CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
« 2016年12月 | Main | 2017年02月 »
2006/4/28ブログ開設時からのアクセス数
UL5キャッシング
最新記事
カテゴリアーカイブ
リンク集
最新コメント
月別アーカイブ
https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/index2_0.xml
2017年1月生活記録 第9期生 瀧澤泉[2017年01月31日(Tue)]


晴れあけましておめでとうございます!!晴れ


16443200_1367822509958112_440330381_o.jpg


第11期生の山本芙由美さんの友人と共に新年会を開きました♩
それぞれ個人で料理したものを持ちよって美味しく食べました。
幸せな時間でした…ご馳走様でした!


ャロデット大学に来てからとうとう2年経っていました。自分でも信じられない気持ちです。2016年は刺激的な経験とともに挫折したことが盛り沢山なほどにあります。

 私的な事情があり、今年の8月までに様々なクラスを習得しながら行事や講演会に参加することに集中しようと学部の教授と相談した上で決断しました。今年2017年は2016年よりも更にチャレンジな年になりそうです。

今回の春学期に受けるクラスは三つ
IDP773: Gender, Disability and Development (開発に及ぶ性役割と身体障害者)
IDP799.01: Research Presentation and Publication (研究に及ぶプレゼンと出版)
IDP799.02: Professional Skills for Working with U.S.-Based International Development Organizations (アメリカ合衆国に基づく国際協力機構のためにプロとしての技術)


 春学期が始まってからまだ2週間。もう少しで2月になるなんて信じられない気持ちです。卒業するまであと7ヶ月、頑張ります!

IDP773: Gender, Disability and Development (開発に及ぶ性役割と身体障害者)
 このクラスは通信クラスで、Black Board (ブラッグボード)を通して課題をアップデートし、意見を言い合いました。学生それぞれの見方が違って面白い…「性」とは何か深く学ぶ機会は今まで少なかったのでこれからがとても楽しみです。最近に学んだのは「卵と精子」について。科学・生理学の視点による概念を分析しましたが、内容が中学・高校時代に男女の体の違いや出産までの流れについて学んだ内容と似ていました。一つ引っかかったのは教育の中でどのように対応するべきか、注意しなければならないことは何かなど幾つか課題があることに気づきました。
 例えば、去年に学んだオマーン出身の男性とのインタビューする中で「学校の一つの教室で男性と女性が別れている」と聞いたことがあります。その場合、宗教に関わる中でどのように教育と関わるのか気になったところです。高校時代にあるワークショップで男性と女性の見方の違いがあることにショックを受けた覚えがあります。確かに体の仕組みと出産までの期間など知識を知る必要がありますが、その上にどのように関係を持つか、平等に考えるにはどうすればいいかなど改めて考えてそのクラスに関わることになります。

IDP799.01: Research Presentation and Publication (研究に及ぶプレゼンと出版)
IDP799.02: Professional Skills for Working with U.S.-Based International Development Organizations (アメリカ合衆国に基づく国際協力機構のためにプロとしての技術)


 その二つのクラスは教授とマンツーマンで習得すると共にほとんどが自学する形になります。もし、印象に残るような内容が出たらまたここでシェアしたいと思います。

Gallaudet, National Disability Institute, hosted focus group on banking
NDI.jpg
(何故か私がカメラ目線...苦笑)

最近、アメリカでの銀行について意見を言い合うワークショップに参加しました!
ギャロデットのホームページに載せています。興味ある方は御覧ください(英語版のみ)。
https://my.gallaudet.edu/intranet/announcements-archive/gallaudet-national-disability-institute-hosted-focus-group-on-banking

今年も引き続き宜しくお願いします。
それでは2月に会いましょう!ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)
2017年1月生活記録 第10期生 辻功一[2017年01月30日(Mon)]

こんにちは、今日も生きています。
10期生の辻 功一です。

クリスマスと正月の一時帰国の後、チコに戻ってきた翌日から冬学期と慌ただしい冬休みでした。
大学では基本的に冬休みの間は1科目(3単位)、夏休みは2科目を受けることが出来ます。ただし、通常、春学期と秋学期は約15週あるのですが、冬学期と夏学期は3週間で1科目を一気にこなさなければいけないので、朝から昼まで講義、午後は課題と、ほぼ一日中机にかじりつかなければ、みるみるうちに振り落とされかねないです。
それに、自分の場合は耳で聞くのではなく、目を使って長時間通訳を見なければいけないので、集中力との戦いですね。
通訳さんも大変です。

