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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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第8回留学奨学生帰国報告会、開催[2015年01月31日(Sat)]
第8回留学奨学生帰国報告会、開催

去る1月17日(土)、2008年に留学した川上4期生と福永4期生が、同期生2人揃っての留学報告会を行いました。
2人は、共にギャロデット大学で学び、留学を修了し、それぞれ昨年夏、秋に帰国していました。この日は、帰国後、公の場での初報告会で、報告者が2人ということもあり、事前申込で満席となる程。助成元である日本財団の計らいにより、報告会前日に急きょ、会場変更が実現し、申込み受付も再開。、当日参加もあり、会場は、2人の報告を見ようと集まった多くの人で溢れました。

●川上4期生「理想的な手話通訳者像とは(手話通訳トレーニング)」
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●福永4期生「スクールカウンセリングがある理由(わけ)」
20150117-8th-Photo7.JPG

●フリートーク「これまでの10年を振り返って これからの10年に期待すること」
また、今年度は事業開始10周年にあたり、記念のフリートークも開催されました。
事業開始時から担当されている日本財団の石井靖乃様、当協会の本事業責任者の野崎、奨学生を代表して第1期生として留学した太田1期生の3名が登壇し、選考、留学生活などを語りました。”今だから言える、こんな話”もあり、会場が笑いの渦に包まれる一幕も。
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(左から)石井靖乃氏(日本財団)、野崎留美子(日本ASL協会)、太田琢磨(1期生)


●同窓会のパワー全開! 日本国内にいた奨学生が勢ぞろい
今回の報告会も、準備、運営を留学奨学生同窓会が担当。
初対面だったり、久しぶりに会う仲間たちですが、チームワーク良く、てきぱきと手際よく進め、混乱もなく、無事に報告会を終了。お疲れさま&協力、ありがとうございました。
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(後列左から)岡田3期生、太田1期生、春日2期生
(中列左から)管野3期生、牧谷11期生、山本11期生、佐藤11期生
(前列左から)山本10期生、川上4期生、福永4期生、武田4期生、瀧澤9期生

今後とも、よろしくお願いします。


事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 23:27 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
新奨学生、第11期生の紹介[2015年01月30日(Fri)]
新奨学生、第11期生の紹介

笹川会長への表敬訪問を終えて、ホッと一息ついたところで、
11期生に自己紹介してもらいました。
それぞれが目指すもの、留学にかける思い、ご覧ください。

↓●佐藤太信(さとう たかのぶ)11期生


↓●牧谷陽平(まきたに ようへい)11期生


↓●山本芙由美(やまもと ふゆみ)11期生

*LGBT‥Lesbian(レズビアン)、Gay(ゲイ)、Bisexual(バイセクシュアル)、Transgender
(トランスジェンダー)の略称。セクシュアル・マイノリティ全体を指します


早速、翌日17日に行われた帰国報告会では、一人5分間のプレゼンテーション。
たくさんの参加者を前に、堂々とした話しっぷりで、これからが楽しみな3人です。
Prezentation1.jpg

応援、よろしくお願いいたします。


事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 19:12 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
日本財団笹川会長表敬訪問[2015年01月29日(Thu)]
日本財団笹川会長表敬訪問

1月16日(金)、留学を終えて帰国した第4期の川上・福永両奨学生と、これから留学・進学を目指す第11期の佐藤・牧谷・山本3奨学生が、それぞれ帰国・選出の報告、お礼のご挨拶に伺いました。
笹川会長からは、「日本のリーダーとして活躍して欲しい、次の日本を作ってください」と次世代の担い手達に期待を込めた言葉と、「”なんとかなる”のポジティブ思考で」と今後の生活に向けたアドバイスをいただきました。

川上4期生              福永4期生
Megumi.jpg Kozue.jpg

佐藤11期生             牧谷11期生
Sato.jpg Makitani.jpg

山本11期生
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報告のご挨拶終了後に、みんなで記念撮影
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左から -福永4期生、佐藤11期生、日本財団笹川会長、山本11期生 、牧谷11期生、川上4期生

事業担当 根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 09:01 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
2014年12月生活記録 第7期生 中川美幸[2015年01月27日(Tue)]
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
去年は色々とお世話になりました。
多くの励ましのお陰で、留学生活も3年目となりました。

2014年12月は
一年間頑張った自分へのご褒美に休みを取りたいと思い、
友人の家に一ヶ月程居候しました。
友人はギャロの後輩で、元ルームメイトでしたし、
一番仲の良かった友人なので、家族からも大歓迎されました。
居候ということで、
家でのんびり本(教科書ですが、、)を読んだり、英語字幕で映画を観たり、
つかの間の幸せを噛み締めました。
残念ながらろう学校は閉まっていたので、見学は出来ませんでした。
友人の家庭はカトリックだったので、クリスマスは家族で過ごし、
親戚の皆さんに挨拶したりしました。
カトリック色の強い地域だったので、裕福でなくてもお金を出し合って
子供達にプレゼントします。
私は日本のカードを失くしてしまったので、何もプレゼント出来ませんでした。
それを気の毒に思った友人の叔母様がブレスレットをくれました。
更に、友人の従姉妹のご主人がカバンをくれました。
これは一生大切にします!

