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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2016年4月生活記録 第9期生 瀧澤泉[2016年05月28日(Sat)]
月初旬にある春学期の最終プレゼンやプロジェクトが迫っている中、一つのクラスの大きなプロジェクトを4月中に終える必要があったため疲れ果てました。開発途上国にいる身体障がい者たちの国際開発のイベントレポートを提出する必要があり、いくつかイベントへ行きました。とても刺激のあるイベントばかりでした。

Saeeda Etebari (サィーダ・エテバリ)

ギャロデッド大学にSaeeda Etebari (サィーダ・エテバリ)を是非招待したいと彼女を身近に感じるサウジアラビア団体が心強く提案し、4月22日にサィーバとTurquoise Mountain (ターコイズ・マウンテン)団体の代表者と共に講演会が実現しました。サィーダ・エテバリはパキスタン出身アフガニスタン育ちのろう女性であり、ネックレスやアクセサリーを製作して最初にニューヨークへ渡米して販売していたという話題が盛り上がっていました。更にワシントンD.C.にあるThe Freer Gallery of Art/Arthur M. Sackler Gallery (アーサー・M・サックラー・ギャラリー)でサィーダが製作した美しいネックレスを来年1月末まで展示しています。時間があるときに見に行く予定です。楽しみ!
Saeeda.etebari.jpg

 Turquoise Mountain (ターコイズ・マウンテン) はNon-Profit Organization (NPO) 非営利団体、Non-Governmental Organization (NGO) 非政府組織であり、前アフガニスタンの政治家ハーミド・カルザイ長と協力してHer Royal Highness(HRH) (殿下)英国皇太子“チャールズ、プリンス・オブ・ウェールズ”によって2006年に設立されました。カーブルにある古い建物を再建し、伝統的なクラフトを製作して販売するためにアフガニスタン人の男女とともにトレーニングを受けつつ運営することができるようになりました。その話を聞いた時、自分からの視点でありますが、ヨーロッパや米国がその団体をサポートして実際はアフガニスタン人にとって大切なことだろうか?とちょっと疑問に思うことがあります。確かにその団体に教育サービスや健康ケアも提供しているのだが、最も大切なことは農場による豊富な食物、奇麗な水、又は高度な教育も含まれているということを知る必要があります。将来により良く成長できるように様々な背景を分析して解決する方針を進めることができたらなと講演を聞きながら考えていました。

「アフガニスタン」

afghanistan.sign2.jpg

講演会の時に「アフガニスタン」の手話を教えて頂きました。
それぞれの国に独自の国の手話がありますが、母国の手話に関心を持っています。


 アフガニスタンは未だに戦争が続けられており、夜中に女性一人で歩き回ると非常に危険なほどです。Saeeda (サィーバ)は家族とホームサイン(身振り手振り)で会話し、身を守りながら生活しています。サィーバはパキスタンの難民キャンプで生まれ、彼女が耳が聴こえないと分かった時、親がろう者の良い教育のためにアフガニスタンへ引っ越ししたという。その後、ターコイズ・マウンテンを設立されたとき、サィーバのお兄さんが彼女を連れて紹介したことがキッカケで働くようになったとターコイズ・マウンテンの代表者が説明していました。しかし、ろうコミュニティは米国や日本ほどろう者たちと交流し、イベントを開催することが非常に少なく、文化や男女の役割など関係があると聞いています。忘れてはならないことはサィーダがギャロデット大学に来たお陰でサウジアラビアのろう女性と交流することができ、こんな機会が滅多にないということです。数人のサウジアラビア女性たちが嬉しそうにサィーダの所へ近寄っている姿は印象に残りました。「ろう者」として、「女性」として励まして合うことは世界共通であり、尊敬し合うことも重要だと実感できました。

Saeeda Etebari (サィーダ・エテバリ)のサイトリンク先:http://www.asia.si.edu/exhibitions/current/turquoisemountain/bio-etebari.asp

Turquoise Mountain(ターコイズ・マウンテン)のリンク先:http://turquoisemountain.org/


Youtube


ECO725
Micropolitics of Development (開発マイクロ政治)

 最初に話したように4月中の大きなプロジェクトは特にそのクラスが一番大きかったのでした。プロジェクトはデータを集め、背景問題を分析して「原因」を探ります。論文を提出するための3ステップがありますが、大体15〜20ページを書かなければなりませんでした。大変苦労しましたが、今までの中で一番気に入って、熱心なクラスでした。
 プロジェクトのテーマは「盲ろう」についてでした。教授と相談した結果、自分の経験からつなげる所から盲ろうに関わるデータを集めて分析し、隠された背景を発掘することができました。盲ろう者たちの声を集めて自分がリサーチした資料を比較しながら、解決方針を進む流れになっています。将来に他国或は日本で国際開発に関するプロジェクトを立てるための本格的に近いような方法や技術を濃厚に磨きました。

IDP 772
International Development with People with Disabilities in Developing Countries
(開発途上国にいる身体障がい者たちの国際開発)

 今回はろう児のための絵本のリソースを集めて、ギャロデット大学のウェブサイトで作りました。リソースは本、資料、ビデオ、プロジェクトなど30種類までに集めなければならずに徹夜してまでパンダ目になりました。目標は日本にあるリソースを中心に集め、もし情報が足りない、或はデータがない場合はアジアに良い情報などを探って追加しました。リソースを集めた時、改めて日本でも絵本の読み聞かせを励ましているスタッフたちや絵本が大好きなろう児たちが沢山いらっしゃって嬉しく思います。絵本と言えば、様々な形がありますね。e-bookだったり、スクリーンを使って読み聞かせをしたり、言葉を覚えるための教材だったり、様々にあります。それぞれ、良いアイデアであって互いに協力し合えば更なる良いステップアップになると思います。出来上がったリソースウェブサイトはクラスのみになっているので、正式に出来上がり次第にまた改めてお知らせしたいと思っています。

 春学期が終わると改めて大学院として1年間経ったと信じられない自分がいます。春学期に受けたクラスとはまた別に一年間学んだ事をまとめるための「ポートフォリオ」を提出する締め切りが迫ってきています。教授から条件に合ったポートフォリオを合格しないと二年制に入ることを認められないので、限られた時間と戦いながら期末プロジェクトやプレゼンを両立に努力しました。
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