201701_1.jpg
<サクラメント空港で面白い柱を発見!>

冬学期は以下の科目を受講しました。

Survey of Marketing 305 (マーケティング調査)
マーケティングの仕組みや実践方法を過去の事例を通して学ぶといった内容でした。
つくづく思ったのですが、マーケティングというのは会計と正反対の考え方なんですね。
会計は白と黒がはっきりしていて、正か誤かのどちらかしかないんですが、マーケティングは全てがグレー、灰色なんですよ。正しいも間違いもなくて、とにかく最終的に目標を満たすことができればOKという思考なので、極端に言えば多少の誇張や嘘も有りなのですよね。
テストもちょっと変わっていて、結果が出た後、間違えた回答に対して教授に異議を申し立てて(というより言い訳?)認められたら最大10点(100点満点)を加算されるというシステムでした。
僕もそのシステムから少なからず恩恵を受けました。
例えばadvertisingとpromotionという単語、advertisingは広告という意味で、promotionは広告というか販売促進という意味なのですが、ASLではどちらも同じサインなのですね。それで単語を覚えられずテストで間違えたとしても、そこは大目に見てもらえました。

そんなこんなで怒涛の冬学期も1/19の最終試験をもって無事終えることができました。
1/23から始まる2017年の春学期では、ようやく本格的にビジネスカリキュラムを受講するので楽しみです。

以上です。
日本ASL協会から8,188km離れたチコ大学からの報告でした。
ありがとうございました。
今月のコロンブス
多くのアメリカ人は床が汚いという概念がないということを発見
平気で床に食べ物を置いたり、トイレのドアにフックがついているにも関わらず、床にカバンを直に置いたりします。その感覚は今でも大いに抵抗あります・・・。

2017年 1月生活記録 第10期生 山本綾乃[2017年01月29日(Sun)]

生は冒険

今年の冬休みは、人生初の南米ボリビアへ行ってきました。
その目的は、「天空の鏡」と言われているウユニ塩湖の絶景を見ることでした。
15823343_1390296697647409_350116564194992022_n.jpg

ボリビアの中心都市ラパスにあるエル・アルト国際空港は、世界で最も標高が高い(なんと4061メートル)国際空港で、高山病に悩まされてしまいました。
日本一高い山、3776メートルの富士山を余裕で超える高さです。

ラパスではあらかじめ連絡を取っていた、ボリビア人に現地案内をしてもらいました。
彼らは日本語学校に通うほど、日本の文化やアニメが大好きだそうです。
ろう学校について尋ねたところ、その存在を知っていました。
残念ながら今回は見学することはできませんでしたが、情報を載せておきます。
http://www.gallaudet.edu/rsia/world-deaf-information-resource/deaf-orgs/local-orgs/bolivia.html
(三つのろう学校やろう団体があるそうです)

ラパスから更に飛行機で約1時間、ウユニの町に到着。
念願のウユニ塩湖はとても綺麗でした。
見渡す限り広大な白銀の世界が広がっていて(秋田県と同じくらいの広さ)、まるで天国にいるかのようでした。

予想以上にアジア人観光客がたくさん押し寄せており、移動中のバスの中では、英語や日本語で筆談をしながら交流が図れました。
その中に日本人の高校理科教員の方も2名おり、学校の冬休みを利用してこちらへ来たということでした。私もろう教育について勉強している旨を伝えると、エールを送って下さり嬉しかったです。
ウユニ塩湖を理科的に見ると、どんな風に見えるのだろうと思いました。

雨季の塩湖は広大さから、北は晴れ間が出て綺麗な鏡張りの絶景が見られたとしても、南は雨雲が広がっていて雷さえも鳴っていました。
綺麗な鏡張りを見る条件として、降水量や風の強さ、そして天気が重要であることを学びました。水が溜まりすぎて、塩のタイルがバリバリに剥がれている場所も。大げさにいえば、地球が爆発しそうなほどの光景で、衝撃を受けました。

塩湖では綺麗な鏡張りの景色を求めて、ひたすら車で走り続けるのです。
ツアーに3回参加しましたが、毎回異なった場所で見られ、まるで冒険のようでした。
ちなみに日本人には雨季の鏡張りが人気ですが、欧米人などには乾季の真っ白な景色が人気だったりするそうです。

短期滞在だったため、最後まで高山病に悩まされましたが、全体的に素敵な出会いと学びがあり、とても充実した冬休みでした。この経験を糧に、卒業までの残り一学期、全力で頑張っていきたいと思います。

一月中旬から春学期が始まりました。
IMG_1533.jpg

履修した講義は4つ、全て卒業に必要な単位となります。
一時は履修できないというハプニングもあったのですが、無事できました。
S__2629640.jpg

最後に講義名と大まかな内容について紹介します。

1. EDU 720 Introduction to Research
調査・研究方法についてオンラインで学ぶ講義です。

2. EDU 731: Home, School, and Community for Diverse Learners
多様性のあり方について学ぶ講義です。毎週教科書の内容と自分の実習経験を重ねてミニレポートを書きます。さらに「Enrique's Journey」という本を読み、それについて話し合う予定です。

3. EDU 711: Literacy Applications in ASL/English Bilingual Classrooms K-12
バイリンガル教育の大切さについて学ぶ講義です。指導案を作成し、実際に子どもを前に授業を行います。その様子をビデオ撮影し、講義の中でクラスメイトや教授と話し合いながら、自分の指導方法について振り返ります。

4. EDU_768: Capstone
修士論文の講義です。個別教育計画についてのハンドブック完成を目指し、様々な参考例の収集や個別教育計画会議に参加予定です。
2017年1月生活記録 第11期生<牧谷陽平>[2017年01月27日(Fri)]
2017年もよろしくお願いします

Happy New Year!!

