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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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第4期 川上奨学生、帰国[2014年11月28日(Fri)]
第4期 川上奨学生、帰国

おかえりなさい!
11月20日、川上奨学生が留学を修了し、帰国しました。
米国では、ろう者学、手話通訳システムを学んできました。

Megumi2014.JPG
<めんそ〜れ − 那覇空港にて>

*帰国報告会のお知らせ*
川上奨学生は、8月に帰国した福永奨学生と共に、留学で学んだこと等を報告します。
お楽しみに!

日程:2015年1月17日(土)午後1時30分〜6時
会場:日本財団ビル


事業担当:根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 12:02 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
2014年10月生活記録 第7期生 中川美幸[2014年11月17日(Mon)]
こんにちは。ここはとても寒くて、もう温かいお茶やコーヒーを飲み始めました。久しぶりに体を壊して、夜の個人指導を数日お休みしてしまいました。でも、家のルームメートや数人の仲間たちのおかげで、なんとか乗り越えることができました。


★授業★
☆Classroom based Assessment 評価を基にしたクラス
フレデリック聾学校の幼稚部が使っているアセスメントを普通のアセスメントと比べ、色々と調べて発表します。この中で、とても驚いたのが、以下の画像です。
生徒が書いた英語の形を比べることが出来るアセスメントがあるのです。

アセスメントの写真(CAP)
RIMG0251.JPG
年齢に応じて、今の英語の書き方がどのレベルか、すぐに判断できるのです。


☆Integrative Methods for Early Childhood Education 幼少期教育の統合メソッド
ケンダル聾学校でもギャロデット大学でも話題に出ていた、Reggio Emiliaの理論を使っている先生が、私たちのクラスのために講演してくれました。生徒の経験プロジェクトはスパイラルであり、色々なことを加えていくのです。生徒が興味を持っているものでなければならないと先生はおっしゃいました。

彼の理論を聞いて私が作った作品
IMG_3594.JPG(評判よかったです)

☆ECE Curriculum 幼少期教育カリキュラム
色々な具体例を使って話し合います。面白かったケースは、カメラプロジェクトです。日本では、一つのカメラをどう使うか教えていますが、このクラスでは、古いポロライドカメラ、フィルムカメラ、使い捨てカメラなどを使います。さらに、カメラの分解もやって、その一部をアートにしてしまったりします。親御さんにもお願いして、暗室やツアーなどを行ったりします。このユーモアと親との関わりが自分たちに足りないのではないかと思いました。

アンチバイアスの勉強
フリーモント聾学校の具体例を見て、皆で話し合いました。人形を使うことで、生徒が傷つくことをさけているのです。


☆Field Experience 実習
他の同級生が他の学校で実習に切り替えるため、フレデリック聾学校での実習は今月で終わりになりました、、、、とても残念です。

PreKindergarten(4−5歳児クラス)
(1) スマートボードを活用しているクラスが沢山有り、うちのクラスも毎朝活用しています。4歳児ですが、先生に名字を呼ばれたら、すぐに下の名前で答えるのです。

(2) 今回のテーマは感情で、それに関係した様々な勉強をしています。パズルをやったり、ゲームをやっていました。ゲームを皆さんもやってみて下さい。
ゲームのURL
http://www.sheppardsoftware.com/preschool/animals/farm/animalfarmgame.swf

(3) 算数と理科をマッチさせたグラフ 牛やヤギのミルクを飲み比べ、どれが好きかどうかで、グラフにします。牛が人気あって、ヤギは人気がない、何人くらいが牛乳が好きなのかを、みんなで数えたりしました。

RIMG0101.JPG


(4) 体の勉強 骨を作って遊んだり、体のパズルを使って、自分の体を知る勉強を始めていました。私たちが学んだのは、確か、、、小学生のときだったので、4歳児が?と、とても驚くとともに感心しました。
RIMG0198.JPG
生徒が作った骨

☆ちょっとした息抜き☆
ネパールのイベント
ネパール人のろう学生が聾学校の先生なので、ネパール聾学校への寄付をお願いするために、ネパールイベントを設けました。大勢のお客さんが来ていて、子供までいました。ネパールには聾学校が8校しかなく、教育も設備も足りないそうです。私もいつかアジアの聾学校を支援したいという夢を持っているので、このイベントはとても参考になりました。
IMG_3601.JPG
2014年10月生活記録 第10期生 辻功一[2014年11月17日(Mon)]

こんにちは、今日も生きています。
10期生の辻 功一です。

アメリカンの満面スマイルに癒されるこの頃です。
知らない人同士でも目が合えばお互いスマイルで返すのがアメリカ流のようです。
ただ、ハグだけは慣れなくて、どういう相手で、どういうタイミングでハグをするのか全く以てわかりません。特に今期の留学生は圧倒的に女性が多いのですが、別れ際に女性たちがハグしあってる時など、一人だけ蚊帳の外に置かれて度々いたたまれない気持ちになります(笑)
どうしたらよいのか・・・・今度、日本とアメリカを股に掛けて活動されている野崎留美子さんにアドバイスを貰おうと思います(笑)

