CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
« 2015年01月 | Main | 2015年03月 »
2006/4/28ブログ開設時からのアクセス数
UL5キャッシング
最新記事
カテゴリアーカイブ
リンク集
最新コメント
月別アーカイブ
https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/index2_0.xml
2015年1月生活記録 第7期生 中川美幸[2015年02月24日(Tue)]
こんにちは。2015年になったと思ったらもう1ヶ月経ってしまいました。
ここDCでは時々雪が降って大学が終日お休みになったり、授業が2時間遅れたりとドタバタしています。睡眠時間が少ないにも関わらず、私は風邪をまったく引かないので、自分の健康に感謝しています。クラス登録の際に色々問題が起き、各クラスの教授、アドバイザーと話し合ったり、実習の担当とも話し合った1月でした。話し合いばかりで授業どころではなかったですね、、、1週間のクラスも見逃し、実習も1週間遅れたので、ついていくのが大変でした。

2015大雪みゆき のコピー.jpg
素敵な雪です

★ 授業★
☆EDU 621 - Literacy Teaching and Learning: Early Childhood(読み書き指導と学習:幼児)
このクラスは絵本を使ってどう授業を行うかを探索するクラスで、生徒は10人位です。私以外は大学生なので、大学生らしい新しい意見を出して欲しいと思っています。最近は一人一人がお気に入りの絵本を見せ合い、どうやって教えるかを話し合いました。毎週毎週絵本を探して議論するので、楽しみな反面、ギャロデット大学にはその絵本が無いため、一般の図書館を回らなければならないのが不便です。

☆EDU 626 - Integrative Method ECE: K-3(幼児教育の統合教育)
簡単そうで、とても大変なクラスだと聞いていましたが、始まる前から沢山のテキストで唖然としてしまいました。こんなに分厚いテキストが全部で4冊です!!これを毎週毎週読むのです。頑張ろうと思います。

textbook 626.jpg
このクラスだけでこんなに読みます、、(他にもあと1冊あります、、、)

☆EDU 789 - Practicum II/Seminar: Deaf Ed(実習)
どのクラスにも難聴児が3−4人いる普通の学校で実習が始まりました。うちのクラスの生徒は16人中、4人が難聴児で、一人だけが人工内耳装着児です。彼らたちも先生たちも手話を知らないので、毎日手話通訳を通して、会話したり、授業に参加したりしています。テーマを決めた週間で、フットボール(アメリカではアメリカンフットボールをフットボールと呼びます)について色々な絵を描いたり、フットボールごっこをして遊んだりしています。

* 素敵な絵本が並ぶ教室*
冬のスポーツ週間に合わせて、教室の本棚は冬のスポーツの絵本だらけです。子供達が来る前に、つい読んでしまう私。絵本には弱いですね、、、
リバー学校絵本 のコピー.jpg

* 冬のスポーツ*
冬のスポーツ週間で、こどもたちは手作りのスティックでアイスホッケーをやっています。4−5歳のこどもたちはすでにこのアイスホッケーにはまっています。2月になんと、アイスホッケーチームの練習を見に行き、スケートもやるのでとても楽しみです。
Ice hockey のコピー.jpg

☆ 1月に一人旅に出掛けた時、日本人経営のホテルに泊まり、そこで日本語の本を沢山借りて、一晩で全部読み切ってしまいました。物足りなくて、朝早く起きてまた借りて読んだので、オーナーさんにびっくりされました。夏休み以来、英語漬けの環境で日本語の本を全く読めない留学生活だったので、多くの日本語の本やマンガに出会えてとても嬉しかったです。今年の夏休みもまた日本に帰ったら、本を沢山読みたいと思います。
日本語の本ボリビア nippon.jpeg
2015年1月生活記録 第10期生 辻功一[2015年02月18日(Wed)]

