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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2016年1月生活記録 第9期生 瀧澤泉[2016年02月13日(Sat)]

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Happy New Year! (米国)
Bonne Anne! (フランス)
해 복 많이 받으세요!(韓国語)


 世界中が盛り上がる新年に私は一年ぶりに地元へ一時帰国しました。短い間しか居られませんでしたが、家族や友人と充実した時間を過ごせました。なかなか会えなかった人と再会でき、互いに経験話を語り合うことで自分の仲間たちが努力している姿を見て元気づけられました。

 その中で嬉しい事にギャロデット大学大学院国際開発学部を通過できたことをこの場を借りて報告致します。これからが自分の夢の道として大きなチャレンジがやってきます。聴覚障がい者、ろう児たちのための絵本を製作する目的を果たせるようにワークショップやプロジェクトを立ち上げたり、アジア活動に参加したいと考えています。皆様の応援をよろしくお願い致します。

ろう児キャンプボランティア活動

 ろう児キャンプボランティア活動の仕事があるため、地元に再び別れを告げて上京しました。ろう児キャンプボランティア活動は6年前から夏季のみ何度か参加していますが、今回は初めての冬キャンプへ参加してきました。ろう児たちにとって雪や寒い環境やキャンプの習慣が身についていないため、重要な経験を味わえた様子を見て微笑ましく思いました。一泊二日の間に雪合戦、餅つき、カルタゲーム、ハイキング、思い出作りなど冬しかできないことを一つ一つ楽しんで過ごせました。自分にとって一つ印象が残ったこと、キャンプ現場近くの駅まで3時間も長く待つ列車の中で子どもたちがトランプゲームをやりたいという案があったものの、誰もトランプを持っていませんでした。その時、「紙とペンがあればトランプを作れるじゃない?」と言ってろう児たちが持参した紙とペンを出し合ってさくさくとトランプを作り始めたではないか。子どもたちの頭の柔軟度はやはり高いなと尊敬に思いました。個性の強い子どもたちであり、これからの成長が楽しみです。

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こどもと一緒に作った雪だるま


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餅つきで作った餅。正月初の餅でした〜!


ブリザード経験

 ワシントンD.C.で3日間連続のブリザード(大吹雪)に遭いました。ギャロデット大学の校内半分が停電に遭ったため、寮生たちが別の寮に移動しカフェテリアも閉まった状況だったと聞きました(私はシェアハウスにいるため異常はなかったが)。それだけではなく、道路に雪が積もったためほぼ閉鎖しているので店もほとんど閉まっていました。雪世界に住み慣れた私にとってはたいした事が無いと思ったが、まさかそこまでになるとは思いもしなかったのです。2日間も家に引きこもっていましたが、閉校の間に晴れた日は友人とプチハイキングしたことが良い思い出です笑。ニュースを見ていると、どのチャンネルも雪状況ばかりで面白い番組がなかったのですが、緊急報告の時に手話通訳者がでていたことがさすが、アメリカは進んでいるなと感じられました。

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緊急・警報報告の状況 左:手話通訳者


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春学期・履修クラス


 春学期は四つのクラスを履修しました。
・International Development with People with Disabilities in Developing Countries (開発途上国にいる身体障がい者たちの国際開発)【IDP 770】
・Economic Development (経済開発)【ECO 714】
・Micropolitics of Development (マイクロ政治)【ECO 725】
・SIMSOC: Simulated Society (シミュレーション社会)【COU 731】

International Development with People with Disabilities in Developing Countries (開発途上国にいる身体障がい者たちの国際開発)
 毎週月曜日にあるのですが、たまたま休日と3日間連続のブリザード(猛吹雪)のため他のクラスよりも遅れて2週間後にクラス開始しました。
 身体障がい者たちがいる開発途上国に十分なアクセスと法律システムが満たされていないため、開発途上国が望む生活基準を満たすように国連によるMDGs(ミレニアム開発目標)や身体障がい者たちの人権、世界保健機関のプロジェクトを立ち上げる活動を学ぶクラスです。私たちも聴覚障がい者が求めているアクセスは環境によって幅広いケースがあるため、驚くまでもない誤解しやすい状況です。聴覚障がい者についての理解が足りない理由を分析する必要があります。

Economic Development (経済開発)
 前期に学んだ経済学の基礎を固めたおかげで、ある程度の知識を積んでいます。最近、起きている原油安の影響で周辺の国が痛手に遭っている原因を分析しました。サウジアラビアが石油輸出機構(OPEC)による減産に同意せずに、量産したため原油の価値を下げてしまいました。その結果、イギリスの本拠である石油・天然ガスの開発や生産、エネルギー企業であるBP(企業)の職員が7000人も解雇になったというのも、影響のひとつです。米国やイラン、中国にも影響になっているとあちらこちらで放送になっているのです。毎日のニュースを確認することが重要になっているので、新聞やニュースをあまり見ない自分が嘘のように幾度もニュースをチェックしています。

Micropolitics of Development (開発マイクロ政治)
 今年から新しい学部長であるAudrey教授が教えているクラスです。経済関係というよりも最も国際開発に近い授業であり、プロジェクトを立てるために言語、人権、グローバル(国境を超えた)人、「自分」について学びます。最初の授業に教授から、にっこりと微笑んで「『自分』とは何でしょうか?」と言われた瞬間、戸惑いと共にポカーンと感じたことが忘れられませんでした。「私たちはいまから『政治』の立場で議論して行きましょう」と言われた日から心のどこかでスイッチが入りました。奥の深い、心強い教授だということに驚きました。国際開発に関する団体で活動してきた一人であり、教授の経験話を幾度も情報共有して頂いています。

SIMSOC: Simulated Society (シミュレーション社会)
 このクラスは1単位であり、授業3日間のみとなっています。2月初旬にあるので、2月報告会の時にお話したいと思います。

それでは、また2月に会いましょう。
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