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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2016年3月生活記録 第9期生 瀧澤泉[2016年04月17日(Sun)]
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ワシントン記念塔と桜

月といえば、ギャロデット学生にとって楽しみに待った春休みですが、前回に話したようにその時は体調が崩れて春休み中にベッドで寝る羽目に…泣
ですが、3月末に桜が満開になって心の幸福感を充足されました。
他は特に母校である筑波技術大学の教授や学生(後輩)たちが意外と多くギャロデット大学にやってきたので心強い応援を頂き、教授たちや学生達の活動を見て、大変光栄に思いました。

Economic Development (経済開発)

回は「為替レートと貿易の関係性」について学習しました。為替レートの変化と貿易収支(=輸入量と輸出量の差額)の影響で、輸入品・或は輸出品の競争力が高まると共に企業の価格決定や企業内の貿易が決まられる傾向に至るのです。
分かりやすい例を言うと

1j($)=108円(¥)
(2016年4月16日現在)


つまり、日本で円(¥)→ドル($)に替えるために108円を基に計算しますが、実際は100円よりも8円高くなるので損していまします。一方に、アメリカでドル($)→円(¥)を替えるのに100円よりも8円に増えるのでアメリカにとって得です。ただし、その比較 によって量産が正反対になってしまうのです。

日本側: (日本にとってお金がかかるので)支払うドル($)の量産が減量↓する。
アメリカ側:(アメリカにとって得するので)支払う円(¥)の量産が増量↑する 。


その結果、日本の輸出量が多ければ多い程、貿易が好調になるのです。しかし、現在問題なのは東日本大震災が起きた後、輸出量が減ったため貿易赤字になっているので状況によるものだと思います。
マイクロ経済の話になってしまいましたが、さておき、ろう者たちが自立にするためには材料やサービスを投資し、目標成功できると就業率が高まり聴者と平等に社会に参加できるようになると考えられる。注意しなければ成らないことは、ろう者たちの在り方と改善の維持が重要であると考えられる。経済関係だけではなく、政治関係や教育、サービスなども様々な問題が重なっているのです。前回に話したように「手話=言語」であることを社会に知ってもらい、些細な事でも地道に努力することで在り方が変わってくるものだと思います。

Micropolitics of Development (マイクロ政治)


際開発学の学長であるAudrey教授は人間学(性・文化・言語)に関わる知識を持っているため、資料や情報を色々と挙げて議論し合いました。又、グローバル視線でどう対応するか考えさせました。

グローバルパワー(Global Power)は4つに含まれています。
・Intervention/Insertion (干渉/導入)
・Surveillance (見張り、監督)
・Agenda Setting (課題の背景)
・Garnering Consent (同意を得る)


グローバル化の特徴(Characteristics of Globalization)
1. 新しい創造・伝統・政治・経済・文化・物理的環境を既存の社会的ネットワークと活動を広める。
2. 社会関係、活動と相互依存の拡大。
3. 社会的交換と活動の増大と拡大。
4. 人間の意識と認識を変えること。


要するに、相手の国に対して新しいプロジェクトを認め合うために、チームワークやネットワークの取り組み、また意識や認識を変えることが重要となります。
2月のテーマはLGBT(レズビアン “女性同性愛者”、ゲイ “男性同性愛者”、バイセクシュアル “両性愛者”、トランスジェンダーなど)に入りました。
宗教側の見方や更なるマイノリティーの立場など問題が挙げられています。
やはり、人間の意識と認識は歴史と関わり、知らないうちに成果として残ったものを分析しなければならなかったのです。

教授が幾度も説明されたことはプロジェクトを立てると共に、「意識と認識」を把握しなければ解決し難いということです。
「パワー(Power)は誰が持っているのか?どこにあるのか?」と考えなければならない問題であります。