オーロニ大学の最上段から望むフリーモント
<オーロニ大学の最上段から望むフリーモント>

10月はDeafNation エキスポ、サンフランシスコ公立図書館、オークランドミュージアムに訪問しました。

DeafNation エキスポ
まずDeafNationとは何かと言うと、JoelとJed兄弟が2003年に設立した組織で、Deafコミュニティのための映像コンテンツやニュース配信、イベント開催などを行っています。Joelは何度か来日しているのでご存知の方も多いかと思います。DeafNation, Incはおそらくスポンサー、広告費、イベントによる収入で運営していると思うのですが、機会があれば収支などについて深く掘り下げてみたいと思います。そのDeafNationは毎年10回程アメリカの各地でエキスポを開催しており、今回はフリーモントの近くだったので行ってきました。電話リレーサービスのデモンストレーション、聴覚障害者支援ツールや聴覚障害関係の本の販売、そしてTシャツプリントや宗教、Deaf黒人のサポートなどあらゆるブースが並んでいました。ここでの戦利品は強力なバイブレーター付きの目覚まし時計で、この時計のおかげで朝寝坊知らずです。
2016年6月はラスベガスでDeafNationワールドエキスポが開催されるようで是非とも行きたいと思います。

San Francisco Public Library (サンフランシスコ公立図書館)
Deafコミュニティクラス授業の一環でトム教授と生徒たちでサンフランシスコ公立図書館を見学しました。
サンフランシスコ公立図書館にはDeafに関する本を専門に貸し出しているDeafサービスセンターがあります。主にアメリカ国内の本ですが、日本や台湾、香港、中国などの手話辞典、日本の漫画も置いてありました。通常の本棚は頭の上の高さまであるのですが、Deafサービスセンターの本棚は胸の高さ位までです。何故そうなっているのかは、きっと皆さんはご存知でしょう。
Deafサービスセンターの前にてDeafサービスセンターの本棚
<写真左:Deafサービスセンターの前にて/写真右:Deafサービスセンターの本棚>

アジア各国の手話辞典日本のDeaf関連の本
<写真左:アジア各国の手話辞典/写真右:日本のDeaf関連の本>

Deafサービスセンター全景
<Deafサービスセンター全景>

オークランドミュージアム
オークランドミュージアムのDays of the Deadイベントでは手話での読み聞かせがあったせいか、大勢のDeafがいました。
手話での読み聞かせDays of the Dead
<写真左:手話での読み聞かせ/写真右:Days of the Dead>

ハロウィン
Mozzeriaの前にてカボチャお化けを作るぞー
<写真左:Mozzeriaの前にて/写真右:カボチャお化けを作るぞー>

以上です。
日本ASL協会から8,320km離れたオーロニ大学からの報告でした。
ありがとうございました。
今月のコロンブス
オーロニ大学には壁のいたるところに鉛筆削りが固定されていることを発見
シャープペンシルが壊れやすいのか、こちらでは鉛筆がまだ主流のようです。

2014年10月生活記録 第10期生 山本綾乃[2014年11月15日(Sat)]

日中も肌寒い日が増え、冬の訪れを感じる今日この頃です。
自分なりの活動ペースがつかめるようになり、日々有意義に生活しています。
IMG_2437.JPG
(仲間と定期的に登るMissionPeak:胸いっぱい吸収・伝達していこう)

学習面
Grammar・Reading・Writing
こまめに小テストがあるので、その都度自分の力を再確認することができます。
チューターも成績に含まれるため、分からないところは積極的に質問するよう心掛けています。
英文を読んだり、様々なエッセイを書くことを通して、
自分の考えをどんどん表現できるよう練習しています。
特に、理由を支える根拠(アイデア)を書き入れることに力を入れています。
テーマは自分の興味あるものを選べるため、モチベーションがあがります。

クラスとは別に進学のためのチューターも個別で受けています。
ナンシー先生とトム先生にアドバイスを頂きながら、自分と対話し課題を進めています。

Deaf Culture
今月はデフカルチャーについて本格的に学びました。
印象に残ったデフカルチャーを紹介します。

ろう者はどこへ行くにも相手に自分の場所を伝える習慣があります。
キッチンやリビングルーム、バスルームさえも伝えます。
その理由は、相手を呼ぶ必要がある時に効率よく探せるからです。
聴者は、無意識のうちに耳から音が入ります。野菜を切る音、テレビの音、シャワーの音
それらから相手がどこにいるか察することができます。
ろう者はその代わりに情報を前もって伝え、自分の存在を相手に知らせるのです。

