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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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留学生近況報告 - 瀧澤9期、福田9期、山本10期奨学生[2016年06月29日(Wed)]
留学生近況報告 - 瀧澤9期、福田9期、山本10期奨学生

留学中の奨学生達の近況報告、第3弾。
カリフォルニアからワシントンD.C.へ一っ飛び。
ギャロデット大学に留学中の瀧澤9期、福田9期、山本10期生です。

3人とも、この1年以内に進学したばかり。
ようやく、この留学の目的である専門分野の学習をスタートさせ、勉強が大変ではありながらも、毎日目を輝かせ、胸を躍らせ、学校に通っていたようです。
2016年春学期について、話してもらいました。

↓<↓瀧澤9期生>


↓<↓福田9期生>


↓<↓山本10期生>


ギャロデット大学の紹介 
アメリカの首都ワシントン特別区にある世界唯一のろう・難聴学生のための総合大学。
1864年に開学以来、各国から聴覚障害の学生が集まる。世界のろう者関係の資料が保存されている歴史資料室は、世界最大規模。

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事業担当者:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 18:06 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
留学生近況報告 - 牧谷、山本11期奨学生[2016年06月28日(Tue)]
留学生近況報告 - 牧谷、山本11期奨学生

留学中の奨学生達の近況報告、第2弾。
チコから車で数時間、オーロニ大学に留学中の牧谷、山本11期生です。

2人は、2015年8月11日に渡米。
目標となる大学・大学院を目指し、ここオーロニ大学の大学進学準備プログラムで、1年間みっちり英語・ASL中心の勉強に励んでいます。
2016年春学期について、話してもらいました。

↓<↓牧谷11期生>


↓<↓山本11期生>



オーロニ大学の紹介 
サンフランシスコ湾岸のフリーモント市にあるコミュニティカレッジ。丘の中腹にあり、大学からはフリーモント市内を一望できる。通常の学科の他、ASLクラスや通訳クラスも設置されています。当協会のパートナーシップ(協力関係)団体(2007年7月14日〜)。

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事業担当者:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 16:47 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
留学生近況報告 - 辻10期奨学生[2016年06月27日(Mon)]
留学生近況報告 - 辻10期奨学生

お待たしています。留学中の奨学生達の近況報告です。
前回のブログでも報告したように「全国ろうあ者大会inとくしま」で流して、とても好評でした!

まずは、2015年秋学期からカリフォルニア州立大学チコ校に通う、辻10期生。
2016年春学期について、話してもらいました。
(お詫び:スマートフォンで撮影したため、画面が小さくなっています)

↓<↓辻10期生>



カリフォルニア州立大学チコ校の紹介 
1887年に創立された、カリフォルニア州立大学の中で最も古い歴史を持つ総合大学の一つで、100以上の学部及び修士レベルのブログラムがある緑豊かな大学です。

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事業担当者:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 11:10 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
全国ろうあ者大会inとくしま、バリアフリー展に出展[2016年06月24日(Fri)]
全国ろうあ者大会inとくしま、バリアフリー展に出展

6月8日(水)〜12日(日)に開催された第64回全国ろうあ者大会inとくしまの「聴覚障害の生活に関するバリアフリー展」へ出展してきました。
バリアフリー展への参加は、長野、群馬に続く、3回目。
今年も、多くの方々が立ち寄ってくださいました。

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会場では、10周年記念報告誌や奨学生が取り上げられた各大学誌を紹介。
また、現在、米国留学中の奨学生たちの動画を流していました。
同郷や友人・知人という方も多く、みなさん、留学を応援してくださっていました。

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必修研修の合間に12期生も、展示ブースで、直接、留学事業PR!

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展示を終えて、みんなで記念写真。(右から)川俣5期生、福島12期生、西12期生

まもなく第13期留学奨学生の募集も開始となります。
夢を叶える、実現させるチャンスです!


担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 09:19 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
2016年5月生活記録 第7期生 中川美幸[2016年06月20日(Mon)]
皆さん、こんにちは。
留学生活4年間で、これが本当に最後の生活記録となります。今年の5月13日付けで、ギャロデット大学大学院ろう教育学部を無事卒業することが出来ました。日本財団の支援も5月20日をもって終了となりました。
ボビー学長と 縮小.jpeg
《ボビー学長に卒業証書を頂きました》

