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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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1月6日(土)留学奨学生帰国報告会、会場と開始時刻変更のお知らせ[2017年12月21日(Thu)]
留学奨学生帰国報告会、会場と開催時刻変更のお知らせ
1/6(土) 午後2時〜、東京(三田)で開催します!

都合により、会場と開始時刻が変更となりましたので、お知らせいたします。
変更後の会場では、磁気ループの使用も、可能となりました。
下記の通りの開催となります。どうぞよろしくお願いいたします。
変更案内20180106横.jpg

【変更後の会場と開始時刻のご案内】
1、日時
2018年1月6日(土)午後2時〜午後6時(開場:1時40分)

<主なスケジュール>
2:15〜 報告1 山本綾乃奨学生
    「IEP(個別の教育計画)〜チーム支援体制とは〜」
3:30〜 報告2 山本芙由美奨学生
     「インターセクショナリティの視点でろう性的少数者支援を考える」
5:00〜 交流会

2、会場
東京都障害者福祉会館 集会室A(1階)
(東京都港区芝5−18−2)
*手話通訳、パソコン通訳付き、磁気ループもご利用いただけることになりました


ただ今、多くのみなさまからお申し込みを頂戴しております。
残席も少なくなってまいりました。
参加希望の方は、ぜひお早めにお申し込みください。

お申し込みは、こちらから *クリックすると申込画面が開きます
または、下記まで、お名前とご連絡先を添えて、お申し込みください。
ryugaku@npojass.org(日本財団助成事業・専用受付)
03-3264-8977(Fax)


協力:
日本財団聴覚障害者海外奨学金事業留学奨学生同窓会

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 13:23 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
2017年11月生活記録 第10期生 辻功一[2017年12月08日(Fri)]

こんにちは、今日も生きています。
10期生の辻 功一です。

例年のごとく、チコではこの季節になると無数の落ち葉が道路を埋め尽くし、
それをスコップでかき集める姿が街中の至るところで見かけます。
それはまるで北国の雪かきの姿のようでどこか懐かしく感じます。(僕自身、全くの雪国出身ではありませんが・・・)

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<何でもないある日のキャンパス>

10月終わりから11月にかけてアメリカでは最大級と言ってもいいほどのイベントが目白押しで、Halloween(ハロウィン)を皮切りにThanksgiving Day(サンクスギビングデー)、Black Friday(ブラックフライデー)、Cyber Monday(サイバーマンデー)と続きます。
ここチコは学生の街なのでハロウィンは賑やかになり、街中のバーは行列ができるのですが、サンクスギビングデーとブラックフライデーは学校が1週間休校で、学生たちは旅行や帰省でチコを離れるため一転静かな街になります。
しかしどういう訳かチコのショッピングモールや家電量販店ではブラックフライデー前日の午後6時から開店し、当日の夜10時までぶっ通しで営業します。先述の通りチコからは大勢の人が離れるため、採算が取れているのか不思議でなりません。

さて、早いもので今学期も終盤に差し掛かり、プロジェクト発表の準備や分析レポート作成、そして期末テストに向けての勉強で忙しくなってきました。

BLAW 415 (Entrepreneurship Law)
「起業家のための法律」
11月は主に著作権や特許、商標関係のレクチャーを受けました。これまで特許に対して、特許取得すれば自分の発明やアイデアは保護されるとか、もしかしたら特許権で利益が出るとか漠然としたイメージを持っていましたが、実は全然そんなことないんですね。特許を取るためのリソース(費用や時間)を費やし、結局商品化にまで至らなかったり、商品化したとしてもすぐ似たような商品がどんどん出てきて、いちいち訴訟するにもまたリソースがかかるし、勝訴できる保証もない。結局は弁護士さんが儲かるという仕組みだと現役弁護士の教授が話していました。

MGMT 451 (Business Plan Development and Financing)
「ビジネスプランの策定と資金調達」
目下ビジネスプランを作成中ですが、ここで面白いことが。あるデータをネットで探しても曖昧な数値しかなくて四苦八苦していたところ、ふと渡米前に日本ASL協会から餞別として頂いた「アメリカ留学公式ガイドブック」を開いてみたら、あるわあるわ、欲しかった情報がぎっしり詰まってました。実を言うとこの本を頂いてからこの日までまともに開いたことはなく、まさかここで役立つとは思ってもみなかったです。

