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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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留学奨学金説明会、開催[2018年07月26日(Thu)]
留学奨学金説明会、開催

4月から募集開始となった今年の第15期留学奨学生
現在、
・大学・大学院進学コース(第二次募集) …学位取得を目指す方向け
・キャリアアップコース…専門性を高めたい社会人向け

の2コースで奨学生を募集しています。

そこで、7月16日(大阪)、7月21日(東京)で奨学金説明会を実施しました。
当日は、元奨学生が来場し、応募のきっかけ、留学中のこと、現在の目標など
参加者からの質疑応答に対応してくれました。

Yohei & Katsura.PNG
7月16日(大阪)         7月21日(東京)
牧谷陽平11期生         福田桂9期生
*武田4期生、川口7期生も来場  *太田1期生も来場

応募〆切まで、あと1ヵ月を切りました。
みなさまからのご応募お待ちしております。

ひらめきご質問は、メールでも受け付けております。
遠慮なく、ご連絡ください。
ryugaku@npojass.org (本事業専用)


事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 15:08 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
2018年6月生活記録 12期生 福島愛未[2018年07月09日(Mon)]
こんにちは、12期生の福島です。

6月の半ば、SNSで大阪に大きな地震があったと知った時は、冷やっとしました。幸い、実家には被害がなく、家族や友人の安否が確認できた時はホッとしました。地震が発生して数日後、ようやくニュースで被害状況を把握した時は唖然としました。海外にいると、このような災害時に、すぐに家族や友人の安否が確認できず、もどかしい思いをしました。

地震で被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。

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日陰にいてもポタポタと滴る汗と、むわ〜んとした湿気と共に、真っ青な海が目の前に。クラクラするほど真っ白な砂浜に反射する日差しが突き刺さるような暑さでした。

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ここは、アメリカの・・・ではなく、メキシコ🇲🇽です。夏休みのバケーションとして、メキシコを訪れました。友人の紹介でメキシコシティにあるIPPLIAPと呼ばれる聾学校を見学する機会がありました。

IMG_1348.HEIC


IPPLIAPは幼稚園から中学校までの生徒が、約50人ほど集まっています。ろうの先生も8人ほどおり、手話通訳者も2人いて、聞こえる保護者や来賓者のサポートを行うそうです。中学を卒業すると、近くにある通常の高校に進学しますが、手話通訳も派遣されるため情報保障の制度が整っているそうです。

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校長先生とろうの副校長先生と


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「NO Grito」=さけばない→手話を使おう

この聾学校は、私立の学校で、政府の支援ではなく様々なスポンサーの支援の下に運営されているため、この学校にしかない独特な工夫もあり、それは建物にも反映されていました。メキシコにはまだDeafSpace Designという言葉が浸透されていません。しかし、ろうの子供たちが使いやすいように設計された建物は、まさにDeafSpaceでした。

スクリーンショット 2018-07-08 午後5.11.27.png


日本にもDeafSpaceと呼ばれる建物はありませんが、ろう者が使いやすいように改修、設計された建物がいくつかあります。現在は、日本の建物に合った、DeafSpace のガイドラインがないため、それらをDeafSpaceと定義することが難しい状況です。これが日本の、今後の課題となってるのではないかと思っています。


IPPLIAPを見学後、ろうの先生方が、地元の美味しいタコスのお店に連れて行ってくれました。現地のろう者との交流を通して、メキシコ手話やタコスの正しい食べ方だけでなく、メキシコのろう教育の現状なども知ることができました。

スクリーンショット 2018-07-08 午後5.10.58.png


また別の日には、ろうの先生方に有名な観光地を案内してもらったり、他のろうメキシコ人達と交流、自宅にお邪魔する機会もありました。家の作り方が、アメリカとは異なり、面白い! もし自分が手話を使わない人生だったら、旅行先でここまで濃い経験をすることはあまりないのだろうと思い、改めて手話の魅力に気づかされました。



来月も、DeafSpaceに関する調査でアメリカの聾学校を見学する予定です。IPPLIAPとはどのような点が異なるのか、楽しみにしています。

スクリーンショット 2018-07-08 午後5.11.11.png

メキシコシティにあるビブリオテカ ヴァスコンセロス図書館。本棚が空中に浮いているような近未来的なデザインに圧倒されました。建築学生のみなさん、メキシコシティを訪れた際には、是非見学していください!また、この図書館には、メキシコ手話に関する部屋もあり、多くのろう者や手話学習者が訪れるそうです。