*実習*
1月は難聴の子供が通う普通の学校で
実習が決まりましたので、
毎日通訳者を通しての実習になります。

*来年度のクラス*
EDU 621 - Literacy Teaching and Learning: Early Childhood(読み書き指導と学習:幼児)
EDU 626 - Intgrtve Mthd ECE: K-3(幼児教育の統合教育)
EDU 789 - Practicum II/Seminar: Deaf Ed(実習)
あと一つは卒業に向けてのプロジェクトです。
第8回留学奨学生帰国報告会(受付再開)[2015年01月16日(Fri)]
第8回留学奨学生帰国報告会(受付再開)

<お知らせ>
明日(1/17)に開催する第8回留学奨学生帰国報告会の座席が追加になりました。
ただ今より、参加申込み受付を再開いたします。
当日受付もございますので、参加希望の方は、ぜひ日本財団へお越しください、
受 付:12時30分〜
報告会:1時30分〜6時

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事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 16:32 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
2014年12月生活記録 第10期生 辻功一[2015年01月16日(Fri)]

こんにちは、今日も生きています。
10期生の辻 功一です。

昨年は携帯電話とカメラと目覚まし時計(何故目覚まし時計?というのはおいといて)をそれぞれ別の日に別の場所で紛失してしまいました。
落としグセは昨年で使い果たし、今年は受験で落とさないよう頑張りたいと思います。

ツインピークスから望むサンフランシスコ市街
<見ざる言わざる聞かざる聾ざる>

さて、昨年12月12日に秋学期が無事終了し、約1ヶ月半の冬休みに入ったのですが、その間もTOEFLの勉強や個人指導、大学出願用のエッセイ作成など地味に忙しい毎日を送っています。

TOEFLに関しては、これ!といった勉強方法を見出せていないのですが、ナンシー教授から時折頂いている問題集が実践的な感じで、数をこなせばこなすほど不思議と力がついたような気がするので(控えめに)オススメしたいと思います。
practice-exercises-for-the-toefl-5.gif
Practice Exercises for the TOEFL
日本のamazonで見たら円安のせいなのか?高くてビックリしました。
今から留学する人は大変ですよね・・・。11期生さんが渡米する頃には円安も落ち着いてくれるといいのですが・・・。

年末年始はサンフランシスコで花火を見ながら年を越しました。
花火と言ったら日本ですよね。そういう訳でほとんど期待していなかったのですが、意外やなかなか本格的でそれなりに楽しめました。

無事、年も明けたし、飲みに行くか!ってことになりバーを探したのですが、無いんですよね、これが・・・。
powellっていう所にはそれなりに安全で健全な(?)バーがあるにはあるんですが、移動が面倒くさくなって結局そそくさと帰宅しました。
日本の居酒屋が懐かしいです。

後はまあ、雨の日にミッションピーク(大学の裏山)を1日に4回登ったりとか、そんな感じで適度に運動してます。
<緑が広がるミッションピーク>

先月の近況報告、「Family Dog」の寸劇についての答え
先月にアップした動画「Family Dog」の意味はわかりましたか〜?

実はこれ、聴者の家族の中の孤立した聾者を表しているんですよね。
家族の顔はぼやけて見えます。時折、呼ばれたような気がして家族の元に寄ってみると、「何でも無いよ」とか「後でね」とか「いい子だから向こうで休んでて」
みたいな感じであしらわれるという悲しいシチュエーションです。

以上です。
日本ASL協会から8,320km離れたオーロニ大学からの報告でした。
ありがとうございました。
今月のコロンブス
バスの運転手さんは勤務中に乗客を残してスタバに立ち寄ることを発見
普通に堂々とコーヒーやらハンバーガーを買いに行きます。考えようによっては合理的っちゃ合理的だけどもトイレさえ我慢する日本からしてみれば考えられないっす。

第8回留学奨学生帰国報告会(受付終了)[2015年01月15日(Thu)]
第8回留学奨学生帰国報告会(受付終了)