アトランタ(Atlanta) ~プチ旅行~

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校の先輩と2日間だけ気分転換にプチ旅行へ行ってきました。予想以外にフレンドリーで面白い所でした。大きな都会でもなく半分田舎な場所でした。
アトランタと言えば、世界コカ・コーラ博物館でした。発明したジョン・ペンバートン氏はジョージ州コロンバス薬剤師だったのです。彼の歴史、コカ・コーラが出来るまでの流れ、世界中にあるコカ・コーラ社の炭酸飲料試飲コーナーもありました。
驚いた事が、マーティンキング牧師の故郷がアトランタだったのです。その街の中で運動し、ワシントンD.C.のリンカーン記念堂に立って講演したマーティンキング牧師がアトランタで眠っています。マーティンキング牧師の墓を見ると鳥肌がたちました。

筑波技術大学(NTUT)の交流会

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校の後輩たちがギャロデットに訪問しに来ました。生き生きとした姿を見れたり、久しぶりに会えた方もいて嬉しかったです。技大の後輩のもっている夢や目標を話す重要な時間を頂きました。応援しています!
2016年2月生活記録 第9期生 瀧澤泉[2016年04月17日(Sun)]
インフルエンザ流行の中で私のシェアハウスの何人かインフルにかかっていました。私は幸いにもインフルエンザにかかっていませんでしたが、体調が崩れて腰痛もひどかったため病院へ行ってきました。そのため生活記録が書けずに、体調回復と同時に遅れた課題に取り組むのに精一杯でした。

さて本題に入りますが、いま受けている4つクラスの中の2つについてお話したいと思います。

International Development with People with Disabilities in Developing Countries
(開発途上国にいる身体障がい者たちの国際開発)


本的にWorld Health Organization(WHO)(世界保健機関)に書かれた身体障害について読み、ディスカッションボード(Discussion Board)に自分の意見を書いてアップロードしています。DBをご存知の方いらっしゃるかと思いますが、学生と教授たちが使用するオンライン「ブラックボード」(Black Board)でディスカッションします。
Screenshot 2016-04-16 10.17.12.png

世界保健機関(WHO)は全ての人々を健康システム、生活支援、エイズや流行病気の診察、企業サービスなどそれぞれ最高健康水準に達することを目標に150ヶ国で7000人位のスタッフが活動しています。身体障がい者たちに対するアクセスやサービスも含めて活動している方がいますが、聴覚障がい者たちの必要なアクセスが未だにも知識・サービスがまだ満たされていない状況である。一番問題がろう者たちの「第一言語」に関わると知りました。確かに健康保健機関(WHO)はろう者たちには手話通訳者が必要であると書かれてありましたが、ほとんどの国は「手話が『言語』として」認められていないということが課題なのです。医療の団体からろう者たちに対して「耳を治療することで自立できる」という見方が今でも残っています。ろう者たちの本当の姿を知らない人に私たちはどう応えるかディスカッションしています。地域の言語を尊敬し、ろうコミュニティを権利やサービスを改善するために調査しています。

2006年12月13日に国連総会において障害者権利条約(CRPD)を「手話は言語である」と定義しました。
実際は日本では2014年に国会連盟と障害者権利条約(CRPD)を寄託しました。
リンク先:http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_000524.html
その障害者権利条約を活かしてろう者たちの言語を承認できるようになりました。現在、日本は手話言語法を認められる地方が増えてきています。現在の課題は手話通訳者や電話リレーサービスのシステムに取り組んでろう者たちが自立できるようになることです。皆の力をあわせて活動していくことでますますろうコミュニティが強くなっていくでしょう。
ろう児たちも権利があるため、私はそのろう児のもつ権利とは何かを研究しています。4月にろう児たちに必要なリソース・権利に関するウェブサイトを作りあげる予定です。

SIMSOC: Simulated Society (シミュレーション社会)

