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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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留学生近況報告−辻10期奨学生[2015年11月30日(Mon)]
留学生近況報告 - 辻10期奨学生

11月中旬にカリフォルニア州立大学チコ校に進学した辻10期奨学生に、進学しての秋学期の様子を話してもらいました。

↓<↓辻10期生>



今後の活躍にご期待ください。
引き続き、ご支援の程、よろしくお願いいたします。


事業担当者 根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 00:03 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
留学生近況報告−佐藤・牧谷・山本11期奨学生[2015年11月30日(Mon)]
留学生近況報告 - 佐藤11期・牧谷11期・山本11期奨学生

11月中旬にオーロニ大学に進学した佐藤・牧谷・山本11期奨学生に、米国留学して3ヶ月、秋学期の様子を話してもらいました。

↓<↓佐藤11期生>


↓<↓牧谷11期生>


↓<↓山本11期生>


3人の今後の活躍にご期待ください。
引き続き、ご支援の程、よろしくお願いいたします。


事業担当者 根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 00:02 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
留学生近況報告 - 中川7期・瀧澤9期・山本10期奨学生[2015年11月30日(Mon)]
留学生近況報告 - 中川7期・瀧澤9期・山本10期奨学生

11月中旬にギャロデット大学在学中の中川7期・瀧澤9期・山本10期奨学生に、紅葉がとてもきれいなギャロデット大学のキャンパスで、秋学期の様子を話してもらいました。

↓<↓中川7期生>


↓<↓瀧澤9期生>


↓<↓山本10期生>


3人の今後の活躍にご期待ください。
引き続き、ご支援の程、よろしくお願いいたします。


事業担当者 根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 00:01 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
第9回留学奨学生帰国報告会、1月9日(土)に開催します![2015年11月27日(Fri)]
帰国奨学生のいない今回は、特別企画として同窓会主体のワークショップを実施します。
全体会と4分野のワークショップ(米国留学、心理、教育、情報保障)で共に学びましょう。

第9回留学奨学生帰国報告会
『未来を築くろう・難聴者たちのためのワークショップ』


<同窓会より>
奨学生としてアメリカで学んできた成果をみなさまと共有するとともに、自分たちに何かできるのか考えて議論を深める機会にしたいと思っております。ともに、より良い日本の未来を築いていきませんか。

日時:2016年1月9日(土)午後1時30分〜5時30分
場所:日本財団・2階会議室(東京・赤坂)
内容:
1.基調講演/午後1時50分〜2時20分
 「合理的配慮と多様性」
  太田琢磨(第1期生)&岡田孝和(第3期生)
2.ワークショップ前半/午後2時30分〜3時40分 ※どちらかを選択
 「アメリカ留学のススメ 〜留学ノウハウを伝授!!〜」
  管野奈津美(第3期生)
 「知ってるつもり?!カウンセリング」
  高山亨太(第2期生)&福永梢(第4期生)
3. ワークショップ後半/午後4時〜5時10分 ※どちらかを選択
 「ろう児・重複児のための教材作り」
  武田太一(第4期生)
 「職場・学校のアクセシビリティ」
  太田琢磨(第1期生)&岡田孝和(第3期生)
参加費:無料
申込〆切:12月28日(月)
*日本手話/日本語音声の手話通訳・パソコン通訳が付きます

★お申し込みは、お早めに! チラシ/申込書は、下記をクリックひらめき
http://www.npojass.org/wp-content/uploads/2015/11/nfflyer20160109.pdf
nfflyer20160109.jpg

事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 19:37 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
2015年10月生活記録 第7期生 中川美幸[2015年11月17日(Tue)]
こんにちは。10月になった途端、ここギャロデット大学では毛布を引き出すほど寒くなりました。家族に不幸があって、一週間だけ日本に緊急一時帰国しましたが、家族に最後のお別れをすることが出来ました。

私が一週間実習先を休んだ時、生徒たちが励ましの手紙を書いてくれました。本当に素敵な手紙で、今でもリュックに入れて持ち歩いています★ある生徒のメッセージ「あなたの大切な家族は“天使”になって、あなたのそばにいます」という言葉にうるるとなりました。
tammy class 1-2G kendall.jpg