こんにちは、今日も生きています。
10期生の辻 功一です。

ここ、フリーモントも冬のはずなんですが、夏みたいに暑い日があってアメリカ人は半袖のシャツ一枚で学校に来るなど、ちょっと季節感のない毎日を過ごしています。
調べてみたら一日の最高気温が20℃以上の沖縄とほとんど変わらないようでした。
ただ、フリーモントの夜は冷え込むので、一日の温度差が平均5℃の沖縄に対しこちらは10〜15℃です。

ミッションピークから望む雲海
<ミッションピークから望む朝日と雲海>

さて、地味に忙しい冬休みも終わり1月26日から春学期が始まりました。
今学期はオーロニ大学での初めてのメインストリーム(一般学級)で英語を履修することにしました。メインストリームは高校以来ですが、当時と違って通訳者がいるので有意義な時間を過ごせそうです。
余談ですが、当時の先生たちは何故、自分のレクチャーが充分に伝わっていない生徒を見て見ぬふりをしたんだろう。あるいは本当に無関心だったのか未だに私の心に引っかかってます。責めてるわけではないんですが、お互いがアンハッピーだったなあと考える時がありますね。

ところで通訳者がいれば全てが解決というわけではなく、JSLもそうなのですが通訳者のスキルが重要で特に私はまだASLに慣れていないこともあり、どの通訳者がスキルが高いか、事前にリサーチしてました。
幸いスキルの高い通訳者にアテンド頂けることになり、非常に助かっています。
履修科目の詳しい内容についてはまたの機会に報告したいと思います。

後はまあ、ミッションピーク(大学の裏山)を1日に5回登ってみたりとか、そんな感じで適度に運動してます。
ちなみにミッションピーク5回は合計すると 距離50km、上昇高度3,400m。12時間かかりました。富士山の五合目からだと上昇高度が約1400mなので単純計算で2.5往復する感じです。

ミッションピーク1日5回登頂
<ミッションピーク1日5回登頂>

以上です。
日本ASL協会から8,320km離れたオーロニ大学からの報告でした。
ありがとうございました。
今月のコロンブス
足を放り投げたり貧乏ゆすりをする人が多いことを発見
やはり文化の違いなのか、教授も堂々と机に座ったりします。逆に靴を脱ぐのは稀にしか見ません。

2015年1月生活記録第9期生瀧澤泉[2015年02月16日(Mon)]
Photo Jan 27, 5 08 07 PM.jpg

今年の1月中旬からワシントンD.C.での大学生活が始まりました。日本よりも風が冷たく、室内室外の温度差が激しいため風邪をひきました。体調回復するのに時間がかかりましたが、今は体調が良くなり安心して学習に集中できます。

2014年3月から体調不良のため休学許可を頂き、帰国しました。皆様からの支援と応援のお陰で復学の決断をし、入学することに成功しました。この場をお借りして感謝を申し上げます。
2015年度の春学期にGallaudet University(ギャロデット大学)にInternational Visiting Students Program (IVSP)国際聴講生プログラムとして入学しました。現在、大学院入学の手続きをしながら、再び英語クラスで学習をしています。

春学期のクラス
English 60 class(英語60クラス)
今回に受けている英語クラスはReading(読解力)とVocabulary(語彙)を中心に学習しています。3週間に「A Dream Fulfilled」という本を読みました。その本はバラク・オバマ大統領の子供時代、家族、価値観、夢などについて書かれていました。昔、黒人に対する人種差別や奴隷制度があり、今でも問題になっています。オバマ大統領は生まれた場所がハワイ州であり、異国文化や人種差別、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア、家族について学んだという話でした。今、私が住んでいるワシントンD.C.州にいるからこそ、黒人や政府に関して奥深い歴史に触れる機会が多くなるだろうと感じています。Vocabulary(語彙)は前から私の弱点であり、基礎を固めて暗記していきたい。