2012年8月に渡米してから4年、2013年8月にギャロデット大学大学院に入学してから3年、あっという間でした。
留学する前から最愛の父が長年重い病気と闘病していたので、毎年父の見舞いのために一時帰国していたのですが、去年10月に父を亡くし、くじけそうになりました。
しかし、 残された母、妹、弟たち、そして、日本財団関係者、日本の友人たちの支えがあったからこそ、今まで乗り越えることが出来たのです。
さらに、日本財団のハード面、ソフト面の支援のお陰で、アメリカの大学院で学びたかったこと、つまりろう児、難聴児がどうやって手話から言語を習得していくかを
教育現場から学ぶことが出来ました。
今まで、4年間温かく見守って頂き、本当に有難うございました。

これからも聾学校という現場に戻り、私が米国で学んだことを充分に活かせられるよう頑張ります。日本、そしてアジアのろう児教育の明るい未来のために、何が出来るかを探索していくつもりです。

これからもよろしくお願い致します。
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 友人が撮ってくれたお気に入りの思い出写真!!

★講義

☆ EDU633 Language Arts in Elementary Education 小学校の英語

4月で終了したので、4月の生活記録をご覧ください。
残念なお話ですが、このクラスを教えてくださったAmy Hile教授が亡くなられました。彼女からは多くのことを学びました。最後、卒業式の前のパーティーでお会いした時に彼女は言いました。それが最後のメッセージになるとは思いもしませんでした。
「みゆき、やったね。いつも私のオフィスで泣いていたけど、最後には笑って卒業出来たね。いつも寝なさいと言っていたでしょう。みゆきなら出来ると言っていたでしょう。これからはゆっくり寝られますね。」と。彼女のように、ろう児、難聴児たちに色々な読み書きについて教えることができれば、と思っています。
アミー先生お悔やみ申し上げます縮小.jpeg
Amy先生と一緒に撮ったのはたったの一枚だけでした(涙)

☆ EDU793 教育実習 Practicum

実習では家庭訪問、シェアリーディングの家庭訪問、ディサービスセンターの訪問、図書館での絵本読み聞かせ活動を学びました。週末はほとんど図書館に家庭訪問なのでかなり大変でしたが、様々な家庭の様子、親子の様子、聾学校やディサービスの支援サービスの様子を知ることが出来て、とても嬉しかったです。

−聾学校現場−
乳幼児いろわけ、絵本、感覚、ゆびの動き.jpeg
乳幼児クラスの環境設定には色々な意味があるのです。色を分けること、光と色で楽しむだけでなく、色分けも盛り込むのです。さらに、多種多様な色、形の小物(つみき、羽、綿など)も入れてあります。もちろん、幼児用の絵本も置いてあります。

−図書館での実習−
図書館絵本読み聞かせ活動すごい縮小.jpeg
図書館で絵本読み聞かせを行った後、親子たちは絵本に関する活動をして学んだことを繰り返し覚えます。私も絵本読み聞かせをやらせてもらいました!!とても楽しかったです。図書館では、聞こえない子供たちだけでなく、聞こえる子供たちも母親、兄弟姉妹たちと一緒に来ていました。聞こえる子供たちは何回か通っているので、私の手話での質問には手話で答えてくれました。


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スタッフたちが作った見本です★幼児・生徒たちは親たちと一緒に仕上げることが出来ていました!

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母親たちと一緒に頑張る子供たち。



−家庭訪問で驚いたことー
家庭訪問ままの作品縮小.jpeg
学校だけでなく、家庭でも母親たちは頑張っています。これはお母さんが聞こえない赤ちゃんのために、赤ちゃんの指の動きと感覚を鍛えようと作成したものです★ 
素敵な作品ですよね。家庭で作れるのです。

−シェアリーディングの実習−
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4月の生活記録にも記載しましたが、親御さんが読み聞かせを学ぶための教材です。

星2︎ EDU799 卒論実習

卒論プロジェクトを仕上げるために、自分の手でE-bookを作るべきだという大学院の卒論委員会からの提案により、実習の中で、E-bookを作成することになりました。日本語翻訳、手話翻訳のデータ集め、手話の撮影、手話単語の収録、そして制作です。まだまだ終わりませんが、とても興味深いものを見つけました。

とてもおもしろかった卒論.jpg
私が作成した日本語を実験的にコード化してみたら、文字化けしてしまいました!!

