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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2015年3月生活記録 第10期生 辻功一[2015年04月18日(Sat)]

こんにちは、今日も生きています。
10期生の辻 功一です。

これまでの人生、遊びや仕事で徹夜したことはあっても、勉強のために徹夜したことは一切記憶にないのですが、今学期すでに宿題の為に三度徹夜してしまってるこの頃です。
季節の変わり目、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

電光掲示板
<疑惑の電光掲示板。詳しくは「今月のコロンブス」で>

今学期はオーロニ大学生活で初めてのメインストリーム(一般学級)で英語を履修していますが、本当に授業の進め方がデフプログラムのと異なります。

第一に、とにかく授業のスピードが早いことです。この英語のクラスに関して僕は事前にカウンセラーや先輩たちにリサーチして評判の良かった教授の授業を選択したのですが、蓋を開けてみるとこの教授、滑舌がかなり良くて、授業開始から終了までものすごいスピードかつノンストップで話します。
おまけに手話通訳さんのスキルも高く、教授のスピードに付いていく手の残像で、その姿はまさに千手観音です。
でも残念ながら僕の手話の読み取りスキルがまだまだなので、大半が僕の目を素通りしてしまいます。そこで通訳さんと相談して、通訳さんの裁量で教授の話す内容から取捨選択した上で手話のアクセルを緩めて貰ってます。

そして、とにかく宿題が多いことです。このクラスの宿題はエッセイが中心なのですが、教授は文法などの英語力よりエッセイを書く上でのプロセス、特に情報のリサーチ、整理、そして真実、真相はどこにあるのか深く考慮することに重点を置いています。
例えば先日はCause(原因)/Effect(結果)、要するに因果関係のエッセイで僕は「ダム」をテーマに取り上げたのですが、教授曰く、世界銀行と国際通貨基金(IMF)の役割は何か?という一見ダムには関係なさそうな所まで掘り下げなさいとのこと。
僕がたどり着いたのは、ダムに功績と罪過はあれども結局はグローバル企業の搾取に過ぎないという結論でした。(もちろん意見は色々あるのでダム肯定論者を否定してる訳ではありません)
そういう訳で、リサーチから膨大な時間を費やしてしまい、徹夜でもしないと間に合わないという状況です。もちろん僕の英語力が問題なければそこまで時間を費やすことはないのですが・・・。
教授には僕の英語力の無さに呆れられながらも、本当に親身に添削やアドバイスを頂いています。

最後に、とにかく静かであることです。聞こえてくるのは教授のスピーチのみ。
時たま生徒から質問が出るのですが、それは教授が重要な事を言い忘れていた時とか核心をついた質問であることが多いです。
一方、デフプログラムでのクラスは、その質問本当に必要?という質問がほとんどで、しかもおしゃべりや携帯をいじっている生徒もいてその都度教授が叱ったりとか、ここ本当に大学?という雰囲気ですよ・・・(暴露しちゃった)もちろん、デフプログラムのクラスも教授から直に手話を通して受講できるなど、このクラスしかない良さもあるのですが。

そういう訳で、厳しいけれどもメインストリーム学級の方が手話通訳さんのおかげもあって、僕には性に合うようです。

以上です。
日本ASL協会から8,320km離れたオーロニ大学からの報告でした。
ありがとうございました。
今月のコロンブス
電車の電光掲示板では到着時刻が秒単位で表示されていることを発見
BARTの電光掲示板なんですが、秒単位で表示されている割にはしょっちゅう遅れるんですよね。しかもいつの間にか到着予定時刻がすり替わってたりとか。

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https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/archive/831
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