Child, Family, and Community(子供、家族、コミュニティ)
子どもは親やコミュニティを通して、様々な影響をうけます。受ける影響の良し悪し、誰がどのようにして子どもを育てるべきかなど、ディスカッションを中心に意見を言い合っています。両親の離婚や暴力、異性関係など影響が強いため解決できないまま育った子どもがいます。両親の役割や周りの人の役割など知る必要があり、子どもたちの異なる背景のなか、大人と子どもの関わりを通して対応方法や子どもの視点・立場を分析することが重要になってきています。

以上、私が取っているクラスはこのようになっています。
ギャロデット大学はろう家族の人や難聴、コーダの学生が何百人もいるので、毎日が新鮮に感じます。

おまけ

Photo Feb 05, 6 44 34 PM.jpg

Photo Feb 05, 6 50 32 PM.jpg

私の友人の特別紹介をもらって、聾学校のデフアート授業参観・プチ展示会を見に行きました。デフアートとは、ろう文化や母語である手話、背景など隠されているアートです。私が気に入った作品が「蛾」でした。理由は、ろう者みんなは暗闇のなかコミュニケーションができないため灯りのところに探して話すのです。「灯り」はとても大事なものなんだなあと思いました。
2015年1月生活記録 第10期生 山本綾乃[2015年02月11日(Wed)]
アメリカの冬休みは1ヶ月間あります。

冬休み中も来年度の進学に向けてナンシー教授のチューターを受け、日々英語を学習していました。
朝の8時から午後3時ごろまで集中して指導していただき、本当に感謝しています。
ナンシー教授の生徒の身になり、理解できるまで説明してくださる献身的な姿が印象的です。
また生徒の意見を取り入れ、今後の授業の進め方の参考にして下さいます。
今まで多くの教員・教授に出会ってきましたが、自分の教育像を持ちながらも、
生徒の意見に耳を傾け、工夫を重ねる教員・教授はすてきだと感じています。


1月半ばは、日本へ一時帰国しました。

日本財団留学奨学生の帰国報告会に参加し、
第4期生の川上さんと福永さんの講演を拝聴させて頂きました。
両者とも短い時間でアメリカ留学で学んだことをお話されており、
帰国後の自分を思い描くことができました。
フリートークはこれまでの10年を振り返っての話でした。
志望動機や面接についての秘訣など、自分がこの事業に申込みする際に
気になった情報が盛りだくさんでした。

2014年度は二人の先輩が帰国され、新たに三人の後輩が選出され、
今までで一番多くの奨学生が集まりました。
”留学”という道を選び、それぞれの目標に向かって努力する仲間が一人でも多くいることに
喜びの気持ちと刺激を実感することができました。
IMG_4793.JPG
(留学のなかまたちと:事業ブログより
https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/archive/821)

私事ですが、私は大学時代の3年間、実家を離れて祖母と一緒に暮らしていました。
昨年8月の渡米時に、空港まで見送りに来てくれるはずだった祖母。
しかし前日に大切な急用ができてしまい、会えないまま渡米となって心残りでした。
今回の帰国で、元気な姿の祖母に再会でき嬉しかったです。

また妹の成人式があり、晴れ姿を直に見て、人生の節目をともに味わうことができ、嬉しかったです。
成人するということは責任をもつ年齢になるということ。私は、特に書類にサインをする際、責任を感じます。焦らず少しずつ、大人の階段を上っていけたらと思います。
IMG_4798.JPG
(写真下:成人式を迎えた妹よ、これからもよろしくね
写真上:私のふるさと、鶴舞う形の群馬県)

さらに私の帰国を歓迎するかのように、雪の降る日がありました。
懐かしい友人との再会も私を元気にしてくれました。

短い間でしたが、日本の美しさや丁寧さに改めて感動しました。
愛国心も芽生え、日本がもっと好きになりました。

今後も英語や教育についての学習を続けながら、
アメリカと日本、それぞれの美しさ、おもしろさを見つけていきたいです。