2016年9月生活記録 第11期生 【牧谷 陽平】[2016年10月21日(Fri)]
9月の頭に,友人とナイアガラの滝を見に行きました。15分間のクルーズで滝を間近に見に行ったのですが,15分は足りなさ過ぎました。
アメリカ側のナイアガラの滝。カナダ側は大きすぎて写真1枚にとどめることができませんでした
8月にRochester につき,クラスの決定,それから留学生の手続き,などなどが続き,やっとクラスが始まったかと思ったら,私のちょっとしたミスでJASS の関係者を忙しくさせてしまい,さらに私もばたばたして落ち着かない月になりました。9月末には落ち着き始めたのですが,9月中旬までは毎日が落ち着く暇もなかったです。。。。。
"あつい" (熱い,暑い) 夏が終わりを迎えようとしています。
さて,私が今学期とったクラスは5クラスです。
クラスの名前を簡単に説明します。
1. 一般的な指導法とは
2. ASL と 英語の言語学
3. アメリカの学校の歴史
4. 心理学
5. コンピューター
です。
以下でクラスのことを説明しますが,
実をいうと,歴史とコンピュータ以外のクラスは,Simultaneous Communication (SimCom と略して,同時法というやり方) のため,得られた情報が少ないと思いますが。。。
1.General Instructional Methods
ろう・聴関係なく,教育の中で一般的な指導法を学ぶクラス。
9月は心理学者と哲学者のことをグループに分かれて調査して,そのプレゼンをしたり,
各自でちょっとした記事を読んでそれをまとめるといった,ちょびちょびとした作業がでました。9月は指導案の作成の仕方を中心に学習しました。
生徒に指導するときは
[1] Skill
[2] Concept
[3] Context
の3つを常に意識しておかないといけません。「整数 (1, 2, 3, …) を表記させた数直線上に,いくつかの空欄を設け,規則性を理解したうえで,生徒がその空欄に当てはまるものを答えることができる」を例に挙げて説明します。skillは最終的に生徒ができるようになること,つまり “空欄に当てはまる数を答えられるようになること,” そして
Concept は
Context は
2. Structures of ASL and English
今学期でもっとも宿題の量が多いクラス。ASL & 英語の言語学のクラスです。このクラスが一番のお気に入りのクラスです。私が長年求めていたものがこのクラスにありそうです。しかし,毎週出される “Batch” という宿題はかなりの量です。毎回,60~80ページの出された教科書やワークブックから,重要なキーワードを先生がまとめたもので,それの説明を見つけて,
Q1. すでに知っていることば
Q2. 知らなかったことば
Q3. 衝撃を受けたことば
Q4. クラスメイトやほかの人に教えたい言葉
のどれに当てはまるか,コメントをする宿題です。
たとえば
Gloss Notation という言葉が宿題にあります。これの説明がどこにあるか探します。これは英語とASLがそれぞれ独立した言語であることを明らかにするために,アルファベットの表記を大文字でする,といったことです。
英語のルールは,“文頭は大文字で, それ以降は小文字で ” ですが,ASLのルールは “すべて大文字” で表現することです。
English : What is your name? (あなたの名前は何ですか)
ASL : YOUR NAMEq
です。こういったものがたくさんあり,毎週毎週しているのですが,そのストレスは計り知れないものであります。。。
3. History of American Educational Thought and Practice
アメリカの学校の歴史を学ぶクラスです。先生はASLなので慣れれば理解できるのですが,アメリカの歴史を知らない私にとっては,ちんぷんかんぷんなことも多くあります。今度機会があれば,カリフォルニア州立大学にいる辻さんに聞こうと思っています。
4. Psychology and Human Development
心理学のクラスです。先生は親がろうである,つまりコーダ (CODA) なのですが,先生に彼自身のアイデンティティを聞くと,「ろう,聴の両方です」と今までにない答えが返ってきました。なんとも “奇妙な” 人です。アメリカには奇妙な人がたくさんいますね。でもそれが多様性をなしていていいんですね。
5. Raster and Vector Graphics
去年も Adobe Photo shop, Illustrator を学んだのですが,今回はそれをさらに掘り下げていくクラスです。これは修士レベルでも,学士レベルでもなく,準学士レベルのクラスです。日本でいえば専門学校のクラスです。大学院に在籍して,準学士のクラスを取る私って奇妙な気がします。でも私はテクノロジーも学習したいので,少しずつクラスを取っていきます。
先ほども言いましたが,先生がASLでなくて英語と手話を混ぜたコミュニケーション方法でクラスを進めているため,クラスの内容の90%は理解できていません。毎日がそれとの格闘で,毎時間毎時間頭は疲れきっています。
去年の Ohlone College と違って,アメリカの大学レベルの英語が読める前提でクラスが進められていっています。それに対して日本の高校で学ぶ英語のレベルはアメリカの小学校2~4年生レベルの英語です。毎回毎回,理解できない英語に対してクラスメイトに意味を聞いたり,クラスを少しストップして先生に聞いたりして,意味を明らかにすることの繰り返しです。しかし宿題の量も多く,追い付かない状況が続き,宿題が減った週に少し追いつき,また追いつかない,といったような状況が繰り返し続きます。引き続きがんばっていきます。ではまた10月の生活記録でお会いしましょう。