実をいうと, “A Happy New Year" の “A” は必要ないんですね。アメリカの友人に聞いたところ,そんなものは聞いたことがないと言われました。どこかで日本人が作り上げた和製英語の “次世代バージョン” といったものですかね。こうなると年賀状作成プリントのソフトで “A” がないものを探すのに苦労しそうです…。はがきに印刷した後に,自分の手で一枚いちまい,ペンで二重線で “A” を消す作業もお正月のひとつの仕事と言ってもいいでしょうか。

IMG_6296.JPG

IMG_7762.JPGIMG_7761.JPG
12月は真っ白な白銀の世界が広がっていましたが,
1月は一気に春!緑の世界が一面に広がっていました
今年は異常な暖冬です

また,今月より新学期が始まりました。2016秋学期と違って,今学期は院のクラスを5クラス取ることにしました。学部と違って,院のクラスは学生数が少なくて,クラスの組が1つしかありません。ですから,宿題の量が多い先生が担当の場合は避けられないということです。(悲しい… 学部生はいろんな情報を得て,自分に合った先生を選ぶことができるのに,院ではそれができないとは… 全国に1か所しかない宝くじの販売所みたいですね…)

春学期でとるクラスは以下の5クラスです。

1. ASL in Instruction Delivery
クラスの中でASLをどう使って教えるか,のクラスです。秋学期のアメリカの学校の歴史の先生が担当になっています。アメリカでも日本でも “Initialized Sign” (頭文字手話) がいろんなところで使われているのですが,私はこの手話をなるべく使わずに,手話を使うことを目指していきます。また,学校の科目で使われる手話は,頭文字手話があちこちに見られます。


2. Found of Educational Research
こちらは院の中でも珍しい!数学のクラスです。数学は解析(微分積分など), 代数学(足し算や引き算などの計算), 幾何学(図形), などに分かれているのですが,こちらは統計の分野であって,厳密なものではなく大体のものを求めるといった分野です。正直言って,私は統計が “苦手” でもあり “嫌い” でもあります。ちなみにこのクラスで使う教科書は  “Statistics for People Who (Think They) Hate Statistics” [統計が嫌いな人のための統計] という, 凝った (?) 名前の本です。秋学期に数学の個別指導をしたのですが,統計の分野で質問が時折あり,そのたびに用語の意味を学生に尋ねていたのを思い出します。しかも学生さんは問題を解く前に,用語の意味がきちんと分かっていないので,問題が解けないままでいました。とくにこの統計の分野は用語が多くみられるようなので,その用語をきちんと覚えてこなしていこうと思います。

IMG_6350.JPG
真っ白な世界が広がっています

3. Language Acquisition Learning
こちらは秋学期のASLと英語の言語学のクラスの次のバージョンのクラスです。秋学期の先生がかなりいい先生だったのでこちらもそのまま引き継いでほしかったのですが,残念(?) なことに,秋学期の心理学の,意味不明なことを話す先生が担当です。2年前までは,他の学科の言語専門の先生が担当だったのですが,2年前にこの先生が赴任してきたことにより,その先生が担当になったとのことでした。このクラスがどうなるかはわかりませんが,とても興味のあるクラスなので,理解し16週間がんばっていきたいと思います。

IMG_7806.JPG
この写真が,その "例の" class

4. Teaching Learners with Special Needs
重複障害の子どもに対してどう教育するか,のクラスです。私が以前にろう学校で勤務していたときは,重複障害の子どもも担当していました。そのときの経験が活かせたらいいなと思います。

5. Issues in Mainstreamed Education
Mainstream & Inclusion (メインストリームとインクルーション) の違いから始めていって,通常の学校に通うろうの子どもの支援をどうするかを議論していくクラスです。私の経験の一部にもなっているので,こちらのクラスも興味深いです。

IMG_7799.JPGIMG_7805.JPGIMG_7840.JPG
春学期が始まって初めての雪
1日ごとに同じ場所で撮ったのですが,雪はすぐ解けてしまいました

◆今回のひとこと◆
日本語でも “新年あけましておめでとうございます” ではなく
“新年おめでとうございます”
もしくは
“明けましておめでとうございます”
のどちらかを使うのが正しいことも思い出しました。
2017年1月生活記録 第11期生 山本芙由美[2017年01月24日(Tue)]
けました!2017年もどうぞ宜しくお願い致します。
第11期生の山本芙由美です。