講義
☆ EDU320 保育環境 Early Childhood Environments
子供の環境が大変良いどうか、理論にあっているかどうかを観察する宿題で、友人の子供とショッピングモールで遊ぶ機会を頂きました!彼女は好奇心いっぱいで、私の観察したかったところを全部回ってくれました!!アメリカは素敵と思っていたのですが、どこでもまだまだです・・・小さな子供の目の前で、高い山の上で姉妹が押し合って妹が落ちました。さらに妹が他人の乳幼児の上に落ちたんです。なのに、家族は誰一人出てきませんでした。これって、、??と疑問に思いました。


☆ EDU711 読み書きの応用 アメリカ手話/英語 バイリンガル 教室 カリキュラム Literacy Applications in ASL/English Bilingual Classrooms K-12
このクラスはアメリカでたった一つしかないクラスです。色々な英語−アメリカ手話の教え方を様々なテキストの中から読み漁って、まとめながら進めていくのです。
その中の一つがビデオを読んで議論することでした。
皆さんも雰囲気が掴めるのではないかと思います。
http://videocatalog.gallaudet.edu/?video=11168


スクリーンショット 2015-11-15 12.16.24 AM.png
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クラスの資料から
手話で英語を教えるために、手話の知識も必要だということをこのクラスで何回も言われています。例えば、Xという指文字から何が出来るかというと、脳、歯、時間、人形などのいろんな単語がでてきます。日本でも1−2−3で何を作ろうという手遊びや指文字遊びがあります。それと似ているのですが、アメリカでは、きちんと言語として教えるべきだと言っています。

☆ EDU793 教育実習 Practicum
10月は驚きの発見ばかりでした。例えば、日本では小学1、2年は年齢に合わせて教えるのですが、ケンダルでは1、2年生混合で、午前中は言語のレベルに合わせ、3つに別れて英語(読み書き)を教えているのです。私が教えている生徒は8人で、デフファミリーが5人、聞こえるファミリーが3人です。1人はフランス語とフランス手話を使います。

prisident house K-2G.jpg
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小学部では、ハロウィーンイベントはやりません。それでも、ギャロデット大学のアラン学長と奥さんが私たち小学部の児童(幼稚部年長組から小学2年)を招待してくれたので、みんなでアラン学長夫婦と一緒にかぼちゃを掘ってジャック・オ・ランタンを作りました。皆一同すごく楽しんでいました。アラン学長夫婦にとっては、子供達と触れ合う最後の日なのです。皆で手紙を渡して、バイバイしました。
https://www.facebook.com/KDESwildcats/photos/a.396420336995.178440.194492606995/10153949844211996/?type=3
ケンダルろう学校のFacebookに載っていました★私はどこでしょうか?

ケンダルろう学校で驚いたことの一つは、声を出してもいいというテーブルやスペースがあるのです。それはいいのですが、私のお手伝いが必要だと言われてそこへ行くと、「来ないで!ここは話すための場所よ。」と他のクラスの児童にいつも言われます。それでも、懲りずにうちの児童に手話で話しかけたら、手話で教えてくれました。他のクラスの一部の児童はまだ手話で話しかけてくれませんが、、、、

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ケンダルろう学校ではグループで15分スピーチの時間があります。聞こえない児童は唇を読み取り、難聴の児童は補聴器で聞き取っています。でも、ゲームなどを教えるのがとても上手なので、児童たちは彼女の指導に熱中しています。


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ケンダルろう学校では、英語の教科書はありませんでした。その代わり、2週間ごとのテーマや学習基準(日本でいう学習指導要領)に合わせた色々な本を借りてきて、皆で読んだり、議論したりしていました。算数と理科は教科書があります。不思議ですよね。


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日本でもアメリカでも同じなんだなあと感動したことは、子供達は絵本が大好きだということです。しかし、私の児童達は小学部1−2年生なので、そろそろ絵本を卒業して書物に移行しなければならず、ほとんどが、絵本と本を一冊ずつ借りていました。
この絵本は私の大のお気に入りです。かわいいいいいいいですよね。