編集者 チームワーク縮小.jpeg
私の卒論の編集を手伝ってくれている後輩です。

★ 卒論
私の卒業プロジェクト(capstone)がスタートしてから、ずっと卒論と格闘していました。でも、色々なE-BOOKSやアプリを見比べ、良い点と足りない点を見付けていくことがとても楽しかったです。

アプリの調査 ふりがなはどこに? 11歳?.jpeg
卒論で教授とふりがなについてずっと議論してきたのですが、日本語のアプリをダウンロードしてふりがながあるかどうか調べてみました。様々な絵本が入ったアプリをダウンロードして読み漁りました。ふりがながあるかどうか、絵本の表紙ではなく、中身も読んでみましたが、、、、なんと、10歳(小学4年)までの絵本にはふりがながなかなかみつかりません。11歳(小学5年)用の絵本の中でやっとふりがなを見つけました。これからアプリを作るのに参考になるかと思いました。

卒論と格闘縮小.jpeg
卒論発表まで頑張りました。絵本アプリの完成はまだまだですが、卒論の方は全て終え、発表を終えることができました。もちろん、教授たちから完璧!!と言われて嬉しかったです。

★ 後半は頑張りました!!
優秀がんばった!! 縮小.jpeg
2013年は英語が全然読めなくて泣いていたのですが、2014、2015年はかなり頑張ったので、ギャロデット大学から初めて賞を頂きました。もちろん記念のBisonキーホルダー、すてきな鞄も頂き、とても嬉しかったです。


頑張ったで賞 縮小.jpg
ギャロデット大学とVL2視覚学習学習科学センター(Visual Language and Visual Learning)からも頑張ったで賞をいただきました。卒論を頑張ったことが認められて嬉しかったです。


★ 友人に感謝 

卒業パーティ ありがとう 縮小.jpeg
多くの友人たちに支えられたからこそ、お礼として、卒業パーティーでは彼らを招待しました。みんなみんな本当に有難う!!

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色々な方から頂きました。有難う!!特にサイン入りの色紙がお気に入りです!!


ー卒業式ー
卒業式みんなありがとう縮小.jpeg
みんなありがとう 卒業式 縮小.jpeg
卒業式には日本から最愛の母と妹、友人ふたり、シンガポールから友人夫婦、フランスから友人ひとり、それに大学の先輩後輩たち、ルームメイトたちが来てくれました!!日本財団の野崎さん、後輩たちも来てくれました。レポートには全ての友人、教授たちの写真を載せられませんでしたが、大勢の方が沢山支えてくれたからこそ、ここまで達成することが出来ました。また、日本財団と日本のシンボルを世界に見せることが出来て感無量です。あらためて、今まで4年間、本当に有難うございました。

https://youtu.be/OIWOoJOpnMU
短いですがビデオもどうぞ★

★おまけ
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モデルとしてもダンサーとしても有名なギャロデット大学の卒業生 Nyle DiMarco氏 が
ギャロデット大学に遊びに来てくれました。こどもたちは大喜びです★
http://www.gallaudet.edu/news/nyle-dimarco-visits-gallaudet.html
2016年5月生活記録 第10期生 山本綾乃[2016年06月17日(Fri)]

立ちの季節、5月。

一年間お世話になった第7期生の中川美幸さんが、13日にギャロデット大学を卒業されました。
学部専攻が同じであったことから、多くのアドバイスをいただけ大変心強かったです。ありがとうございました。
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(卒業式、第7期生中川美幸さんと)

◯教育実習
5月上旬に、5週間お世話になったメリーランドろう学校のみなさんとお別れしました。
小学部や幼稚部それぞれに日本文化やろう学校についてお話させて頂きました。
最後には折り紙(コマ)をプレゼントし、子どもたちも嬉しそうでした。
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(お世話になった子どもたち、先生方と)

少し時期がずれますが、4月22日はアースデイ(地球の日)でした。
これは、地球や環境のことを考え、美しい自然環境に感謝する日です。
子どもたちの作品がユニークだったので紹介します。
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◯授業
アメリカは5月が年度末となります。そのため、大学も学期末テスト週間がありました。
言語獲得のクラスのマリベル先生(教育学部長でもある)の問題の出し方がユニークで、
ろう教育会議でのプレゼンを想定して、早期教育の言語獲得について講演をするための原稿を書くという形でした。
レポートを10枚書くという最終課題でしたが、予想以上の好評価を頂くことができ嬉しかったです。
レポートは堅苦しい書き言葉の書き方ではなく、実際の講演の読み原稿のような話し言葉形式だったので、楽しみながら書くことができました。


◯一時帰国
夏休みに入り日本へ一時帰国し、誕生日を迎えました。
卒業した群馬大学へ久しぶりに顔を出したところ、後輩がサプライズパーティを開いてくれました。

何年経っても、心から歓迎してくれる教授や仲間がいることに感謝です。
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また新たな気持ちで、将来へ向かって旅立っていこうと決心した月でした。
2016年5月生活記録 第9期生 瀧澤泉[2016年06月15日(Wed)]

