言語学に関する内容を盛り込み、定期的に報告させていただきます。皆
様のご支援ご鞭撻を賜り、奨学生として皆様の役に立つべく頑張ってまいります。

どうぞよろしくお願い申し上げます。
Posted by 鈴木 at 17:08 | 自己紹介/紹介 | この記事のURL
【自己紹介】第18期生 田村誠志[2022年08月07日(Sun)]


皆様、初めまして。第18期奨学生 田村誠志です。
この度は日本財団助成事業の中、日本ASL協会が担当しておられる聴覚障害海外留学生の第18期留学奨学生として選考していただきました。誠に感謝しております。

私のことを少しでも知ってもらうために簡単に生い立ちを説明します。

私は誰?

私は京都で生まれ、京都で育ち高校まで手話を使わず健聴者たちと同じクラスで勉強をしていました。大学に入り日本の手話を使いコミュニケーションを取れるようになり、専攻は電子工学の学部生として過ごしていました。卒業年次では電子工学と手話言語学を併用した研究テーマを取り組みました。その後千葉で6年間、電子工学に携わる仕事をしておりましたが手話言語学に対する研究心は衰えず、どんどん強くなりギャロデット大学へ留学を決心しました。

なぜ言語学を?

私が学部生時代に電子工学を学んでいる時、新しい単語が出るたびに新出される手話単語の成り立ちについて興味を惹かれたのがありました。どのような特徴を捉え手話単語を形成していくか、日本手話と日本語対応手話の構文の違いなどを調査し、知的欲求が増え言語学による手話言語の書記法の論文を見た時、私も新たな手話言語を学ぶための書記法を開発したく言語学を究めます。

なぜギャロデット大学で?
ギャロデット大学は様々な国の出身から学びに来る聾者もおられグローバルな環境であり異なる言語についてのディスカッションが身近に行われやすい、言語学、教育学、ろう者学、歴史学のカリキュラムが豊富であるためアプローチから更なる研究の手助けできると信じ決めました。


今後二年間、このギャロデット大学で大学院生活を通して、成長していきたいと思いますので応援のほどよろしくお願いいたします。

画像はWashington Monumentです。
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Posted by 田村 at 05:07 | 自己紹介/紹介 | この記事のURL
日本財団笹川会長を表敬訪問[2022年08月04日(Thu)]
日本財団笹川会長表敬訪問

7月21日(木)、昨年11月に留学を修了し帰国した皆川16期生が、本事業の助成元である笹川会長を訪問し、帰国の報告、お礼のご挨拶に伺いました。

皆川さんは、ろう者への医療・看護を米国留学で学び、現在、米国ギャロデット大学の中の健康公平センターで仕事をしながら、日本の国立がん研究センターで研究員を務めるなど米国で学んだろう者に対する健康や医療に関することを日本の中で活かそうと活動しています。

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当日は笹川会長の計らいで日本財団職員で奨学生の先輩でもある川俣さん(左)も同席

「現在、障害者差別解消法など制度面での整備は徐々に進み、合理的配慮の一環で手話通訳が提供される場面も増えてきました。それでも医療者自身の気づきと対応は欠かせないと考えています。例えば、レントゲン検査は通訳者は同室できないケースが多く、息を吸って吐くといった指示が遠隔で行われます。そこで、レントゲン室の電気を消灯/点灯させる、ろう者に1,2,3と指で数えてもらうなど、お互いがわかる、タイミングを決める必要があります。音声中心の医療機関で、ろう者がどのような感覚、言語体験をしているのか、医療者自身が気づき、臨機応変な対応ができるように、啓発パンフレットを作成中です。少しずつ『気づき』を持った医療関係者が増えていくようにしていきたい。」と報告。
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笹川会長からは、「世界の障害者のためにどういう活動が出来るかを常に考えながら仕事をしています。みなさんから知識を頂いて活動しているので、遠慮なく言ってください。これから活躍されることを心から願っています。」と激励のことばを頂きました。

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ご挨拶終了後に、笹川会長と記念撮影
左から -日本財団笹川会長、皆川16期生

事業担当 根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 14:53 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL