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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2017年7月生活記録 第11期生 <牧谷陽平>[2017年07月30日(Sun)]
7月に入り暑くなるかと思ったものの,気温は20~28度で安定しており,13度になったり30度になったりする日も出てきたのですが,暑すぎず快適な日々を過ごす一方で,2つある夏学期のクラスも1つ終えるところです。たまに日本の友人と連絡を取るのですが,暑くて夜寝れないということを聞いて,こちらでの涼しい生活をかみしめながら,夜はぐっすりと暑さに苦しむことなく爆睡しています。日本の皆さんすみません。でも冬は厳冬ですので・・・

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<7月末にこんな気温になりました。。。ここでは梅雨の季節と初秋の季節が同時にやってきます>


Special Education in the Social Context
6月から引き続きこのクラスを取っています。先生はこちらのペースに合わせてくれていて,本の内容が分からなくてもこちらが理解するまで例を挙げて,説明してくれます。このクラスは障害を4つの立場から考えており,それらは医学,社会,政治,文化の視点から見ています。6月の生活記録で紹介した本 “Stigma” の他に,Everyone Here Spoke Sign Language という本や,いくつかの記事を使ってクラスを進めました。

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<Everyone Here Spoke Sign Language の本>


この Everyone・・・という本は,とある島の昔の話で,ヨーロッパからの訪問者が来たあとに,その島でろう者が増えていったのです。彼らがろうの遺伝子を持っていたため,ろうの子どもが生まれていき,島の中にろうがたくさん出てきたため,村じゅうの人々が手話で会話をしたのです。しかし,アメリカろう学校がコネチカット州にでき,村の中の人々同士でしか結婚しなかった文化が,村の外の人と結婚する文化に変わったことにより,ろう者が減っていき,今ではもはやその島にろう者はほんのわずかしかいなくなりました。その結果,手話がなくなってしまったのです。また,盲のことについて書かれた記事を読んだのですが,その中にある,とある言葉が印象深く残りました。そのことばは
“盲者は盲者で生まれてくるのではない。目が見えにくい人として生まれてきて,その後,出会っていく人や社会に直面して盲者になっていくのである”

かなり的を射ていた言葉でした。確かに,ろう者はろう者として生まれてくるのではなく,耳が聞こえにくい人として生まれてきて,その後の人生でその人が決まる,ということです。

今月は1つ目のクラスを終え,2つ目のクラスが始まりました。しかし先生の都合でなかなか先生に会えず,2つ目のクラスはどうやら,オンラインで課題を提出することが多くなりそうです。使う本は Cultural and Language Diversity and the Deaf Experience (文化・言語の多様性とろうの経験) です。

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<文化・言語の多様性とろうの経験の本
表紙の青は何を意味しているのでしょうか>




著者は Ira という人ですが,彼女はインド人で白人男性と結婚し,白人とインド人の文化の違いから,ろうについても言及したこの本を著したようです。中身は18章から成り立っているのですが,中にはMSSEのボスが書いたものや,去年Ohlone College でろうについていろいろ学んだ Thomas Holcomb 教授の書いたものまでありました。18章をすべて読めるはずがなく,先生が,学習するのにいい章を選んでくれました。昨年,このクラスを取ったクラスメイトによるとこの本はとてもいい本だと聞いたので,読むのが楽しみです。

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<7月末に大学内の林に行きました。涼しかったのですが,
蚊がたくさんいてゆっくりできませんでした>


◆今回のひとこと◆
7月に入って,NTIDでExplore Your Future (あなたの未来を探検) というイベントが開催されました。アメリカにいるろう・難聴の中学生・高校生がNTIDに来て,いくつかのクラスを受けたり,他のろう・難聴の子と関わっていき,NTIDが自分に合っているか,また,自分に合う学科は何か,を探していくプログラムです。このプログラムのとあるスタッフが私に言ってきたことばが,ちょっと気になりました: 「人工内耳をした数人の生徒のグループが,手話を使わず口話で話をしているんだよね。」 NTIDはろう文化やろうの言語を大事にしていく場所であるが,そこに口話しか使わない難聴者が入ってくると,ろう文化がどんどん押されていってしまうのです・・・。口話しか今まで使ってきていない人はNTIDで手話言語を学んでいって,ろうとのかかわりを増やして,ろうのことを知る必要がある,と感じました。
第14期生、応募締切まであと25日![2017年07月27日(Thu)]
第14期生、応募締切まであと25日!

4月から募集している第14期留学奨学生
最終応募締め切りは、8月20日(日)です。

今年から、応募書類が変更になっています。

応募書類.JPG
1)申込書(所定書式あり)
2)留学計画書(所定書式あり)
3)推薦状 2通(所定書式なし、日本語)
4)語学能力を証明する書類(この語学証明書類のみで合否決定はありません)

準備に時間を要するものもありますので、早めにご準備ください。
応募申込は、随時受付中。


事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 15:47 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
留学奨学金説明会、開催[2017年07月20日(Thu)]
留学奨学金説明会、開催

募集要項が新しくなった今年、5月(東京)、7月(名古屋、松山、大阪)と全国4ヶ所で説明会を実施しました。
各会場とも、応募の準備をしている方や将来の目標(夢)の1つとして留学を考えている学生さんたちが参加してくれました。

参加者からの質問では、応募の仕方や書類作成時のポイント、選考時の様子、留学生活など、多くの質問が寄せられました。
当日は、支援を終了した奨学生が協力をしてくれ、大学での様子や留学して感じたことなどの体験談を含めて、質問に回答頂きました。

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7月2日(名古屋)
武田太一4期生とウエブチャットから現在米国留学中の牧谷陽平11期生がライブ参加

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7月15日(松山)         7月16日(大阪)
太田琢磨1期生          山本芙由美11期生(左)と川口聖7期生(右)

応募締切まで、あと1ヵ月となりました。
みなさまのご応募お待ちしています。



事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 14:34 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
第10期 山本綾乃奨学生、帰国[2017年07月10日(Mon)]
第10期 山本綾乃奨学生、帰国

7月9日、ワシントンD.C.から第10期の山本綾乃奨学生が留学を修了し、
無事に日本に帰国しました。
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<”ただいま!”(山本綾乃10期生−写真中央)
 ”おかえり〜!”ろう学校時代の同級生(写真左右)がお出迎え −成田空港>

留学中は、ギャロデット大学大学院ろう教育学部スペシャルプログラムで学びました。
卒業後も、ギャロデット大学内にあるケンダル聾学校のサマークラスで実習を積むなど、在学中からいくつかの聾学校で現場実習(経験)を重ねてきました。
今後の活躍にご期待ください。
ご支援いただいたみなさま、ありがとうございました。

*山本綾乃奨学生の留学報告会は、2018年1月6日(土)東京・赤坂。
 (参加申込の受付開始は、今秋から。募集開始時は、改めてご案内します。)


事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 12:46 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
2017年6月 生活記録 【第12期生 西 雄也】[2017年07月07日(Fri)]

夏休みも終わり、現在サマークラスが始まっています。
Ohlone 大学内は自分の国や地元へ帰省するなど、学生が少なくなり、少し静かな状態です。

◆サマークラス
サマークラスは一段上の英語クラスを受けようと考えていましたが、授業のスピードが速くなることもあり、春学期に受けたクラスの内容に近い151Aクラスを履修することにしました。春学期はリーディングの内容を中心にしていましたが、今回受けるクラスはライティングを中心とした内容です。
サマークラスはクラスによって6〜8週間と期間が違っています。ライティングクラスは週に三回ということもあり、8週間の期間で受けることになっています。サマークラスは一学期の半分ぐらいの期間で受けるので、授業のスピードは速く、課題の量も二倍の量で進めることになっています。そして、クラスが終わった後はLabで毎回クラスの課題に取り組んでいます。
このクラスはライティングだけでなく文法表現についても学びつつ注意しながら進めるので良い勉強になっています。


◆夏休みの期間
話は戻りますが、夏休みの期間は3週間ほどあり、サマークラスに向けてリフレッシュするということで様々な場所へ足を運びました。
まずは、デフイベントがロサンゼルス近くの『Six Flags』という遊園地で開催されるというので友人と一緒に参加してきました。どんなものかなあと思いつつ参加してみると多くのろう者が参加し、園内のあちらこちらで手話で話しをしている人々を見かけるという状況であり、何人かのスタッフも簡単な手話ができる状況でした。並んでいる時に近くにいる何人かのろう者と時々交流するなど面白い体験ができました。

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↑Six Flagsのデフイベント


他にはロサンゼルスにある、カリフォニア州立大学ノースリッジ校(CSUN)へも足を運んだりしました。これまでCSUNへは何度か、行ったことがあるのですが、大学が休みの時だったので、ほとんどの建物が閉鎖しており、CSUNの学生達もいない状態でした。しかし、今回はサマークラスの期間に参加したので、CSUNの学生達がいる状態で参加するのは初めてです。校内は学生やスタッフ達で賑わっており、この機会にサービスセンターもデフカウンセラーとお会いすることができました。そして、カウンセラーにCSUNの歴史についてのお話を聞き、CSUN内も案内していただくなど貴重な体験ができました。CSUN内にある幾つかの建物内を見学し回ったところ、CSUNはかなり広く、端から端まで移動するとなると約1.5kmの距離なので、徒歩で様々な場所へ移動するのは大変な印象を受けました。しかし、その分立派なジムや図書館、リラックスできる建物、大きなブックストアなど良い施設も沢山あります。

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上:CSUNの入り口近くにあるオブジェ
下:ろう・難聴サービスセンター


6月下旬には毎年サンフランシスコ開催されているLGBTのイベントがあるというので、友人と一緒に参加してきました。パレードの開催時間は10時半から2時まで。ブースやイベントは夕方までというスケジュールでした。さすがに長いこと居ませんでしたが、現地では多くの多様な人々が集まり、賑わいでいました。また様々な人々と関わり合うことで良い経験を得ることができました。