ミュレーション社会とは、簡単に言えば実際に起きている社会と同じ状況をコピーしたゲームみたいなものです。四つ(赤、黄、青、緑)チームにあり、それぞれのチームに任務、或は人類の立場が当日になるまで誰も知らないまま2月5日(金)〜7日(日)の3日間に体験しました。自分は黄チームに入り、Human Service (人間サービス)の任務を与えられました。一日に8時間の間に建物から出られずに、集団で活動する「セッション」を一つ一つに通過するたびに仕事の効力による収入が入ってきます。様々なルールがテキストに書かれていましたが、目的や重要点が曖昧のためなかなか内容が掴めずに2日間で終えました。3日目はそれぞれのチームに集まり、意見や感想などをディスカッションして発表しましたが、その日もやはり曖昧な成果に至りました。詳細内容を公開するとゲームの意味がなくなるため禁じられていますが、そのクラスは国際開発学部に関わる利益は少ししか残らなかったように感じました。
今、分かる事は異なる経験をしている人と仕事すると違った視点が出てきます。その中でどう対応するか考える必要があります。どっちを優先するべきなのか、どう行動していく必要があるのか議論し合うことで改善できるようになるかもしれません。課題はろう者たち同士が理解し合えるコミュニケーションは手話ですが、それぞれの人が論理的にぶつかり合うことがよくあることなのです。ろう者の中でも多様性を持っているため難点がありますが、リーダーシップを育てるためにはそれぞれの自分のアイデンティティを知る事、チームワークの組織を高めることが出来ることで自立できるようになるのではないかと思います。

日本手話ワークショップ

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2月27日(土)に日本手話ワークショップを第10期生の山本綾乃さん、第7期生の中川美幸さんと3人で実践しました。当日は35人も参加して頂き、日本文化や日本手話レッスン、最後にゲームを行いました。お互いに多忙な中、教える内容や材料を整えたにも関わらず、司会の担当が必要だということを当日になるまですっかり忘れ、自然に私が担当になりました笑。自分の中ではあたふたでしたが、皆の協力のお陰さまで無事に終える事ができました。その機会を頂いたのはギャロデット大学大学院言語学の学生である友人が日本手話に関心があり、彼女のプロジェクトを実践したいということで依頼されました。重要な経験を頂き、非常に嬉しかったのです。様々な国の手話を知る事で、関心を持つ、視野が広がる、又考え方が変わるのです。アメリカ手話だけではなく、それぞれの国にしかない手話の魅力さがあるのです。
2016年3月生活記録 第10期生 辻功一[2016年04月17日(Sun)]

こんにちは、今日も生きています。
10期生の辻 功一です。

チコの学生はなんでこんなにもパーティーが好きなんだろう。
決まって毎週末、町中のいたるところで昼から音楽を大音量で流して、飲んだくれ、「世界一バカなスポーツ」と揶揄されるビアポンに興じる若者たちという光景が見られます。ビアポンって何?というかたはコチラ

バラ
<校内の薔薇も満開です>

さて、3月は「会計」「アメリカ歴史」「統計(数学)」それぞれのクラスでテストがありました。
今月は会計とアメリカ歴史にクローズアップしたいと思います。

ACCT 201 (Intro to Financial Accounting)
最初はdebit(借方)、credit(貸方)の理屈がよくわからなくて、デビットカードとクレジットカードの意味とごちゃまぜにしてしまって余計わからなくなっていたのですが、実はカードとは全く関係ないどころか、debitとcreditの単語自体、意味があまりないそうです。単に「右」と「左」で覚えてもいいと言われて脱力しましたよ・・・。
そんなこんなで、少しずつ理解していって、会計が少しだけ楽しくなってきました。
教授から聞いたのですが、他の生徒によると「会計は常にバランスがゼロになるから美しい。芸術のようだ」とのこと。なるほど、たしかにゼロになったらスッキリしますが、僕にとってはクロスワードパズルみたいな感覚です。

HIST 130 (United States History)
講義は全て、教授の口から発するストーリーから始まりストーリーで終わるという完全に一方通行、映画評論かなにかをテレビで見ているような感覚です。
いくつか興味のある話も聞けたのですが、基本的には戦争、侵略、略奪、奴隷の歴史ですね。聞いていてうんざりしますが、まあ、美化するよりはマシかなと・・・。
テストは4択形式が120問位あって、完全に丸暗記です。
歴史だから仕方がないのかもしれないのですが、もう少し創造性を掻き立てるような内容だと嬉しいなと思うこの頃です。

