
2016年11月生活記録 第11期生 山本芙由美[2016年11月29日(Tue)]
みなさん、こんにちは!
第11期生の山本芙由美です。
あと残り2週間ほどで秋学期が終わろうとしています。
現在、秋学期の最終テストにむけて、これまで学んだ内容のレビューをしたりするなど慌ただしくなってきました。
Gender and Communication(ジェンダーとコミュニケーション)のクラスでは先生が様々なSexuality Identity (性自認)を学生ひとりひとりに割りあて、私たちはそれを調べ上げ、レポートを書き、プレゼンテーションするというプロジェクトを進めることになりました。
Sexual Identity(性自認)だけでもざっと数えてみると、20個以上あります。
割り当てられたSexality Identity(性自認)への歴史的文脈的分析、社会的視点、文化的視点、社会への影響、そして考察などが評価の対象となりました。
わたしに与えられたのは「Agender」(アジェンダー)でした。
日本では聞き慣れない言葉だと思いますが、日本独自の性自認として「Xgender」(エックスジェンダー)というのがあります。それと似たような意味をもっているということが調査のプロセスで判明しました。
Agenderには様々な解釈がありますが、一般的に定義としては男性/女性でもなく、性別がないことを認識している人たちです。
また、トランスジェンダーの人たちの中にも性別移行経過の中において、この性自認を使う人がいます。
ここアメリカではファッション業界でたびたびAgenderの人たちが登場し、リーダーシップを発揮します。
しかし、それはしばしばホモフォビア(LGBTQAへの嫌悪)へのアプローチにもなります。
あるひとりのAgenderは好きなスカートをいつも履いて通学しています。ある日、通学途中のバスの中で居眠りをしていると、クラスメイトから火を放り投げられて火傷をしてしまったなど、彼らは常に危険と隣り合わせです。
Sex(性)とGender(性役割)は全く別の物なのですが、違うということだけで社会から「ふつう」ではない人々として見られてしまいます。

"https://socatchy.net/agender-is-the-new-black/" から引用
まだ調査の途中ですが、既存のSexuality Category(セクシャリティーのカテゴリー)に縛られず、自由にSexuality life(セクシャリティーとしての日常生活)を楽しむことができるAgenderの人たちには魅力を感じています。
そして、11月は人の前に立って話す機会が多かったように思います。11月12日はワシントンD.C.の諸大学が集まっての会議 INTRICATE IDENTITIES DMV Area Gender & Sexuality Student Conference
(ワシントンDC.メリーランド州、ヴァージニア州における複雑なアイデンティティとしてのジェンダーとセクシャリティをもつ学生のための会議)がギャロデット大学で開催されました。

私自身、「Current Issues and Support of the Deaf Japanese LGBT Community」(日本のろうLGBTコミュニティにおける現状と支援)について話しました。最初、苦手意識があったアメリカ手話でのプレゼンテーションにも少しずつですが慣れてきました。


自分が伝えたいことを明確にすることで、より伝わるということが身をもって経験することができました。他大学のLGBTQAに関する発表を聞いたりしましたが、どれもアカデミックとしてのレベルが高く、刺激的でした。
またどこかで日本のろうLGBTについて話す機会があれば、どんどん伝えていきたいと思っています。

(感謝祭週間は学校がお休みでフィラデルフィアに行ってきました。LGBTQA Community Center in Philadelphia前にて。)
それでは、また。
第11期生の山本芙由美です。
あと残り2週間ほどで秋学期が終わろうとしています。
現在、秋学期の最終テストにむけて、これまで学んだ内容のレビューをしたりするなど慌ただしくなってきました。
Gender and Communication(ジェンダーとコミュニケーション)のクラスでは先生が様々なSexuality Identity (性自認)を学生ひとりひとりに割りあて、私たちはそれを調べ上げ、レポートを書き、プレゼンテーションするというプロジェクトを進めることになりました。
Sexual Identity(性自認)だけでもざっと数えてみると、20個以上あります。
割り当てられたSexality Identity(性自認)への歴史的文脈的分析、社会的視点、文化的視点、社会への影響、そして考察などが評価の対象となりました。
わたしに与えられたのは「Agender」(アジェンダー)でした。
日本では聞き慣れない言葉だと思いますが、日本独自の性自認として「Xgender」(エックスジェンダー)というのがあります。それと似たような意味をもっているということが調査のプロセスで判明しました。
Agenderには様々な解釈がありますが、一般的に定義としては男性/女性でもなく、性別がないことを認識している人たちです。
また、トランスジェンダーの人たちの中にも性別移行経過の中において、この性自認を使う人がいます。
ここアメリカではファッション業界でたびたびAgenderの人たちが登場し、リーダーシップを発揮します。
しかし、それはしばしばホモフォビア(LGBTQAへの嫌悪)へのアプローチにもなります。
あるひとりのAgenderは好きなスカートをいつも履いて通学しています。ある日、通学途中のバスの中で居眠りをしていると、クラスメイトから火を放り投げられて火傷をしてしまったなど、彼らは常に危険と隣り合わせです。
Sex(性)とGender(性役割)は全く別の物なのですが、違うということだけで社会から「ふつう」ではない人々として見られてしまいます。

"https://socatchy.net/agender-is-the-new-black/" から引用
まだ調査の途中ですが、既存のSexuality Category(セクシャリティーのカテゴリー)に縛られず、自由にSexuality life(セクシャリティーとしての日常生活)を楽しむことができるAgenderの人たちには魅力を感じています。
そして、11月は人の前に立って話す機会が多かったように思います。11月12日はワシントンD.C.の諸大学が集まっての会議 INTRICATE IDENTITIES DMV Area Gender & Sexuality Student Conference
(ワシントンDC.メリーランド州、ヴァージニア州における複雑なアイデンティティとしてのジェンダーとセクシャリティをもつ学生のための会議)がギャロデット大学で開催されました。

私自身、「Current Issues and Support of the Deaf Japanese LGBT Community」(日本のろうLGBTコミュニティにおける現状と支援)について話しました。最初、苦手意識があったアメリカ手話でのプレゼンテーションにも少しずつですが慣れてきました。


自分が伝えたいことを明確にすることで、より伝わるということが身をもって経験することができました。他大学のLGBTQAに関する発表を聞いたりしましたが、どれもアカデミックとしてのレベルが高く、刺激的でした。
またどこかで日本のろうLGBTについて話す機会があれば、どんどん伝えていきたいと思っています。

(感謝祭週間は学校がお休みでフィラデルフィアに行ってきました。LGBTQA Community Center in Philadelphia前にて。)
それでは、また。