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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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第10回留学奨学生帰国報告会(受付終了)[2016年12月29日(Thu)]
第10回留学奨学生帰国報告会(受付終了)

<お知らせ>
2017年1月7日(土)第10回留学奨学生帰国報告会は、申込者が定員に達し満席となりましたので、受付を終了させていただいています。
お申し込み頂きましたみなさま、ありがとうございました。
なお、当日受付はございません。ご了承ください。

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事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 00:49 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
2016年12月生活記録 第9期生 瀧澤泉[2016年12月28日(Wed)]

MerryChristmas.2016.jpg


ワイトハウスと記念塔の間にあるクリスマスツリー。さらにツリーの周りにおもちゃの電車や家、人形、街など飾ってありました。それだけではなく50州ごとの小さなツリーが周辺に飾られていてさすが、ワシントンDCはアメリカの中心であり、首都であると感じました。

IMG_9711.JPG

綺麗に撮れなかったのですが、
ホワイトハウスにもライトアップしているのを見えますか?


年の冬休みはほとんど日本にいましたが、今回は初めてワシントンDC現地でゆっくりといることができました。新しいルームメイトやクラスメイトの人と時間があるときに出かけたり、将来の夢に関する相談をしたり、風邪をひいたときにサポートしてくれたりしてお世話になりました。

 最終試験やプレゼンなどに慌しい時期であり、2016年の最後の年となりました。今年の秋学期から2年制として更なる挑戦な学期であったが、今までより良い経験と素敵な出会いができました。春学期はオンラインと共にインターンシップの準備なども含めてあと残りの時間を大切にしたいと思っています。

秋学期のクラスの中で汗をかいてまで苦労したプレゼンをここで話そうかなと思います。

EDU 834: 特別教育と福祉におけるプログラムの開発と評価 (Program Development and Evaluation in Special Education and Human Services)

 授業を受けるタイプではなく、個別のプログラム開発とチームワークのプログラム評価を4ヶ月間にチームと議論し合ったり、個別のプログラムのために毎日調査したり、最終日にプレゼンを実践しました。
 プログラム開発とは、プロジェクトに似ていますが、団体同士あるいは地域に起きている課題や問題を改善するために小さなプログラムを提案して解決すること。今回、そのクラスの学生たちは団体の会員・スタッフでもない立場なので(本格的には自分が団体に勤めている立場でなければならないのです)、ギャロデット大学の責任者と共に行動しなければならないのです。
 
プログラム提案(個別)
 異国にある地域のろう団体・協会、ろう学校、NGO/NPOなどそれぞれ持つ課題について分析しました。聴者の学校に進学するろう学生・若者たちが増えています。そのため、ろうコミュニティの集まりや交流が非常に少なく、コミュニケーションや情報も限られてしまうのです。原因は私が集めたデータやインタビューによると地域による交通の限度、低賃金、手話サークルのメンバーがほとんど聴者(手話通訳を目指す者、関心を持って入る者、就職現地にいるろう者と会話するためなど幾つか理由あり)が多く、ろう者のロールモデルと出会う機会が少なく、ネットワークが弱く感じられます。そのため私が提案したプログラムを作成し、プレゼンをしました。

プログラム評価(チームワーク)
  三つの団体・協会などそれぞれのプログラムを評価してもらうために代表者たちが来て、講演しました。その中に(私が今年の夏にIDP780クラスを通してインターンシップ実習を受けた) United States International Council on Disabilities (USICD)(障がい者に関する米国国際評議会)が2013年から設立した身体障がいを持つ若者たちのためのインターンシッププログラムの評価を依頼するために講演しました。シンガポール出身のクラスメイトと相談した結果、USICDのプログラムを選択しました。インターンシップ実習先で色々お世話になった代表者であるAndreaとほぼ毎週にEメールでやりとり、解決方法を分析し、様々な評価タイプから一つに選択してそれに合った評価方法・企画まで進みました。
 一つ、気になったのは三菱(Mitsubushi)からの支援金を毎年の夏ごとにお願いしているそうです。まさか、日本から支援金のおかげでそのプログラムを立ち上げることができたと思ってもなかったのです。三菱のサイトを見てみると確かに身体障がい者にサポートするプロジェクト(プログラム)?がありました。
 そのプログラムに問題があるのは、短期間プログラムのため夏期間しか募集しないのです。原因は支援金の予算の中で身体障がい者たちをサポートするための団体のスタッフとの協力、他の州から来たインターンシップ実習者のための交通費・宿泊先、講演会への参加、インターンシップ実習者との交流会、(場合による)実習者たちの講演会など使用するため、短期間プログラムによる支援金で十分だと思われているそうです。しかし、実習者たちにとってどれくらい良い経験を得たかどうか、或いはインターンシップを受けた後の状況についての情報が少なく、そのためにレポートとアンケート調査をするようにと提案することに進めました。