日本は梅雨が明け、本格的に蒸し暑くなったと聞いています。みなさんも体調にお気をつけて、また来月きらきら

2018年6月生活記録 第10期生 辻功一[2018年07月08日(Sun)]

你好、今日も生きています。
10期生の辻 功一です。

僕は今、中国の成都にいます。
ここ、成都では毎日ほぼ曇り、時々雨も降ります。成都は古くから曇天の地域として有名で、古典にもそのように表現されているそうです。
人々はフレンドリーでエネルギッシュです。毎日、夕刻になると公園や歩道のいたるところに人々が集まり、どっぷり日が暮れるまで(盆踊りのように)踊ります。

ところで、ここではスーパーやコンビニ、屋台、タクシーなどあらゆる支払いはすべてスマホで済ませることができるんです。僕なんかはもはや現金を持ち歩かず、あちこちでスマホでパパっと支払ってます。

中国企業アリババの支付宝(Alipay)もしくは同じく中国企業テンセントの微信支付(WeChatPay)のアプリを使うことによってスマホ決済ができるという仕組みですが、日本と違って急速に広まり定着した理由には、導入が簡単というところにあります。
QRコード決済方式(バーコードをカメラで読み取る)のため、専用のカードリーダーなどの機器導入も必須ではなく、また加盟店手数料なども原則不要です。

日本の電子決済では、一般的に売り手が3%〜5%程度の手数料を負担しなければならず、例えば1000円の商品を電子決済で売った場合は50円の手数料を運営企業に引かれ、実質の実入りは950円になります。これはギリギリの利益で経営している小規模飲食店などにとっては、結構重い負担になるんですね。
それが日本でなかなか電子決済が広まらない理由のひとつですが、中国ではこの問題がないので前述のように屋台まで電子決済が広まっているのです。

アリババやテンセントがどのように利益をあげているのかについては、他にゆずるとして、これには13億人という巨大な市場があるというのも一つのポイントです。

そんなスマホ先進国の中国ですが、中国人はあまり「歩きスマホ」しないんですよね。店などを覗くと、店員さんはお客さんお構いなしに寝転がってスマホいじくりまわしてるのに、何故だろうと思って観察していると、ひとつ気づいたことが。
ここ成都では車ファーストです。とにかく自動車が一番エライ。次にモーターバイク、自転車と続き、にわかには信じがたいのですが歩行者は轢かれても文句を言えないような雰囲気があります。それで、歩行者は常に周囲に気を配らないと成都の街は歩けないです。だから「歩きスマホ」なんてやってられないということなんだと。

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<バイクは自動車の次にエライからスマホながら運転、しかも逆走OK!?>

さて、成都に来てからすぐChinese Economy(中国経済)の講義が始まり、5週間みっちり講義を受けました。
中国こと「中華人民共和国」は中国共産党により統治されており、共産主義というと多くの皆さんは、なんとなく旧ソ連や北朝鮮など共産主義国家をイメージすると思います。しかし中国は、共産主義の実現のためにはまず発達した資本が必要であるというマルクス主義を基本的に踏襲しているので、現在は資本主義と共存しています。
そこがこれまでの北朝鮮と違うんですね。金正恩党委員長はまた違う考えを持っているかも知れませんが。

まあ、あまり政治的思想をここで説明するのもどうかなと思いますが、経済というものは常に政治思想と深くリンクしているのですね。
それで、このクラスでは歴史と政治思想を紐解きながら中国経済の移り変わりを勉強しました。

夏学期後半も成都にとどまり、Modern Chinese History(現代中国の歴史)を受けます。


以上です。
日本ASL協会から3,350km離れた西南民族大学からの報告でした。
ありがとうございました。
2018年 6月生活記録【13期生 山田茉侑】[2018年07月07日(Sat)]

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写真は、カリフォルニア州立バークレー大学の図書館です。
週に一度は図書館でMacを広げ、おしゃれな雰囲気に貢献しております。


今月は、縁があってとあるワークショップに参加しました。CDIの試験を受ける資格を得るためのワークショップです。
✩CDI(Certificated Deaf Interpreter)…手話通訳の免許を持つデフ通訳者

