
2016年度2月生活記録 第11期生【牧谷陽平】[2016年03月14日(Mon)]
1月末は気温が20度越え,2月末は15度を下回る日があり,暑いのか寒いのか分からない日々が続いています。ここCalifornia州は過去4年間,水不足でしたが去年秋からは雨がたくさん降っています。2月末〜3月頭にかけては,2週間のうち雨が降らなかった日はたったの5日間でした。山の色が緑になる期間が延長される?ことができることを期待しています。


≪さき: 2月頭の Fremont はとても暖かかった。20度を超える日があって半袖でも外出できた≫
≪あと: 2月中旬に遠隔指導で Washington D.C. に行ったときは70年に1度の寒波が来ていて氷点下10度以下になりました≫
この2枚の写真,気温の差が30度以上もあります
2016年春学期は5つのクラスをとることにしました。
3つは2015年秋学期に引き続きとることにした英語で,
残りの2つは自分の専門への入門としてとりました。
1. Grammar(文法)
秋学期の続きです。春学期が始まってからほぼ1か月,"Noun Clauses" [名詞節]をしました。
たとえば,
【1】
通常の疑問文で
「いつ彼が来るの」は
When does he come?
ですが,この文頭に「私は知らない」=I don't know を加えた文
「私はいつ彼が来るのか知らない」は
I don't know when he comes.
とwhen以降の節の語順が疑問文でなくて通常の文と同じ順序になること
【2】
Quoted Speech(日本の英語教育でいう「話法」)
「彼は '父に会う' と言っていた」
He said, "I will meet my father."
これを " " なしの文に変えると " " の中の人物の語が変わります
この場合,"I" は「彼」のことなので he,
"my father" は「彼の父」なので his father となりますから,
文を書き換えると
He said that he would meet his father.
※ that は that 以降の文のことをさし,will が would(過去形) になっているのは
彼が会う予定である(will),と言っていることが,
過去になった(彼が言った) ので would を使用します。
この2つのことを1か月間,みっちりと学習しました。日本でももう少し時間をとって,
【和訳なしで】問題演習をたくさん繰り返していけば,日本からの留学生も2倍,3倍になるのだと思いますがね(もちろん問題集もアメリカのものを使うことで)
2. Reading(読解)
このクラスも秋学期に引き続き,あの分厚い本を読んで,内容を把握するということを引き続きしました。文を読むときに大事なことは
「本題がどこにあるか」
↓
「本題の根拠になっている一般的な考え方はどこか」
↓
「一般的な考え方の,具体的な例やデータは何を言ってるか」
これを常に意識して,段落の内容を要約して,それができたら
長文(3段落以上 = A4判の紙1ページ以上)を読む練習をしました。
3. Writing(記述・エッセイ)
このクラスは
Narrative of the Life of Frederick Douglass
という,黒人の Frederick Douglass が自分で経験したことをつづった本を読み,
それをまとめていくというクラスです。
19世紀はアメリカ南部で黒人差別がされてきた時代で,
農場の持ち主であるマスターと奴隷との間に生まれた子どもはみな黒人とみなされ,
一生その子どもは奴隷としての人生を歩んでいくことや,
奴隷たちがちょっとのミスをしたり,
マスターの気に入らなかったことをしたりすると,
むち打ちにされてしまう様子が具体的に書かれています:
Hester は Douglass のおばであり,ほかの農場にいる黒人奴隷の Ned と恋に落ち,
二人っきりでデートしているところをマスターに見つかると,
マスターは Hester を台所に連れていき,その手を太いロープで結び,天井にあるフックに結び付け,彼女をむち打ちにし始めた。"After rolling up his sleeves, he began to beat her with the heavy whip, and soon the warm red blood came dripping to the floor." (Douglass 7)
「彼(マスター)が服の袖をまくりあげ,重い鞭で彼女を打ち始めた。するとすぐに,あたたかい赤い血が床にしたたり始めた。」
具体的に描かれていて,情景を思い浮かべることができる人にとっては,想像もしたくないことでしょう。
先生がクラス内でマスターの演技をするのですが,先生が白人であることから,その情景はまるで差別時代を再現しているかのようでした。

≪クラスで使っている Frederick Douglass 自伝の本。市販されている本で難しい個所を少し変えてくれているので読みやすくなっていますが,私にとってはまだまだですね≫
4. Educating the Deaf (ろう教育)
現在のアメリカのろう教育のクラスです。聴者が15人程度,ろうは5,6人です,現場のことをたくさん話してこれからどうしていけばいいのかを議論していくクラスかと思ったのですが,法律,法律,歴史,歴史,・・・・とカタい話ばっかりなのでがっかりしています。
ときどき,ろう教育を左右する大きな出来事が出てくるのですがそれには食いついています。
5. Introduction to Multimedia (マルチメディア入門)
このクラスはとろうかどうか迷ったのですが,私のこれから極めていく専門として,Multimediaがどのようなものであるかを知るためにとりました。このクラスは3時間のクラスなのですが,今のところほとんど,演習のクラスです。Adobe Photo Shop を基本として使用して,写真の加工・合成から GIF のようなアニメーション作成までします。

≪Multimediaのクラス。先生は中東アジア圏の人で,英語は第2か国語だからうまくしゃべれないと先生は言っていましたが,クラスをするぐらいだから英語は喋れると思うんですがね≫
もう少しで春学期も折り返し地点。英語の先生にたくさん質問できるうちに英語をたくさん勉強していきます。


