2014年10月生活記録 第10期生 辻功一[2014年11月17日(Mon)]
こんにちは、今日も生きています。
10期生の辻 功一です。
アメリカンの満面スマイルに癒されるこの頃です。
知らない人同士でも目が合えばお互いスマイルで返すのがアメリカ流のようです。
ただ、ハグだけは慣れなくて、どういう相手で、どういうタイミングでハグをするのか全く以てわかりません。特に今期の留学生は圧倒的に女性が多いのですが、別れ際に女性たちがハグしあってる時など、一人だけ蚊帳の外に置かれて度々いたたまれない気持ちになります(笑)
どうしたらよいのか・・・・今度、日本とアメリカを股に掛けて活動されている野崎留美子さんにアドバイスを貰おうと思います(笑)
<オーロニ大学の最上段から望むフリーモント>
10月はDeafNation エキスポ、サンフランシスコ公立図書館、オークランドミュージアムに訪問しました。
DeafNation エキスポ
まずDeafNationとは何かと言うと、JoelとJed兄弟が2003年に設立した組織で、Deafコミュニティのための映像コンテンツやニュース配信、イベント開催などを行っています。Joelは何度か来日しているのでご存知の方も多いかと思います。DeafNation, Incはおそらくスポンサー、広告費、イベントによる収入で運営していると思うのですが、機会があれば収支などについて深く掘り下げてみたいと思います。そのDeafNationは毎年10回程アメリカの各地でエキスポを開催しており、今回はフリーモントの近くだったので行ってきました。電話リレーサービスのデモンストレーション、聴覚障害者支援ツールや聴覚障害関係の本の販売、そしてTシャツプリントや宗教、Deaf黒人のサポートなどあらゆるブースが並んでいました。ここでの戦利品は強力なバイブレーター付きの目覚まし時計で、この時計のおかげで朝寝坊知らずです。
2016年6月はラスベガスでDeafNationワールドエキスポが開催されるようで是非とも行きたいと思います。
San Francisco Public Library (サンフランシスコ公立図書館)
Deafコミュニティクラス授業の一環でトム教授と生徒たちでサンフランシスコ公立図書館を見学しました。
サンフランシスコ公立図書館にはDeafに関する本を専門に貸し出しているDeafサービスセンターがあります。主にアメリカ国内の本ですが、日本や台湾、香港、中国などの手話辞典、日本の漫画も置いてありました。通常の本棚は頭の上の高さまであるのですが、Deafサービスセンターの本棚は胸の高さ位までです。何故そうなっているのかは、きっと皆さんはご存知でしょう。
<写真左:Deafサービスセンターの前にて/写真右:Deafサービスセンターの本棚>
<写真左:アジア各国の手話辞典/写真右:日本のDeaf関連の本>
<Deafサービスセンター全景>
オークランドミュージアム
オークランドミュージアムのDays of the Deadイベントでは手話での読み聞かせがあったせいか、大勢のDeafがいました。
<写真左:手話での読み聞かせ/写真右:Days of the Dead>
ハロウィン
<写真左:Mozzeriaの前にて/写真右:カボチャお化けを作るぞー>
以上です。
日本ASL協会から8,320km離れたオーロニ大学からの報告でした。
ありがとうございました。
今月のコロンブス
オーロニ大学には壁のいたるところに鉛筆削りが固定されていることを発見シャープペンシルが壊れやすいのか、こちらでは鉛筆がまだ主流のようです。