先ほども述べたように、ろう者は視覚を活用して生きる人間です。
夜の街中でろう者同士またはろう者と話す時、自然と明るいところに集まっていませんか。
相手の口元や手話を見て話すためには、街灯など明るい場所が必要です。
さらにろう者は最後の最後まで、次回の約束を惜しまず伝えきります。
街灯に多くの虫が集まるのと同じように、ろう者も集まることから、
MothをDethと例えるアメリカンジョークがあります。
光はろう者のコミュニケーションを守る必要不可欠な資質なのだと改めて実感しました。

レストランでは、自然と真ん中にあるものを動かしていませんか。
例えば、テーブルの真ん中に花瓶があったら、手話が見えません。
きっと誰もが自然に動かし、楽しく会話していることと思います。

このようにデフカルチャーの授業は
ろう者である私たちの何気ない日常を再認識させてくれる楽しい時間です。
文化は国ごとに異なりますが、デフカルチャーはアメリカと日本大きく変わらないと感じました。
著者のTom教授曰く、ろうであることは決して悲しいこと辛いことではない、
彼らにも文化や言語があり、それを保障することが大切だというメッセージが毎回強く感じられます。

Deaf Community
この授業の特徴は、フィールドワークです。
今回は、Civic Center駅から徒歩約1分のところにある
サンフランシスコ公共図書館のデフサービスセンターを訪問しました。
アメリカの手話、ろう歴史、教育の本だけでなく、様々な国のろう関連の本が並んでいました。
ろう者が周囲の情報を視覚的につかめるよう本棚が低く設置されていました。
入り口の近くには、TTY(1993年に開始されたキーボード付きの電話機)が大切に保管されていました。
カウンターには三人のろう職員がおり、手話能力はもちろん司書に必要な資格も備えています。

デフコーナーの他にも女性、LGBT(ゲイ)、子ども、語学など様々なコーナがあります。
ろう職員は、ろう関係だけでなく、様々なジャンルの本の情報も提供して下さるようなので、
今後利用してみたいと思います。
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(サンフランシスコ公共図書館の様子:並べられたろう教育関連の本とTTY)

活動面
Halloween
アメリカの街中は、10月の1ヶ月間ずっとハロウィンでにぎやかでした。
スーパーには大量のかぼちゃやキャンディが並べられ、
ハロウィン専門店には様々な種類の仮装衣装があり、
そしてイベントも豊富でした。

大学のASLクラブがハロウィンパーティを開催、アメリカのゲームを楽しみました。
箱に入っているキャンディーの数を当てるゲームがあり、私が予想した数は300。
なんと!箱に入っている数に一番近いということで、キャンディーを頂きました。
そのお味は…?
砂糖のかたまりですごく甘かったです、さすがアメリカ!
友達と一緒においしく頂きました。

アメリカの友人に
ジャック・オー・ランタン(ハロウィンのかぼちゃランタン)の作り方を教えてもらいました。
1、かぼちゃの頭を輪切りにし、中の種を取り除く
2、表面に顔のデザインを描き、枠にそって掘る
3、キャンドルを中に入れて、完成!
かぼちゃの中にある種はオーブンで15分ほど焼き、塩をかけて食べるとおいしいそうです。
シンプルな手順なので、様々なデザインを楽しめます。
IMG_2449.JPG
(ジャック・オー・ランタン:手作り(上)とサンフランシスコで発見したもの(下))

さらに本場のハロウィンも味わいたいという思いから、
サンフランシスコのイベントにも参加してきました。
どの家もハロウィン一色になっていました。
子どもたちは仮装して、あちこち家を駆け回りながらキャンディをもらっていました。
また、ある一般家庭が無料で開放している3Dのゴーストハウスにお邪魔しました。
かなりの優れもので恐怖感がありました。
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(キャンディをもらう子どもたち:"Trick or Treat!")
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(仮装した留学生の仲間たち:"Happy Halloween!")

その他
サンフランシスコのジャイアンツが全米で優勝し、とても盛り上がっていました。
優勝パレードがハロウィンと重なり、街はオレンジ一色に染まりました。
またテニスの全米オープンで、錦織圭選手が活躍したことから話題になっていました。
スポーツは万国共通の楽しみなのだと実感しています。

サマータイム
11月2日の朝、目覚めて普段通りに活動していたら、いつもより1時間遅れていることに気がつきました。つまりサマータイム期間が終わったとのこと。
アメリカは3月の第3日曜〜11月の第1日曜までサマータイム期間となり、1時間早くなるのです。日本にはない仕組みなので驚きました。

今後は、大学院の試験に関する準備も本格的になってきます。
活動ペースを大切にしながら、日々勉学に励みたいと思います。