CDIになるには、様々な条件があります。
・約10日間のワークショップに参加
・筆記・実技試験の合格
・AAの学位(近い将来、大学卒業程度(BA)の学位が求められるようになるそうです)
など
実は、デフ通訳者の中にも、手話通訳の資格を持たないまま活動してきた方も多いそうです。通訳のトレーニングを受けられないまま、自分の経験を頼りに通訳してきたというお話も伺いました。
ろう者通訳が必要、でも人が足りない、そういう現状にあるそうです。
病院関係の手話通訳派遣の場合は、州の法律でCDIの資格のある通訳者の派遣が必須になっています。(ただし、その資格は医療に特化した資格ではないのです・・・。)

ワークショップでは、通訳のトレーニングをこなし、最後は実際にろう者を前に通訳の実践もしました。また、様々なテーマにスポットを当てた講義も受けました。講義のたびに議論が白熱し、連日夜の9時や10時まで講義が続きました。その中でも、一番印象に残ったものをシェアしたいと思います。

【他者と協働するときに、どうして相手のアイデンティティを知る必要があるのか。】
アイデンティティといえば、「デフアイデンティティ」などが身近ですね。そのほかにも、「留学生」「日本人」「○○ろう学校出身」などが、時としてわたしの中で強いアイデンティティとして現れてきます。
英語で、Intersectionalityという言葉があります。様々なアイデンティティが融合して人が人になる、また、時と場合によって、どのアイデンティティを大事に捉えるかという優先順位はうつりかわっていく。
例えば、聴者に囲まれているとき、デフアイデンティティがわたしの中で強く現れる、しかし、ろう者の中にいるときは、出自など他のアイデンティティが強く現れる。
昔読んだ本の中に、アイデンティティは抑圧からの昇華によってつくられるもの、とありました。Intersectionalityの概念と合わせて考えてみると、なるほど深いものがあります。
文化の違い、環境の違い、もっといえば、相手のバックグラウンドを知る。難しいですが、相手のアイデンティティを構築するものは何かを知ることは、人間関係構築の中でとても大切なことですね。

さて、なぜこのトピックに興味を持ったのかというと、この議論を通して突然アメリカ人を近く感じたからです。

ワークショップに参加した白人の中に、2歳の時にアメリカに移住した方がおります。その方は、アメリカ国籍を持っておりません。しかし、メキシコ人移民と待遇が異なるそうです。その理由の答えはただただシンプルで、見た目が白人だから、とおっしゃっておりました。他国からの移民と本質的には同じであるにも関わらず、アメリカ人として見てもらえる。しかし、国籍がないことで、2歳の時からずっとその方の中で葛藤し続けているそうです。
また、アメリカ生まれアメリカ育ち、ASLと英語が母国語の方ですが、見た目がアジア系の方の言葉も印象に残っております。その方は「アメリカ出身と言えど、親の出身も自分の中のアイデンティティを構築する大事な要素である」とおっしゃっておりました。その言葉に、参加者のほとんどが大きく頷いていました。
アメリカ人といっても、同じ人はいない。見た目や見えないところと、育ちのギャップにそれぞれ思うことがあり、アイデンティティの葛藤がある。そのような方達をココナッツ、またはオレオクッキーと例えられるそうです。

実は1年間ここカリフォルニア州で過ごしてみて、日本人、留学生というアイデンティティはあるもののなぜか現地の人と自分は異なるとは思えなかったのです。文化やバッググラウンドは異なるけれど、どこか本質的なところは同じだと思えたのです。その中で、日本と同じ、日本と違う、と区分していたのは自分の方だったのかもしれません。そう思う要因の一つに、今回、このような周りの人のお話を聞いて、なるほどと腑に落ちるものがありました。



最後に、CDIのワークショップに参加したことを20代のアメリカ人ろう者の友達に伝えると、みなさん興味深々でたくさん質問をうけました。その方達が、笑顔でいつかCDIとして活動したい、というのをきいて、またまたパワーをもらいました。
それでは来月またお会いしましょう。
2018年6月 生活記録 【第12期生 西 雄也】[2018年07月07日(Sat)]

 七月に入る頃、ワシントンDCでは、34度にもなるほど真夏の暑さになっており、水分補給が欠かせない時期となっています。さて、六月はDe'VIA のワークショップやDeaf Blind Camp(盲ろうキャンプ)に参加しました。どちらも充実した内容で、貴重な学びや体験ができたものです。

