CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
« 2014年03月 | Main | 2014年05月 »
2006/4/28ブログ開設時からのアクセス数
UL5キャッシング
最新記事
カテゴリアーカイブ
リンク集
最新コメント
月別アーカイブ
https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/index2_0.xml
奨学生近況報告 - 川俣5期・川口7期・中川7期・ 福田9期奨学生[2014年04月28日(Mon)]
留学生近況報告 - 川俣5期・川口7期・中川7期・福田9期奨学生

現在、アメリカの大学へ留学中の4人に春学期の学生生活などについて、話をしてもらいました。
勉強も具体化してきて、ますます勉学に励んでいる様子。学ぶ楽しさが伝わってきます。

撮影日:2014年3月29日ー川俣5期・川口7期・中川7期奨学生
    2014年2月28日ー福田9期生

↓<↓川俣5期生>



↓<↓川口7期生>



↓<↓中川7期生>



↓<↓福田9期生>



4人の今後の活躍にご期待ください。
引き続き、ご支援の程、よろしくお願いいたします。


事業担当者 根本
Posted by 事業担当者 根本和江 at 11:56 | 事業担当者よりお知らせ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
2014年3月生活記録 (第5期生 川俣郁美)[2014年04月22日(Tue)]

snow.jpg
暖かくなりかけた3月下旬に大粒の雪!
今年は例年より寒さが長引き、開花の遅れが目立った
暖かい日の次の日に突然降った雪には、桜がやっと咲いたと一瞬勘違い笑
春の訪れが一層待ち遠しくなった。


ole jim.jpg
咲きかけた木蓮(3月下旬撮影)
後ろの建物は通称「Ole Jim」、ピーコフ同窓会館 (Peikoff Alumni House)
1881年に建てられた、全米初の室内プール付き体育館。
現在は内装リフォ−ムされ、同窓会館となっている。


magnolia.jpg
木蓮(3月下旬撮影)


dept state.jpg
発展途上国における障害者支援クラスの一環で、国務省の障害者人権特別顧問であるジュディ・ヒューマン氏(左下)とお話してきた。アメリカは、国連障害者人権条約のモデルでありながら、この条約にまだ批准していない。2年前から批准の動きがでてきているが、議会の採決で3分の2以上の賛成がおしくも得られず、批准できないままである。
今年こそは批准される事を祈りたい。
 


◆◇経済開発◇◆◇
現在の先進国はどのようにして経済開発してきたのか?新発展途上国はなぜ今も貧しいままなのか?今日、世界各国内外の経済は綿密に連携しあっており、ハリケーンや地震、洪水、干ばつなどといった自然災害、ウクライナ、トルコ、タイ、ベネズエラでの政治的混乱、インフルエンザやHIV/AIDSなどといった感染症の流行、TPPなど協定や条約、外国為替ルートの変動、関税や補助金などの貿易政策などの様々な出来事がそれぞれの国の経済動向を左右する。このクラスでは、国々における経済開発の歴史や、理論、政策等を学ぶ。
2014年3月生活記録 第7期生 川口聖[2014年04月20日(Sun)]
今シーズンは何度も学校閉鎖になるほど、寒波が来ることが多かった。去年に比べて、雪の日が多いような気がする。また、クラス担当教授が体調不良のため、休講になることも多かった。小生にも、2週間ほど咳がとまらないなど、体調がいまいちの日がずっと続いた。今学期も論文などを読む量が半端ない、プレゼンテーションすることが多いなど、英語とASLの未熟さも重なって、強いプレッシャーを感じる日が続いている。

旧正月.JPG
(2月2日チャイナタウンでの旧正月イベント)

☆LIN585 Prosody in Sign and Spoken Language, 手語と音声言語の韻律論
韻律とは、音声言語において、アクセント(強勢)、イントネーション(抑揚あるいは音調)、リズムなどを言う。例えば、日本語で「ここにある。」と言う時に、最後の「ある」のところで、尻上がりの抑揚(声を強めた感じ)をすると、疑問の意味を持つ。逆に、尻下がりの抑揚(声を落とす感じ)をすると、肯定する意味を持つ。というように、日常会話の中で、言葉を並べて言うだけでなく、韻律によって様々な意味が生じている。