 プレゼンの当日に(聴者の)ベテラン投資者の二人(スペイン語+アメリカ手話通訳者と共に)と団体の代表者本人、国際開発学の教授たちも参加していたため(合わせて8人でした)、非常に緊張しました…無事に最後までに個別とチームワークのプレゼンを終えることができました。結果、個別のプレゼンは前日の真夜中までにして作り上げたので完璧ではなかったのですが、投資者たちは、とても関心を持ってくれたらしく、今後の機会にプログラム提案を出すための良いアドバイスと嬉しいメッセージを頂きました。
 投資者たちの意見は非常に分かりやすく、納得できるのでさすが経験を積み重ねてきただけあって真剣にアドバイスできる方だなあと思いました。

IDP 795: 国際開発研究分野方法 (Research Field Methods for International Development)

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クラスの最終日にプチ講演と交流会で
オマーン男性たちと楽しく真剣に議論し合いました。


 オマーン出身の男性二人と八週間に国際開発学と言語学の学生と分野の担任を毎週に交代しながらインタビューしてきました。そのインタビューを通して気づいたことが幾つかありました。
 オマーンのろうコミュニティに宗教の影響による政治のシステムから生活スタイルや食事、家族との集まり、男女別の教育に関わるのではないかと思うのです。理由は手話の単語、経験話のほとんどが宗教の関係が多いのです。ギャロデット大学に来て、抵抗感やカルチャーショックなど話がありましたが、他の学生たちの視線は「文化の違いによるもの」だと言っています。ですが、私にとっては「文化」という言葉に引っかかるのです。
 確かに私は日本人であり、アメリカの文化が違うのはわかるのです。例えに言うと自分からあまり言わないのですが、私は小さい頃からクリスチャンなのでアメリカで住んでいる人たちと出会うたびに「日本といえば仏教?(それか神道(?))」「食事の前後に手を合わせて『いただきます』と『ごちそうさま』という行動は宗教に関係あるの?」とよく聞かれますし、クリスマスといえばイエス様の誕生というイベントなので仏教と神道とは関係ないにもかかわらず、日本人たちは盛り上がっているのです。宗教はもちろん家族、個人自身で決めるのも自由ですので、「文化」という判断が難しいのです。
 その結果、政治や国民の組織や教育、それぞれの構成に宗教からによる生活をしていると私は考えています。ただ、異国の人たちと理解し合うのに時間がかかるだろう。身体障がい者の存在の見方も国によって異なるので、そこは挑戦的な面だと言いたい。インタビューの中で宗教から見るLGBTの人たちは違う人間の存在だというのです。知らない人からよく質問があるのです。「女か男かどっちが好きか?」と聞かれた時、私にとっては「人」として好きと答えています。有名な絵本の「10人10色」がとても大好きなのです。みんなが違っていい。
 もし、手話言語を研究、或いは言語分析をする時に、「言葉は背景や歴史よる影響に含まれている」と頭の中に入れ、よくよく分析して調査していきたいと思っています。

身体障がい者によるエキスポ

 身体障がい者たちのエキスポがあるとクラスメイトから情報を頂き、早速見に行きました。ろう者のブースがあまりなく(ろうのエキスポに中心しているため)、車椅子のバリアフリーによるブースが主に集まっていました。
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車の椅子が360度に回れるように仕組んてあった。



ボイスとテキストに統一した電話がありました。それは今まで見たことがない珍しいアイテムでした…!(テレビ電話の方が使いやすいと思いますが...)