怒涛の最終テストが終わり、私自身、納得のできる成績をいただくことができました。
そして、待ちに待った冬休みはパートナーの諒さんがワシントンDCまで会いに来てくれました。
わずか一週間ほどの滞在でしたが、一緒にDC観光をしたり雪の降るニューヨークに行くことができました。
S__21200898.jpg
(アメリカが抱えるとても深い悲しみ、というものを少しだけ共感できたような気がしました)

S__21200899.jpg
(LGBT運動発祥の地ストーンウォール・イン(Stonewall Inn)の前にて)

ストーンウォールの反乱は1969年6月28日、ニューヨークのゲイバー「ストーンウォール・イン(Stonewall Inn)」が警察による踏み込み捜査を受けた時、その場にいたLGBTたちが初めて警官に真っ向から立ち向かって暴動となった事件です。これは権力によるLGBTQの人たちへの迫害に立ち向かう抵抗運動です。この運動は、のちにLGBTQたちの権利獲得運動の転換点となりました。

S__21200900.jpg

これは私がニューヨークに行けば、いつも「Chelsea」という街に必ず行きます。この街は多くのアーティストが住む街です。街並みや行き交う人たち全てが芸術的で、現実世界から離れた気分にさせてくれます。
街をぶらっと歩いていると、ひとつのギャラリーに目がいきました。NYで暮らすトランスジェンダーの人たちを題材とした写真展 でした。(Mark Seliger氏「On Christopher Street」)
トランスジェンダーの人たちが、最先端の大都会、NYでどのように生きていて、彼らの目先はどこにあるのだろう、という様々な切り口を私たちに与えてくれたように思います。例えば、FTMのギャング、MTFのセックスワーカーたち、FTMとMTFの結婚、トランスジェンダーの家族など、さまざまな形の「暮らし」というものを感じとることができました。

諒さんが日本に帰国した後は、カナダのイエローナイフで4日間、トロントで8日間ほど滞在しました。
イエローナイフでは運次第といわれていたAurora(オーロラ)を2回、イエローナイフからトロントへ戻る飛行機の中からも見ることができました。
初めて飛行機の中でカウントダウンを過ごすことになりましたが、頑張った自分を褒めてくれているような気がして、うれしかったです。

S__21200901.jpg

そして、トロントでは多くのろうLGBTたちと交流することができました。発端はひとつのメールでした。トロントには2004年から活動されている、ろうLGBT団体ORAD(Ontario Rainbow Aliance of the Deaf)があります。
Facebookにも彼らのページがあり、私が日本にいた頃からずっと目標にしていた団体です。
彼らに今度トロントに行くので、活動の様子を見学させてほしいというメールを送ったところ、日本のろうLGBTについて知りたいのでレクチャーをお願いしたいという返事でした。トントン拍子が運んで、1月5日、ORADで日本のろうLGBTについてレクチャーさせていただくことになりました。
FacebookのORADページアドレス https://www.facebook.com/OntarioRAD/?pnref=story

S__21200902.jpg

また、トロントには「The 519」というLGBTQのための大きなコミュニティセンターがあります。LGBTQに関する多様なプログラムやワークショップが実施されていて、ORADの人たちも積極的に利用されているそうです。私たちはそこで講演会を開催しました。

S__21217285.jpg

S__21200903.jpg
(右端がORAD代表のEvanさん)

S__21200904.jpg
(積極的な質問が飛び交いました)

15977081_1200000183411149_7689255130535734183_n.jpg
(ORADの皆さんと!)

代表のEvanさんはトランスジェンダー、Queer(クィア)で、とても心が広く、あたたかい人です。

私自身、トロントに行くのは初めてなのですが、アメリカとは違う雰囲気があります。多国籍系のレストランが大盛況しているのです。街全体に多様性が行き渡っていて、それらを受容するかのようなエアーポケットが存在しているように感じました。

カナダには1977年にカナダ議会が制定した法律 Canadian Human Rights Act(カナダ人権法)があります。この法律は性的指向、人種、婚姻状況、信条、年齢、肌の色、障害、LGBTQ、政治的や宗教的信念の自由が保障されるようになっています。アメリカでは州ごとに法律が異なるのですが、カナダでは一つの国としての法律が機能しています。カナダは歴史的にみても外国の人たちを寛容に受け入れてきた国で、移民の力によって発展してきた国です。マイノリティーでも個人の努力、才能を認めることができる国です。
そのように、カナダとアメリカでは大きな違いがあるということがわかりました。トロントでは街をあげての政策としてDiversity(多様性)を推進することに取り組んでいます。バス停留所など街のいたるところにある広告には同性カップルが起用されているのをよく見かけました。

また、講演会ではトロントに住む日本人のショーさんも来てくれました。彼からは「ろうLGBTサポートブック」制作のきっかけをいただくなど、彼の存在なしではここまで日本のろうLGBT活動が進まなかっただろうと思います。
2年ぶりの再会でしたが、トロントで新しい生活を楽しく過ごされている様子をみて、うれしかったです。
講演会で彼が頑張ってアメリカ手話でお話をしてくれたのですが、とても良い内容だったので、ここにも書き留めておきます。