MGMT 452 (Launching and Managing the New Ventures)
「ベンチャーの立ち上げと管理」
チームごとにIPO(新規公開株)予定の会社をピックアップし、その会社について色々な方面から分析したレポート作成とプレゼンテーションをするという内容です。僕のチームはDJIという中国発のドローン会社をチョイスしました。なぜこの会社にしたのかというと、僕が中国語(漢字)ならある程度読めるので調査がより楽になるだろうというのと、逆に教授は読めないからDJIについての知識も持ち合わせておらず、突っ込まれる可能性が低いだろうという邪な発想からです。スミマセン。

以上です。
日本ASL協会から8,188km離れたチコ大学からの報告でした。
ありがとうございました。
2017年11月生活記録 【第13期生 橋本重人】[2017年12月08日(Fri)]
 師走に入って、時間が経つ早さに驚いています。こちらでの生活は、秋学期の総まとめとして復習や12月中旬に行われるFinal test(期末テスト)、エッセーの総仕上げなどで忙しい日々ですが、ここまでなんとかやってこられました。

さて、以前少しお伝えした通り、私はフリーモントろう学校でのボランティアに参加しています。9月は小学部4、5年生のSpecial-needs class、10月は2、3年生のSpecial-needs class、そして11月からは5歳児クラス(幼稚部)であるKindergarten。フリーモントろう学校のKindergartenは日本のろう学校のように3〜5歳児クラスをまとめて指すのではなく、5歳児クラスをそう呼んでいるそうです(ちなみに、3歳児クラスはPre-school、4歳児クラスはPre-Kindergartenと呼びます)。私はKindergartenで1ヶ月間ほどボランティアをしました。

子どもたちは、学校に着くと自分の伝えたいことを先生に伝えようと、必死に手話を考えて話しかけていました。もちろん、私にもたくさん話しかけてくれました。日本では先生と会ったらお辞儀をしながら挨拶をしますが、ここの子どもたちは手を振り上げて「Hi!」「Hello」、または手話で「Good Morning!」とかっこよく挨拶をします。中にはハグをしてくれる子もいて可愛かったです。

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写真1
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写真2
写真1のように教室はとてもカラフルで、壁にはたくさんの文字や手話のイラストが貼ってありました。写真2は本のコーナーです。青いソファが2つあり、リラックスしながら本を読むことができます。クラスではろうの先生と聴者の先生がペアになって、ダイナミックに分かりやすく子どもたちを指導していました。朝の会では写真3の流れで進めていました。
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写真3

1. Greeting(挨拶):子どもたちが円になって座り、一人の子どもが隣の子どもに名前を言ってから朝の挨拶をします。挨拶をしてもらった子どもは隣にいる子どもに挨拶をするという流れで進めていました。
2. Sharing(情報共有):先生が課題(話し合うテーマ)を出します。二人の子どもがテーマについてそれぞれの意見を発表します。その発表の後、聞いた子どもたちは感想を言ったり質問をするという形式です。「得意なことは何ですか」というテーマで、「縄跳びが得意よ!」、「絵を描くのがうまいんだ。」と言ったりしていました。
3. Group Activity(レクリエーション):ルールの決まった簡単なゲームをします。子どもたちは楽しそうに参加していました。ルールを理解してない友達に分かりやすく説明している子どももいました。
4. Morning Message(先生の話):それぞれの先生が今日の流れなどを分かりやすくはっきりと説明していました。子どもたちは一生懸命先生の話を聞いて(見て)いました。ろうの先生は日にちや天気、数の数え方の確認をしていて、聴者の先生は写真4、5のように単語のスペルの確認をしていました。
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写真4
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写真5

ろうの先生は子どもたちの手話表現を慎重に確認をして、メモ帳に記録を取っていました。子どもたちの下校後に、メモをもとに聴者の先生とミーティングを行っているそうです。チームティーティングとしての役割をきちんとこなしていて、とても素晴らしいと思いました。教員同士の連携は子どもたちのために必要なことですね。先生たちは子どもたち一人ひとりの話を真剣に聞いて、丁寧に答えていました。手話だけで理解しにくい場合はパソコンを引っ張り出して説明をしていました。そういった努力のおかげで、子どもたちは先生たちをすっかり信頼し、落ち着いて活動していました。