 車椅子のダンサーによるワークショップがあり、私はダンス経験者としてとても関心を持って見に行きました。どんな風に踊るのかなとイメージを浮かべることができなかったのですが、実際に見に行くと本当にダンサーだな!と思うくらいの腕がありました。「ろうでも(耳が聞こえなくても)踊れる!」と同じようにそのダンサーは「車椅子の人だってできるわよ。」と言って、遠慮している身体障がい者たちに声をかけて一緒に踊ろうとしている姿を見て感動していました。

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ダンサーは少し手話を知っていました。
表情豊かな方でした。


それでは新年の2017年に会いましょう!
良いお年を!!

2016年12月生活記録 第11期生 山本芙由美[2016年12月26日(Mon)]
メリークリスマス!!
第11期生の山本芙由美です。
秋学期もようやく終わり、ワシントンD.C.で初めて過ごす冬休みが始まりました。
フリーモントとは違って鼻が凍るような寒さです。

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Gender and CommunicationクラスのKyle Amber Clark先生と。彼女は自分自身をレズビアンだと公言しています。彼女は妻、子ども3人とハイキングするのが趣味だそうです。

さて、Final exam(最終テスト)ではどのクラスでもプレゼンテーションが必須で、調べものをしたり、PowerPointを編集をしたりと、パソコンと向き合う時間が多かったように思います。

Gay and Lesbian History(ゲイとレズビアンの歴史)のクラスでは先生がLGBTQに関連した読書リストとなるものを提供してくれ、私たちはその中から本を選びます。そして、その本を読み、レポートを書き、プレゼンテーションをすることが最終テストとしての評価対象となりました。

私はLeslie Fienberg著「Trans Liberation」(トランスの解放)を熟読することになりました。

スクリーンショット 2016-12-26 3.06.13.png

この本は社会が作る男女の境界線に挑戦した物語です。
長い間、女性はピンク(女らしさ)、男性はブルー(男らしさ)が自然と考えられてきました。多くのトランスの人たちは、そのような境界線につまずき、生きにくさを感じます。Leslieさんもその一人です。Leslieさんはユダヤ系アメリカ人で、Butch Lesbian(ブッチレズビアン)、Transgender activist(トランス活動家)、Communist(コミュニスト)です。また、Leslieさんは自分のことを「She/He」ではなく、「Ze」と呼んでいます。

※ブッチレズビアン…ボーイッシュなレズビアン。「タチ」ともいう。
 Communist/コミュニスト…共産主義者。
 Ze…She/He以外のジェンダーニュートラルな人称代名詞。

この本は1998年に書かれたもので、当時、性別は男/女のみで、トランスジェンダーという言葉がありませんでした。トランスの歴史なども注目されない中、Leslieさんは初めてトランス運動の起源について書いたのです。彼の書き出しはこうです。

「性は本能ではなく、社会によって変化、決定されるものであり、否応なしにそれを拒もうとするなら処罰、という暗黙の構造になっています。まず、私たちはそれに気づく必要があります」

真の性は体ではなく、「心」ということも書かれていますが、Leslieさんは男(ゲイ)/女(レズビアン)の境界線を超えて、トランスとしての誇りを訴えることが重要だと言っています。トランスの言葉を広めることでLGBTQコミュニティーのみならず、様々なカテゴリーへの認識を広めることが可能になるそうです。

実際、アメリカのLGBTQコミュニティーでは"LGB"と"T"は全く違うものなのでは、という議論が続いているそうです。セクシャルマイノリティー(性的少数者)はLGBTQA・・・というように様々なカテゴリーにわかれるのですが、LGBTとまとめられるコミュニティの中でも実は「シスジェンダー」と「トランスジェンダー」という大きな違いがあります。
シスジェンダー(Cisgender)は身体的性別と性自認が一致している「シス」のことです。その違いから差別を受けるリスクが高いトランスの存在や問題を可視化させていかないと、真のLGBTQコミュニティーとはかけ離れてしまう恐れがあるのです。

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(LGBとTの亀裂を風刺した絵)

