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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2014年10月生活記録 第9期生 福田桂[2014年12月16日(Tue)]

IMG_3723.JPG
6個並ぶハロウィンかぼちゃ


 ギャロデット大学に来て早いもので1ヶ月半となりました。
 昨年見学でその大学に行ったときも気付いたが、盲ろう学生が多く、ほとんどはアッシャー症候群です。外出先で日光がまぶしい、屋内時でもライトがまぶしいなど感じた場合はこの症状の影響があり、目の疲れや頭痛が起こる場合もあります。遮光眼鏡をかけたり帽子を被ったりすると、そのまぶしさを防ぐことができるということを知りました。

 自分の意識のなかで、アメリカに来てから心の変化を少しずつ、「自分は盲ろう者である」ということを受容するようになってきました。前のオーロニ大学は小さなキャンパスだったため、白杖を使わなくても大丈夫だと思いましたが、今は白杖を常に使用しています。また、毎日3時間のクラスがあるので、アメリカ手話等を長時間見続けるということにより、目の疲れを軽減するために帽子を被っています。今までは自分のニーズを正直に受け止めなかったが、すべては留学先で自覚し、みんなが私を変えてくれたので、感謝しています。

 しかし新学期早々、外出先で突然白杖を破損してしまうという悲しい出来事がありました。緊急で修理できる場所を探したが、メーカーによっては修理できない場合もあり、私には新しい白杖を購入しなければなりませんでした。友人が教えてくれた「ambutech」という白杖専用の通販サイトで購入しました。その新しいものが届くまで友人のものを借りて使用させていただきました。
白杖とは全体の色は白くて、先端が赤色というのが一般的であるが、これは全盲がメインで、弱視用は黄色というように区別されています。最近では緑色、青色、黄色等のカラーの杖も取り入れるようになってきて、ずっと欲しがっていた色がついた杖なので素直に喜びました。
 
IMG_4205.jpg
現在、私が持っているカラーの杖


 現在、寮暮らしをしています。
急に進路決定のため、寮への申し込みをするのがギリギリであったが何とか入寮できました。私の住んでいる寮では、聴覚障がいと他の障がいを併せ持つ学生が多くいらっしゃっているところです。
9月にはルームメイトの入れ替えがありました。場合によっては希望する人とのルームメイトを組むことができるシステムがあると知りました。私には後から入ってきた日本人、アメリカ人、香港人のルームメイトとなりました。彼女らと仲良くなって、休日には一緒に出掛けたり、ニューヨークに旅行しに行ったりしました。


 英語クラスで、奴隷解放運動についての本当にあったストーリーを読みました。
ハリエット・タブマン(Harriet Tubman)は日本ではあまり知られていないが、アメリカでの南北戦争中で有名になったアフリカ系アメリカ女性です。彼女は奴隷として生まれ、奴隷解放運動をしている人達と組織を組んだ地下鉄道の指導として、南北戦争に至るまでに300人の奴隷仲間を送り届けるのを成功し、高い評価をされました。91歳死去まで一度も捕まらず、彼女の勇敢さを深く印象に残りました。クラスでもこの本のチャプターごとに読んだ後、議論をしています。黒人に対する偏見は今も続いていると述べ、私たちは早い段階で解決しなければならないが、なかなか難しい状況が続いています。


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