<お知らせ>
2015年1月17日(土)第8回留学奨学生帰国報告会は、満席のため、受付を締め切らせて頂きました。お申し込み頂きましたみなさま、ありがとうございました。
なお、当日受付はございません。ご了承ください。

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事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 19:44 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
2014年12月生活記録 第10期生 山本綾乃[2015年01月15日(Thu)]
アメリカのクリスマスは11月下旬から
クリスマスイルミネーションでにぎわっています。
街を彩る優しい光が私の心を穏やかにしてくれます。
IMG_4585.JPG
(ホームステイ先の隣の家は映画まで公開していた。
ベンチやお菓子、コーヒーまでも置いてあるフレンドリーな家庭)

今月中旬に最終試験が予定されていたため、
講義は今までの総復習を中心に進められ、
放課後や休日は友達と一緒に勉強しました。
放課後はチューター制(個別指導)があるため、
積極的に活用するとやる気も上がります。

Deaf comminity
最終課題は、試験やレポートでなく、
動画作成というユニークな課題でした。
さらに受講生全員で協力しながら作成するのです。

話し合って決めたテーマは、「手話がもつ意味の違い」
この講義はさまざまな国の学生がいます。
アメリカの学生一人に対して、
メキシコ、ナイジェリア、韓国、台湾、中国、日本と
国際学生が圧倒的な数を占めています。
手話は、同じ表現でも国や地域によって意味が大きく異なります。
私たちは、自国の手話とアメリカ手話、他国の手話の
意味の違いに戸惑い、驚きました。
そのような場合は前もって注意しておくことが大切だと思います。
郷に入っては郷に従え、ということわざがあるように
自分のいる国や地域の文化を知り、尊重する姿勢が必要です。

こういった驚きや発見を形に残していこうと
課題に取り組んでいきました。
国だけでなく、年齢も幅広いこの講義の受講生。
みんなで協力して作った世界にひとつだけの動画は一生の宝です。


その他
クリスマスやお正月は友達と一緒に冒険しました。
グランドキャニオンは名の通り広大でした。
現地はマイナスを記録するほど寒かったですが、
おとぎ話の世界に包まれたようで、自然の神秘性を強く感じました。
アメリカの広さと美しさに感動しました。

カウントダウンはサンフランシスコで花火を見て過ごしました。
アメリカらしく、次から次へと活発に打ち上げられていました。
IMG_4584.JPG
(上:グランドキャニオン、右下:サンフランシスコの花火
世界は広い。ちっぽけな自分にできることをひとつずつ)

新しいアメリカの景色を目に焼き付け、
有意義な休日を過ごすことができました。


半年間を終えて
アメリカに来て早くも半年が過ぎました。
最初の一ヶ月間は慣れない環境に戸惑いましたが、
学校が始まってからは、あっという間に過ぎていきました。
毎日の勉強や課題を進めたり、
アメリカの行事(ハロウィン、サンクスギビング、クリスマス、お正月)を
仲間とともに体験することができ、嬉しく思います。

留学生活の第一歩となる大切な時期に支えて下さった
日本財団関係者、ASL協会関係者、家族、友達のみなさんに
心から感謝申し上げます。

石の上にも三年。
土台を作り、確かな力を身につけるためには
最低三年間の努力が必要だと感じています。
私の挑戦はまだ始まったばかりです。
これからも有意義な留学生活を過ごしていきたいと思います。
よろしくお願いします。
2014年7月生活記録 第7期生 川口聖[2015年01月06日(Tue)]
あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


「DCでの初詣」
初詣.JPG
ジェファーソン記念館が見える、ポトマック川沿いにある宝塔。DCでは神社仏閣がないため、日本で魂入れをされたはずの宝塔に、こっそりと「お賽銭」を入れて「お参り」をしてきた。

大変遅くなりましたが、去年7月末を以て奨学生を終了し、また、ギャロデット大学言語学部修士課程を修了しましたことを報告します。ここまでできましたのは、ひとえに、日本財団を始め、日本ASL協会、親族友人知人、そしてここブログの読者などの皆さまの多大なご支援とご協力とご応援をいただいたおかげと、誠にありがたく心より御礼申し上げます。今後につきましては、そもそも手語学による研究調査ができる力を身に付けるという目標を立てて渡米しましたので、実にまだ道半ばの状態であり、その初志を貫徹していくつもりです。

