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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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第2期奨学生の高山亨太です[2006年06月12日(Mon)]
このブログをごらんの皆さま

 初めまして、第2期の奨学生の高山亨太と申します。現在は、筑波大学大学院博士課程人間総合科学研究科ヒューマンケア科学専攻障害福祉支援学分野奥野英子研究室にて、博士号を取得するべく、聴覚障害に関わる社会福祉や心理ついて、研究及び実践を進めています。
 これまでにソーシャルワーカーとして、臨床の現場で、聴覚障害のある高齢者や聴覚障害のある子どもに関わる中で、聴覚障害児・者の問題を少しでもよりよいものに変えていくためには、専門家の養成方法、特に障害のある当事者の専門家としての養成が必要であると考えたことが今回の留学を希望したきっかけとなっています。
 
 2期生として、Gallaudet Universityに留学し、Master of Social work(大学院の社会福祉コース)を修了することが1つの大きな目的となります。また留学中や帰国後に聴覚障害児・者に関わる社会福祉や心理分野での様々な取り組みや、それに関わる専門家の養成に関わっていきたく、努力して参る所存でございます。最終的には、世界の聴覚障害者に関わる社会福祉の専門家による会議や団体の発足を目指していきたいと思っています。このように日本国内の聴覚障害者の社会福祉の向上に寄与ながらも、先進国として、世界の聴覚障害者の社会福祉の向上や専門家の養成にも目を向けていきたいと思っています。
 すでに長期的な取り組みを見据えた上で、日本における聴覚障害に関わるソーシャルワーカーの団体の発足に関わり、2006年7月に正式に設立されます。この活動にも大きく関わり、日本とアメリカの聴覚障害者に関わる専門家のネットワーク構築も、今回の留学の大きな課題であると考えています。

 前置きが長くなりましたが、学習だけの留学だけではなく、自ら積極的に意義のある研究や実践を進めて参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 個人のブログ(https://blog.canpan.info/takayama/)も活用しながら、時間の許す限り、留学の様子だけではなく、現時点での取り組みや現状を幅広く、皆さまに発信・情報提供していきたいと思います。

 どうぞ、よろしくお願い申し上げます。 
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https://blog.canpan.info/deaf-ryugaku/archive/8
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