◆Deaf Blind Camp
 Deaf Blind Campは盲ろう者のキャンプであり、ボランティアスタッフの依頼と募集があったので、ボランティアスタッフとして参加しました。このキャンプでは、一週間の期間で行われ、朝から晩まで、SSPs(Support Service Providers)という立場を任されたので、盲ろう者の通訳や誘導、移動する為のガイドをしながらの状況説明やサポートをさせていただきました。もちろん、盲ろう者たちとも交流する時間もあったので様々な体験話(昔はろう者だったが、途中から盲ろう者になった方が多く参加していました)を聞くこともあります。そして、通訳は、講演や説明している人(ASLで)の話を、自分が担当している盲ろう者にASLで通訳を行うものでした。少し大変だったのは、講演者の中に、話すスピードが早く指文字をよく使う者もおり、英語の指文字を読み取り通訳するのに苦戦することもありましたが、一人当たりの盲ろう者の通訳には、基本SSPsが二名付くので、指文字のところだけ、カバーして頂きながら進めることができたという感じです。
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↑講演の様子

 Deaf Blind Campでは、様々なイベントが準備されていました。ボートに乗ったり、キャンプファイヤーやゲーム、ダンスなど様々な体験を一緒に行うというものであり、学べたこともあり、良い体験ができました。

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↑キャンプファイヤーや食事時の中間連絡



◆De'VIAワークショップ
 De'VIAはDeaf View/Image Artの言葉からきており、ろう者の体験を反映した作品を制作するものです。また、De'VIAという言葉は芸術のジャンル名として認識されています。
このワークショップでは、アメリカのそれぞれの州からデフアーティストやろう学校で美術を教えている教員のみが集まり、De'VIAやデフアートについて、多くの勉強会(講演会)やミーティング、そして多くデフアートの制作を行いました。自分はそのワークショップに特別参加させて頂きました。今回の会場は幸い自分が滞在しているワシントンDCにあるMSSD(Model Secondary School for the Deaf)です。

 ワークショップのスケジュールは下記の通りであり、朝から晩まで、1日のほとんどを美術教室内に滞在して、活動を行うという、強化合宿のようなスケジュールでした(期間は約一週間)が、学んだ内容がとても濃く、充実した日々を過ごすことができました。

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↑De'VIAワークショップスケジュール表

 ワークショップでは、De'VIAの活動の意義やこれまでの制作活動の報告について学んだり、De'VIAの今後の活動についてミーティングしました。また、デフアートをテーマにした制作活動を行い、デフアーティストのナンシーさんやデビッドさん、ガイさんなどからそれぞれ、制作の教授をいただきました。この期間で制作した作品は、彫刻、立体造形、絵画、版画、デザインなど全部で7点の制作活動を行いました。

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↑勉強会
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↑最終パーティ時の作品展示

 色々な方から、また来年も参加してねという声もあり、都合が合えば是非参加したいと思っています。
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↑集合写真


2018年6月生活記録 【第13期生 橋本重人】[2018年07月06日(Fri)]
こんにちは、日本では梅雨が明けてきた頃でしょうか。仕事帰りのビールが美味しく感じられる時期ですね。お酒が飲めない私は、カルピスやオレンジジュースで喉を潤しています。さて、今回はオーロニ大学での残り2つのクラスについての回想です。

4.Linguistics of ASL(ASL言語クラス)
アメリカ手話の言語的分析は初めてのことでした。最初は若干の戸惑いがありましたが、担当のサンドラ先生は受講生の中でたった一人の国際学生の私のことをとてもよく気にかけてくださいました。説明したら毎回すぐに私に向かって「Could you understand?(わかったかしら?)」と眉をあげる表情を投げかけます(眉を上げ、頭を少しだけ前へ動かすと、疑問形になります)。また、アメリカ手話だけでなく、音声言語としての英語についても学ぶことができました。このクラスでは聴学生への質問を通して、英語とアメリカ手話の比較をするという機会を得ることができたからです。たとえば人称代名詞としてShe(彼女)、He(彼)があります。相手が男か女か分からないときはItとは言わないのですが、実は「She」「He」とも言いません。見た目で判断して「He」「She」とは言わずに「Xe」または「Ze」と呼ぶそうです。それらは性別を限定しないニュートラルな人称代名詞となっていて、第三の性として生きる人のみならず、学生全員、教職員全員がお互いを呼ぶときに使用すると良いとされています。その相手が「自分は女性である」といった場合に、合わせて「She」と言い変えるそうです。アメリカ手話ではその人物を指さすだけですよね。興味深かったです。
このクラスを受講してから、ろう者の手話表現を少しずつですが分析するようになり、言語の面白さがわかってきました。
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サンドラ先生の顔の表情は本当に豊かです!脱帽です。