S__21217284.jpg
(右端がショーさん)

「こんにちは、ショーです。日本人でトランスジェンダーです。トロントに住んでもうすぐ3年になります。日本ではLGBTQ団体の運営に関わっていました。ふゆみさんに出会ったのは約4年前です。私が主催するイベントに来てくれたのがきっかけでした。それまでろうの友達や知り合いがいなかったので、手話通訳をどうやってどこに頼んだらいいのかも全く知りませんでした。ふゆみさんに会ってから、少しずつろうについて知っていきました。これまでの価値観を揺るがす、とても面白い体験でした。
幸運なことに、助成金を取ることができて、ろうLGBTについての動画と冊子を制作しました。ふゆみさんには協力的な友達がたくさんいたので、動画も冊子も大成功で、LGBTについての基本的な知識を広めるのに役立っています。ふゆみさんたちの取り組みは、聴者中心のLGBTQコミュニティと、異性愛者中心のろう者コミュニティどちらに対しても大きな影響を与えていると思います。重要な第一歩を踏み出してくれたことに感謝しています。
実のところ、ふゆみさんに会う前は、ろうの人に会うのは嫌でした。私はろうの人に対して偏見/思い込みを持っていたからです。「ろうの人は手話がわからない人とは対話したくないだろう」「めんどうをかけることになる」「手話を知らないのに、ろうの人と対話しようとするのは失礼だろう」「ろうの人はろうの人だけで集まっているのが幸せだろう」などの思い込みです。しかし実際のところは違いました。ろうの人もいろんな人がいます。また、手話を知らなくても対話することはいろんな方法で可能です。聴者と対話することを厭わないろうの人もいます。私のこうした考え方は、日本文化の価値観が影響していると思います。私は日本文化は我慢の文化だと思っています。第一に優先すべきことは集団や社会であり、個人単位ではありません。和を乱してはいけないし、全体の調和を重んじる文化です。既存の価値観を崩すことが難しいのです。また、誰かに迷惑をかけたり、煩わせることを悪いこととみなし、誰にも頼らず自立しているべき、という通念があります。集団や現状維持のために個人が犠牲となるのが良しとされる文化とも言えます。
先に話した私のろう者への偏見が、私がろう者の立場だったらどのような考え方になるか想像がつくかと思います。「人をわずらわせてはいけない」「マジョリティに合わせないといけない」「自分が我慢してがんばらないといけない」「対話したいけど遠慮しておこう」などと思うと思います。つまり、個人の基本的人権を主張するのが難しいのです。そして人権運動を作るのも、団体を維持するのも難しいのです。
私がふゆみさんたちとの活動で学んだことは、1)まず知ること。知らせること。存在を知り状況を知らなければ、そして知らせなければ、はじまりません。2)個人の在り方を尊重すること。ろう文化、聴者の文化、性自認、性指向などそのままの違いを認めて尊重すること。3)迷惑をかけることを恐れないこと。迷惑をかけあえる社会の方が安心だし居心地が良いはずです。権利を主張することを「迷惑な人たち」扱いする社会の雰囲気を変えなければいけません。日本と北アメリカの状況は違うとは言え、とても学ぶところが多いのは確かです。日本のろうLGBTQの状況が北アメリカのように権利が保障され、権利を主張できる状況に近づくことを願いますが、文化背景が異なるため、日本文化に合った方法を探さなければならないと感じています。ふゆみさんや日本のろうLGBTQの活動をしている人たちは、日本社会に重要なインパクトを与えていると思います。ふゆみさんが帰国してからの活動を期待すると同時に、いつかまた一緒に新しい取り組みをできたらと思います。」

講演会の後の交流会では、多くのろうLGBTと交流しました。お互いの出身国の手話を教え合ったり、ダンスを踊ったり、冗談を飛ばしては笑い合ったりと、とても楽しい時間を過ごすことができました。
2015年、トルコで開催された世界ろう者会議で私たちの日本のろうLGBTに関する発表を覚えていて、会いにきてくれたCanadian Association of the Deaf(CAD; カナダろう協会)のFrank Folino会長ともお話することができました。彼自身もLGBTQ当事者であることを公にしています。とてもエネルギッシュな人でした。

S__21200905.jpg

まだまだ書ききれないほどの多くのことを経験をしましたが、トロントに行くことで、北米とアメリカ合衆国の異なる部分、そしてLGBTQの権利保障という部分で多くのことを考えさせられました。また行きたいと思っています。

そして、春学期がスタートしましたが、幸いなことに新しくLGBTQがメインのクラスが二つ立ち上げられていて、現在、受講しています。履修クラスの詳細などについては次月の生活記録で報告させていただきたいと思っています。