Kindergartenで、本当にあった面白い出来事を描きます。
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やはり、日本だけでなくここでも女の子の方が強いですね。男の子たちは先生に怒られると落ち込むか泣き出すのが多いですが、女の子たちは言い訳を考えて言ってみたり、「私は悪くない!」と強く抵抗したりしますね。男の子たち、頑張れ。


2017年11月 生活記録 【第12期生 西 雄也】[2017年12月07日(Thu)]

11月になってから、ワシントンDCは気温がマイナス1度になることもあるという冬並みに寒くなってきています。また、あっという間に今学期も終わりに近づき、11月の終わり頃からは、サンクスギビングデイもあり、クラスもラストスパートに入っている最中です。

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↑ギャロデッド大学の校内

◆クラス
EDU600
K-12 Curriculum and Instructional Technology

このクラスでは月〜金まで、それぞれの合計5つのカリキュラムを作成するプログラムであり 、月曜日の授業を中心に自分の指導する授業のカリキュラム作りを想定しながら行います。パワーポイントや授業で使用する資料作り、ウェブサイトのリンク作成なども行いました。そして、最近まで、火曜から金曜日までの四つのカリキュラムを作成し完成させるという、プロジェクトがあり、多くの作業に少し参りそうになりながらも完成することができたという状態です。最終的には自分の作成したカリキュラムをプレゼンテーション形式で発表しました。

EDU701 
Deaf Learners and Education in Bilingual Communities

ろう教育についてフェイスブックやインターネットなどのソーシャルメディアには、様々な良い情報もあるので、それを元にそれぞれの生徒達が発表するという取り組みを行いました。自分はLanguage Deprivation(言語の剥奪)というのを題材にし、ろう者が言語獲得が困難なことについてと、手話のことを視点に入れながら発表しました。

EDU720
Introduction to Research

クラスの中で研究に必要なポイントを学びながら、テーマに沿って5つの文献を読み、まとめています。多くの枚数の文献を読み、その上必要なポイントを抜き出していくという大変な作業だったので、チューターに沢山お世話になりました。最終的には自分が研究した「聴者の親とろうの子供の(相互)関係について」をテーマに発表しました。

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↑プロジェクトの発表

EDU785 
Field Experience and Seminar

今回は2つの学校を見学しました。

・The River School(リバー校)
この学校は0〜5才までの年代を対象に口話教育を中心とした学校です。教員の中には多くのギャロデッド大学を卒業した者(聴者)もおり、その方にガイドしていただきました。少し驚いたのは、その教員から、この学校はほとんど多くの聴者の保護者の希望や要望によってできたともいえるという話があったことです。また、ある意味、聴者の保護者のために作られた学校といっても過言ではないという話もあり、少し衝撃であると思いつつ、複雑な気持ちになったものです。また、その学校の生徒達の様子を見学していると、学校の体制づくりは良いものであると感じましたが、その一方生徒達の様子を観察すると気になることがいくつか目につきました。生徒達は無邪気で可愛く笑顔もあるのですが、授業の様子を見ていると生徒達は口話で話をしており、授業の時にほかの生徒の発言を聞いていなかったり(生徒同士も口話であるため、スムーズに理解できていないのもある)、ずっと会話に関心を持たない生徒が何人かいるという、これまでのろう学校を見学した時の授業の様子と状況が結構違っていました。
そして、この学校を卒業したらそれぞれの道に進むといい、あとは知らないという状況です。そして、この学校はろうアイデンティの育成につながるプログラムはあまりないと言います、ろう教育において口話教育のあり方について考える必要のある課題だと改めて考えさせられたものです。