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↑サンフランシスコのLGBTパレード会場


最近、気温の変化が不安定な状態なので、体調を崩さないよう気をつけていきたいと思います。
それではまた。


2017年6月生活記録12期生 福島愛未[2017年07月04日(Tue)]
こんにちは、12期生の福島です。


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湿気でむわ〜〜んとした夏がやってきました。
ここはカリフォルニア、フリーモント…ではなく地元、大阪です。



6月半ばに約1年ぶりに日本に帰ってきました。



夏の間の一時帰国でもなく、本帰国でもありません。




今回は休学という形で帰ってきました。



ご存知の通り今年初めに交通事故に遭いました。
骨折箇所が悪く、リハビリを続けていたのですがなかなか良くならず、
体調も悪くなるばかりでした。


それに加えて6月上旬に体調が急変し
救急外来で受診した結果、盲腸であることが発覚しました。

すぐに手術を受けなければいけないくらい危険な状態だったので
夜の11時頃にも関わらず緊急手術を受けました。

今回の手術は急なものだったので、手話通訳もなく一人で受けるという
不安でいっぱいの手術でしたが無事に終えることができました。

が、何より不安になったのは術後24時間もたたないうちに退院させられたことです。
ふらふらの状態でしたが友人が助けにきてくれ、無事にホームステイ先に帰ることができました。
アメリカでは一般的なようですが、日本では考えられないようなシステムです。

母がすぐにアメリカに駆けつけてくれたおかげで自宅療養でも安心することができました。



現在、内部の痛みは続いていますが経過は良好です。



アメリカで、半年で2回も手術を受けるという厳しい経験をしたので
事業関係者や家族、自分自身でもよく考えた結果

休学

という形を取ることにしました。
骨折箇所の痛みがまだ治っておらず春学期は痛みに耐えながらの勉強で
精神的にも肉体的にも厳しい状況でした。

健康であることが留学生活を送る上でもっとも大切になるのではないかと考え
まずは身体をしっかりと治し、またアメリカで頑張れるようにしたいと考えています。

休学中も引き続き英語の勉強を続けます。

100%元気もりもりになったら、またブログでご挨拶させていただきます。
ではその日まで^^

2017年6月生活記録 第10期生 辻功一[2017年07月01日(Sat)]

こんにちは、今日も生きています。
10期生の辻 功一です。

日本では梅雨真っ只中のこの頃、チコでは春学期が終わるのと同時に大勢の学生たちが各々の実家へと帰省し、一瞬にして静寂の街となりました。

ビール
<シェラネバダのビアテイスティング。これでたったの3ドル!>

僕は引き続きチコに留まり、サマークラスを受講しています。
そういえば昨年の夏はタイ王国へ留学していたんだな。すごく最近のような気がしますがもう1年経つんですね。
まだ未受講の一般教育クラスが残っているので、今年も留学したかったのですが、来たる秋学期に向けて今のうちに受講した方が良いビジネスのクラスがあるため、今年は初めてのチコでの夏学期を迎えました。

BLAW 302 (Managing the Legal Environment)
直訳すると「法的環境の管理」。
本当にざっくりと言うと、アメリカには憲法、州法、そして会社法の大きな法律があり、こちらのクラスでは主に会社法について学びます。法律関係は小難しい話や専門用語が出てくるため(声を小さくして)正直つまらないんですよね・・・(笑)
でもこのクラスの教授はなんと現役弁護士さんで、様々な事例を持ち出してわかりやすく解説してくれるので、すごく興味深く、楽しく受講できています。オヤジギャクをちょくちょく挟んでくるのはご愛嬌ということで。
特に興味深かったのは、日本では、公共入札なんかもそうだし、地元で創業してうん十年とかPRしたり、地元企業としてけっこう地元との結びつきが強い気がするのですが、アメリカはそんなこと一切気にしないんです。どの州の法律が自分の会社にとって有利かによって、法人登記の所在地を簡単に変えちゃうんですね。

3ヶ月分のスケジュールを3週間でこなさなければいけないので、怒涛の夏学期を過ごしていますが、引き続き宮沢賢治の如く夏ノ暑サニモマケヌ精神で頑張ります。あ、そういえば宮沢賢治は訴訟があればつまらないからやめろとも言ってるので弁護士さんの敵でもあるかもね(笑)

以上です。
日本ASL協会から8,188km離れたチコ大学からの報告でした。
ありがとうございました。
今月のコロンブス
アメリカ人は前もって感謝しちゃうことを発見
「Thanks in advance」という言葉をよくみかけるんですけど、直訳すると「前もって感謝いたします」。これって日本人の感覚にはちょっと無いような気がします。「あなたはきっと私の要望を聞き入れてくれるだろうから前もって感謝しておきます」と言ってるようで、なんか押し付けがましいと思うのは僕だけ?