それでは、また。
日本財団笹川会長表敬訪問[2017年01月21日(Sat)]
日本財団笹川会長表敬訪問

1月6日(金)、留学を修了し帰国した川俣5期生、川口7期生、中川7期生、福田9期生と、これから留学・進学を目指す橋本13期生、山田13期生の6名が、本事業助成元である笹川会長を訪問し、帰国・選出の報告、お礼のご挨拶に伺いました。
笹川会長からは、「若い力に期待している。みなさん達は僕の誇りです。」と激励を頂き、一人ひとりの留学目的に興味深く耳を傾けてくださいました。

川俣5期生          川口7期生
Ikumi & Kiyoshi 2.jpg

中川7期生          福田9期生
Miyuki & Katsura 2.jpg

橋本13期生          山田13期生
Hashimoto & Yamada 2.jpg

笹川会長へ留学目標を語る6人
Sasagawa & All 2.jpg

ご挨拶終了後に、笹川会長(中央)を挟んで記念撮影
DSC03279.JPG
左から -橋本13期生、川口7期生、川俣5期生、
日本財団笹川会長、福田9期生、山田13期生、中川7期生

事業担当 根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 22:11 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
2016年12月生活記録 第11期生 <牧谷陽平>[2017年01月21日(Sat)]
12月はRITでの最後の週がある月でした。今学期でとったクラスの説明をします

General Method (教育指導法のクラス)
このクラスは教育の指導法を研究していくクラスです。このクラスは宿題は比較的少なめでしたが,一つ一つの宿題が重いものでした。もちろん,模擬授業をしたのですが一人2回で,成績にも影響するものでした。ピタゴラスの定理を20分×2回の40分間しました。数学の用語が英語でわからないので,読み書き言語(つまり英語)を極力使わずに,視覚による授業をしました。私の模擬授業では3つのキーワードを取り扱って,あとは手話とジェスチャーで授業をしました。クラスメイトが生徒を演じたのですが,日本と違っていろんな質問をされました。
なぜピタゴラスの定理に “2乗” があるのか,とか √(根号) って何なのか,そしてピタゴラスの定理は勝手に想像して作られたものでしょ!などの質問がありました。日本でもこういう個性のある質問が出てくることを願っています。

Structure of ASL and English (ASLと英語の言語学のクラス)
生活記録でも何回か報告したクラス。宿題が半端ないクラスでした。でも今まで受けた中で,中身のいい,上位に入るクラスでした。最後のテストではかなり凝った問題が出ました。
“言語とは何か。その説明文にある言葉の説明も含めて答えよ。” や,教育現場で,他の先生にASLと英語対応手話 (3つ以上あるが重要なもののみ使用) の違いをASLの “文” で説明せよ。などといった,かなりいい問題が出ました。

History of American Schools (アメリカの学校の歴史のクラス)
アメリカの学校の歴史を,アメリカや世界中の歴史背景とあわせて学習しました。このクラスも宿題の量が多かったです。


Psychology (心理学のクラス)
このクラスが一番今学期で私を悩ませたクラス。先生が専門用語をたくさん使い,パワーポイントには字がびっしり,現地のアメリカ人でも意味が分からない講義でした。でも私は何とか,クラスメイトの助けを得て,乗り越えていきました。

Raster & Vector (Adobe Photoshop, Illustrator) (コンピューターのクラス)
昨年に引き続き,Adobe Photo Shop, Illustrator をさらに掘り下げていくクラスでした。こちらも宿題の量が多かったのですが,院のクラスの宿題と違って,1時間程度で終わる宿題ばかりでした。

◆今回のひとこと◆
大学内で生徒に数学のことを聞かれて教えることがあるのですが,生徒のレベルは様々です。分数の計算が分からない人(2/3 - 3/2 を 分母は分母で引いて,分子は分子で引く),文字式の計算でミスを多くしている人(3(a+2) – 4(a-3) で, かっこの外し方でミス)もいます。一番びっくりしたのが,とある学生さんが計算をしていたのですが,その学生さんが計算しようとしていた式は

12-8

これができずに手が止まっていたんです。。。しばらくその様子を見ていると,おもむろにiPhoneを机の上に出して,その電卓機能で計算していました。。。
さすがにこれにはショックを受けて,アメリカの数学のレベル・ランキングを調べたのですが,アメリカはOECDのテスト(数学)で最下位になっていることを知りました。(2013年の記事です)
http://www.businessinsider.com/pisa-rankings-2013-12
もっと生徒を見ると,みなさん基本の数学で躓いています。そのせいもあって,基本レベルの数学のクラスで伸び悩んでいるようでした。そのため,クラスでやっている内容よりも,その基本的な計算を一生懸命してしまう結果,クラスで学習した内容が身につかずじまいになっていました。
日本で,暗算ができるように計算を特訓するということは,日常の生活だけでなく,これから10,20年間でやっていく応用数学のクラスでも効率よく学習していく基盤であることを改めて実感しました。