そして、Leslieさんは「TはLGの一部ではなく、2つの円が重なるところにあって関係しています。私たちはコミュニティとして連帯し、共に闘っていく必要があります」と述べています。
私はLeslieさんのそのような哲学を日本にも少しずつ広められたら、と思いました。

LGBTだより

私自身、ギャロデット大学外でのLGBTQの集まりにも積極的に参加していますが、ワシントンD.C.にある「The DC Center For The LGBT Community」というコミュニティセンターがとてもアクティブで様々なプログラムを実施してくれています。
このセンターはASL通訳者を事前に準備してくれるなど、ろうLGBTQに対してもフレンドリーです。

また、月1回開催されている「ASL for LGBT」というLGBTのためのアメリカ手話というワークショップにも参加しています。この日はLGBTに関する手話表現を習いました。

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(講師はろう者でLGBTQ当事者です)

また別の日に、Trans support group(トランス支援グループ)の集まりにも参加してきました。トランスの参加者と交流していると、そこに Jessica Hawkinsさんが登場しました。彼女はトランス当事者で、ワシントンD.C.を中心にTrans Violence(トランスへの暴力)を防ぐために奮闘、活躍されている警察官です。
http://www.washingtonblade.com/2015/03/10/trans-woman-named-head-d-c-gay-police-unit/

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彼女の優しい眼差しには、彼女のこれまでの人生を物語っているようにみえました。当事者にしか分からない、当事者だからできることがたくさんある、といろいろ考えさせてくれた日でした。

それではまた。

The DC Center For The LGBT Communityのホームページ
http://www.thedccenter.org/index.html
第13期留学奨学生の紹介[2016年12月22日(Thu)]
第13期留学奨学生の紹介

今年7月から募集が行われていた第13期留学奨学生は、第1次、第2次選考と厳正なる審査を経て、2名が選出されましたので、ご紹介します。夢の実現へ向かい、走り出しました。

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第13期留学奨学生 橋本 重人(はしもと しげひと)

東京都在住
留学目標:ろう教育/発達障害


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第13期留学奨学生 山田 茉侑(やまだ まゆ)

群馬県在住
留学目標:乳幼児教育相談、親支援

今後の2人に応援をよろしくお願い致します。

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 08:39 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
留学生近況報告 - 瀧澤9期奨学生、山本10期奨学生、山本11期奨学生[2016年12月21日(Wed)]
毎年多くの奨学生が在籍しているギャロデット大学。今秋学期から入学したのは、オーロニ大学を経て進学してきた山本11期生。現在2年目で、大学院の最終学年となった瀧澤9期生と山本10期生と共に同じ学び舎で学んでいます。

↓<↓瀧澤9期生>

*タイトルは、瀧澤奨学生が動画編集してくれました

↓<↓山本10期生>


↓<↓山本11期生>



ギャロデット大学の紹介 
1864年に創設されたワシントンD.C.にある世界唯一のろう・難聴者のための総合大学。大学内でのコミュニケーション手段は、アメリカ手話(ASL)と英語で、学長や教職員、スタッフ、学生など学内みんなが手話で話します。

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事業担当者:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 00:21 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
留学生近況報告 - 牧谷11期奨学生[2016年12月18日(Sun)]
牧谷奨学生は、昨夏に渡米してから1年間、英語・ASL研修に励み、大学院進学を目指していました。
そして、今年8月、ニューヨーク州にあるロチェスター工科大学/国立聾工科大学ろう・難聴の中学生/高校生のための教育プログラム(修士課程)に進学。
目標に向かって進み始めた牧谷奨学生が、大学の簡単な紹介を含め、話してくれました。

↓<↓牧谷11期生>



ロチェスター工科大学/国立聾工科大学の紹介 
ニューヨーク州ロチェスター市の郊外に位置する技術系の総合大学です。聴覚障害者の高等教育機関が併設されており、聴覚障害者へのサービス(情報保障等)も充実、多くの聴覚障害学生が学んでいます。

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受付で出迎えてくれる大学のマスコットのタイガー


事業担当者:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 23:14 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
留学生近況報告 - 辻10期奨学生[2016年12月17日(Sat)]
留学生近況報告 - 辻10期奨学生