以上です。
日本ASL協会から8,188km離れたカリフォルニア州立大学 チコ校からの報告でした。ありがとうございました。
今月のコロンブス
アメリカの犬は日本のと目つきが違うことを発見
全ての犬というわけではないんですが、なんだか顔つきが違うなーと思って観察していたら、どうも日本の犬と比べて瞳孔が小さいんですよ。それでちょっとコワモテな雰囲気を醸し出してます

2016年3月生活記録 第11期生【牧谷陽平】[2016年04月16日(Sat)]
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≪山本さんの家に行くと歓迎してくれる近所のネコ。人懐っこいです≫

1月に,日本から一時帰国してここ California に着くと1月とは思えない暖かさが続いて,2月に入ると20度を超える日が時々出てきて,服も夏に近い服を着る日もありました。
しかし3月になると,それまでとうってかわって12月の寒さに逆戻りして,長袖の服を何枚か着る日々が続き,雨が続きました。
さて,明日の気温がどうなるかわからない毎日が続く一方で,クラスの内容は何もなかったかのように進んでいきます。

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≪3月上旬に,Ohlone College と Gallaudet University が手話通訳のプログラムで交友締結を交わした際,Gallaudet University の校長と写真を撮りました。小学校のときの友人に似ています≫


今回は火曜の夜にとっている聴者のクラス
Introduction to Multimedia の説明をします。
聴者のクラスで英語以外の知識部分を養うクラスは,この事業ではおそらく私が初めてではないかと思います。このクラスの先生は2月の生活記録でも言ったように,英語が流暢ではないと自認しているのですが,このクラス,進め方や先生と学生とのやり取りが問題なくすすんでいることから,この先生は謙虚な部分があるとわかりました。

このクラスは,私の他にもう一人ろうの学生と一緒に受けています。もちろん手話通訳者もいます。ですがこの手話通訳者,どちらもクセが強いんです。一人は顔がめちゃくちゃ柔らかくて,表情豊かです。もう一人は表情ではなく通訳をしている手に特徴があってこの二人の手話通訳はほとんど理解できていません(笑) 私のASLのスキルの問題もあるのですが,ASLは指文字がかなり多く,読み取れないことがよくあるので,いちいち気にするより,講義している内容が10%程度理解できれば十分だと思っています。

この先生はろうが2人いることを承諾してくれていて,音を取り入れる作品では音を免除してくれます。つまりろうのことを理解してくれています。この先生の面白いところは,「宿題を今から20分で提出してください。最終チェックをしてから,提出してください」と言いながら,結局1時間もかかってしまうところです。使っている Adobe Photo Shop のソフトがかなり難しく,聴者の皆さんも苦戦していて,先生とそのアシスタントが一人ひとりの質問やトラブルに "きちんと" 対応してくださっています。私が支援を求めたときでも,かなり親切に私の疑問に答えてくれます。
日本の教育でもこのようにしてくれたら生徒はもっと学習意欲を高められると思うのですが。

このクラスは15週間で4つのプロジェクトをするのですが,テストがこのプロジェクトに含まれているんです。プロジェクトは宿題と言ってもいいところですね。このプロジェクトが,写真一つもなくすべて英文で書かれていて,それを渡米して数か月の私が読むと,どうなるか予想はできますね。。。

はい,その嫌な予感は見事的中しました。
2つ目のプロジェクトを作って先生に提出したら,クラス内で皆さんに公開して「あれ?趣旨と異なっています」と言われて,その場でプロジェクトのやり直しを言われました。実を言うと1つ目のプロジェクトも出来があまりよくなくて,再提出を命じられ,再提出をしたところ,再々提出を命じられ,そのうえに2つ目のプロジェクトの再提出を求められて,どうしたらいいんや!と帰り道,思っていた3月の日々でした。先ほどの「講義している内容が10%程度理解できれば十分だと思っています」が裏目に出たときでした。

もう一度断っておきますが,先生はきちんと説明や学生のことを見てくれている先生です。いい先生です。そのゆえ,評価が厳しくなります。
日本の大学の先生とえらい違って,自分の成長が図れる機会です。