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ほぼ毎日、おやつの時間に児童たちは手話による絵本を読んでいます。素敵な手話に素敵な絵本で、私もはまってしまいました。でも、電子書籍について論文を作っている私は、少しあれれれと思うこともあったので、卒業プロジェクトに使わせてもらおうと思っています。

★ 卒論★
いよいよ、卒論に近いけど卒論ではない、卒業プロジェクト(Capstone)なるものが始まりました。Capstoneについて調べてみたら色々な意味が有り、あるところに「最後の一仕上げ(a final touch)」と書いてありました。こちらの方が納得です。つまり、私の大学院生活の最後の一仕上げが一年間も掛かるのです、、、私の卒業プロジェクトテーマは前にも何回か載せた、絵本読み聞かせにしました。絵本読み聞かせは私の専門でもあり、ろう学校でも家庭でも絵本読み聞かせに苦心する親たちがいること、もっと子供達が楽しんで手話から日本語を学ぶためにはどうすればいいかとずっと考えていました。大学院入学時から担当に何回か提案したのですが却下され、卒論担当が変わった際に、幼稚部や図書館で絵本読み聞かせを何度も経験されているJ先生がゴーサインをくれたので、早速チューターとともに、先生と相談して決めた論文を読み漁り、新しい提案を作成しています。今までに12冊も読み込み、これはいい!!と思うものを探し当てるのがかなり大変で、実習と重なっていることもあって、諦めようかと思いましたが、個人指導の方のお陰で、なんとか、第一原稿を書き終えることが出来ました。私の大好きな絵本(e-book)を作成しているプロジェクトのM先生に相談して、私の卒業プロジェクトの提案レポートを出したところ、あなた方が試しに作ってみたらどうですかと言われました。上手くいくかどうかは分かりませんが、自分の卒業プロジェクトを上手く活かしながら日本で何が出来るかを考えていきたいです。(担当の先生の推薦で、来年ある教育関係の会議で私の論文の発表を頼まれましたが、果たしてどうなるやら、、、、)

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私の卒業プロジェクトでこんなにも沢山の論文を読みました(涙)

★ ベビーシッター★
先月から、障害学生支援センターの仕事を減らして、一歳半前後のろう幼児のベビーシッターを始めました。聞こえない赤ちゃんを教えたことはあっても、生活面を共にするのは初めてです!その子からどうやって、大切な言葉を教えるか、どうして泣いているのかなどの多くのことを学びました。彼女の言語獲得は確実に伸びていっています。本当に貴重な経験をさせて貰っていると思っています。これは絶対、日本での仕事や夢実現に結びつくと思います。
2015年10月生活記録 第10期生 辻功一[2015年11月15日(Sun)]

こんにちは、今日も生きています。
10期生の辻 功一です。

ン、ン、ン、ここカリフォルニア州立大学 チコ校ではどのクラスでも学期を通してプレゼンテーションの課題が出されます。
そしてクラス外では頻繁にチームメンバーでミーティングを行っています。本当にすごくプレゼンテーションやコミュニケーションに力を入れているので、アメリカ全土そうなのかと聞いたら、そうでもなくて、チコ校は最近やたらとそっちに力を入れるようになったとのことでした。
いずれにせよ、プレゼンテーションは好きだしコミュニケーション能力はすごく大事だと考えているので、願ったり叶ったりです。

The Cat in the Hat
<今年のハロウィンはThe Cat in the Hatに変身!>

日々、手話通訳者さんを通して聴者に対するプレゼンで効果的な表現方法を通訳者さんを巻き込んで試行錯誤しながら開発しています。
ここチコ校にはフルタイム勤務の手話通訳者さんが二人しかいないのですが、同時に聴覚障害者の生徒も僕しかいないので、必然的に僕専属の通訳者さんという状態です。そういう意味では本当に貴重な経験になっています。

ハロウィンの模様
<大学内のある部屋は蜘蛛だらけに>

EFLM 170: English as a Foreign Language(英語)
現在はCause and Effect(原因と影響)のエッセイの下準備でリサーチ方法などを学んでいます。僕のテーマはすばり「手話通訳者」です。ここではCauseに絞って、良い通訳者になるにはどういった方法(原因)が考えられるかということを調査しています。