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↑The River School


・Frost Middle School(フロスト中学校)
多くの生徒が在籍しており、なんとこれまでその学校は200もの様々な地域(海外も含む)の生徒達が集まり、それぞれの生徒はそれぞれ違った言語を持っています。言語数を統計すると160もの言語があります。そして、ろう者や発達障害、様々な障害のある生徒も在籍しています。更に、それぞれの生徒にあったプログラムを用意するとい言います。とても素晴らしい印象を受けたのですが、どのようにカリキュラムやプログラムなどをマネジメントするのかが気になり、案内していただいた職員に質問しました。訪ねたところ、簡単ではないが、トライしながら進めることが大事、そのことについてよく問題点も起きるが、その時に対応していけば良いということでした。日本ではあまり考えられない、アメリカらしいといえばそんな感じでした。
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↑Frost Middle School


◆Thanksgiving
サンクスギビングデイは友人達とニューヨークへ行き、パレードがあったので参加したり友人達と観光や交流を楽しむことができました。更に、DCで友人たちとその友人の子供達を囲んで食事会や交流会を楽しむという充実したひと時を過ごすことができました。

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↑ニューヨークの「Macy's」というパレード

冬休みは心身ともにリフレッシュしながら春学期に向けての準備を進めていきたいと思います。

2017年11月生活記録【第13期生 山田 茉侑】[2017年12月03日(Sun)]
みなさまこんにちは。
早いものでアメリカに来てから4ヶ月近くが経ちました。

1)病院関係
今月は、多少痛い目にあいました。その分いろいろと学ばせてもらいました。
実は自転車で自損事故を起こしてしまい、顎を割って病院にお世話になってしまいました。最初に病院のカウンターで、手話通訳もしくはVRI(リレーサービス https://signlanguage.com/vri/)を頼み、断られた時は英語の筆談を覚悟しましたが、いざ診察室に入るとちゃんとVRIが用意されていた時は拍子抜けしました。
カウンターの中と外で通訳に対する認識が違うのか、今となっては謎です。

また、診察の際も、こちらから積極的に質問をしないといけないようです。
「レントゲンの結果はどうですか?」「傷は縫わなくていいのですか?」と聞かないと、必要最低限のこと以外分からないまま終わりそうでした。アメリカンスタイルでしょうか。
また、「傷は残りますか?」という質問に「ずっと残ります。消えることはないでしょう。お気の毒に!」とストレートに言われた時はショックで数週間は引きずってしまいました。医者の言葉一つで患者の気持ちは大きく揺れます。ろうのお子さんを持つ保護者方が、子どもが聞こえないと告げられる時、どんな気持ちでそれを聞いているのか、改めて考えさせられました。

これから留学をされる方は、真っ先に緊急事態が起こった時の対策を大学のカウンセラーに聞いておくことをお勧めいたします。例えば、保険が適応できる病院の場所や、救急車を呼ぶ際保険が使える条件は何か、など。何かがあった時にやらなければいけないことに対してどれだけイメージができるかどうかで、不安の大きさが違います。

また、病院に到着すると、何があったのか、どういう症状なのか、何の目的で来たのかを、いろんな担当の方に繰り返し説明しないといけません。
あらかじめ一生懸命英語でメモしたものを用意しておいたので、質問された時は嬉々としながら印籠の如く見せました。使い回せて大変便利でした。


2)申込書の性の記入欄
ある大学院の願書が、とても素晴らしく、感動しました。
今まで見て来たものは、「男」か「女」という選択肢しかなかったのですが、今回は、自身の性自認を自由に書ける欄が設けられていました。

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他の大学院では、「男」「女」「その他」という選択肢が用意されていました。

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そういえば、TOEFLのアカウントを登録する時は、こんな欄が出て来ます。

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「答えたくない場合」という選択肢がありました。
こういうのも一つの選択肢としてあるといいですね。

大学院の願書以外、例えば外でカードを作る際の申し込みの記入欄には、男女の選択肢しかないところもまだあります。でも、このように大学の申込書から少しでも選択肢が広がると、生きやすくなりそうですね。

3)サンクスギビングデイ
アメリカでは毎年11月の第4木曜日、家族や親戚が一斉に集まってお祝いをする祝日があります。その祝日を「Thanksgiving Day(収穫感謝祭)」と言います。
毎年、オーロニ大学の先生が留学生のために特別にパーティを開いでくれるそうですが、今年は大学側の諸事情による規制のため、無しになりました(涙)

