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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2007年5月 生活記録(第1期生 太田琢磨)[2007年06月03日(Sun)]
5月に入りやっと暖かい日々が続くようになった。また、春学期が終わると学生たちは夏休みが始まるため、別れを惜しむよう学生たちは外で遊び回ったり校内でバーベキューをするなど、これがテスト前の雰囲気とは思えないほどリラックスしているようであった。

5月は4月に行われたシカゴ調査と手話通訳養成プログラムの講演のまとめ、インタビュー、そして課題としてあげられているセルフアドボカシープログラムの作成で大忙しであった。これらの課題はすべて、23日からミズーリ州セントルイスで行われるADARAカンファレンスに出発する前に提出しなくてはならず、限られた時間の中で多くのレポートを仕上げた。

ADARAカンファレンス(5月22〜26日)
 5月22日から、ミズーリ州セントルイスで行われたADARAカンファレンスに参加した。このカンファレンスは毎年行われており、全米から聴覚障害者の支援に関わるソーシャルワーカーや教育関係者が集い、情報交換や情報提供を行う場である。このカンファレンス参加は夏学期の課題であるが、日時が重なった関係で春学期中に出発することとなった。当日は、想像していた以上に多くの人々が参加しており、また、たくさんの聴覚障害者のソーシャルワーカーや専門家が集まっていたことが印象的であった。また、ほとんどの人々が修士号もしくは博士号を持っており、アメリカの聴覚障害者支援に関わる人々が、より高度教育を受けていることに驚かされた。また、様々なプレゼンテーションやパネルディスカッションが行われた。私は自分の興味のある情報保障分野や学生の支援に関する内容のプレゼンを聞きに行った。それだけでなく、参加者との交流の中でいろいろな支援団体も知ることができ今後の留学のまとめに役立ちそうである。

夏学期に向けて
 夏学期は私の留学生活最後の学期となる。夏学期はこれまでアメリカで学んできたことの統括を行い、3つのカンファレンス(ADARA、CAID、AHEAD)に参加し、最新情報の収集や参加者との交流を通して様々なネットワークを作ることも目的である。また、この留学の最終的なまとめも同時に作成し、調べた情報を誰もがアクセスできるようホームページにしていく作業も同時に行っていく予定である。
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