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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2016年1月生活記録 第9期生 福田桂[2016年01月29日(Fri)]
 9期生の福田桂です。

こんにちは。大変ご無沙汰しております。
この度、私情により2015年1月から1年間休学させて頂きました。
休学中は一時帰国し、国内で眼の手術と治療を専念しておりました。
急な事で関係者の皆様には驚かせてしまい、本当に申し訳なく思っております。
『急がば回れ』というように、
今まで大学への復学・留学継続に向けて着実に準備を進めてきました。
おかげさまで、1月19日からギャロデット大学の国際特別生(International Special Student Program)として、春学期開始とともに留学を再開することができました。
 支援して下さった皆様のご厚情に感謝いたします。
 今後ともよろしくお願いいたします。



 さて、昨年の冬季休暇中に経験したことを書きたいと思います。

 一度体験してみたかったアメリカ大陸の旅を「アムトラック」で実行してみた。
私は鉄道ファンではないが、アメリカ大陸を走るアムトラック鉄道に興味をもち、
経済的な事情で一番安い15日間のレールパスを利用していろんな場所へ旅してきた。
日本といえば、青春18切符。それを使って何度か帰郷したことがあり、
どうしてもアメリカで挑戦したいという強い気持ちがあった。

 最初の旅は西海岸からスタート。

 ワシントン州のシアトルを訪れ、盲ろうの友人達とクリスマスを過ごしてきた。
またPdo-Tactileの先駆者であるJelica Nuccio氏宅で、
再会した友人と新たに出会った人と一緒にパーティーを楽しんだ。
 
 盲ろう者は自力で公共交通機関を利用している。全盲ろう者も同様だが、全盲ろう夫婦がおり、事前に作成した彼らの住所が書かれているメモを持ち、タクシーを呼ぶ為誰かに依頼する等、完全に独立した生活を送っている様子を拝見した。
以前にも書いたが、盲ろう者の外出については、日本では、当事者自身の安全感が強く、通訳・介助者派遣事業というサービス制度を活用して日常的に通訳介助者と同行するのが欠かせないという現状にある。
しかし個人的には、できるだけ単独で自立した生活を目指すことを望んでいる。当事者の自立が必要だと感じているので、ぜひ、そのアメリカの盲ろう者の姿勢を見習ってほしいと思っている。

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【写真】Jelica氏と撮影

 @シアトル〜ロサンゼルス (走行距離 1,310マイル)
 アムトラックは、シアトルのキング・ストリート駅から出発して南下し、寮のルームメイトが住んでいるロサンゼルスのオックスナードという町へ。
ところが、途中で車両故障が発生し、オークランド駅で2時間くらい立ち往生、更に遅延が進んで、目的駅には6時間遅れてようやく辿り着いた。そのルームメイトとここで正月を過ごし、サンタモニカとハリウッド等の有名な観光地を巡った。

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【写真】出発駅のキング・ストリートの前

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【写真】写真の上側にハリウッドの看板が見える

 Aロサンゼルス〜サンフランシスコ (走行距離 350マイル)
 チューターでお世話になった院生が滞在中のサンフランシスコで会おうということになり、半年ぶりに訪ねた。懐かしいのと、街に変化はなく嬉しい気持ちと両方あった。サンフランシスコでは、その友人の一言がきっかけで、LGBTコミュニティを散策した。

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【写真】 LGBT歴史館

 Bサンフランシスコ〜シカゴ (走行距離 2,247マイル)
 シカゴまで2日間半かけて到着し、夏で知り合った盲ろう友人と会ってきた。その友人は妹がいて、兄妹揃ってアッシャー症候群でした。私にも同じ症状を持つ姉がいる。彼らに市街の観光を案内してもらった。氷点下の観光でしたので、日本以上の寒さを経験した。

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【写真】ロッキー山脈を通る中、車窓から見た景色
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【写真】ミシガン湖から望む高層ビル
黒色の建物が全米2番目の超高層ビル「ウィリス・タワー」

 Cシカゴ〜ワシントンDC〜ボルチモア (走行距離 745マイル)
 車内で、偶然も大学の学生と出会い、ともに東海岸のワシントンDCへ向かった。その後、メリーランド州のボルチモアにて知人宅に一週間滞在した。

旅を終えて...

 シアトルから出発し、ワシントンDCまでの総走行距離は4,652マイル(約7,485km)
 旅行において、到着はすべて定刻外れ。アムトラックは遅延が当たり前のようです。まさか、列車まで遅れるとは思わず、2日間以上の列車の旅は体力の限界があった。アムトラックでの旅は恐らく最初で最後になるかもしれませんが、走行中に何カ所か素晴らしい風景を眺めることができよかったです。
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