サンフランシスコの北東部州都サクラメントの近郊のチコ市にあるカリフォルニア州立大学チコ校2年目となった辻10期生。起業家への道を一歩ずつ歩んでいます。

↓<↓辻10期生>



カリフォルニア州立大学チコ校の紹介 
1年を通して温暖な気候で豊かな自然のある学園都市・チコ市にあるカリフォルニア州立大学群の中でも最大規模の大学です。100以上の学部及び修士レベルのブログラムがあり、各国からの海外留学生も多く在籍しており、地域との交流も盛んにおこなわれています。

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事業担当者:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 23:24 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
留学生近況報告 - 西、福島12期奨学生[2016年12月16日(Fri)]
留学生近況報告 - 西、福島12期奨学生

米国のオーロニ大学(カリフォルニア州)に入学して初めての学期を過ごしている西、福島12期生。8月に渡米してから4ヶ月が経った11月、近況を話してもらいました。

2人は、来秋の目標とする大学院への進学を目指し、英語・ASLの勉強に励んでいます。

↓<↓西12期生>


↓<↓福島12期生>



オーロニ大学の紹介 
サンフランシスコから約1時間、サンフランシスコ湾岸のフリーモント市にある公立のコミュニティカレッジです。丘の中腹にあり、大学からはフリーモント市内やサンフランシスコ湾・半島を一望することが出来ます。
大学には、デフセンターがあり、ろう者と難聴者のための教育や就労のためのプログラムも提供されています。
当協会のパートナーシップ(協力関係)団体(2007年7月14日〜)。

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事業担当者:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 00:27 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
2016年11月生活記録 第10期生 辻功一[2016年12月15日(Thu)]

こんにちは、今日も生きています。
10期生の辻 功一です。

今年もエレベーターピッチコンテストにエントリーし、2年連続でピープルズチョイスアワードをいただきました。
ピープルズチョイスアワードは、6名の審査員とは別に観客がそれぞれのプレゼンテーションごとにポイントを投票し、最もポイントが高かった人が受賞するものです。

個人的には1位を狙っていたので、この結果はちょっと残念だったのですが、投資家はどういう目線で見ているのかなど色々考える機会が持ててよかったと思っています。
チコのローカルテレビに出たりラジオでインタビューを受けたりと、色々な経験やチャンスを頂きながら少しずつステップを踏んでいると実感しています。

エレベーターピッチコンテスト
<エレベーターピッチコンテスト入賞者と審査員>

さて、今学期もあとわずかです。
ACCT 202 (Intro to Managerial Accounting)
相変わらず勉強時間の大半をこのクラスにつぎ込んでいます。4回の試験を消化し、残りは最終試験のみとなりましたが、未だにクラス平均の成績はなんと「C」なのですよ。Cマイナス以下だと進級できないので、クラス全員がストレスフルなクラスです。

ECON 103 (Principles of Micro Analysis)
通訳はVRIを利用しているのですが、授業はプロジェクターを用いてグラフや表を表示しながら解説することが多く、この方法はVRIと非常に相性が悪いんですよね。スクリーンとパソコンのモニターが離れているので、グラフや表を見ながらじっくり考えることがほとんどできません。VRIの通訳者さんもスクリーンを直接見ることができないので、教授の口から発される数字をそのままなぞることが往々にしてあり、そうなるともうお手上げです。グラフや表を見ながら数字を聞くのとは雲泥の差がありますよね・・・。

MATH 107 (Finite Math for Business)
怖いくらい順調に進んでます。このクラスではノートテイクをお願いしているのですが、このノートテイカーさんが大当たりで、理路整然と解き方をノートに書き込んでくれています。もはや彼女のノートが僕の教科書です。ちなみに彼女もインドからの留学生でインドの大学を卒業したのち、シニアエンジニアとして数年会社勤めを得て、MBAを取得すべく留学してきたそうです。

POLS 155 (American Government: National, State, and Local)
このクラスでもECON 103と同じくVRIを利用していますが、こちらは教授の講演が中心なのでVRIととても相性が良いです。VRIは歴史や哲学のような講演中心の講義に向いていると感じました。