OECD: 経済協力開発機構の略称。ヨーロッパを中心に,日本やアメリカも加盟している機構。この機構が実施するテスト “PISA (生徒の学習到達度調査)”

2016年12月生活記録 12期生 福島愛未[2017年01月05日(Thu)]
こんにちは、12期生の福島です。

IMG_7829.JPG

慌てん坊のサンタクロース、クリスマス前にやってきた
いそいでリンリンリン、いそいでリンリンリン、鳴らしておくれよ鐘を
リンリンリン、リンリンリン、リンリンリン

慌てん坊のサンタクロース、えんとつのぞいて落っこちた
あいたたドンドンドン、あいたたドンドンドン、まっくろくろけのお顔
ドンドンドン、ドンドンドン、ドンドンドン


クリスマスと言えば、子どもの頃によく慌てん坊のサンタクロースを歌ったものです。この歌詞にある通り子どもの頃、サンタクロースは煙突からやってくると思っていたのですが実家には煙突がありませんでした。子どもながらにサンタクロースがくる事ができないと心配し、兄弟で力を合わせてダンボールで煙突を作ったこともありました。

ここフリーモントでは一戸建てのほとんどの家に煙突がついているようです。ここの子ども達は私のような心配はしなくてもいいんだなあというようなことを通学中に思ったりしていました。


さて12月は激動の月でした。
一番のビッグイベントといえばFinal examでしょうか。日本でいう期末テストです。試験は朝の7時から始まりました。日本では考えられない時間ですね。緊張と眠気と戦いながら、Grammar、Readingのペーパー試験を受けました。Writingは2時間以内にコンピューターでエッセイを書き上げるというハードなものでした。コンピューターは自分のものを持ち込んでも良いので大変助かりました。なぜなら私はMacを使用しているのですが、日本とアメリカではキーボードの位置が少し異なるので使いにくいのです。

ともあれ、無事にテストを乗り越えることができました。
今回のテストでいくつか自分の弱点を明確に知ることができたので冬休みから苦手な部分を中心に学習をしようと考えています。

またDeaf Communityのテストは先月のブログでも紹介したようにクラスメイトと協力して一つのムービーを作り提出することでした。留学生が多いのでASLが十分に通じず、何度もぶつかり合いましたが最終的に良いムービーを作る事が出来ました。



テストが終わったら、待ちに待った冬休みです!遊ぶぞ!と言いたいところでしたがTOEFLの試験があったので勉強は続きました。


冬休みが始まってすぐにTOEFLの試験を受けにサンフランシスコまで行きました。英語の試験は中学生のときに英語検定を受けたくらいだったので、本格的な英語の試験は久しぶりでした。が、TOEFLは英検みたいなものだろうと高をくくっていたので見事にぼろぼろでした…。何事も丹念な準備が必要ですね。TOEFLの試験もコンピューターで行われたため初めの問題は使い勝手が分からず悲惨な状態でした。心が折れそうですが、次の試験に向けてしっかりと対策する予定です。

苦しいテストが続きましたがクリスマス前にようやく冬休みに入りました。アメリカに来て最初の冬休みは日本に帰らず、ロサンゼルスやアリゾナ州、ラスベガスを巡りました。大学の友人と日本からはるばるやってきた友人達と一緒に貴重な時間を過ごすことができました。

アメリカに来て約5ヶ月、大きなホームシックはなかったのですが友人達が日本に帰るとき自分でも驚くくらい寂しくなり泣いてしまいました。友人達と過ごした2週間は、久しぶりに日本手話・日本語をたっぷりと使うことができとても安心しました。アメリカまで会いにきてくれた友人達に感謝ですきらきら

IMG_8687.JPG
↑Arches National Parkで友人がとってくれた写真です。
生まれて初めてといっても過言ではないくらい満天の星がみれました。


今回の旅行を通じてたくさん筆談する機会があったので、英語を学ぶ良いきっかけにもなりました。


最後に

HAPPY NEW YEAR

今年もよろしくお願いします


IMG_8629.JPG
(新年はラスベガスにあるかの有名なベラージオホテルの前で迎えました。米国の花火も日本と同じくらい美しかったです。)
2016年12月 生活記録 【第12期生 西 雄也】[2017年01月03日(Tue)]

謹賀新年、明けましておめでとうございます。
新たな年が皆様にとって良きお年を過ごせますよう
お祈り申し上げます。
本年も何卒よろしくお願いします。


FullSizeR-2.jpg
↑サンフランシスコでカウントダウンの花火大会


◆学期末試験
テスト期間に差し掛かる頃には、試験対策に追われピリピリした雰囲気のある学生が増えてきました。そして、質問のためにチューターをお願いする学生が多くなり、時々混雑している様子でした。