今学期の僕のテーマは大きく二つ、「プレゼンテーション」と「手話通訳者」ですね。もちろん英語もですが。

BADM 101: Understanding Global Business (グローバルビジネスの仕組み)
チームでの仮想会社も佳境に来ています。ぼちぼち開業発表のプレゼンテーションに向けて準備を進めています。

CMST 132: Small Group Communication (グループでのコミュニケーション)
移民についてのプレゼンテーションも無事終わり、高得点をゲットできました (^^)
そして息つく間もなくこのクラスでの三度目のプレゼン準備に入りましたがここでアクシデントが。僕のチームから二人が病気のため離脱することになり、これからは三人で進めざるを得なくなり、作業量もほぼ二倍ですが頑張ります。
全体共通のテーマはコミュニティをどう改善するか(例えばホームレスや人種、移民の問題などなど)というもので、チームでは僕の意見が通り「チコのコミュニティに対して聴覚障害の理解を啓蒙する」というテーマになりました。何しろチコエリアは住民10万人のうち聴覚障害者はたったの10人と言われているとても小さなデフコミュニティなので、実利も兼ねてしっかりと啓蒙していきます。

以上です。
日本ASL協会から8,188km離れたカリフォルニア州立大学 チコ校からの報告でした。ありがとうございました。
今月のコロンブス
カリフォルニア州の人々はめったに傘を差さないことを発見
ここでは深刻な水不足の為か、雨が降るとみんな異口同音に幸せと言います。そしてほとんどの人が傘も差さず雨に打たれながら歩いています。でもその割には変なとこで水の浪費するんですよね・・・。

2015年10月生活記録 第9期生 瀧澤泉[2015年11月15日(Sun)]
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今、習得しているクラスや国際開発学部についてお話したいと思います。


際開発学部では、世界中に起きている貧困、飢餓、難民問題、或いは災害や感染症、ほかに環境破壊や資源の枯渇など環境問題に関する課題を知るだけにとどまらず、原因や現状について深く分析し、どのように支援を行うか、現地の人々にとって何が役に立つかを考えながら、解決方法を学びます。

他に、人権や周辺から影響に関する問題にも関わるため、世界中の身体障がい者も含めて就職や公的サービス、情報、言語などに差別や制限されていることに対し、国際協力を通した多国間での組織、機関、団体などによる支援方法、解決方法を調べます。

そのために、知識やスキルを高めること、様々な人の意見を交換し合いながら学んでいる日々。

Introduction to International Development
(国際開発の入門)


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この授業では、昔から起きている問題や当時の社会的影響による、人類や社会の変化に関する基本的な知識を最初に学び、その上で問題解決に取り組んだ先駆者や現在も活動されている方について、資料や文献などで分析を行います。

その結果、先駆者の行動や価値観などによって、気づかされることが多いです。
現在の私たちの生活基盤は、行政をはじめ、法律や教育システムが整備されていることによってある程度、生活水準が保たれています。
しかし、各地では、家庭や文化による影響、そして技術の蓄積が少ないことによる貧富の格差があり、経済的なシステムによる問題もいくつか発生しています。

そんな現実を痛感し、少しでも変えるためには私たち一般市民の力で何ができるかを考え、行動に移していく必要があると実感しました。

そんな時に、貧困であるために、学校にも行けず、家事や仕事の手伝いをするろう者がいるかもしれないということを想像しました。(その人たちは私たちよりもマイノリティ(社会的少数者)かもしれません。)


学外の講演会


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講演者:ベッカ


モ・ナレディ(英語: Homo naledi)は、南アフリカ共和国はハウテン州にあるライジングスター洞穴でヒト属の親類化石を発見した。「ホモ・ナレディ」は現地の南アフリカ共和国の公用語(ソト語)で「星の人」を意味する。洞窟から少なくとも1,550以上の骨の断片が発掘されている』。