その代わり、アメリカ人知人の家にお邪魔しました。
大きなTurkey。

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別の家では、「サンクスギビング」ではなく、「友人交換パーティ」という名目のパーティを開いていました。近頃カリフォルニアでは、サンクスギビングデイはネイティブアメリカンに失礼ではないか、という考え方が広がっており、サンクスギビングデイを祝う家庭が減っているそうです。というのは、かつてネイティブアメリカンは土地を取り上げられ、大量虐殺されてきました。アメリカの白人にとっての感謝祭は、ネイティブアメリカンにとっては悲しい歴史の日になります。
だから、今回お邪魔したお家では、あえて「友人交換パーティ」と名付けていました。参加してみると、みんながみんな初対面でした。でも、トランプ政権の話(全くわからなかった)からTargetでお得に買い物をする方法まで、すごく話が盛り上がりました。まさにろう文化の象徴である「情報共有・交換」を垣間見た瞬間でした。

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ベジタリアンに配慮した食事をみなさん持って来ていました。配慮すると、パスタ系がかなり被ってしまうようです。
2017年11月生活記録 第11期生 <牧谷陽平>[2017年12月01日(Fri)]
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<クリスマスシーズンへ突入>

去年は11月に猛吹雪が降り,Thanksgivingは学校が休校になったのですが,今年は思いっきり,Thanksgivingの前の日は夜までクラスがありました。とある日,家までの道を歩いていると,ちょっと不思議なものがありました。モミジはたいてい,緑→黄色→赤へと変身していくのですが,Rochester は気温の上下が激しくて,樹木を混乱させてしまいます。その結果,写真のように,“黄色の過程”をジャンプして,緑と赤の2色の模様替えになってしまいます。
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Rochester の気まぐれな天候は,わけのわからない状況も作り出します。
マングローブを思い出させる一瞬でした


11月は感謝祭があったのですが,その傍らでは宿題に追われる日々が続いています。学士のプログラムの友人がたくさんいるのですが,彼らもプロジェクトに追われているとのことでした。しかし修士課程はとことん研究し,深く考えて一つの作品を作り上げるという作業が多いです。


手話通訳者とはなにか。その働きとは何か,を今学期ではたくさん学びました。
あるろうの患者が治療を受けることになり,治療の現場に手話通訳者が同行することになりました。治療の際,ろう者が痛みを伴うため,ろう者は落ち着きませんでした。すると,そのろう者が手話通訳者に「あなたの手を握ってもいい?落ち着きたいの。」と言ってきました。
これに対して手話通訳者が行動をとるか。この行動のことを Control (決断) といいます。日本語では“コントロール”とはその場の状況を左右させたり,調整させたりするという意味になりますが,このクラスでのControl の意味は手話通訳者がとる手段のことです。

たとえば,
   1. ろう者の言う通り,手を握らせてあげる
   2. 手話通訳者の仕事ではないので,手を握ってもらえる人を,関係者にお願いする
   3. 私の仕事ではないのよと言って,断る
   4. 何の反応もなく,無視して通訳を続ける
などといった決断が例に挙げられます。これらを Control といいます。

このControlをさらに深く追求していきました。たとえば「活動的」か「非活動的」か,ということです。
  「活動的」:その現場に手話通訳者がとことん加わること
  「日活動的」:手話通訳者がその現場で何もしないこと
このことを考えると,私の見方は
1は「活動的」,
2は「活動的」と「非活動的」の中間,
3は「非活動的」,
4は「かなり非活動的」
です。これらの行動が「活動的」なのか「非活動的」なのかは,人々によって異なります。だからどの行動が正しいか間違っているかと評価することはできません。手話通訳者だけでなく,他のことにも応用できますね。たとえば,教育現場で生徒が試験で悪い点を取った場合,どう行動をとるか,が挙げられます。
   1. 放課後などに,先生の部屋に来なさいといって個人で指導する
   2. クラスメイトに教えてもらいなさいとアドバイスする
   3. ほかのクラスメイトにお願いして,そのクラスメイトに教えてもらうようする
   4. それは自分の責任だから,仕方がないと言う
これらの Control をあなたは「活動的」「非活動的」を使って分類しますか。分類してみてください。

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<配合するのに時間を要するスポーツドリンクを,時間のない朝に作って飲むよりは,
あらかじめ作っておくという,友人のアイデアは斬新でした>