暑中お見舞い申し上げます。
7月の帰国の際、かなり大変な経験をしました。
乗る予定だった飛行機が土砂降りのため離陸できず、
羽田空港で6時間も待たされ、そのためトロント空港に向かうはずが、
一旦バンクーバー空港に降り、乗務員がそこで全員入れ替わり、
トロント空港に着いたのが遅く、結局ホテルに泊まらざるをえませんでした・・・
渡米に2日間もかかったのは、久しぶりの災難です・・

窓からの写真
☆ 同窓会☆
私がスタッフとして関わったろう児のための某団体の同窓会を生徒たちが企画してくれました。看護師、教員、スポーツトレーナーを目指している人や色々な分野で頑張っている方々とお会いし、情報交換をすることができました。この団体のお母様の一言が、私の道を決めたのです。
お母様は言いました。
「みゆきちゃん、
子供達と対等に語り合ってくれるので、
子供達はあなたの説明なら納得するのです。
あなたが聾学校の先生だったらよかったのに・・・」
諦めかけていた私をろう教育の道に戻してくださった
この団体に感謝しています。
☆ 聾学校訪問☆
1)某県のA聾学校
某県のA聾学校にもう一度行き、絵本読み聞かせのボランティアをしました。
アメリカの絵本も読んでもらいたいと思い持参したのですが、意外と人気でした。
小学部のクラスを見学したり、中学生達とお話しする時間を頂きました。
児童・生徒たちから手紙も貰い、アメリカで頑張ろうと思いました。

絵本の写真

生徒たちから貰った花(生徒たちが育てたそうです☆)
2)B聾学校
今月は、今年の夏休みの目標でもあった、B聾学校を見学しました。
バイリンガル教育で有名なのですが、私は聾学校で働いていたので
見学する機会がないまま渡米したのです。
私が通っている大学院の先生も、この学校と共同研究をしています。
乳幼児から手話を大切にするこの学校の雰囲気に感動しました。
この学校には手話の時間があり、
私たちが見学した日は、水をテーマにした手話ポエムを作っていました。
言語の指導方法ももっと学びたいと思いました。
3)C聾学校
C聾学校では乳幼児クラスや幼稚部のボランティアをさせて頂きました。
アメリカでの実習と比べながら楽しむことができました。
なるほどと感じたことは、日本は食育教育が凄いということです。
例えば梅を拾って梅ジュースを作ったりします。アメリカではあまり見られない光景でした。

みんなで作った梅ジュース
☆ ろう教育関連の交流会☆
外国人にとって日本は有名で、カナダ、フランス、ベルギーの聾学校の先生が来日し、ろう教育について語り合う機会を頂きました。
カナダの聾学校の先生とは知り合いだったので、関東周辺の聾学校の先生を集めて情報交換を行いました。東京だけでなく、山梨、埼玉、千葉からも来て頂き感謝しております。
カナダのオンタリオ市ではフランス語とフランス手話で教えているのですが、乳幼児クラスの児童数が少なく、10人前後とのことでした。
だから、私が働いていた聾学校を案内したところ、人数の多さにとても驚いていらっしゃいました。
某聾学校の乳幼児クラスは、51人もの赤ちゃんたちがいます。
この夏休みでいろいろな聾学校を訪問し、
ボランティアをさせて頂いた先生方、校長先生、
本当に貴重な時間をありがとうございました。