2007年3月 生活記録(第2期生 高山 亨太)[2007年04月01日(Sun)]
3月は、これまでで一番充実した日々であった。筑波大学の中間評価論文を無事に書き終え、Gallaudet Universityのクラスにも通常通りに参加することができ、さらに春休みを利用して、第1期生の太田さんが在籍するRochester Institute of Technology (RIT) / National Technical Institute for the Deaf (NTID)に調査のために訪れ、また翌週にニューヨークへ旅行するなど充実した日々を過ごすことができた。
現在、Gallaudet Universityで履修しているクラスは、合計4クラスである。具体的には、English、Alcohol and Drug Addiction、Human Diversity、Audiologyである。ますEnglishのクラスは、主のWritingを中心としたクラスを履修している。このクラスの教員は、聴者であるがご主人がアジア圏の出身であるため日本人の文化に理解があるのでとても参加しやすいクラスであり、またアカデミックに英語の論文やレポートの書き方を改めて習うことができ、書記英語の能力の向上が自分でも分かるほど上達している。大学院出願の関係もあるが、教員の特別な指導も受けて、自分のこれまでの論文や学会発表論文の中から1つ選び、それを日本語から英語に書き換える作業をどのようにすすめていったらいいのかについて有意義に学ぶことができとても大きな経験となった。日本の大学に在籍中に、精神保健福祉士の勉強をする中で、一番関心を持っていたのが薬物中毒やアルコール関連の問題であったため、実際に日本よりも大きな問題になっているアメリカにおける現状を知り、さらにろう者、難聴者の薬物中毒、アルコール関連の問題を学ぶことができると言うことで、Department of Social Workが提供しているAlcohol and Drug Addictionを履修している。講義では、実際に薬物やアルコールの問題、さらに治療や社会復帰のための制度などの情報をどのようにろう者や難聴者に伝えるのかという具体的な方法論を学ぶんでいる。これから実際に情報提供のためのメディアの作成作業を課せられているので、それを通じて情報提供のあり方や方法を深く学ぶことが重要になってくる。同じようにDepartment of Social Workが同様に提供しているHuman Diversityは、アメリカで大きな議論となっている様々な人種(白人、黒人、アジア系アメリカ人、ヒスパニック系アメリカ人、移民、外国人、障害者)や文化、宗教などの多様な考え方や現状をどのように理解し、相互理解を進めていくのかといった課題を中心に学んでいる。クラスには、盲ろう者やアジア、ヨーロッパ系アメリカ人、白人、黒人、ヒスパニック系アメリカ人など様々な学生が参加しており、とても興味を持たれる議論がなされている。最後に、日本における聴覚障害者に関わるソーシャルワーカーや心理専門職などの対人専門職を養成するにあたって、聴覚障害の基本を学ぶことは重要なことであるのは言うまでもないことである。日本でも十分に勉強してきたが、アメリカでの講義方法、講義内容などを学ぶこと、さらに聴覚障害に関する英語の専門用語を覚えることを目的にAudiologyを履修している。
最後に春休みを利用して、太田さんの在籍するRIT/NTIDを調査のために訪れた。実際にRID/NTIDの学生で、社会福祉を学ぶ学生が多いことが分かった。しかし、大学の方針によって今年度の5月の卒業生をもって閉鎖される。非常に残念なニュースであるが、社会福祉を学ぶ聴覚障害学生の総数などが記載されている貴重な資料を見つけることができ、充実した調査旅行であった。また休みの日を利用して、レンタカーでナイアガラを訪れたが、ナイアガラの迫力ある風景を目のあたりにして、なかなか経験することができない貴重な思い出がこれまたひとつ増えた。これからも調査のために各地を訪れる機会が増えるが、そのときにその地域の歴史や観光名所を実際に肌で感じていきたいなと思っている。
また調査の翌週にニューヨークに出かけ、エンパイアステートビルやグラウンドゼロ(テロのあった世界貿易センター)などを訪れ、ニューヨークを楽しんできた。たまには旅行をすることの楽しさを覚えた今日この頃である。
現在、Gallaudet Universityで履修しているクラスは、合計4クラスである。具体的には、English、Alcohol and Drug Addiction、Human Diversity、Audiologyである。ますEnglishのクラスは、主のWritingを中心としたクラスを履修している。このクラスの教員は、聴者であるがご主人がアジア圏の出身であるため日本人の文化に理解があるのでとても参加しやすいクラスであり、またアカデミックに英語の論文やレポートの書き方を改めて習うことができ、書記英語の能力の向上が自分でも分かるほど上達している。大学院出願の関係もあるが、教員の特別な指導も受けて、自分のこれまでの論文や学会発表論文の中から1つ選び、それを日本語から英語に書き換える作業をどのようにすすめていったらいいのかについて有意義に学ぶことができとても大きな経験となった。日本の大学に在籍中に、精神保健福祉士の勉強をする中で、一番関心を持っていたのが薬物中毒やアルコール関連の問題であったため、実際に日本よりも大きな問題になっているアメリカにおける現状を知り、さらにろう者、難聴者の薬物中毒、アルコール関連の問題を学ぶことができると言うことで、Department of Social Workが提供しているAlcohol and Drug Addictionを履修している。講義では、実際に薬物やアルコールの問題、さらに治療や社会復帰のための制度などの情報をどのようにろう者や難聴者に伝えるのかという具体的な方法論を学ぶんでいる。これから実際に情報提供のためのメディアの作成作業を課せられているので、それを通じて情報提供のあり方や方法を深く学ぶことが重要になってくる。同じようにDepartment of Social Workが同様に提供しているHuman Diversityは、アメリカで大きな議論となっている様々な人種(白人、黒人、アジア系アメリカ人、ヒスパニック系アメリカ人、移民、外国人、障害者)や文化、宗教などの多様な考え方や現状をどのように理解し、相互理解を進めていくのかといった課題を中心に学んでいる。クラスには、盲ろう者やアジア、ヨーロッパ系アメリカ人、白人、黒人、ヒスパニック系アメリカ人など様々な学生が参加しており、とても興味を持たれる議論がなされている。最後に、日本における聴覚障害者に関わるソーシャルワーカーや心理専門職などの対人専門職を養成するにあたって、聴覚障害の基本を学ぶことは重要なことであるのは言うまでもないことである。日本でも十分に勉強してきたが、アメリカでの講義方法、講義内容などを学ぶこと、さらに聴覚障害に関する英語の専門用語を覚えることを目的にAudiologyを履修している。
最後に春休みを利用して、太田さんの在籍するRIT/NTIDを調査のために訪れた。実際にRID/NTIDの学生で、社会福祉を学ぶ学生が多いことが分かった。しかし、大学の方針によって今年度の5月の卒業生をもって閉鎖される。非常に残念なニュースであるが、社会福祉を学ぶ聴覚障害学生の総数などが記載されている貴重な資料を見つけることができ、充実した調査旅行であった。また休みの日を利用して、レンタカーでナイアガラを訪れたが、ナイアガラの迫力ある風景を目のあたりにして、なかなか経験することができない貴重な思い出がこれまたひとつ増えた。これからも調査のために各地を訪れる機会が増えるが、そのときにその地域の歴史や観光名所を実際に肌で感じていきたいなと思っている。
また調査の翌週にニューヨークに出かけ、エンパイアステートビルやグラウンドゼロ(テロのあった世界貿易センター)などを訪れ、ニューヨークを楽しんできた。たまには旅行をすることの楽しさを覚えた今日この頃である。