◆今回のひとこと◆

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アメリカは人種のサラダボウルであります。人種ならともかく食べ物もさまざま。料理の仕方は様々ですが,ある日,友人と昼食をとったところ,友人のデザートがパイナップルだったのですが,写真のように一味唐辛子とライムをミックスした調味料をかけたものだったのです。味は新鮮な味でした
2016年3月生活記録 第7期生 中川美幸[2016年04月14日(Thu)]
3月ともなれば、あちこちでストレスの話を耳にしますね。卒業なのに就職先が決まらないとか、進学先が決まらないなど、様々な話題が飛び交います。私は今年の5月13日に卒業式を迎えることになっているのですが、卒論と卒論プロジェクトが全然進まず、焦るようになってきました。実習もまだ始まらないし、ストレスが溜まりに溜まっていたので、ずっと支えてくれた友人たちが桜を見てストレスをなくそうよ!!と誘ってくれました。皆で一緒に友人の家に泊まり、朝5時に起きて弁当を作り、桜を見に行きました。皆が作ってくれたお弁当は何もかも美味しかったです。アメリカ在住最後の花見鑑賞となりました。ここアメリカに戻ってくることは、暫く無いだろうと思います。

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K国、C国、U国の友達と一緒に3時間歩き回りました★

花見ごはん縮小.jpeg
なんと全て食べきりました!!すごいですよね。

講義
☆ EDU633 Language Arts in Elementary Education 小学校の英語

小学校の子供達が書いた文章は、英語だけではなく、分からない線や間違った言葉もきちんと評価するべきだということで、複数の子供達の書いたノートを見比べ、どのレベルにあるかを話し合いました。
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このクラスでは、1学期を通して3冊のテキストから学んだことを取り入れ、絵本を選び、それを指導案に盛り込ませていくのです。

「King & King」
キング 男男結婚 絵本 縮小.png
これは私がとても興味を持った絵本です。日本では同性婚が話題に上っているからこそ、どうやって指導案を作っていくのかを皆で話し合いました。今、作成している指導案は20ページにも及びます。それでもまだまだ終わりません。


「A Bad case of Stripes」
ストライプ 絵本 縮小.png
これはグループで指導案を作成し、グループで活動を提供するプロジェクトです。私達は、この本を指定され、これを活用して、指導案を作成しています。これを使って、英語と算数、英語と美術、英語と理科というように、色々な科目を盛り込ませて作り発表していくのです。毎週毎週グループで話し合うことはとても勉強になります。


☆ EDU793 教育実習 Practicum
3月の教育関連会議でケンダル聾学校の先生にお会いしたところ、彼女たちのクラスなら、実習に来ても構いませんよ!!とのことで、有難く手続きを済ませ、4月からやっと実習開始です。1月から3月まで3ヶ月も待った甲斐がありました。卒論発表のお蔭様でしょうか???たった1ヶ月ですが、土日も家庭訪問、家族会議、教師会議、アメリカ手話企画などに参加することで挽回しましょうという先生の温かいサポートにより、多くのことを学べるのが嬉しくてたまりません。諦めずに待っていて良かったです。

星2︎ EDU799 卒論実習

卒論プロジェクトを仕上げるために、自分の手でE-bookを作るべきだという大学院の卒論委員会からの提案により、実習の中で、E-bookを作成することになりました。日本語翻訳、手話翻訳のデータ集めを終えた後は、いよいよ撮影です。しかし、先生、カメラマン、日本手話コーディネーターとのスケジュール調整に、撮影用の服の調整など、色々なことで手間が掛かり、こんなにも大変だということを思い知らされました。私が普段着ている服を20着位持参したのですが、ほとんどボツになったので、E-bookを作成されている先生や友人たちにも相談し、あちこちのお店を歩き回って、服を買いました。全部で1万4000円もしました。でもアメリカでは使わなかったら返品することが出来るので、すごく助かります。