そこで、手語の場合はどうだろうか?その事前知識が全くないまま、クラスに臨んだ。目から鱗が落ちることばかりで、手語の奥深さを改めてすごく感じたほどである。手話講座で学んだことがある人なら、「表情を豊かにしましょう」と、講師にいつも言われ、漠然とした気持ちを持った経験が多いだろうと思うが、韻律論でうまく学べば解決できるはずだ。また、通訳者の手語がわからないと不満に思う、ろうの人が多いのは、通訳者の韻律の使い方に問題があるからだとわかるのだ。しかし、ASLと日本手語の韻律は、部分的に似ているところがあるが、やはり文化の影響などで違う部分が多いのである。こうして、今後の課題にまた一つみえたなと思うほどである。このクラスを履修することで、これまで2年間にかけて、ようやく手語の言語学に必要な基礎知識を全て学び終えたことになるのであろう。

歴史博物館.JPG
(国立アメリカ歴史博物館、向こうに見えるクレーンはアフリカンアメリカン博物館建設中です。)

☆National Museum of American History 国立アメリカ歴史博物館
独断的な5段階評価は、★★☆☆☆(2つ星)。小生は歴史がすごく好きだ。きっかけは毎週日曜日夜に放映されるNHK大河ドラマを観る家庭に生まれたからだ。ますますはまるようになったのは、ろう学校高等部にいた頃であり、歴史の先生に、教科書に載っていないことまでいろいろ教わったからである。歴史が古いほど、現在に残されている資料などがあまり残されてないため、想像力をかき立てることになるが、それがかえっておもしろくなるのだ。やはり、歴史はまるでバイオリズムのように繰り返しがある、また、他国への内政干渉や侵略行為などはずっと大昔から世界のあちこちに必ずと言っていいほど常にあって、それらが全くなかったという時代がないとわかるのだ。したがって、祖父母の世代で引き起こされたある国際問題まで、私たちの世代がお詫びする必要はない、その代わりに、史実をよく見極めて理解して、今後も繰り返さない気持ちを持つべきだと心がけるなど、歴史は自分の人生にも関わるほど学ぶ意義が大きいはずである。

こうして、国立アメリカ歴史博物館へ、どのように展示されているかをまず知りたくて、足を運んでみた。第一印象としては、想像力をかき立てるような展示物が少なくて、家にある古新聞を読んでいるかのようで、リアルすぎておもしろくなかった。例えば、16世紀と言えば、ヨーロッパではルネサンスや宗教改革の嵐が吹き荒れた頃であり、日本では織田信長や豊臣秀吉や徳川家康の時代であるが、アメリカでは、最古の町として1565年にフロリダ州のセント・オーガスティン、二番目の町として1598年ニューメキシコ州のサンタフェができたというほど、ようやくアメリカの歴史が始まったばかりである。しかし、その博物館に展示されているのは、アメリカのあちこちに植民地ができて独立戦争が始まろうとしている、1750年あたりからであり、それ以前のものは展示されていなかった。歴史が新しいほど、巷にある古新聞を読んでいるかのような感覚、つまり「あ〜あ、あれがあったんだなあ!」と、自分も経験したかのような錯覚になるのである。おそらく、その博物館のほぼ半分が改装中なので、それが終わる予定の来年と再来年には展示されるだろうと、期待したい。入館する前から気になっていた、黒人とインディアンについてであるが、黒人のほうは「運輸」コーナーのところでどのように奴隷船で運ばれたかという展示内容だけ、インディアンのほうは、南北戦争後、民族強制移動にさせられたという展示内容だけだった。要するに、アメリカ歴史博物館というよりも、「アメリカ合衆国歴史博物館」の感じである。こうして、また行きたいとは思えなかったが、歴史好きな自分の興味をかき立てられる部分があったということで、★★☆☆☆(2つ星)とした。

看板.JPG
(ギャロ大グラウンドで見つけた、おもしろい看板。何がおもしろいかな?)
2014年3月生活記録 第9期生 福田桂[2014年04月18日(Fri)]

 日本は今頃お花見真っ盛りでしょうか。家から徒歩3分ほどのチャボット・カレッジ、教会の周りには桜が満開し、アメリカにいても日本のように春の到来を感じます。

ランチ事情・・・
 春学期が始まって以来、なんだかんだと忙しい日々を送っています。前学期よりはランチタイムが十分あっても、クラスで遅れをとらないためにチューターと宿題のチェックをするので、昼食を食べないまま午後のクラスに行くこともしばしばです。隔週で夜までのクラスがあるので、その日にはおにぎりを作って持ってきています。
 さて、ランチについて驚いたことといえば、先生も学生も授業中に平気でランチを食べている!!!日本だと全く考えらないことです!私にはさすがにできないので、そこはやはりアジア人だと実感します。アジア人のみんなも普段同じことをやりません。
 
