〜12月は多忙のあとの天国でした〜
明けましておめでとうございます。
私にとっては、怒涛の2013年でした。12月は山ほどあるレポートとプロジェクト(といってもほとんどがレポートですが)で、1〜2時間しか寝られず、締め切りの前日は昼も夜も食べられませんでした。その後の冬休みは新しいアパートに引っ越すことができて、とても幸せでした。2014年こそは英語で本を読むようになりたいです。今の時点ではまだまだそれができていません。
(パソコンが壊れているために、写真は後ほどアップいたします。)
☆授業よりも宿題に追われています!☆
★リサーチ:Introduction to Research
このリサーチは、研究論文の批評がとても難しく苦しかったのですが、最後のプレゼンテーションが成功したとき、とても嬉しくて泣きました。自分のテーマに合わせて、3つの研究論文を比べるのですが、1つ目はろうの子供のアメリカ手話による言語獲得を支持、2つ目はろうの子供は補聴器や人工内耳を使って言語を獲得できるという研究でした。3つ目は、図書館や書店での手話通訳に関する研究でしたが、内容が聴覚口話法に近いものだったり、ろう者をよく知っているものだったりと、色々な研究があるということを知りました。研究論文に使えるものもあれば、使えないものもあります。
さらに、最後のクラスでインタビューの内容を考え、インタビューのための質問票を作りましたが、すごく勉強になりました。グーグルのドライブで無料で作れるのです。クラスのW博士は「今までお金を払ってまで質問票作ってもらった意味がない。」ととても驚いていました。私も実際にグーグルで質問票を作ったのは初めてで、とても楽しかったです。
https://docs.google.com/forms/d/1bXub1zaIH409cGx718FdbpOfCNFk5CY78yehB2GtrPA/viewform大学向けに作成した質問票です☆
★ろう者の学習と教育:Deaf Learners & Education I Bilingual Communities
このクラスは膨大な本やビデオを読んで、クラスでディスカッションするのですが、11月からソーシャルメディアという研究をそれぞれの課題に合わせて発表するのです。英語に慣れない私は、12月の最終日に発表しました。私は専門でもある早期教育を選びましたが、こんなに難しいとは思いませんでした。でもチューナーのお陰でなんとか成功し、とても嬉しかったです。今月も考えさせられたものがあります。
以下のイラストを見たことがありますか?
アメリカでもそうですが、日本でもそうです。聞こえる赤ちゃんは、手話(日本でも話題になっているベビーサイン)を勧められていますが、ほとんどの聞こえない赤ちゃんは手話を禁止されています。これっておかしいと思いませんか?
http://www.eyeonlanguage.org/p/deaf-babies.html クラスのみんなで写真をとりました☆
★幼稚部から高等部までのカリキュラム技術:Curriculum & Instructional Technology
カリキュラム技術のクラスは宿題が毎週多くて、苦しかったのですが、発表が終わった時に、とても感動しました。幼稚部から高等部、算数、社会、国語など色々な指導案を比べることができるので、大変勉強になります。最後のクラスで提出した一教科の一週間分の指導案を数えてみたところ、、、、、122枚でした〜!紙代がもったいないですよね。
クラスのみんなで撮った写真
★小学校の読み書きの指導と学習:Literacy Teaching and Learning: Elementary
同級生がデフファミリーだったり、親が先生だったりと、毎週盛り上がったクラスでしたが、同級生の一人が重い病気のため、来年手術をすることになった為、休学が決まりました。なので、最後のクラスは教授が美味しいピザを注文してくれ、ケーキを食べながら勉強しました。このクラスには学部長も数回遊びに来ていたので、笑いながら楽しく過ごすことができました。
12月は、州の標準教育方針に合わせた小学校1年の国語の指導案をクラスで議論しながら作りました。その指導案を作成し発表するのが、最後のクラスプロジェクトでした。私は小学校1年の国語として「てぶくろ」を選びました。アメリカでも「てぶくろ」は有名で、とても楽しかったです。しかし、アメリカと日本では読む絵本が違うのに驚きました。見方や考え方の違いもあるのかと思います。他の学生たちは、子供たちの大好きな犬、外国のお話など、様々な案を発表していました。
アメリカの聾学校で有名な絵本「ミトン」
私が聾学校幼稚部でよく使用した絵本「てぶくろ」
★学校見学:Field Experience & Seminar
学校見学を見学した後は、クラスの教授と同級生だけが見られるホームページにグループでレポートを書き込むのです。それを手話で発表するのが、12月の最後のプロジェクトでした。4人で5つも学校のレポートを書くというのは、簡単そうでとても難しく、私は同級生に協力してもらいながら進めることが出来ました。9月から11月に見学したろう学校の様子は、9月から11月の生活記録に載せています。私たちは、最後のクラスでろう学校も難聴学級も共通していることがあり、コミュニケーション方法を決めた以上はそれを信じて教えていること、子供たちの力に合わせて指導していること、子供たちと目を合わせてコミュニケーションをとっていることを発表しました。
☆引っ越しが決まりました☆やっと引っ越しが決まりました。ギャロデット大学の寮は寮費が高かったので、来学期は寮生活を諦め、大学近くのアパートに引っ越しました。私たち国際学生2人とアメリカ人学生を合わせ、なんと9人が同じアパートに暮らしているのです。このアパートはリビングとキッチンを共有で使うタイプで、私は三人部屋に引っ越しました。大好きな猫たちがいるので、これからがとても楽しみです。