むずかしい撮影用の服縮小.jpeg
20着もの服がボツになりました。
こちらが候補の服です★ 
バオバブ用 白にしたよ 縮小.jpeg

撮影用の服です★

★ 卒論★
私の卒業プロジェクト(capstone)がスタートしてから、ずっと卒論と格闘していました。3月はいよいよ、教育関連会議で発表となりました。EHDIの方でご覧ください。

★ EHDI早期介入教育会議★
3月13日から16日までカリフォルニア州サンディエゴ市で会議が開かれ、そこで卒論の中間発表をしました。今までずっと調べたこと、メリット、デメリットなどをまとめて発表するのですが、教育学部と言語学部の教授の考えが違うので、何度も何度もやり直しました。この会議には病院、医者、看護師、行政関係(日本で言えば都道府県の教育委員会)、聾学校関係、聴覚療法士、言語療法士、難聴学級関係、人工内耳会社、口話主義者などなど、本当にあらゆる分野の方が集まって、聞こえない子供達の耳から入る教育をメインとした会議なのです。私は教育学部の薦めもあって、発表をするべきだと言われたので、今までずっと準備してきました。日本に帰る前に、多方面の方々が集まる会議に行ってみたいと思っていたので、この会議では実に様々な見識を知ることが出来ました。我がクラスの先生や実習先の担当だった先生が発表するということもあり、各々の目的に合わせて数日間朝から晩までひたすら分科会を歩き回りました。例えば、3人の早期教育専門家の発表では、彼女たちは「早期教育に家族関係はとても大切である。それが子供達の言語発達につながるし、耳で聞く、目で見るなど、どんな方法でもいいから、家族関係を大切にして欲しい」と言いました。もともと聾学校の乳幼児クラス(早期教育部)で働いていたので、私も同感です。

EHDIで発表2016年3月18日縮小.jpeg
ポスターを使って発表します。

EHDIの名札とわたしの名前縮小.jpeg
この名札を受け取り、「I Can Sign」というシールを手にしたとたん疑問を感じました。何故「わたしはDeafです。」というシールがないのだろうと。これが方針の表れです。そして、この会議で一番驚いたのが、日本でいう保健担当者との話し合いがあるのです。私はワシントンDCの会議に参加したのですが、ワシントンDC保健省の保健担当職員は「補聴器の予算があるので、欲しい時は言ってください。」と言いましたが、聾学校の先生たち、保護者たちは「補聴器のための予算があるのでしたら、ろう者のメンター制のほうが大切です。」と要求しました。他の州には聞こえない赤ちゃんが生まれたら、ろう者のメンターがつき、ずっと家族を支えてくれるのです。しかし、ワシントンDCにはありません。それを訴えていたのです。

会議の後、私はサンディエゴ州立大学(SDSU)の研究所を見に行きました。今までろう児、難聴児たちの言語獲得に興味があって、たくさん勉強してきたのですが、研究所は見に行ったことがなかったのです。本当に以下の研究はすごく驚かされました。ある研究では、ろう児と健聴児の読む力を調べており、瞬間で文章を読み取る長さはろう児の方が長いのです!! 納得いきますよね。

ろうのこどもは読む長さが長い!!縮小.jpeg
すっごく感動した研究発表。やっぱりろう児はすごいね★
http://ehdimeeting.org/

★ ECE Summit 早期教育サミット★
これは先ほどの早期教育会議とは全く違った考えで開かれています。先ほどの会議は手話を使用しない、または手話を知らない教育関連者(専門家や教員、病院関連者など)を優先しているので、手話通訳者がいるかどうか確認しなければならないのです。逆にこの会議は手話使用者、手話を知っている関係者を基本としているので、読み取り通訳者が必要かどうかの確認が必要なのです。真逆な会議に参加できる機会はこれしかないと思い、両方参加させて頂きました。この会議は3月17日から19日までカリフォルニア州フリーモント市で開催されました。参加の目的は、私がクラスで日頃気になっている様々な差別、アンチバイアス、言葉の選び方などをどうやって教えていくかを学ぶことです。残念ながら、ギャロデット大学でも差別があり、去年緊急タウンミーティングが開かれたほどです。私のクラスでも差別があり、数人の外国人が去って行きました。