5.Deaf Education(ろう教育クラス)
アメリカろう教育の教育方針や教育システムなどの基本を学ぶことができたクラスでした。アメリカでは、アクロニウム(頭文字)をよく使うため、中間テストや最終テストではその頭文字の問題が20個ほど出てきました。例えば、ASD(American School for the Deaf)とかNAD(National Association of the Deaf)などです。暗記している時は、こんなのを覚えて役に立つのかなと疑問に感じましたが、ろう教育に関する情報をリサーチする際にそのような頭文字をよく見かけます。今でもネットで何かを読むとき「あ、これ、ろう教育クラスで習ったやつだ」と見つけることがままあります。
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トム先生はとても素晴らしい方です。秋学期にはデフカルチャークラスを担当し、続けてこの先生のクラスを受講することができてよかったです。彼はろう学生達に分かりやすく、面白おかしく手話表現をする方であり、私の目標とする人でもあります。

最後に、1年間メンターのステファニーさんには本当にいろいろとお世話になったことを記しておきます。初めて会った時に「私はあなたを学生として接しません。あなたは社会経験があるから、私は母親の立場から、あなたは教員の立場から対等に接してもらいます。」と言ってくださったのがとても印象に残っています。それぞれの大学院の先生方にテレビ電話を通してインタビューしたり、フリーモント地区の小学校やろう学校へ見学したりするなど、充実した1年間でした。オーロニ大学を出ても、彼女とは連絡を続けたいと思っています。ありがとう、ステファニーさん!
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ろう自閉症の中学生の娘さんがいて、私の目標や進路相談を親身になって接してくださいました。
奨学金説明会/相談会 7/16大阪、7/21東京、開催決定![2018年07月04日(Wed)]
奨学金説明会/相談会、7/16大阪、7/21東京、開催決定!

お待たせしました。
第15期留学奨学生奨学金説明会の開催日程が決まりました!

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各会場それぞれに奨学生を迎え、体験談なども聞きながら、奨学金制度をご案内やご相談に応じます。
奨学金制度って何だろう、応募できるかな、留学先の大学の様子は?等々、聞いてみたかったこと聞いてみませんか。

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1、大阪会場
日時:2018年7月16日(月・祝)
………午後4時〜6時
会場:大阪市青少年センター KOKO PLAZA 4階 講義室406
………大阪府大阪市東淀川区東中島1-13 -13
新大阪駅徒歩5分
定員:25名(先着順)
★牧谷陽平(11期生、ロチェスター工科大学/国立聾工科大学留学)の来場が
決まりました!今年5月に留学を修了し帰国。<ミニ留学体験談他>

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★川口聖(7期生、ギャロデット大学留学)の来場が決まりました!
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2、東京会場
日時:2018年7月21日(土)
………午後1時30分〜3時30分
会場:千代田区立障害者福祉センターえみふる 5階 講習室503
………東京都千代田区神田駿河台2-5
御茶ノ水駅から徒歩5分
定員:25名(先着順)
★福田桂(9期生、ギャロデット大学留学)の来場が決まりました!
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●参加希望者は、準備の都合上、出来るだけ事前にFAX、またはEメールで
 日本ASL協会までお申込ください。

●募集内容は、こちちから


事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 04:42 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
<第15期生募集> 8/20〆切で、留学奨学生を募集しています![2018年07月03日(Tue)]
<第15期生 応募受付中−8/20〆切>

・大学・大学院進学コース(第二次募集) …学位取得を目指す方向け
・キャリアアップコース…専門性を高めたい社会人向け
の2コースで奨学生を募集しています。

8月20日(月)です。

詳細は、募集のページでご確認ください。
15期生の応募のお問い合わせは、随時受付中。お気軽にご連絡ください。

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事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 00:07 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)