PSSC 101 (Introduction to Plant Science)
チコの農場で野菜を育てているのですが、大収穫ウハウハです。育った野菜は持ち帰っても良いので、おかげさまで食べ物には困っていません。ちなみにLABにおける僕の実験は独創的で、「好きだよ」とか「綺麗だね」という綺麗な言葉を並べたボードと、「嫌いだ」とか「醜い」というような汚い言葉を並べたボードをそれぞれレタスとナスの前に固定して、どのように育つか見比べるものです。興味深い結果がでてきそうですが、これは来月に報告します。

以上です。
日本ASL協会から8,188km離れたチコ大学からの報告でした。
ありがとうございました。
今月のコロンブス
やっぱりアメリカではリアル銃撃事件があるんだなということを発見
僕の家の裏で銃撃事件がありました Σ(゚ロ゚;) ギャング同士の喧嘩で何発も銃弾を打ち込まれたそうです。奇跡的にも生きていたそうで病院に搬送されたと聞いてますが、その後はどうなってるか知りません。ちなみに発砲音は聞こえませんでした(当たり前)

2016年11月生活記録 第9期生 瀧澤泉[2016年12月12日(Mon)]


68年ぶりのスーパームーン!

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スーパームーンの話題を知るのがその後っだったので手遅れでした。一眼レフカメラを持ってこなかったのでタイミングが悪かったなあ、頑張って携帯で撮ったので質がとても悪いのですが...本当に美しかったのです!

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ギャロデット大学にて


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うとう新しいトランプ大統領が決まりました。歴史初の投票によるデモ運動や異例な投資など様々な問題が起きました。ギャロデット大学でも喜ぶ学生や教授たちもおらずに、将来にろう者や身体障がい者たちの権利を失う不安な声が非常にあがっているのです。ですが、私にとっては様々な面に対して、どんな時でも国民と共に立ち向かうことが大事だと思っています。

GOV 791: 国際関係・国際開発論 (International Relations and Development)
 ここ一ヶ月間に様々なテーマが上がっており、幾つか関心のある内容を取り上げました。教授が関心を持った米国ならではの人気映画の一部を要約することが課題としてだされましたが、色々考えさせてくれる内容でした。

スター・トレック: Star Trek (TNG Season 2, Episode 5) (英語版のみ)45分
https://www.amazon.com/dp/B00C1SRRDM/ref=atv_piv_owned?_encoding=UTF8&imdbref_tt_wbr_pivt=0m0stag%3Dimdbtag_tt_wbr_piv-20

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右側:カーク船長(James T. Kirk)と宇宙船エンタープライズ号(Enterprise)の乗組員
左側:リーバ

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リーバの目の前にいる三人が通訳者


スター・トレックという映画は最初に1966年に米国で有名となり、1979年から2009年までに11本の映画が作られた。監督であるジーン・ロッデンベリー(Gene Roddenberry)がSFシリーズとして描かれており、カーク船長(James T. Kirk)がリーダーである宇宙船エンタープライズ号(Enterprise)の乗組員と共に冒険する内容が描かれる。
その中の一部の「Loud as a Whisper」という内容にリーバ(ろう俳優:ハウィー・シーゴ)がありのままのように聾者として演技していました。ある惑星戦でメディエーターであるリーバに会いにラマティス星系に転向することは予想外な出来事について描かれていました。

映画の内容

 カーク船長(James T. Kirk)と宇宙船エンタープライズ号(Enterprise)の乗組員はメディエーター(仲介者)がろう者であることは知らずに、ラマティス星系へ向かいました。リーバはその人達の言っていることを唇で読みとり、リーバの通訳者(三人)がリーバの考えをテレパシー的に言葉に変換することができるといった状況に戸惑っているよう。 リーバは宇宙船エンタープライズ号のグループのカウンセラーであるトロイがリーバと共感できると気づき、早くも良好な関係になりました。その後、数百年にわたる紛争で壊滅した惑星で指導者との会談を立てようと企画した。しかし、その惑星の一人の反政府兵がリーバの通訳者を殺してしまい、企画を一旦停止した。リーバは彼自身のアクセシビリティと自己保証としてのコミュニケーションを失いました。宇宙船エンタープライズ号(Enterprise)の乗組員たちはリーバとどのようにコミュニケーションを取れるかを調べ、手話を学んだ方が良いと決断しました。しかし、リーバは友人として身近な存在である通訳者たちが殺された惑星を返還したくなかったのです。トロイはリーバを説得してリーバのネガティブをポジティブな視点に変えることに成功し、リーバは戦闘惑星の問題をどのように改善するか考えていました。最終はその惑星に戻り、戦争グループたちに手話を教える企画を立てたというのでした。
(私が英語で書いた要約レポートを日本に変えてまとめてみました)