LGBT関係の分科会では、色々な経験のやりとりがあり、一人の参加者が親友を自殺で亡くしたとのことでした。彼はゲイであることを誰にも言えずに死んでいったそうです。彼みたいな人達を増やさないためには、小さいうちからの情報を与えていくことが大切だと先生は言っていました。

更に、言葉の選び方にも私たちは気を付けなければならないと言われているのが、親たちへの呼び方です。私は英語で時々「お父さんとお母さんへ」と書いてしまいますが、アメリカでは「お父さんとお父さん」、「お母さんとお母さん」が子供達を養子にして育てているケースもあるからこそ、両親、もしくは保護者たちと呼ぶべきだと言っていました。また、教材の使い方でも、私たちは教室に同じ人種の人形や絵本を置いてしまいますが、出来るだけ多種多様な色、形、サイズの人形や絵本を用意しなければならないと何度も繰り返していました。

アメリカの算数縮小.jpeg
幼稚部ではすでに算数の教科書を使って教えているそうです。

フリーモント聾学校見学縮小.jpeg
幼稚部の子供達が書いたものを見せてくれました。

大変驚いたのが、アメリカでは学校で禁止されている絵本がいくつかあるそうです。アンチバイアスとか差別とか白人や黒人とか言葉の選び方にとてもシビアなアメリカならではのこと、日本では有名な絵本はいくつかの理由で禁止されているそうです。日本の聾学校で教える前に、もう少し、絵本が禁止されている理由を探ってみようと思いました。
http://www.buzzfeed.com/spenceralthouse/classic-childrens-books-that-have-been-banned-in-america#.scEN7OexR

アメリカで使われない本例縮小.jpeg
わたしの大好きな絵本が、、、、、

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幼稚部でも図書館でもかなり有名な絵本がアメリカでは、、、、
3月生活記録 第10期生 山本綾乃[2016年04月14日(Thu)]
朝5時起床、中高校時代以来…!

ろう学校での教育実習がようやく始まりました。
実習先のメリーランドろう学校はメリーランド州にあるので、ギャロデット大学から車で一時間半ほどかかります。朝が早いため一日が長いのですが、かわいい子供たちのおかげで、午後もわくわくしながらクラスに参加したり、課題をこなしたりしています。
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(廊下から見た幼稚部の教室)

教育実習
幼稚部の児童たち6人と楽しい学校生活を過ごしています。
担任の先生は授業準備だけでなく、教室環境作りにも力を入れていて、毎日新しい飾りが一つずつ増えています。花も飾られていてとても春らしいかわいい教室です。4月の学習テーマは手紙なので、ポストや様々な種類の手紙を置く予定です。
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(個性豊かな教室環境)

担任のEstella(エステラ)先生は、以前カリフォルニアに住んでいたということで、去年カリフォルニアでお世話になったホームマザーに伝えたところ、指導が上手くて有名な先生だという話を聞きました。素敵な教授の元で学べることに感謝です。

子どもたちのほとんどがデフファミリーなので、手話や表情が豊かです。笑ったり、困ったり、喜んだり、怒ったりと子どもたちは毎日忙しそうです。
午前中は朝の会、読み書き、体育、朝のおやつタイム、ゲームの時間という流れです。

3月の読み書きのテーマは、”学校に変えてほしいこと”
5歳の幼稚園児がこの課題に取り組みました。
ある児童は、「劇のクラスを作ってほしい。劇クラス担当の先生にお願いしたらYESと許可をもらった。僕は嬉しい」また他の児童は「教室のトイレに鏡がない。担任の先生にお願いしたらYesと許可をもらった。私は幸せ」となんとまた幼稚園児らしいかわいい要望を書きました。児童が自ら考え、先生の補助をもらうのはスペルのみです。考える力のレベルの高さに驚きました。また大文字と小文字を補助線にそって書くことも目標にしています。次回はこの要望を手話で表現する課題に取り組む予定です。