「一般社会の中のろうコミュニティ」
元一軒家.JPG
DCにある、10階以上のビルに囲まれた元一軒家。その家主が2度の土地買取り交渉を拒否して、ピザ・レストランに改装したそうだ。こういう街並みはアメリカでは珍しいほうの感じである。なんか、世界の中の日本、聴者社会の中のろうの人々、アメリカにいる日本人などのように感じないかな。

☆アメリカ留学「徒然草」(最終章)
2014年6月生活記録に引き続き、これまでの体験を踏まえて、アメリカ留学を考える、ろうの方々にとって参考になればと思い、ネットではあまり載っていないような、本音で言えるところまでいくつか述べさせていただきたい。

○同期生について
入学時は11名(ろうの人4人)だったが、修了時は8人(ろうの人3人)に減った。修士課程修了後の動向については、他大学の大学院言語学部へ1人、あとは手話通訳者とか英語教師など、入学する前の仕事に戻っている。ギャロデット大学大学院言語学部博士課程に入れるのは年2人位、おそらく指導できる教授が少ないためのようである。実際に、もし小生がそこに入るとしたら、信頼できる教授は一人にしかいない、しかも多くの博士課程学生もその教授に集中しているという状態なのだ。

○英語力について
日本の学校でよい成績を取ってきた人ならわかるのですが、日本語力がないとよい成績がとれないのと同じように、アメリカにおいても、やはり英語力がないと、学校のクラスについていけない。日本の学校は合わないから、アメリカの学校へ行くという考えは、英語が好きにならない限り、アメリカへ行っても合わないとなるだろう。ギャロデット大学ではバイリンガル教育を採っているのだが、ギャロデット大学構内にしか通じないASL単語が数多くあるほど、また、指文字を多用しているほど、英語の影響が強いASLになっているので、それなりの英語力は必要である。

○日本語力について
英語の勉強に、なぜ日本語力が必要か。それは、ある英単語を辞書で調べる時に、やはり辞書に書かれている内容だけではわからないことがよくある。その時は連想力を働かせて、より近い意味を知るために、やはり母語である日本語の力が必要である。こうして何度も覚えながら、英語の語彙力を高めれば、日本語力を借りなくても理解できるようなるはずである。つまり、英単語を新しく覚える段階では、やはり日本語力が必要なのだ。もし日本語力があまりないとなると、かなりの忍耐力が必要になるほど、勉強時間がものすごくかかるのだ。

○大学院入学をするための留学期間について
やはり留学する前の英語力にかかわる。英検とか、TOEFLなどでかなり優れた成績をおさめた人なら、すぐ大学院入学できて、2〜3年で足りるだろう。英語の勉強をしたことがあるけど、まだまだかなという人は、少なくとも5年以上必要である。さらに、ゼロ近くから始める人には10年以上かかる覚悟をしておくといいだろう。英語だけでなく、ASLも磨く必要がある人には、やはり5年以上の時間を要するのである。ただ、人の能力によって、個人差が大きく出てくるのは普通である。

○編入する時の移行可能な単位について
ある大学に入学して、その大学を卒業しないで、他の大学へ編入する時に、その前に取得した単位を移行できるかどうかである。4年制大学なら、どこでも移行可能になっているが、大学院の場合はある課程を修了した形をとっているので、移行できるかどうかは大学によってまちまちである。つまり、ある大学で修士課程を修了しても、他の大学へ博士課程を申し込みたくても、修士課程から始めなければならないという大学があるのだ。したがって、博士課程も考えている人には、修士課程を申し込む前からよく調べる必要があり、また、修士課程に入ってすぐ、博士課程へ上がるためのいろんな準備を始める必要があるのだ。

○成績について
日本の学校では、卒業/修了できる単位数を満たせば、卒業/修了するところは多いですが、アメリカの大学では、GPAという成績も必要である。特に、ギャロデット大学の大学院では、学期毎にGPAが3.0以上、つまりB以上、83%以上の成績が必要なのだ。アメリカ内のほとんどの大学院に共通しており、学生はよい成績を取りやすいクラスを選んだり、ギャロデット大学のように、クラス数が少ないところでは、よい成績をもらうために「八方美人」みたいなこともやったりするなどが起こるのである。アメリカでは、個人主義のために、自己主張が強ければ勝ちとなる部分があるので、めんどくさがったり、遠慮したりするほど不利になるのだ。

