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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
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2006年3月 生活記録(第1期生 太田琢磨)[2007年04月01日(Sun)]
3月は、ミシガン大学訪問調査からスタートした。本来であれば、学期中の行う調査であるが、時間的余裕も考え、冬春休みの間を利用してミシガンを訪問することになった。そのため、細かい点を明らかにするために、ミシガン大学を訪問した。

これまで15校ほどの大学やコミュニティカレッジ、プライベートカレッジ等を訪問したことでアメリカの障害学生支援に関する実態がだいぶ頭の中で整理できるようになってきている。当然ながら大学の形態(4年制大学、コミュニティカレッジ、プライベートカレッジ)によって、資金の拠出方法が様々のため簡単に比較することはできないが、今回のミシガン大学調査では、障害学生支援のための特別な予算があり、その資金の成りと活用方法法を学ぶことができた(この件の報告は最終報告書で報告いたします)。

 ミシガン大学から戻った後は、すぐに新学期が始まった。第2期留学生の高山さんがロチェスターを訪問していた頃はとても暖かかったのですが、その後雪が溶けて芝生が見えてきたにもかかわらず、再び雪が降り積もり一面銀世界に戻ってしまった。現在は少し少し暖かさを取り戻してきています。学期開始と同時に前倒しで始まったサマータイムが始まり、また、日没の時間も少しずつ遅くなり始めている。

 今学期からはすべての時間をインディペンデンススタディに費やすことに決定した。その理由は、留学生活の残り半年間を利用してアメリカで調査した内容をまとめ上げるためである。今学期の課題は、週一の文献調査、学内のインタビュー調査、シカゴ調査、セルフアドボカシーに関する資料作成、様々なイベントやシンポジウムへの参加という形で構成されている。また、今まで調べた情報をより深く掘り下げ、明確になっていないところを明らかにするのも今学期の目標である。特に外部の調査では、アメリカの聴覚障害学生支援の実態がはっきり見えるようになり、また地域の特色も見えてきた。4月にはいよいよシカゴを訪問し、インタビュー調査を行う予定である。現在はその用意で大忙しであるが、より充実した調査を行うためにもしっかりと準備を進めていきたい。
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