い空の下で卒業式にならぶデコレーションの角帽がとてもおしゃれで、目を引くものがいろいろあります。記念に残しておきたいのが米国ならでのイマドキなんですね…! 家族が卒業生の後ろ姿からすぐ目に付くようにしたい意味も含まれているのだそうです。卒業生たちがとても輝いていて素敵でした。
ルームメイトだった彼女が優等生として美しいブルーアカデミックドレスを着てステージの上を立派に歩いていました。Congrats!!!! かわいい

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皆輝いていましたよ!第7期生中川美幸さんもおめでとうございます。


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出会いがあれば別れもあり
(1年間お世話になったルームメイトとぴかぴか(新しい))


 最終レポートとプレゼンが終わると、更に「ポートフォリオ」を集中して何度も徹夜してやっと終わった時に、瞬きするまもなくもう既に夏学期が入っていました。時間っていつも意地悪だなと思っています(時間について五月蝿い私ですが…)。

夏学期に2つクラスを受けます。
1) EDU 665 Children’s Literature (児童文学)
2) IDP780 (Online): Supervised Practicum for Master of Arts Degree in International Development (大学院国際開発学部の指示下実習科目)

1) EDU 665 Children’s Literature (児童文学)
5月16日〜6月9日(4週間の集中講義)
 以前から習得したいと思っていたクラスです。国際開発学部の必需・選択科目ではないのですが、卒業する時に必要な単位を満たすために学期ごとに必需科目と選択科目を取らなければならないのです。春学期の選択科目を受けずに、代わりに夏学期に受けることになったわけです。

 必需の本(6冊)を含めて、毎日絵本を持参してクラスでディスカッションします。心からワクワクが止まらなくて楽しく、子どもになったような気分。

クラス内容は以下通り、

テキスト: Children’s Literature (児童文学)
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必需の本: 6冊
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• 7ジャンルの絵本(民話、昔話、生活、人物紹介、ファンタジー、ノンフィクション、ポエム): 7冊
• ブログ/ビデオログ(vlog)のアップロード 7冊
• グループプロジェクト: 10冊
• Critical Issue Study (重要課題研究): 7冊

 つまり、4週間の間に35冊以上もテキスト、絵本、小説などを読むことになります。本ぴかぴか(新しい)数を見ると大変そうだ〜と見えますが、授業も本の内容も全部日本で教えたいくらい良いものばかりでもありますが、没頭しそうです!このクラスはブログを使って絵本についてディスカッションすることもあるなんてとても良いアイデアだなあと思っていました。

 絵本それぞれの特徴や読み聞かせスキル、様々なアイデアなどもシェアしあうことがそんなに楽しいと思わなかったので嬉しかったです。

印象に残った本を一部紹介したいと思います。

「American Born Chinese」“アメリカ生まれ中国人”
著者:Gene Luen Yang (ジーン・ルーアン・ヤン) (上の画像の上中側)
 米系中国人のお話、著者も同様にアメリカで育った本人です。とても面白く、興味津々持ちつつスムーズに読むことができました。基本的にレッテルを貼られたり、中国人としてのアイデンティティを周辺から理解してもらえずに生活してきた物語です。ファンタジーも混ざってて面白い!皆が知らない内にそんな風にレッテルを貼られているんだよという風に伝わって来るので、ハッと思うところがいくつかありました。
アメリカ人は物語の一部に話されている「西遊記」を知らないため、「なぜ猿が出てくるのだ?」と疑問を持って議論していました。確かに西遊記は中国で元代から明代にかけて書かれた小説「四大奇書」で、日本でよく出てくる物語だと思います。知っているのは私だけで少しだけ説明すると皆は驚き、納得していました。やはり国ごとにそれぞれ持った民話や伝説などあって、人それぞれそのように話を聞いて育って来た環境は違うんだと著者が示したかったのでしょうか。

「Wonder」(上の画像の上右側)
著者:R. J. Palacio (R. J. パラシオ)
 その本のタイトルは「ワンダー」です。その話はフィクションですが、パラシオ氏の体験を基にしたものだそうです。オーガスト(英語で“8月”という意味)という名前の男の子は生まれつきに奇形した顔で育って来た。学校でその顔のせいでいじめがあったが、その後に素敵なお話が書かれてありました。その本は去年、日本で発刊しているので興味のある方、悩みを持っている方、是非読んでみてください。それぞれ違う視点で書かれてあり、考えさせてくれる本でした。