化石を発見した発掘者のグループの中の一つ、「The Rising Star Expedition」の女性、ベッカ教授がワシントンDC州にあるアメリカ大学で講演を行っていました。

講演中に、800メートルも深い洞穴と空間の地図を製作するために3Dプロジェクトで録画したものが公開され、あまりのスケールの大きさに圧倒されました。世界中で活動している人たちに最新情報を知らせ、情報交換などを行っていると語っていました。
特に印象に残ったのが、その探検グループの女性が6人、体力の要る仕事をしている逞しい姿を見られたということ。

Video Sep 28, 12 54 36 PM.mov

動画(2秒)


情報発信をする重要さも改めて感じ、最新技術の使った良い情報交換をする必要があると感じました。

このクラスの他に経済クラスや論理クラスを取得し、世界中で回っているお金や論理の適応について興味深く学んでいます。間違いや矛盾のある行為、考え方や価値観の違いを毎日深く分析しています。

今も変わりなく、充実した生活を送っています。
それでは11月の生活記録にまた会いましょう。
2015年10月生活記録 第10期生 山本綾乃[2015年11月12日(Thu)]

”舟から落ちるな、呼吸しろ!”
ふれっど.jpg

これはライフジャケットの講習会ではありません。れっきとした指導案作りの講義です。
F教授の技術を用いた指導案作りの授業(EDU600-01 K-12 Curriculum and Instructional Technology)では、1週間分の指導案をはじめ、ビデオ動画、プレジ(動くパワーポイント)、ブログなどを作っています。

アメリカの大学は宿題や課題が毎日山のように出されるのです。
宿題が多すぎても落第するな、船(クラス)から落ちるなというジョークなのです。
とある日、F教授が本当にライフジャケット(救命胴衣)を持ってきました。
教授と学生全員、三時間のクラス中ずっと装着していました。正直苦しかったです…(笑)


なぜアメリカの大学は課題がこんなにも多いのか…。疑問に感じていました。
それを明かしてくれたホームページを知り合いを通して見つけたので、ぜひ目を通してみて下さい。
http://ucberkeley.hatchstudioinc.com/archives/1359

…要するに、大学の成績が今後の進路に影響するため、勉強熱心なのですね。


EDU785-01 Field Experience and Seminar: Deaf Education (フィードワーク)
4つの学校を見学しました。どの学校にも共通していることは、教室がカラフルであることです。初めは学習に集中できるのかと疑問でしたが、見学を重ねていくうちに様々な色が混ざった教室は、間接的に人種や言語の多様性を認めている気がして気持ちがいいと思えるようになってきました。

*The River School (リバー校)
場所:ワシントンD.C.
対象:1歳〜12歳の幼児童
   聴児(言語障害)、難聴児
生徒数:(確認中) 
特徴:口話教育。教室や体育館などの壁に雑音を吸収するパッドがある。ケンダルろう学校と連携しているため、手話を完全否定しているわけではない、各教室に本が100冊以上ある。隣の図書館と連携し、新しい本をどんどん取り寄せて、言葉の教育に力を入れている。
雰囲気:校内はやや狭いが、ガラス張りの壁なのでスムーズにコミュニケーションが図れる。


*Clerc Center (ケンダルろう学校)
場所:ギャロデット大学内
対象:早期教育〜高校
生徒数:(確認中)
特徴:アメリカのろう学校でもトップクラスに入る教育を行っている。
雰囲気:とても広く、のびのびとしている。

幼稚部を中心に見学したため、以下の写真はいずれも幼稚部に関するものです。

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(視覚的な教室環境)

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(移動中も友達と顔を見ながらお話できるね)

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(いすは強制的に座るためにあるのではなく、リラックスするためにある)


*Rockville High School(ロックビル高校)
場所:メリーランド州
対象:高校生
生徒数:400人(ろう学生のみ)
特徴:一般高校、ろうプログラムがある
   手話、口話、キュードサイン、ホームサインなど様々な表現方法
   ろう教員がいれば、聴教員もきちんと修士の聴覚障害免許を取得した先生方が配属される。教室内にはテレビ電話もある。外国のろう難聴学生が多数を占めており、大学進学者は少なめ。
雰囲気:廊下に座って昼食を食べている姿には、カルチャーショックを受けた。