国際パーティー
 オーロニのろう者学部で年一回の国際パーティーが3月15日(土)にカフェテリアで行われ、各国料理を持ち寄って、世界の文化と食文化を知ってみよう!というランチパーティーでした。特に、アジアン料理が多かったです。大半は手作り料理だったようですが、私は時間的に余裕が無かったので、大福3色(白、赤、抹茶)を買って持ってき行きました。ほとんどの人々は、日本食と言えば寿司、寿司だと一番に思い浮かぶのです。それがつまらないので、大福にしたのですが、すぐに品切れるほど人気で、好んでもらえてよかったです。もちろん、寿司もありました!(他の日本人学生が持ってきました)
IMG_0089.jpg
ユーモアトークで私たちを楽しまさせてくれたフリーモントろう学校のロサ先生

食事の途中に、トーマス・ホルコム博士の挨拶があり、お母様のマブス・ホルコム氏が2014年2月に逝去されたこと、亡き母を偲ぶように、母はこのパーティーに毎年来てくださって皆様に愛されていたことを感謝の言葉を表していました。彼女はアメリカでのろう女性解放運動の先駆者で、その著書として本を出版されています。

■マブス・ホルコム氏関連のニュース(Deaf Woman Unitedより)
http://www.dwu.org/#!26-of-31-Marjoriebell-Mabs-Holcomb/cg3h/97799F65-E9AB-4D6A-A253-70CBBF4EDC71


 アメリカに来てから、学校生活、環境、さらに通訳と介助サービスにおいても文化の違いに戸惑うばかりの毎日です。以前、東京大学先端科学技術研究センター教授の福島智氏(盲ろう者=全く見えず聞こえない)がろう盲者施策の実情の調査研究のため渡米、帰国後の講演で、通訳・介助サービスは日本のほうが勝っているという話をされましたが、その意味が今になって理解できる気がします。ろう盲者自身の安全面上の関係かもしれません。ろう盲者支援の仕方については賛否両論あるようですが、今アメリカに留学している上、こちらでの方法を受け入れようと努めています。

 ろう盲者通訳クラスは夜のクラスでありますが、バピン講師のジョークを交えた話が面白いので、一日の疲れもふっ飛ぶくらいいつも楽しませてもらっています。
こちらのクラスはろう盲者概論をはじめ、SSP(通訳・介助)サービスは、ベイエリアでのライトハウスのろう盲者スペシャリストでバピン講師の配偶者でもあるソック・ヒー・チョイ氏(韓国人のろう者です)が講演、SSPの基礎と移動介助をする際の注意点、白杖の種類と介助犬の使い方等でした。ロービジョンとコミュニケーション体験として、学生の皆でロービジョンのシュミレーションゴーグルを使用しながら会話、歩行練習、階段上下のろう盲疑以体験をしました。これは講習会の資料として、模擬的にロービジョンの状態を体験してもらうためのものです。実技実習では、北部カリフォルニアろう盲者協会による交流会でサクラメントのカレッジ学生と合同実習。また、クラスメートからの頼みでクラス終了後、移動介助の練習相手になったり、個人的にお願いしてフリーモントろう学校主催の舞台ショーとワークショップ等でボランティアとして通訳してもらったりして助かっています。
バークレーのライトハウスを訪問する機会がありました。バピン講師はろう盲者向けテクノロジー部門の専門家であり、ピンディスプレイと画面拡大ソフト等周辺機器の紹介をされました。IT社会はろう盲者の間でも普及しており、全盲もパソコンが出来ます。ろう盲者がパソコンを操作するには、まず、画面の文字を拡大したり、あるいは、点字で出力しなければなりません。そのためには、画面拡大ソフトや点字の形で出力するためのピンディスプレイがあります。ろう盲者は目を見ることも聞くこともできないのに画面の情報を得られることを驚く様子の学生がいましたが、それは点字で出力して読み取っているからです。Pro-Tactileワークショップも行われ、シアトルからの訪問講師としてこの分野の先駆者、ジェリカ・ヌゥッチオ氏に2時間にわたり指導していただきました。4月にはPro-Tactileを使用した通訳実習を行う予定です。


参考文献:
門川紳一郎 − IT自体に生きる パソコンを活用して盲ろう者の世界が広がる − http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/daw/wz_kadokawa.html
2014年3月生活記録 第7期生 中川美幸[2014年04月07日(Mon)]
〜多忙の中で 〜
3月3日ひな祭りを思い出します。。。みなさんは元気でしょうか?