本の読み聞かせやろう児にどうやって示すか、どのように教えるべきであるか議論し合いました。初めて教育学部のクラスを受けたのですが、教師になる或は経験を持っている学生たちの考え方が様々にあって参考になります。改めて「教育とは」と考えるとそれぞれ価値観があり、大人が教えるだけではなく子どもが大人に教えることもあるんだと思います。最近、友人の子どもと遊ぶ時がありますが、ある絵本に男性であるはずが女の髪型のように見えるせいか、子どもが途中から「女?」と聞かれて質問し答えた後、子どもは考えながらまた改めて読み戻ったのです。やはり目で見て覚えると共に周辺からの影響で自然に価値観を持つようになるのだと思います。こどもは色んなことを知りたい、学びたい気持ちがあるということ、そのためにはコミュニケーションを取れるような環境を作るべきであり、絵本もありのままで自由に旅行できるので子どもが楽しむ方法を色々考えて行きたい。

2) IDP780 (Online): Supervised Practicum for Master of Arts Degree in International Development (大学院国際開発学部の監視下の実習科目)

 ワシントンD.C.州内でインターンシップを受ける予定で、6月13日(月)から二ヶ月間に受けることに決定しました。詳細な内容は6月生活記録で紹介したいと思います。

それではまた6月に会いましょう。
2016年4月生活記録 第9期生 福田桂[2016年06月13日(Mon)]

勉強が難しすぎる、とても辛すぎる、むちゃハードすぎる4月!!!


 英語圏の国なので、相変わらず、毎日の勉強は大変です。

 今学期は、早朝から真夜中まで図書館にいる日々でした。そんな状況下、自分が落ち着ける場所を見つけた。周囲を気にせず、静かな場所で勉強したい方にはオススメできるクワイエット・スタディ・ルームである。そこは、以下のようになっている。
 1.図書館(カウンター近くのパソコンエリアから離れた先の場所)
 2.OSWD(普段はテストの時に使用するが、デスクが空いていれば使える)
 3.SLCC(動画撮影する時、1人で使えるスペースの部屋。
       場所は秘密です...。お知らせできずごめんなさい)

LIN101 - 言語学クラス
 授業は、手話言語と手話のシステムを学ぶが、言語学の基礎として、言語の特徴と作り方から学習した。そのなかで、音韻ではASLのパラメータは、手の形、位置、運動、表情、手のひらの5つあり、手話言語の研究が社会文化的であることが理解できた。
 一方では、授業は普段、グループディスカッションをするので、授業の時に出される課題のリーディングを読まなければならなかった。内容を理解する為、チューターでは複数の方にお世話になった。そして徐々に言語学の面白さがわかるようになってきた。
信頼できる先生と出逢い、先生が何よりも熱心で授業中は盲ろう者とのコミュニケーションの方法を語ってくださった。励ましももらったので、勉強のモチベーションを高めてくれた。そのおかげで、初めて学んだ私には、自分の努力が身となり力となり、春学期を終えた時点で、他クラスよりも良い成績をとれた。
 今学期で学んだことを生かし、今後は日本で手話言語学の勉強をしながら、日本手話の触手話における研究に取り掛かりたいと思う。


ProTactile(プロ・タクタイル) Workshop

 ギャロデット大学で、プロ・タクタイ手話における調査研究を以前から進めており、
調査研究のテーマ「プロ・タクタイル手話における文法的な取り組み」である。
 
  3月29日から5週間わたる盲ろう者を対象とし、プロ・タクタイルのワークショップが学内で実施され、私は協力者として参加することになった。
プロ・タクタイルの先駆者のJelicaさんとajさん、作家のJhonさんがインストラクターとなり、受講者と1対1または2対1で指導してもらった。盲ろう者の自立性と文化、また、プロ・タクタイル手話と触手話とどう違うのか等、議論した。盲ろう者同士で活発に議論することはなかなか無い機会なので、互いに切磋琢磨しあい、大変刺激的なワークショップだった。
 
 先月の生活記録で、コミュニケーション方法を触手話に変更した旨、書いたが、これにはプロ・タクタイルによって、自分のコミュニケーション方法が人生を変えたくらい影響を受けた。ロービジョン手話は、ほとんどが視覚手話なので、伝わりにくい場面があり、言語獲得としては多少難しいと感じる。また、目で見るので、特に視野狭窄を持つ方には目をたくさん動かすので目の疲れが出て、言葉のズレが発生し、誤解を得ることになる場合があり得る。触手話は手と触れ合うので、理解できると感じたからである。

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【写真】インストラクター(右からajさん、Jelicaさんの2人)とグループメンバー