*Maryland School for the Deaf, Frederick(メリーランドろう学校 フレッデリック校)
場所:メリーランド州
対象:早期教育〜高等部、専攻科
   重複児も多く、21歳まで受け入れる。
生徒数:500人
雰囲気:敷地が広く、生徒たちからものびのびとした雰囲気が伝わってきた。

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(小学部の教室:壁には英語、天井には球体ボールが飾られている)

EDU631-01 Literacy Teaching and Learning: Elementary Grades
F教授の講義と同じく、このクラスでも指導案作りが始まりました。
主に絵本を用いて、読むこと、書くこと、それぞれ二つずつ作り毎週短授業を行います。
毎週個別指導をして下さるので、課題がよく分かります。

EDU701-01 Deaf Learners and Education in Bilingual Communities
このクラスは集団討論に重きを置いています。
課題には、英語とアメリカ手話の両方があります。なぜならアメリカのろう学校の先生は、両方の技術をもった先生が必要であるからです。バランスよく課題が出されていて、ギャロデット大学の方針が伝わってきます。


ここでギャロデット大学の方針を少しお話させて頂きます。

*バイリンガル教育のギャロデット大学
ギャロデット大学は手話のイメージが強いですが、実はバイリンガル教育を目指した大学なのです。バイリンガル教育とは、書記英語とアメリカ手話の両方を大切にする方針です。たとえば、講義はもちろんアメリカ手話が必要で、パワーポイントには英語が使われます。課題は、英語とアメリカ手話(映像)の両方を通して、自分の考えをまとめて提出します。卒論や修論は、教育学部の場合は英語が中心となりますが、手話専攻ではASLも認められているそうです。


ハロウィン

10月といえば、ハロウィンですね!
今年のハロウィンは本格的なお化け屋敷に行ったり、
ケンダルろう学校のハロウィンパーティに参加させて頂いたり、
ろうアメリカ人の家でハロウィンパーティをしました。

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(ろうアメリカ人の家:飾り、料理、仮装コンテストどれも凝っていた)

一般的なハロウィンから、ろうの子どもたち、ろう学生たちの
三つの視点から楽しむことができました。
誘って下さったMさん貴重な機会をありがとうございました!
2015年10月生活記録 第11期生 【牧谷陽平】[2015年11月07日(Sat)]
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↑秋になり日没の時間が早くなっています
Ohlone College から San Francisco 湾を見た夕日



10月になり日本は冷えていく一方,こちらでは日中の最低気温が15度と温暖で,10月末まで半袖で通学しています。
でも11月に入ると一気に寒くなると天気予報で予報していたので,そろそろ長袖の準備をしないといけないなと思っています。その傍ら,次の大学探しで,自分の専攻ならもちろん,家から大学まで無難に通えるところがないかどうかも含めて探しています。

10月はクラスの進め方も分かってきて,週末に少し余裕ができたので,San Franciscoや映画館に行ってきました。
10期生の方も映画館に行ったのですが,実際に行ってみないと分からないことはたくさんありました。
字幕について,ジュースを挿し込むところに字幕の機械を挿し込んで,映画を鑑賞してきました。

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IMG_5656.JPG
↑字幕の機械。これをジュースのところに挿し込むと次のようになります↓:

IMG_5654.JPG
↑強く挿し込まないとしっかり固定できないので,映画が始まる数分前に入って,見やすいように動かすのが better です

アメリカに来るとやはり英語ばかりで日本語がないんですね。
たとえば
"The LORD of THE RINGS" なら日本語で「ロード・オブ・ザ・リング」,
"Roman Holiday" は「ローマの休日」と,英語を日本語に訳したものはまだわかりますが,

"Dead Poets Society" は「いまを生きる」と日本語に訳されています。
ちなみに私が今回観た映画のタイトルは "Martian"
日本でのタイトルは「オデッセイ」です。
英語のタイトルを翻訳してこのような日本語(英語)になるのかは,意味が分からないです。。。
そもそもどうやったらその訳になるのか,分析中です。

