今は勉強の他は、引きこもっているので毎日の気晴らしがほぼ料理や食べることになっていますが、そういえばイギリスの料理ってみなさんご存知ですか? イギリス料理はまずいとよく言われますが、実際のところ、すごくまずい料理にはまだ少ししか当たったことがありません(まずいものも少しはあります笑)。どちらかといえば、イギリスの人は食べるのが好きなんじゃないかな、という気がしています。 例えばイギリスで有名なアフタヌーンティー。お昼ご飯と夕ご飯の間に食べるリッチなおやつで、数種類のケーキに、サンドイッチ、そしてイギリス名物のスコーンとジャムがよく3段重ねのお皿に乗って出てきます。イギリスに来る観光客がほぼ必ず食べる人気のメニューとなっているようです。このスコーンにつけるクロテッドクリームは、日本で買うとイギリスの4倍ほどお値段するそうなので、みなさんイギリスで食べて帰る理由はお金的な意味もあるかもしれません… また面白い名前の料理も多く、ソーセージを入れて焼いたパイの名前はトード・イン・ザ・ホール(Toad in the hole、穴の中のひきがえる)と言って、ソーセージをひきがえるに見立てたものです。他にもバブル・アンド・スクイーク(Bubble and squeak、ブクブクチュウチュウ…とでも訳せばいいでしょうか…)は残り物を刻んで鍋に入れて焼き固める料理なのですが、その残り物を鍋底に押し込めるときに空気が漏れ出る音が料理の名前の由来になっているそうです。 私が好きなイギリス料理としては、シェパーズパイや、ハギスが挙げられますが、シェパーズパイは色々な野菜を混ぜたミートソースの上にマッシュポテトを被せた焼いたもので、そのミートソースの肉には羊肉がよく使われることから、シェパード、羊飼いの名前が付けられたのだそうです。ハギスは元々はイギリス北部、スコットランドが原産の、羊の肉や内臓を刻んでハーブで味付けされたソーセージのようなもので、今では全国のスーパーで売っています。スコットランドではウィスキーを混ぜたクリームソースをかけて食べるのだそうで、私は今ちょっとこのウィスキーソースのレシピを実験中だったりします(笑) あとゲテモノを一つ紹介すると、ジェリード・イール(jellied eel、うなぎのゼリーよせ)というものがあります。これはぶつ切りにしたうなぎをお湯に放り込んで煮て、うなぎから出てきたゼラチンで自然に固まったものをうなぎと一緒に食べる料理なのですが、まずこのゼラチンに味がついておらず、お酢と塩をかけて食べるだけ、しかもゼリーが溶けないように冷たいままで食べるので、うなぎといえば鰻重しか知らなかった私としてはなかなかショッキングな料理でした。おすすめは…しません…(笑) 元々は労働者階級の人々が手軽に食べれるものとして19世紀頃から広まったそうですが、ロンドンの川にうなぎがいるというのは少し驚きでした。日本のうなぎと同じものなのか、気になるところです。
上記の授業を含め、実は2023年度のLSA(Linguistics Society of America)によるサマークラスに参加し、ギャロデット言語学部門の単位を取得していたため、これで必要な単位数を満たしました。ただし、ギャロデット大学の国際留学生は、一学期ごとに必要な単位数が決まっている規則があります。そのため、二つの選択科目を履修しました。
一つ目は、Ryan Lepic教授が担当するLIN595 Special Topicsの「Languages of the World」です。これは類型論(Typology)の入門であり、世界中で使用されている言語の多様性に焦点を当て、言語ごとのコミュニケーション機能を比較します。世界中で使われている言語から絶滅危惧言語までと比較をを行い、すべての言語の普遍性や形態論、統語論、構成語順のパターン、形態素の膠着語などについて学びます。(例: 英語ではteach-"er"と"er"が形態素になるが他の言語は...?) 私はLepic教授に授業名について尋ねたところ、「類型論ではなくLanguages of the Worldという授業名なのは、類型論だけではなく様々な携帯論や統語論などの要素も学ぶためである」との回答を得ました。おそらく、幅広い知識が得られることを期待しています。