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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2016年5月生活記録 第9期生 瀧澤泉[2016年06月15日(Wed)]

い空の下で卒業式にならぶデコレーションの角帽がとてもおしゃれで、目を引くものがいろいろあります。記念に残しておきたいのが米国ならでのイマドキなんですね…! 家族が卒業生の後ろ姿からすぐ目に付くようにしたい意味も含まれているのだそうです。卒業生たちがとても輝いていて素敵でした。
ルームメイトだった彼女が優等生として美しいブルーアカデミックドレスを着てステージの上を立派に歩いていました。Congrats!!!! かわいい

image1 (8).JPG

皆輝いていましたよ!第7期生中川美幸さんもおめでとうございます。


IMG_6650.JPG

出会いがあれば別れもあり
(1年間お世話になったルームメイトとぴかぴか(新しい))


 最終レポートとプレゼンが終わると、更に「ポートフォリオ」を集中して何度も徹夜してやっと終わった時に、瞬きするまもなくもう既に夏学期が入っていました。時間っていつも意地悪だなと思っています(時間について五月蝿い私ですが…)。

夏学期に2つクラスを受けます。
1) EDU 665 Children’s Literature (児童文学)
2) IDP780 (Online): Supervised Practicum for Master of Arts Degree in International Development (大学院国際開発学部の指示下実習科目)

1) EDU 665 Children’s Literature (児童文学)
5月16日〜6月9日(4週間の集中講義)
 以前から習得したいと思っていたクラスです。国際開発学部の必需・選択科目ではないのですが、卒業する時に必要な単位を満たすために学期ごとに必需科目と選択科目を取らなければならないのです。春学期の選択科目を受けずに、代わりに夏学期に受けることになったわけです。

 必需の本(6冊)を含めて、毎日絵本を持参してクラスでディスカッションします。心からワクワクが止まらなくて楽しく、子どもになったような気分。

クラス内容は以下通り、

テキスト: Children’s Literature (児童文学)
IMG_6675.jpg

必需の本: 6冊
IMG_6674.jpg

• 7ジャンルの絵本(民話、昔話、生活、人物紹介、ファンタジー、ノンフィクション、ポエム): 7冊
• ブログ/ビデオログ(vlog)のアップロード 7冊
• グループプロジェクト: 10冊
• Critical Issue Study (重要課題研究): 7冊

 つまり、4週間の間に35冊以上もテキスト、絵本、小説などを読むことになります。本ぴかぴか(新しい)数を見ると大変そうだ〜と見えますが、授業も本の内容も全部日本で教えたいくらい良いものばかりでもありますが、没頭しそうです!このクラスはブログを使って絵本についてディスカッションすることもあるなんてとても良いアイデアだなあと思っていました。

 絵本それぞれの特徴や読み聞かせスキル、様々なアイデアなどもシェアしあうことがそんなに楽しいと思わなかったので嬉しかったです。

印象に残った本を一部紹介したいと思います。

「American Born Chinese」“アメリカ生まれ中国人”
著者:Gene Luen Yang (ジーン・ルーアン・ヤン) (上の画像の上中側)
 米系中国人のお話、著者も同様にアメリカで育った本人です。とても面白く、興味津々持ちつつスムーズに読むことができました。基本的にレッテルを貼られたり、中国人としてのアイデンティティを周辺から理解してもらえずに生活してきた物語です。ファンタジーも混ざってて面白い!皆が知らない内にそんな風にレッテルを貼られているんだよという風に伝わって来るので、ハッと思うところがいくつかありました。
アメリカ人は物語の一部に話されている「西遊記」を知らないため、「なぜ猿が出てくるのだ?」と疑問を持って議論していました。確かに西遊記は中国で元代から明代にかけて書かれた小説「四大奇書」で、日本でよく出てくる物語だと思います。知っているのは私だけで少しだけ説明すると皆は驚き、納得していました。やはり国ごとにそれぞれ持った民話や伝説などあって、人それぞれそのように話を聞いて育って来た環境は違うんだと著者が示したかったのでしょうか。

「Wonder」(上の画像の上右側)
著者:R. J. Palacio (R. J. パラシオ)
 その本のタイトルは「ワンダー」です。その話はフィクションですが、パラシオ氏の体験を基にしたものだそうです。オーガスト(英語で“8月”という意味)という名前の男の子は生まれつきに奇形した顔で育って来た。学校でその顔のせいでいじめがあったが、その後に素敵なお話が書かれてありました。その本は去年、日本で発刊しているので興味のある方、悩みを持っている方、是非読んでみてください。それぞれ違う視点で書かれてあり、考えさせてくれる本でした。

本の読み聞かせやろう児にどうやって示すか、どのように教えるべきであるか議論し合いました。初めて教育学部のクラスを受けたのですが、教師になる或は経験を持っている学生たちの考え方が様々にあって参考になります。改めて「教育とは」と考えるとそれぞれ価値観があり、大人が教えるだけではなく子どもが大人に教えることもあるんだと思います。最近、友人の子どもと遊ぶ時がありますが、ある絵本に男性であるはずが女の髪型のように見えるせいか、子どもが途中から「女?」と聞かれて質問し答えた後、子どもは考えながらまた改めて読み戻ったのです。やはり目で見て覚えると共に周辺からの影響で自然に価値観を持つようになるのだと思います。こどもは色んなことを知りたい、学びたい気持ちがあるということ、そのためにはコミュニケーションを取れるような環境を作るべきであり、絵本もありのままで自由に旅行できるので子どもが楽しむ方法を色々考えて行きたい。

2) IDP780 (Online): Supervised Practicum for Master of Arts Degree in International Development (大学院国際開発学部の監視下の実習科目)

 ワシントンD.C.州内でインターンシップを受ける予定で、6月13日(月)から二ヶ月間に受けることに決定しました。詳細な内容は6月生活記録で紹介したいと思います。

それではまた6月に会いましょう。
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