≪さき: 2月頭に友人の家で旧正月のパーティーに誘われました。おいしかったです≫
≪あと: 2月中頃にサンフランシスコに行ったとき,たまたま中国の旧正月のパレードに遭遇。豪華でした≫
≪さき: 2月頭の Fremont はとても暖かかった。20度を超える日があって半袖でも外出できた≫
≪あと: 2月中旬に遠隔指導で Washington D.C. に行ったときは70年に1度の寒波が来ていて氷点下10度以下になりました≫
この2枚の写真,気温の差が30度以上もあります
2016年春学期は5つのクラスをとることにしました。
3つは2015年秋学期に引き続きとることにした英語で,
残りの2つは自分の専門への入門としてとりました。
1. Grammar(文法)
秋学期の続きです。春学期が始まってからほぼ1か月,"Noun Clauses" [名詞節]をしました。
たとえば,
【1】
通常の疑問文で
「いつ彼が来るの」は
When does he come?
ですが,この文頭に「私は知らない」=I don't know を加えた文
「私はいつ彼が来るのか知らない」は
I don't know when he comes.
とwhen以降の節の語順が疑問文でなくて通常の文と同じ順序になること
【2】
Quoted Speech(日本の英語教育でいう「話法」)
「彼は '父に会う' と言っていた」
He said, "I will meet my father."
これを " " なしの文に変えると " " の中の人物の語が変わります
この場合,"I" は「彼」のことなので he,
"my father" は「彼の父」なので his father となりますから,
文を書き換えると
He said that he would meet his father.
※ that は that 以降の文のことをさし,will が would(過去形) になっているのは
彼が会う予定である(will),と言っていることが,
過去になった(彼が言った) ので would を使用します。
この2つのことを1か月間,みっちりと学習しました。日本でももう少し時間をとって,
【和訳なしで】問題演習をたくさん繰り返していけば,日本からの留学生も2倍,3倍になるのだと思いますがね(もちろん問題集もアメリカのものを使うことで)
2. Reading(読解)
このクラスも秋学期に引き続き,あの分厚い本を読んで,内容を把握するということを引き続きしました。文を読むときに大事なことは
「本題がどこにあるか」
↓
「本題の根拠になっている一般的な考え方はどこか」
↓
「一般的な考え方の,具体的な例やデータは何を言ってるか」
これを常に意識して,段落の内容を要約して,それができたら
長文(3段落以上 = A4判の紙1ページ以上)を読む練習をしました。
3. Writing(記述・エッセイ)
このクラスは
Narrative of the Life of Frederick Douglass
という,黒人の Frederick Douglass が自分で経験したことをつづった本を読み,
それをまとめていくというクラスです。
19世紀はアメリカ南部で黒人差別がされてきた時代で,
農場の持ち主であるマスターと奴隷との間に生まれた子どもはみな黒人とみなされ,
一生その子どもは奴隷としての人生を歩んでいくことや,
奴隷たちがちょっとのミスをしたり,
マスターの気に入らなかったことをしたりすると,
むち打ちにされてしまう様子が具体的に書かれています:
Hester は Douglass のおばであり,ほかの農場にいる黒人奴隷の Ned と恋に落ち,
二人っきりでデートしているところをマスターに見つかると,
マスターは Hester を台所に連れていき,その手を太いロープで結び,天井にあるフックに結び付け,彼女をむち打ちにし始めた。"After rolling up his sleeves, he began to beat her with the heavy whip, and soon the warm red blood came dripping to the floor." (Douglass 7)
「彼(マスター)が服の袖をまくりあげ,重い鞭で彼女を打ち始めた。するとすぐに,あたたかい赤い血が床にしたたり始めた。」
具体的に描かれていて,情景を思い浮かべることができる人にとっては,想像もしたくないことでしょう。
先生がクラス内でマスターの演技をするのですが,先生が白人であることから,その情景はまるで差別時代を再現しているかのようでした。

≪クラスで使っている Frederick Douglass 自伝の本。市販されている本で難しい個所を少し変えてくれているので読みやすくなっていますが,私にとってはまだまだですね≫
4. Educating the Deaf (ろう教育)
現在のアメリカのろう教育のクラスです。聴者が15人程度,ろうは5,6人です,現場のことをたくさん話してこれからどうしていけばいいのかを議論していくクラスかと思ったのですが,法律,法律,歴史,歴史,・・・・とカタい話ばっかりなのでがっかりしています。
ときどき,ろう教育を左右する大きな出来事が出てくるのですがそれには食いついています。
5. Introduction to Multimedia (マルチメディア入門)
このクラスはとろうかどうか迷ったのですが,私のこれから極めていく専門として,Multimediaがどのようなものであるかを知るためにとりました。このクラスは3時間のクラスなのですが,今のところほとんど,演習のクラスです。Adobe Photo Shop を基本として使用して,写真の加工・合成から GIF のようなアニメーション作成までします。
≪Multimediaのクラス。先生は中東アジア圏の人で,英語は第2か国語だからうまくしゃべれないと先生は言っていましたが,クラスをするぐらいだから英語は喋れると思うんですがね≫
もう少しで春学期も折り返し地点。英語の先生にたくさん質問できるうちに英語をたくさん勉強していきます。
≪さき: 2月頭に友人の家で旧正月のパーティーに誘われました。おいしかったです≫
≪あと: 2月中頃にサンフランシスコに行ったとき,たまたま中国の旧正月のパレードに遭遇。豪華でした≫