○専攻する分野の選択について
日本でいろいろ学べるのに、わざわざアメリカへ学びに行くのかとなると、やはり、技術大国の日本であっても、アメリカのほうがすすんでいる分野がある。たとえば、人文系の分野は、日本ではあまり研究予算が下りない、ソーシャルワークとかカウンセラーなどの外来語が目立っているなどで、やはり個人主義のために、アメリカのほうが進んでいるところがある。つまり、日本では助け合って当たり前というところがあるが、アメリカではその助け合いのところまでお金をとろうとする感じがあるので、そのための研究が進んでしまうものである。結局お金のためなんだなという抵抗感が持ってしまうが、逆に、すごくためになる部分が多いのである。このように、「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」という含みもあって、アメリカへ行って学ぶ価値があるのだ。

○学費について
日本では考えられないことだが、はっきり言って、アメリカでは国際学生に対してつめたい。なんとアメリカ学生より2倍とか学費が多くかかる大学が多い。しかも発展途上国からの人でも先進国からの人より下がるが、アメリカ学生より多くかかるのだ。連邦予算や州予算などからの補助金があるからという理屈があるが、お金のある国際学生のみ集めることになる。それについての良し悪しは難しいところだが、アメリカ学生より多くの学費がかかることを覚悟しておくとよいだろう。

○食品について
アメリカでは、クセのある食品が多い、卵や牛乳などの消費(賞味)期間は1ヶ月程で日本のと比べて倍以上が普通、ソース類をたっぷりかける、スポーツ観戦にスタジアムで何か食べるものを買おうと思っても、タコスか、フライドポテトとフライドチキンか、ホットドッグなどですぐ飽きやすいものばかり、要するに、量が多い、カロリーが高い、味覚を楽しめない、太りやすいのである。やはり日本人は、ちょっと高価なオーガニック食品を少食で済ませるなど、工夫が必要になるだろう。

○自炊について
まず、換気扇の確認が必要である。アメリカでは、換気扇が日本のよりあまり強くない、その排気口が室内に向けられているところが多い。そのために、日本でするのと同じように調理すると、特に、油脂を使った炒め物や揚げ物を作ると、あっというまに壁の油汚れが目立ったり、キッチンからかなり離れた本や家具などにも油や匂いがついたりしてしまうのだ。魚を焼く時も大変である。それらの時には、外でグリルしたり、窓を開けて換気したりする必要がある。そこまでやりたくないならば、油脂をあまり使わない、魚を焼かない調理がするほうがよいとなる。

○アメリカのTV番組について
日本で多く観られる、お笑い芸人によるバラエティ番組や雑学のための情報番組などの類は、アメリカではあまり観られない。リアルを求めすぎるほどの、たとえば、血なまぐさいような番組が多いのである。石を投げれば軍人に当たるほどのアメリカなので、それなりかなと思うほどである。また、再放送が多い、日本みたいに毎週必ず放映しない、人気番組でも途中で休むことがある、夏休みや年末年始などの休みシーズンになると、人気番組もそのまま休むなどである。しかも、有料になっているところが多いのである。小生は、インターネットで見られる無料番組にしか見られなかった。

○マナーについて
アメリカでは「人様に迷惑をかける」という感覚があまりない。個人主義が強いからかもしれませんが、夜遅くまでメールして相手の電話機を鳴らす、夜遅くに匂いの強い調理をする、日本の学校でよく注意される「皆で使うところは皆できれいにする」という感覚がないなどは、普通である。また、日本で言う「出る杭は打たれる」ほど、アメリカでは自己主張の強い人が勝ちと言っていいほどである。したがって、アメリカで生活するには、やはり日本人として日本でのマナーを守りながら、自己主張していくことは必要であるが、日本に帰る時になったら、自己主張をうまく隠すことを考えなければならないだろう。

「風邪を引いている議会議事堂」
改装中議事堂.JPG
アメリカ合衆国議会議事堂のドームが老朽化しつつあるため、去年の秋から修復と改修がすすめられている。冬帽子にマスクをつけて、右手にクリスマスツリーを持った議会議事堂くんって感じがしないかな。

☆今後について
やはり日本が一番なので、今すぐにでも日本へ帰国したい気持ちがいっぱいです。でも、それを抑えながら、手話言語の言語学について十分に説明できる力を身に付けることも含めて、目標に向けて頑張っていきます。そして、日本とアジア諸国での手語研究連携ネットワークに何らかの形で関わっていきたいです。また、アメリカ留学を目指している、あるいはしている、ろうの後進のためにも、何らかの支援や全面的な応援をしていきたいです。この生活記録で小生の投稿が終わるのではなく、もし情報提供などの機会があれば、何らかの形で投稿できたらいいなと思っています。これまで私たちのブログを読んでいただいた皆様に深くお礼申し上げるとともに、「ではまたどこかでお会いにしましょう」と、締めの挨拶にさせていただきます。