Asian Deaf Club (アジアン デフ クラブ) のイベントが開かれていました。こんなイベントが毎月あり,ろうの "居場所" を作ってくれているのは大切なことですね
アメリカ側のナイアガラの滝。カナダ側は大きすぎて写真1枚にとどめることができませんでした
8月にRochester につき,クラスの決定,それから留学生の手続き,などなどが続き,やっとクラスが始まったかと思ったら,私のちょっとしたミスでJASS の関係者を忙しくさせてしまい,さらに私もばたばたして落ち着かない月になりました。9月末には落ち着き始めたのですが,9月中旬までは毎日が落ち着く暇もなかったです。。。。。
"あつい" (熱い,暑い) 夏が終わりを迎えようとしています。
さて,私が今学期とったクラスは5クラスです。
クラスの名前を簡単に説明します。
1. 一般的な指導法とは
2. ASL と 英語の言語学
3. アメリカの学校の歴史
4. 心理学
5. コンピューター
です。
以下でクラスのことを説明しますが,
実をいうと,歴史とコンピュータ以外のクラスは,Simultaneous Communication (SimCom と略して,同時法というやり方) のため,得られた情報が少ないと思いますが。。。
1.General Instructional Methods
ろう・聴関係なく,教育の中で一般的な指導法を学ぶクラス。
9月は心理学者と哲学者のことをグループに分かれて調査して,そのプレゼンをしたり,
各自でちょっとした記事を読んでそれをまとめるといった,ちょびちょびとした作業がでました。9月は指導案の作成の仕方を中心に学習しました。
生徒に指導するときは
[1] Skill
[2] Concept
[3] Context
の3つを常に意識しておかないといけません。「整数 (1, 2, 3, …) を表記させた数直線上に,いくつかの空欄を設け,規則性を理解したうえで,生徒がその空欄に当てはまるものを答えることができる」を例に挙げて説明します。skillは最終的に生徒ができるようになること,つまり “空欄に当てはまる数を答えられるようになること,” そして
Concept は
Context は
2. Structures of ASL and English
今学期でもっとも宿題の量が多いクラス。ASL & 英語の言語学のクラスです。このクラスが一番のお気に入りのクラスです。私が長年求めていたものがこのクラスにありそうです。しかし,毎週出される “Batch” という宿題はかなりの量です。毎回,60~80ページの出された教科書やワークブックから,重要なキーワードを先生がまとめたもので,それの説明を見つけて,
Q1. すでに知っていることば
Q2. 知らなかったことば
Q3. 衝撃を受けたことば
Q4. クラスメイトやほかの人に教えたい言葉
のどれに当てはまるか,コメントをする宿題です。
たとえば
Gloss Notation という言葉が宿題にあります。これの説明がどこにあるか探します。これは英語とASLがそれぞれ独立した言語であることを明らかにするために,アルファベットの表記を大文字でする,といったことです。
英語のルールは,“文頭は大文字で, それ以降は小文字で ” ですが,ASLのルールは “すべて大文字” で表現することです。
English : What is your name? (あなたの名前は何ですか)
ASL : YOUR NAME
です。こういったものがたくさんあり,毎週毎週しているのですが,そのストレスは計り知れないものであります。。。
3. History of American Educational Thought and Practice
アメリカの学校の歴史を学ぶクラスです。先生はASLなので慣れれば理解できるのですが,アメリカの歴史を知らない私にとっては,ちんぷんかんぷんなことも多くあります。今度機会があれば,カリフォルニア州立大学にいる辻さんに聞こうと思っています。
4. Psychology and Human Development
心理学のクラスです。先生は親がろうである,つまりコーダ (CODA) なのですが,先生に彼自身のアイデンティティを聞くと,「ろう,聴の両方です」と今までにない答えが返ってきました。なんとも “奇妙な” 人です。アメリカには奇妙な人がたくさんいますね。でもそれが多様性をなしていていいんですね。
5. Raster and Vector Graphics
去年も Adobe Photo shop, Illustrator を学んだのですが,今回はそれをさらに掘り下げていくクラスです。これは修士レベルでも,学士レベルでもなく,準学士レベルのクラスです。日本でいえば専門学校のクラスです。大学院に在籍して,準学士のクラスを取る私って奇妙な気がします。でも私はテクノロジーも学習したいので,少しずつクラスを取っていきます。
先ほども言いましたが,先生がASLでなくて英語と手話を混ぜたコミュニケーション方法でクラスを進めているため,クラスの内容の90%は理解できていません。毎日がそれとの格闘で,毎時間毎時間頭は疲れきっています。
去年の Ohlone College と違って,アメリカの大学レベルの英語が読める前提でクラスが進められていっています。それに対して日本の高校で学ぶ英語のレベルはアメリカの小学校2~4年生レベルの英語です。毎回毎回,理解できない英語に対してクラスメイトに意味を聞いたり,クラスを少しストップして先生に聞いたりして,意味を明らかにすることの繰り返しです。しかし宿題の量も多く,追い付かない状況が続き,宿題が減った週に少し追いつき,また追いつかない,といったような状況が繰り返し続きます。引き続きがんばっていきます。ではまた10月の生活記録でお会いしましょう。
Asian Deaf Club (アジアン デフ クラブ) のイベントが開かれていました。こんなイベントが毎月あり,ろうの "居場所" を作ってくれているのは大切なことですね