Screenshot 2016-12-12 01.49.00.png


 私にとって映画を終えた一瞬あっけからんな内容で戸惑った自分がいました。戦闘惑星で手話を教えることで簡単に解決できるのか?と突っ込みたい所ですが、よくよく考えてみると不思議だなと思うことが幾つかあります。その映画は政治に関係があるのです。今、ろう者(聴覚障がい者)たちはテレビ電話や会社での会議の時、手話通訳者を通して聴者と会話している状況が映画と同じなのは確かなのです(勿論、映画のようにテレパシーに通じて通訳するのは不可能ですが笑)。
 リーバ(ろう俳優)はトロイに対してリーバの第一言語としての手話で主に話すのですが、それなら最初から皆の前で手話で(通訳者を通じて)話せば良かったのでは?つまり「手話」は「社会的にマイナスな見方」なのかな?といった印象で、もしも国民が手話を積極的に学び、話すことができるならば、異言語の壁が減り、手話通訳者が不要になるんじゃないかと監督は考えたのかな?ということ。(少し引っかかるのは盲者役として演技したLeVar Burtと手話通訳者なしでどうやってコミュニケーションできるのかと気になるところですが)
 映画の日本版はないのですが、その映画内容を観覧したことで「Loud as a Whisper (その英文をそのまま翻訳すると『ささやくような大声』)よりも「伝えたい」という風に見えます。しかし、「Loud」の意味は「大声」という意味なのでなぜ?と思い、英英辞典(Longman)によると「deafening」で「耳を塞ぎたいくらいの大声」と同じ意味だそう。ですが、よくよく見ると “deaf(en)” (意味:聾・聴覚障がいになる)という言葉が入っていることに気づきました。うーん、そのあたりは監督に直接に聞いてみたい気持ち。
 もしも国民全員に手話を言語として認めてもらい、どこへ行っても手話で話せる場所・環境を作って欲しいとろう者たちと共に運動していますが、やはり課題が山々ほどにあります。先ほどに見せた映画の質は悪くないのですが…その映画を通して考えてもらいたいなと思いました。

非公式経済
 課税なし、政府機関に関わらない、国民総生産統計も含めない経済部門のことです。様々な国の若者による資料を通して特徴を掴めました。

長所: 雇用が比較的に容易である。
短所: 規則がそれほどに厳しくなく、虐待増加、あるいは賃金が低いなど、条件下で働く人たちの権利の保護がほとんど無い。

 もし政府(労働省)が職類を公式化にすれば労働雇用率が高くなるはずなのですが、やはり教育、産業、人材などの課題が重なっているのです。主に政治はどうやったら、経済を良くなるのかなど強く議論しあっています。今、オバマ大統領に引き継ぎ、トランプ大統領が経済の戦略を集中したいと何度も声をあげているのですが…人の権利や条件に合うように投資することも重要だとこのクラスを通して考えさせました。

ロバート・ニューワース「非公式経済のパワー」--- TED Talk
https://www.ted.com/talks/robert_neuwirth_the_power_of_the_informal_economy?language=ja?utm_source=tedcomshare&utm_medium=referral&utm_campaign=tedspread

 違った視点を示しています。なるほどと思わせてくれる内容でした。

留学現地で三年ぶりにトム先生と再会!

 英語学習のためにオーロニ大学で一年間の間にトム先生と色々とお世話になりました。英語学習後、ギャロデット大学に来てから多忙でなかなか連絡を取れなかったので今までの状況を少しお話しできて嬉しかったでした。
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それでは2016年度の終わりの12月生活記録でまた会いましょう。

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