プロ・タクタイル手話の調査研究とワークショップのご案内。
◆クリックするとPDFファイルが開きます◆
RSIA FLYER.pdf


タウソン大学で、盲ろう者入門の授業

 メリーランド州のタウソン大学で、「盲ろう者コミュニケーションと文化の入門」の授業をしていると情報を知った。かねてからの友人で盲ろうの講師のご厚意で受講させて頂くことになった。その授業のなかで、日本の盲ろう者におけるコミュニケーションについてプレゼンさせてもらえることになった。日本における多様なコミュニケーションと通訳介助員派遣事業を中心にお話する機会を頂いた。
プレゼンのなかで紹介した指点字に対する興味を持った学生からの質問で、ろうベースの盲ろう者の私が、指点字を教えることに抵抗があったが、指点字を教えた。
 授業では、「盲ろう児」で、Facebookで30,000以上のファンを持つ「Clarisa Vollmar」の話題が出された。彼女は、ろうの両親を持つ中4人の子供のうち、先天性盲ろう児です。つまり、目も見えない耳も聞こえない赤ちゃんです。その盲ろうの赤ちゃんの育児について多く紹介をされた。

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【写真】授業の様子1:講師は写真の真ん中に立ち、手話で話している。後方は講師のアシスタントがおり、講師の背中にプロ・タクタイルを活用した授業や周りの様子を伝える。もう1人はパワーポイントの画面切り替えの担当。講師の話を読み取る通訳者が前席に座っている。

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【写真】授業の様子2:講師と学生全員がスクリーンの映像を見ている。
(映像内容)父親が盲ろう赤ちゃんを抱っこし、赤ちゃん自身が盲ろうなので、ミルクを与える際の注意を説明している。

詳細はFecebookより投稿された動画にて。
「Clarisa Vollmar(本人の名前)」2015年11月23日付
https://www.facebook.com/ClarisaVollmar/videos/449853315204751/
2016年5月生活記録 第11期生 山本芙由美[2016年06月06日(Mon)]
んにちは!第11期生の山本芙由美です。

5月はOhlone collegeで過ごす最後の月であり、最終テスト、進学先とのやり取りなどで、とても忙しい月でした。英語関連のクラスでは最終テストにむけて、Review(復習)が集中的に進められていました。

そして、LGBT関連では、ろうトランスジェンダーで牧師の仕事をしている友達からのお誘いで、CSD(California School for the Deaf :フリーモントろう学校)で高校生を中心とした、GSA (Gay Straight Alliance Club)の集まりに参加してきました。
このGSAは性の多様性をもつ生徒への支援・社会作用・活動提供の3つの機能を柱に、毎週水曜日放課後、中学校や高校の生徒が性自認や性的指向などの問題について話し合いをしたり、安全な場所を提供するために活動されています。これは、フリーモントろう学校だけでなく全米の学校で、このGSAを起用しているところもあります。

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この日は、NO H8(No hate)にむけたイベントへの準備について話し合われていました。NO H8というのは直訳すると(偏見/憎悪をやめて)という意味です。数字の8が入っているのは、カリフォルニア州の「州憲法改定案8条に抗議する」という意味からだそうです。
カリフォルニア州では2008年6月に州最高裁判所が婚姻を異性間に限定する州家族法が州憲法に反するとして州政府に同性婚の許可が命じられました。これに対して同性婚反対派が婚姻を異性間に限定する州憲法改正を目指して提案したのが、この「州憲法改定案8条」です。これに抗議するかのように、多くの有名人が頬に「NO H8」と描いて銀色のテープを口に貼って表現するようになりました。このような動きは多くの人々の関心を引き寄せ、また、全米のいたるところでムーブメントを引き起こすこととなりました。

スクリーンショット 2016-06-05 15.55.03.png

そのような中で、CSDの生徒も自分たちで「NO H8」を表現しようという取り組みが進められていました。GSAを取りまとめているのはGibbons先生で、彼女自身もレズビアンだと公言しています。CSDではそれぞれの先生の部屋のドアに自分の名前や自画像が貼りつけられているのですが、Gibbons先生は自らQueer※を表現するマークを貼っています。(※Queerのマーク、ピンクトライアングルはホロコーストで強制収容された者に装着が義務づけられていた三角形の識別胸章のうち、同性愛者を表したものです。現在ではLGBTのプライドや権利を象徴するシンボルとして生まれ変わり、使用されています。)

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また、先生の部屋にはLGBTやFeminism(女性の解放)関連のポスターが堂々と貼られていました。日本ではなかなか見られない光景です。

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CSDでは多くの教師が自分たちのセクシャリティを公言しています。そのような取り組みは性の多様性をもつ生徒たちが安心して学校生活を過ごすことが可能となります。

