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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
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2007年4月 生活記録(1期生 池上 真)[2007年05月16日(Wed)]
 4月は、期末試験に向けての試験勉強で首が回らないほど忙しかった。ロースクールの審査状況については、残念ながら、現時点においても受け入れ通知をいただいた学校が一つもなく、日々ロースクールのレベルの高さを痛感している今日この頃である。
 期末試験終了後は、ルームメイトの高山さんと部屋の片づけをしたり、近くのスーパーへ行きトイレットペーパーなどの生活必需品や必要な食材を買い足したりした。今までクラスで配布されたプリントは段ボール箱に、教科書は本棚の一番下の段にまとめた。それまで教科書やプリントなどで山のように積み重ねられた机の上もすっきりし、気持ちよくなったものである。
 翌日の日曜日は、共通の知人を通して知り合った、ギリシャからの留学生とアダム・モーガンにあるおしゃれな喫茶店でお茶をすすりながら、今までの学校生活の中で得た経験や人間関係、そして将来の進路について延々と語り合った。夜は、その友人の家で、夕飯をご馳走になり、引き続き色々なことを語り合った。
 期末試験無事終了の喜びも束の間、翌週からはキャンパスライフのアシスタントとして、卒業式に向けての準備で日が明け暮れる日々が続いた。多くの卒業生の家族がゲストルームに滞在するため、彼らが到着する前に、部屋の掃除をしたり、ベッドメイキングを行ったり、パンフレットを作成したりした。ゲストルームのほとんどが、学生が利用していた部屋だったため、それまで使用していた学生が出てから卒業生の家族がチェックインする日までの短期間に、それらの業務を遂行させなければらならず、朝7時から夜12時まで働いた日もあった。
 卒業式の前日の夜は、先のギリシャの友人の家で彼女の卒業祝いのパーティーを行った。アメリカでは、日本と違い、このようなパーティーや誕生パーティーなど何か祝い事をする場合、お祝いされる側が自発的にパーティーを行うのが常識となっている。ギリシャの料理の珍味に満悦しながら、有意義な時間を過ごすことが出来た。
 当日は、式が始まる頃に、思いがけず、キャンパスライフの上司に入場券をいただき、興奮を抑えきれず、その足で卒業式の会場に入った。去年は仕事の都合でインターネットを通じてしか見ることが出来なかったのである。また、今年の卒業生の中には、ルームメイトを含め、知っている人が多かったため、彼らの晴れやかな姿をどうしてもこの目で見たいという想いがあった。彼らの名前が呼ばれ、学長から卒業証書を受け取るために舞台裏から出て来たときは、ドキドキしたし、自分のことのようにうれしかった。こうして、一緒に見に来たルームメイトと共に華やかな卒業式を見届けることができ、貴重な一日となった。
 今後は、残りのロースクールからの結果を待っているのみだけでなく、ロースクールに代わる進路について、聴覚障害者留学事業の責任者や日本財団の担当者と相談しながら、検討していきたいと考えている。
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