家庭の事情で日本に一時帰国するために障害学生サービスセンターでアルバイトをはじめました。日本の家族に会えることを楽しみにしながら頑張りたいと思います。

大学の某准教授がうちが実習しているろう学校に視察にきたので、ついでに他の留学生をお呼びして、いろいろなお話をする食事会を設けました。いろいろな意見が飛び交い、とても楽しかったです。彼なりの見方を知ることができたし、日本の採用状況を知ることもできました。


☆ 授業と実習!☆

★ 言語習得と認識発達:Language Acquisition and Cognitive Development
今月もたくさんの本や研究論文を読んで議論しました。毎回のことですが、ビデオはみなさんもこのブログで見られると思いますので、シェアさせて頂きます。子どもたちの会話を見ながら、言語面で議論するのです。本や論文とも関わりのある提案をしなければなりませんので、ついていくのに精一杯です。でも勉強になるクラスです。
http://www.youtube.com/watch?v=hn1naIfR9vU&feature=youtu.be


★ 障害児教育:Teaching Students with Disabilities
今月は本を読む必要があり、オンライン掲示板での議論に、レポート作成に苦労させられました。でもすごく面白かったので、この本をオススメします。筆者本人も障害を持っており、彼がいろいろな障害者と出会い、「普通」、「普通じゃない」ことについて考えさせられる本です。ただ、クラスメートからなぜ「ニューハーフが出るのはおかしい。彼らは障害者じゃないんだ!」という意見があり、いろいろな見方があるということをこのブッククラブで学びました。参考にどうぞ。
“The short bus”
http://www.amazon.com/The-Short-Bus-Journey-Beyond/dp/0805088040
the short bus.jpeg


★ 様々な学習者のための家庭、学校、そしてコミュニティのコラボ―ション:Home, School, and Community Collaboration for Diverse Learners
このクラスでも今月は本を読む必要があり、オンライン掲示板での議論に、レポート作成に苦労させられました。でもすごく面白かったので、この本をオススメします。残念ながら日本語の本はまだ発行されていないようです。この本はラオスのモン族の女の子がてんかんをもっているのですが、移民した先のアメリカで何度も発作を起こし、薬や手術を認めないモン族と薬や点滴を勧める医者との衝突で、結局その女の子は植物状態になり、30歳で亡くなりました。文化の違いの犠牲者になった赤ちゃんがいるということを知らしめた本です。
時間を見つけたらぜひご覧くださいませ。
“The spirits catches you and you fall down”
http://us.macmillan.com/thespiritcatchesyouandyoufalldown/AnneFadiman
photo the spirit.jpg


★教育実習:Practicum & Seminar
この実習ですばらしいと思ったのは、幼稚部の主事です。本当によく見に来て、たくさんアドバイスしていきます。そのアドバイスがすごい的確で、納得のいくものなので、毎回ながらあ然としてしまいます。例えば、今日一日中Aくんが泣いていました。彼女はそれを観察して、私達に言いました。「お母さんとちゃんとしたお別れをしていないから、明日からは試してみましょう。ここ幼稚部をAくんにとって安全だ!と思える場所にしましょう。」

☆8人のルームメートとの生活☆
今月また引っ越しました。ルームメイトが二階が好きじゃないから替えて!と言われたことから、試しに住んでいた地下から二階に引っ越してみました。広い!明るい!全然違うのです。パソコンが壊れて、写真がアップできないのがもどかしいです、、、ルームメイトと一緒の部屋なので、気を使う私は毎晩朝まで大学院のラボに残って勉強しております。

☆バタバタしたけど充実した春休み☆
この春休み、カンザス州の早期教育サミットに参加してきました。留学生活で初めての研修です。カンザス州立ろう学校で開催され、大学生は数人しかいなくて、ほとんどがろう学校の先生、大学の先生、アメリカ手話の先生、スクールカウンセラー、メンター、アシスタントが100人以上集まっていました。私は早期教育が専門だったので、いろいろな話し合いに参加させて頂きました。とても興味深かったのは、リズム表現です。手話の語彙に合った指導方法をしており、日本でもシェアしたいと思いました。算数の評価はとても難しく、ケーススタディでも苦労しました。でも、今クラスで言語の評価方法に苦労させられているので、このワークショップに参加してよかったです。
http://www.bilingualece.org/summit/about-the-summit