ろう教育会議
春休みはみゆきさんと一緒にカリフォルニア州サンディエゴとフリーモントで開かれたろう教育会議に参加しました。
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聴者からみたろう教育とろう者からみたろう教育、それぞれの醍醐味を味わうことができて、大変勉強になりました。
教育は教員だけで運営するのではありません。言語聴覚士、スクールカウンセラー、医者、看護師、保護者など様々な人たちが集まって、Individual Education Plan(IEP)、いわゆる日本でいう個別教育指導計画を立てながら教育を行うのです。あの人は口話派だからと非難するのではなく、相手の選択を尊重し、なぜその選択をしたのかということに耳を傾ける余裕を持つことが大切です。私の留学目的は、学校ー保護者ー子ども、そして彼らを取り巻く様々な人たちの相互関係についての研究です。その修論に必要なヒントも見つかりました。
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(人形を使った授業作り:体験している様子)

新たな同志との出会いもありました。このようなすてきな機会を下さったみゆきさんに感謝です。ECEサミットは、来年度はロチェスターで開かれるので、また参加したいと思います。
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(集合写真:みゆきさんと私もちょこっと写っています)
2016年3月生活記録 第11期生 山本芙由美[2016年04月06日(Wed)]
こんにちは!
フリーモントでは日差しがますます強くなり、夏の到来を感じるこの頃です。

現在の登録クラスの学習進捗について報告させていただきます。

Reading Recognizing Mixed Patterns 記事やショートエッセイを読みながら、それぞれのパターンを認識する練習を繰り返しています。パターンには以下のようなものがあります。

Definition(定義)Classification(分類)Time order: Process(経過)time order: Dates and events(日時・イベント)Comparison and Contrast(比較・相違)Cause and Effect(原因・効果)

それぞれのパターンをしっかり押さえておくことで、Readingがスムーズになります。

Writing Frederick Douglass氏(1818-1895)の黒人解放運動にまつわる自伝本を読んでエッセイを書く練習をしています。書き方、ルールを学ぶことで、よりスムーズにエッセイを書くことが可能となります。

Deaf Education ろう児と親の関係を取り上げつつ、様々な視点からのディスカッションが行われています。文化的視点/病理的視点からみた「ろう」について取り上げられていて、親の「ろう」「手話」に関する受容プロセスについても学んでいます。

Counseling of the Deaf Issues of Human Diversity in Counseling(カウンセリングにおける人間の多様性の問題)を中心に、カウンセラーがクライアントの文化的背景を把握するために、どういう知識が必要か等を学んでいます。そこには、Sexualityの多様性についても触れられていています。

そして、3月には多くの出会いがありました。
Ohlone College デフカウンセラーであるステファニーさんからの依頼で
「Deaf LGBT's Current Issues In Japan ー日本における、ろうLGBTの問題ー」(Ohlone College Deaf Counseling Services主催)についてお話させていただきました。

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初めてアメリカ手話で発表することになり、とても緊張しましたが、教授、仲間からの
あたたかいサポートにより無事、やり遂げることができました。オーロニ大学以外の方も多数、来てくださり、質疑応答も活発に行われ、私自身、多くの新しい発見がありました。
このような機会をいただき、とても感謝しています。

また、3月31日はTrans Day(トランスの日)で、カストロ通りの近くでイベントが開催され、ろうトランスの友達と一緒に参加してきました。
そこには、多くのトランスジェンダーの方が集まり、お互いの活動成果を報告し合ったり、祝いあったりと、それぞれが強いプライドをもって活動されている姿には強い刺激を受けました。

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サンフランシスコなどのベイエリアではセックスワークを職業としている数多くのトランスジェンダーの方がいます。特有の問題としてのHIV差別や性差別が根強く残っているという報告があり、啓発の必要性などが述べられていました。

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また、トランスジェンダーとしての問題を可視化させることで、レズビアンやゲイ等、他のセクシャリティーにとっても暮らしやすい社会になれたら、等、色々考えさせられた日でした。

そして、春学期もあと1ヶ月半で終了しますが、日々たくさん出される宿題と格闘しながらフリーモントでの生活を満喫したいと思っています。

それでは、また。