また他の日に、サンフランシスコ市立図書館にLGBT関連の本がたくさん配架されているというJames C.LGBTQIA Centerというところにも行ってきました。

http://sfpl.org/index.php?pg=0200002401

サンフランシスコは多くのLGBTIQAが暮らしている都市(特にカストロ地区)として有名ですが、その理由のひとつとして、第二次世界大戦中、アメリカ陸軍は性的指向を理由に除隊させたゲイの軍人をサンフランシスコで放免したことにあります。その数は数千人を超え、多くの軍人はカストロ地区に定住し、その地区に多くのLGBTが暮らすようになりました。そのような歴史の中で、サンフランシスコはLGBTに対してとても寛容な街です。この図書館でも、それらに関する文献や写真などが非常に大切に保管されていました。

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幸いなことに、Ohlone CollegeがサンフランシスコなどのBay Areaから近いため、LGBTに関する多くの活発な取り組み、多くのろうLGBTたちと交流することができました。
そのような中で私が以前からお会いしたかった、これまでの人生の中でもっとも尊敬する方とお会いすることができました。
その方については次回6月生活記録でふれたいと思っています。

それでは、また。
2016年5月生活記録 第11期生【牧谷陽平】[2016年06月03日(Fri)]
みなさんこんにちは,5月中旬でOhlone College の春学期も終わりました。
今学期は秋学期と同様,5クラス取ったのですが,英語以外のクラスは宿題もそれほど多くなくて,自分のペースで進めることもできました。

1. Grammar(文法)
春学期は Noun Clauses, Past Perfect, Parallel Structure, Gerund & Infinitive, The Passive の5つの単元をしました。秋学期の基本的な内容を身に着けたうえで,応用文の作成の仕方を学びました。春学期はGrammarのクラスを2つに分けていたのですが,月水のクラスは学生が7人と少なく,クラスはどんどん進んでいきました。意外とネイティブのアメリカ人でも文法がきちんとできていない人が多いことにはびっくりしました。とくに Parallel Structure は名詞,形容詞,副詞のスペルを覚えていなければならず,少し難しかったです。Gerund & Infinitive は高校の学習で曖昧だったところを,Nancy教授にどんどん質問し,疑問点を明確化しました。
あとにくる動詞が不定詞のみしか使えない動詞(ask, love, need など),
動名詞しか使えない動詞(admit, avoid, enjoy など),
あとにくる動詞が不定詞か動名詞かで意味が全く異なるもの(remember, forget, regret, try, stop, used)を問題演習をして身に着けていきました。

2. Reading(読解)
春学期は3つのグループに分かれ,アメリカで有名なブランドの調査をし,そのプレゼンテーションをしました。パワーポイントを作成するのは大変でしたが,各自で調査したことをまとめてスライドを作成しました。パワーポイントを作成するときは,次のことに留意してスライドを作ります:
@ 説明文は載せない。説明文を載せてしまうと聴衆がスライドを見てしまい,メインであるプレゼンター(発表者)を見なくなる
A 写真やイラストをたくさん盛り,スライドを「読む」から「見る」ものにする
B 発表をするときはスライドを見ず,聴衆のほうを見て,はきはきと発表する
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私は昨年にこの本を買って "いい"プレゼンとは何か,を学んでおいたので,このプレゼンテーションでもこの知識は活かせました。
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↑この本にはパワーポイントの『死』を避ける方法が載っている。DVDつき


3. Writing(記述・エッセイ)
黒人の Frederick Douglass が奴隷から自由人になるまでの過程を,自身がつづったもの。ページ数が122と,分厚くないので英語をこれから学ぼうという方は読んでみるといいです。ただ,中学3年までの基本的な文法が身についていないと,この本を読むのはちょっと大変かもしれないです。Chapterは全部で16あり,これを6回に分けて先生からの出題があり,本を読んで答えを自分の言葉で説明をしました。高校のときに現代文のテストでいつも30~40点を取っていた私にとっては,洗練でした。ですが,日本語の本を読むよりも楽しかったです。私は日本語の読書が好きではなくて,英語の読書は好きなんです。国語の問題って,筆者と出題者の意図が完璧に一致することなんてなく,出題者の答えに納得がいかないときがしばしばあるんですね。筆者が出題したら答えに納得するのですが。。。なので,この宿題で満点を取ったことはないんです。満点を取らせないというのが国語の「皮肉」な側面であると私は思っています。
この学期ではEssayを3つ作成しました。Essayは今学期は家で作成するのではなく,クラス内で作成する方針で進めていったので,前日までにしっかりと家で計画や修正をして,クラスに挑んでいきました。