翻訳で思い出したのですが,南北戦争を題材にした映画「風と共に去りぬ」は有名ですが,この南北戦争を英語で言うと
The Civil War なんですね。この言葉を知ったのはReadingのクラスで黒人差別についての記事を読んで,
「ああ,The Civil War っていう戦争が起こったんだ」と知ったのですが,後になって南北戦争と知り仰天しました。

IMG_5231.JPG
↑Reading のクラスで取り上げられた記事のある本。James Thomas Jackson が黒人差別の時代に,実際に自分が受けた差別を綴っている本です。とってもためになる本です。

アメリカに来て
『英文を翻訳しながら勉強するのは効果的なのか?』
を自分の留学の課題の一つとして日々励んでいますが,
辞書を引かないで勉強する方が効果的なもの,
辞書を引いたほうが効果的なものを日々,
試行錯誤しながら勉強しています。

たとえば
先ほどの本にある一文:
"My beef was that I was forbidden to sit at the counter" (Jackson pp. 4).
の中にある "beef" ですが,これは「牛肉」ではなくて「不満」という意味なんです。俗語です。これは辞書なしで読み進めていると,ずっと「牛肉」かと思うのですが,辞書を引いて「不満」という意味だとわかり,納得しました。辞書を引かずにわかる人ってすごい人だと思います。

引き続き,11月も次の大学へ向けて励んでいきます。

◆今回のひとこと◆
アメリカ人でも日本人と同様に,手話ができない人はたくさんいる。ただ,"できない", "だめ" であることを【首を切るしぐさ】で表す人が,外国では何人かいる。実際に Ohlone College でエレベーターが使えないときに職員にこの首を切るしぐさをされた。また,別の日に,トイレにトイレットペーパーがなくてそのことを清掃員に伝えたら,同じ首を切るしぐさをされた
2015年10月生活記録 第11期生 山本芙由美[2015年11月04日(Wed)]
夕めっきり冷えてきた、今日この頃です。
夜の星空はとてもきれいで、そこにある時間はゆったりしていて気持ちがよいです。

私自身、ほとんど毎日自炊しているのですが、例えば芽キャベツ、ズッキーニなど、
アメリカならではの野菜が安く売られていて、
創作レシピを考えたり、作ったりして、味見した友人からの辛口コメントを聞くのが
楽しみの日課となっています。

IMG_0348.JPG
(創作チキンライスです)

週末は気分転換のつもりで外食したりするのですが、チップ文化になかなかなじめられず
悶々しています。
いつか、かっこよくチップ支払いができるようになりたいです。

さて、勉強のほうですが、Reading&Writing どちらも本格的にアカデミックに
なってきていて授業のスピードもさらに早くなってきました。
WritingではContrast(相違)Comparison(比較)の仕方を中心にエッセイの書き方を
学んでいます。
これは、進学先に提出するエッセイを書くのに大変、役立っています。

また、Deaf Cultureでは、自分の生い立ちや教育的経験をふまえ、
ろうとしてのアイデンティティ、ろうコミュニティにおけるメンバーシップ、
言語としての手話、などを学びながら、自分を分析していきます。

クラスでのディスカッションで、ろうとしての経験の中でダークな部分が思い出され、
泣き出す人もいます。
他者を分析するのは簡単なことですが、自分を客観的に分析するのは、
なかなか大変な作業です。
「ろうとしての私」をこれからも見守っていきたいと思っています。

☆LGBTだより★

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Ohlone Collegeで、Deaf Woman's Empowerment Circleがスタートされ、
お誘いを受けて、参加してきました。

グループワークという方法で、ろう女性が抱える悩み、問題などをディスカッションするのですが、
人種、宗教、ジェンダー、セクシャリティなど多くの多様性が交差していて、
ろう、女性だけでは抱えきれない問題がたくさんあるということがわかりました。

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(グループワークを進めるにあたってのグランドルール、心をオープンに!)

今後、月2回と定期的に開催されるので、積極的に参加して、
ろう女性のエンパワーメント活用について学びたいと思います。

それでは、また。


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