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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2015年7月生活記録 第7期生 中川美幸[2015年08月18日(Tue)]

こんにちは。
今年も1年振りの一時帰国を果たし、久し振りの親孝行とろう学校見学を行いました。今回も自分の目で多くのろう学校を見たいと思っていたので、それを引き受けて頂いた各ろう学校に感謝しております。特に、今まで見学したことがなかったろう学校も数箇所見学することが出来たので、受け入れてくださった幼稚部、教員の皆さんに感謝しております。1年振りの日本は暑いだろうなと期待していたのですが、2週間も土砂降りで、雨靴を買う羽目になるとは思いませんでした。


★ 日本でのろう学校見学★
☆ 重複ろう児たち
日本で様々なろう学校を見てきました。教員の配慮で大勢の子供達と関わりを持てた学校も有りました。一番ショックだったことも有ります。日本では、保育園、幼稚園の教員や予算不足で幼稚園児、保育園児の待機が著しく増えてきており、多くの子供達が入園を待たされているのです。なんと、日本の一部でも、重複ろう児たちは希望のろう学校に入れないということが分かりました。私達、ろう者、難聴者はろう学校に入れるのですが、重複ろう者に制限があるということは以前から知られていました。しかし、2015年の今になっても改善されていないということに驚きました。ろう者の人権については色々話題になっているのですが、ろう重複の人権も盛り込まれるべきではないかと思った7月でした。本当に、保護者と話していて、とても胸が痛くてたまりませんでした。

☆よく聞かれたアメリカの謎
私がアメリカに留学していることで保護者や中学部、高等部から、次のような多くの質問がありました。

ろう者がどうやって大学で勉強するのか?
人工内耳装着の子供は多いのか?
口話を使っているのか?
アメリカの方が福祉が進んでいるのか?
日本の福祉は遅れているのか?

私が生活記録に書いているように、アメリカ手話を通して勉強していること、人工内耳も補聴器も多いこと、口話中心だけではなく、手話を使った英語教育も進んでいることを説明すると、親たちは唖然としていました。日本のろう教育を考えると仕方ないですよね。それだけではなく、ADA法がスタートしてから、アメリカの会社が聴覚障害者の雇用を避けていること、聴覚障害者を雇用すると、手話通訳費を負担しなければならないことの現況を話すと、日本は障害者を雇用しなければならないという法律があり、日本も頑張っているんだという意見もありました。


☆やりたいことの再確認−絵本プロジェクト
この夏は数多くのろう学校を視察してきたお陰で、自分が日本に帰国した後、どう活動していきたいかを振り返ることが出来ました。もちろん、ろう教育関連の分野に戻り、ろうの子供達のために絵本を活用したプロジェクトを考えています。これは留学前から考えていたのですが、この留学で具体化していったことがとても嬉しいです。

☆絵本選びと読み聞かせ
ギャロデット大学で学んだことを活用したいと思い、あちこちのろう学校で絵本読み聞かせも行いました。子供たちの年齢、目標、時期に合わせて、絵本を調べてきたのですが、子供達に合った絵本がとても少ないことに気付きました。アメリカでも少ないのですが、アメリカではろう者が絵本を作成して、手話と字幕をつけているのです。

☆一番苦しかった親孝行
いつも私を支えてくれていた家族が、とうとう入院してしまいました。家族の重い病気を分かっていた上での留学だったので、すごく辛かったけれども、よくここまで頑張って闘病してくれたなあと思いました。私の留学もあと一年となりましたが、病院での闘病生活がこれからも続くであろう家族のために、私も頑張ろうと思います。

ーお詫びー
インターネット環境の都合で
画像を載せたくてもアップできませんでした。
写真を楽しみにしていた方、申し訳ありません。
Posted by 事業担当者 根本和江 at 16:14 | 奨学生生活記録 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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