今学期、GrammarとReadingはテストでしたが、
Writingクラスの最終課題は二時間でエッセイを書き上げていくという内容でした。当日エッセイ作成をする前に何を書くかのプランを用意し、書き上げていくのですが、エッセイを書き上げた時には書く力が最初の頃より力がついてきたという実感がありました。
しかし、まだ十分とは言えないので春学期も引き続き、英語力を高められるようにしていきたいです。

Deaf Communityですが、このクラスはほとんどの学生が留学生であり、最終課題はクラス全員で取り組むムービー制作を行いました。テーマはアメリカの文化とそれぞれの国の文化の違いについて、ムービー制作をしました。制作期間は合わせて2、3日という短期間でしたが、なかなか良い出来の作品に仕上げることができたように思います。
このクラスを受けて、良かったことはそれぞれの国の違いや他者の考えの違いを知り、それを尊重し合えることができるクラスだったので楽しく学べました。


◆冬休み
冬休みに入ってから、クリスマスは友人と映画鑑賞やディナーをしてゆっくり過ごしました。他の学生達は自国や家族の元へ帰ったり、他の国へ旅行するなど、それぞれの冬休み生活を過ごしています。私はフリーモントに滞在し、英語の語彙を増やすためにも、時々フリーモント図書館へ行き、本を借りて読んだりしました。それ以外にも、冬休みは友人と近くをドライブしたり、モールへ行ったりと楽しく過ごしました。
また、大学院進学に必要な準備も進め、GRE やTOEFLなどの対策をしていきました。GREは小論文、リーディング、数学の問題が出題し、レベルが高い内容でした。TOEFLについては、センター側のアクシデントがあり、結果1月に入ってから受けることになり、試験会場も遠くの場所で受けるはめになってしまいました。またその内容は次の生活記録で挙げようと思います。



FullSizeR.jpg
↑サンフランシスコのクリスマスツリー
(新年を過ぎても飾られています。)


※ここアメリカでは、1月1日に「Happy New Year」を迎えましたが、日本と違って次の日からは通常通りの生活に戻るという状態であり、日本の「正月」というものがないような感じなのです。長く日本で暮らしていたものとしては少し物足りなさを覚えるかもしれません。

それでは、2017年もどうぞよろしくお願い致します。
2016年12月生活記録 第10期生 辻功一[2017年01月03日(Tue)]

こんにちは、今日も生きています。
10期生の辻 功一です。

チコもすっかり寒くなり、朝の登校時には道端に積もった枯れ葉がうっすらと霜で白化粧し始めているこの頃です。
気温的には千葉や東京とさほど変わらないようです。

さて、12月3週の期末試験週間を持って、カリフォルニア州立大学チコ校での3学期目を無事終えました。
今学期は5クラスを履修しましたが、その中でも特に印象深かったクラスを。

ACCT 202 (Intro to Managerial Accounting)
これまでのチコ大学の中で一番難しく、そして一番楽しいクラスでした。と言い切れるのも、良い成績を収めることが出来たからで、自分のリソースをうまく配分できたと自画自賛しています。会計は前学期と今学期、2学期続けて受講してきたのですが、来学期は財務(ファイナンス)、そしてその次の学期もまた会計の講義を受講する予定でいます。

PSSC 101 (Introduction to Plant Science)
先月の生活記録でも紹介しましたが、僕の実験は「好きだよ」とか「綺麗だね」というポジティブな言葉を並べたボードと、「嫌いだ」とか「醜い」というようなネガティブな言葉を並べたボードをそれぞれレタスとナスの前に固定して、どのように育つか見比べるものでした。結果的に植物は心を持っているのかというと、持っているとも言えないし、持ってないとも言い切れないものでした。(なんだそりゃ)
ナスは結果が顕著に現れ、ポジティブの方がまっすぐスクスク育ったのに対し、ネガティブの方はボードを避けるように根元からカーブして、ボードの外側で上へ伸びていました。これはもう明らかに植物は心を持っている!と喜んだのですが、レタスが・・・。ネガティブの方がポジティブのより大きく育ってしまったのですね。プレゼンテーションでは、もしかしたらレタスは反骨心を持っているのかもしれない。同じ実験を何度も繰り返して、同じような結果が出れば、植物は心を持っていると断言できる。という形で締めくくりました。

画像1
<実験スタートは苗から。左がネガティブ、右がポジティブ>

画像2
<あっという間に成長しました。左のナスの茎が曲がっていることがわかりますか?>

画像3
<丸で囲んだ部分が根元で、左へ左へと成長しました>

以上です。
日本ASL協会から8,188km離れたチコ大学からの報告でした。
ありがとうございました。
今月のコロンブス
マリファナ(大麻)に関しては、未だ賛否両論ということを発見
カリフォルニア州ではこの間の選挙で嗜好用大麻が合法となりました。カリファルニアの制度は51%の賛成があれば制定・改定できるのですが、今回は57%の賛成が集まりました。つまり43%は反対なのですね。僕は反対派なのですが、ここには書くスペースがないのでまたの機会に(というか、書くことを許されるかどうかはわかりませんが)

| 次へ