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聴覚障害者留学
 
 このブログは、2004年度より特定非営利活動法人(NPO)日本ASL協会が日本財団の助成の下実施しております「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の奨学生がアメリカ留学の様子および帰国後の活動などについてお届けするものです。
 コメントでいただくご質問はブログに書かれている内容の範囲のみでお願いします。それ以外の留学に関するご質問は日本ASL協会の留学担当にお問い合わせ下さい。
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2月生活記録 【第2期生 谷口】[2007年03月18日(Sun)]
ワシントンで、零度以下に達する年中で1番厳しい寒さと言われている2月。その寒さを肌に感じなければならなくなるという辛い時期を迎えた。

■ELI
BクラスはReadingを特に重視しており、毎日読書することが義務づけられている。そして、授業で読書感を述べることも英語力を高めるための要素として行われている。授業開始前に黒板に各自の短編日記を書くことも課題となっている。威厳ある先生は、課題を忘れたり一分たりとも遅刻したりすると、クラスから追い出される始末である。けれども、私たちの英語力を高めるために厳しい指導をしてくださっているので尊敬できる存在である。課題も厳しいぐらい多く、追いつかないと弱音を吐くこともしばしばあったが、乗り越えなくてはならないと自分に言い聞かせている。
2月上旬にELISOの行事でニューヨークの近くのスキー場に行き、4時間スキーを楽しんだ。参加者のほとんどは、雪のあまりない・降らない暑い国(例えばタイ・インド・アフリカ)出身なのでスキーの経験のある日本人が周りから目立った。細かくなるが、そこのスキー場は滑らかに滑れるような日本の雪とは質が違っていてザラザラと堅くて、曲がるのに力がいったぐらいである。それでも、他の外国人と一緒に滑れるような機会は今までになかったのでいい思い出になった。

■寮での生活
2月の中旬に高校時代の友人がギャロの見学に訪れ、寮にも滞在して、様々な国々からはるばるとここに入学した多種多様な人が集まっている寮内での交流・団らんを楽しんだ。私の住んでいる5階では寮内でも明るくて最も活発な人が集まっており、プライベートの時間にも、お互いの国の文化を言いあってわかりあう、そして新たな発見ができるという国際交流が毎晩できるような機会が設けられていて楽しそうな毎日で羨ましい、と彼女は言った。韓国人の私のルームメイトは韓国内で男子に義務つけられている兵役の説明をしてくれて、韓国側から見た北朝鮮の問題などを語ってくれた。そして、5階のみんなに韓国の映画も見せてくれている。
キッチンが使える人は、自炊が当然できるわけなのだが、自分だけの食事ではなく豪華な食事をこしらえてみんなに振る舞ったりしている。私も前学期からアメリカの食事が合わなくて体に拒絶反応が出てしまって、ドクターストップされたことで2月初めから自炊を始めた。面白いことに、日本食を振る舞ってみたが特に「味噌汁」が味わい深いというアメリカにはない性質のおかげか、人気がなかった。

■抱負
 3月の春休みに突入する前に中間試験があり、それに備えて毎日英単語を暗記したり、文法の確認をしたりと日々英語漬けで勤しむ予定である。
Posted by 谷口恵美(第2期) at 17:20 | 奨学生生活記録 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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