4. Educating the Deaf (ろう教育)
このクラスは学期の最初は歴史とか法律とかつまらなかったのですが,春休みが明けるころから,教育現場の動画を見たり,現在の問題点をどう解消していくかを議論したりしていったので楽しくなりました。が,テストはかなり難しく,聴者でも60~80点しか取れない人が多いんです。最後のレポートが
『新たな法律を作る動きが国会であります。そこであなたは国会に呼ばれました。国会議員の前であなたが以下の2つの選択肢のどちらを支持するか選び,その根拠をデータを添付して示しなさい。』というものでした。選択肢は以下の通りです:

選択肢
聴者向け
1. すべてのろう学校を閉鎖し,ろう者や難聴者は全員,普通の学校にインテグレーションする
2. すべてのインテグレーションしている人を,ろう学校に通わせる

ろう者向け
a. すべての0歳のろうの赤ちゃんに,必ず人工内耳の手術をさせる
b. 15歳まで人工内耳の手術をしてはいけない。15歳になってからその人の選択肢にゆだねること


San Francisco図書館まで足を運び,司書に手伝ってもらって本を漁ったのですが,私はbを選んだのですが,bを支持する根拠やデータを探すのが難しく,なかなかいいレポートを作成することができず,悪評価をいただきました(25点満点中の10点だった)。
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↑1枚め: San Francisco図書館にあるろうのコーナー。このエリアの責任者は難しい人でした
2枚め: 図書館でレポート作成のために漁った本。人工内耳の賛否両論が載ってある本は,写真右の緑の本だけです(by Thomas 教授)

今や人工内耳がよりよくなってきている社会ですが,その暗黒な面に聴者は気づいておらず,それを知らないまま人工内耳の手術を施してしまうという親が多いということが,世界中で広まっています。このクラスで印象に残ったのは,ある人工内耳をつけた幼児の動画を見たのですが,その幼児の母親は口話が必要!手話はいらない! 父親は手話も口話も使って,息子とコミュニケーションをすることが大事であるという動画でした。ですが,息子さんが小学生になってもの発音はきれいにならず,家族や友人とのコミュニケーションもままならず,わがままな性格のまま,成長していってしまったのです。成長していくにつれ,周りと調和しにくくなり,孤独になっていきました。しかし,あるとき,手話が使える人を家庭教師として呼んで手話で会話したところ,みるみるうちに手話を習得していったのです。以下に動画をのせておくので興味のある人は見てください。約1時間です。



この動画を見た後にある人がトム教授に「この子は今どうしているの」と聞くと




「この子は自殺しました」




トム教授は,人工内耳をつけたろう者は孤独になっている人が少なくない。なかには孤独に耐えられなくて自殺した人もいる。子どもときちんとコミュニケーションをとって,子どもの言いたいことを親は汲まなければならない,と話していただきました。人工内耳をつけたら聞こえるから一人でやっていける,ではなくて,周りの人のコミュニケーションをきちんとしてその人のいいところを伸ばしていくことが大事であると学びました。

5. Introduction to Multimedia (マルチメディア入門)
このクラスは学期の中で5つのプロジェクトをしました。5つのうち4つは Adobe Photo Shop を使い,最後の1つは Adobe Premiere Pro で動画を作成しました。
2,3月の生活記録でも報告しましたが,手話通訳者の手話がなかなか読み取れなくて(このクラスは英語のクラスと違って先生の説明が大部分ではないので,手話通訳者を見るよりもコンピュータを見ることが多いので読み取り能力が伸びなかったのかも…),宿題の再提出を何回も命じられました。しかし,先生の助けもあって,最終的にはいい作品を提出することができました。先生のろうに対する理解もよく,有意義に学習することができました。

◆今回のひとこと(アメリカの交通事情2)◆
アメリカに来て,車に乗っていると不可解なことに気付く。信号が感知式なのだ。夜に道を走っていると,ほぼ6kmの直線の大通りの信号がすべて青になっていることがよくある。交差方向に車が一台もないということだ。もし交差方向で車が待機していたら,感知して数秒の間だけ信号の色が切り替わる。ここでさらに不可解なことは,信号付近に感知センサーがどこにも見当たらないことだ。1年間,ずっと探してきたが,日本みたいに,上にセンサーがあるわけでもなく,道路のどころ探してもセンサーは見当たらないのだ。しかしこのセンサーのおかげで,日本みたいに,交差方向に車が全くないのに信号の色がなかなか青に変わらないというストレスは全くないのだ。ほぼ高確率で,信号の色が切り替わってくれるのだ