2013年10月生活記録 第7期生 中川美幸[2013年12月02日(Mon)]
−ハロウィンの10月−
こんにちは。10月も毎週泣きながら勉強していました。国際学生の先輩たちに聞いたところ、半年で慣れた人もいれば、1年間かかった人もいたそうです。本当に、大学院は大変ですが、一年後に笑って「面白かった」って言えるように頑張ります。パソコンが壊れてしまい、ずっとパソコンなしで過ごしています。ギャロデット大学にパソコンがあってよかった。。。と思うこの頃です。
☆ 授業よりも宿題に追われています!☆
★ リサーチ:Introduction to Research
とうとう、3つの記事を読んで批評するプロジェクトが始まったのですが、本も記事も読めない私は毎日チューナー(個別指導)と一緒に少しずつ読んでいます(汗)チューナー制度があって良かった!と思う今日この頃です。最近は研究のサンプリング(対象者をどうやって選ぶのか?など)、デザインの仕組み(質的デザインか量的デザインかどうか、または信じられる研究かどうか)などを勉強し、クラスで学んだ内容を記事の批評に使っています。
★ ろう者の学習と教育:Deaf Learners & Education I Bilingual Communities
(1) 印象に残ったビデオのタイトルは「Gallaudet Video Presents The Preservation of Sign Language August 24, 1913」です。タイトルからも分かるように、なんとギャロデット大学には1913年のビデオが残っていたのです。貴重なビデオを公開しているギャローデット大学に感謝です。メリーランド州のFrederickろう学校を見に行ったときに、ビデオに登場した George Veditz氏の写真がありました!!Veditz氏は、口話主義であった時代に、彼は手話もろう文化も価値があるので、守られるべきであり、ろう者には心も精神もあると訴えました。みんな彼を誇りにしているのです。

Veditz氏の画像
ビデオと同じ人です☆
http://shar.es/IzcEd
http://videocatalog.gallaudet.edu/?video=2520#sthash.tb3SPm2N.dpuf
(2)ギャロデット大学にはリサーチセンターがあり、全米のろう学生から集めたデータを毎年アップしているようです。クラスの皆でそれを見ながら評価して、色々なことを探り出しました。一番びっくりしたことは、ろうの生徒の50%が口話であり、手話はなんと、、、、25%しか使われていないということです。また、生徒の40%が重複ろうであること、ろう児の発見がスクリーニングであることは日本と同じであるが、北東が一番多かった。ということは、アメリカの北東の方が医療技術が進んでいるということが、私たちのグループがまとめた発表でした。
GRIのアドレス
https://my.gallaudet.edu/bbcswebdav/pid-1396706-dt-content-rid-2192726_2/courses/Fall2013-EDU701-01/2010_GRI.pdf
★ 幼稚部から高等部までのカリキュラム技術:Curriculum & Instructional Technology
今月は教育指導案やブログ、preziというソフトなど、毎週多くの宿題を提出しなければならず、大変なクラスですが、技術アシスタントのCさんの協力のお蔭で、ようやくクラスのスピードに追いつくことができました。クラスの半分以上が(ろう学生も聴学生も)10月の半ばでも宿題を出せていないことを考えると、私は本当によく頑張ったなあと思いました。先週はクラスに障害学生、または外国人の生徒がいたら、どう対処するかを考え、皆で話し合ったりしました。
★ 小学校の読み書きの指導と学習:Literacy Teaching and Learning: Elementary
今回も生徒とグループディスカッションの中でいろいろな案を交換しました。例えば、「好きな物語は?好きなのはなぜ?」など。驚いたことに、外国人学生の中にはシンデレラやライオンキングを知らないひともいて、私は本当にアニメや絵本に恵まれていたなあと実感しました。家庭でもろう学校でも、様々な絵本や本を読む環境に恵まれていたのです。ある生徒Mさんはろう学校の先生を目指しているのに、小学生時代は本を読んでもらった覚えがないようです。これにはとてもびっくりしました。本を読んでもらったことがないにもかかわらず、彼女の英語はクラスの中で一番優秀なのです。それは、彼女の家族がろう者であり、家族の手話で多くのことを学び、ろう学校でも手話で様々なことを学んだからこそ、彼女は言語を獲得できたのです。彼女はまだ大学2年生なのにクラスのリーダーで、更にろう学校でアシスタントのアルバイトもしています。
★学校見学:Field Experience & Seminar
10月はメリーランドのFrederickろう学校を見に行きました。すごく素敵な学校でした。博物館もあり、食堂もあり、周囲を樹木に囲まれた素敵なところで、特に私は博物館に一目惚れしました。ギャローデット大学から車で1時間半と遠かったけれども、バイリンガル教育で有名なろう学校を早期教育部から専攻科まで見学でき、さらにろう重複科(ともいえるのでしょうか。)も見学させて頂き、とても嬉しかったです。私の実習先が、もしかしたらこのろう学校になるかもしれないので、もうワクワクしております。特に注目したのは、体育科がcross fitnessという新しいやり方を導入して、ジムを全て撤去したのです。確かにジムは幼稚部から小学生には向きませんし、楽しくありません。小学生から高等部まで楽しめるような自然な訓練をやらせたいという考えで、縄跳びやボール遊び、腹筋など、基本的な物を工夫していました。
見学しない日は先生としての基本や見学した学校の様子をみんなで話し合いました。

わたしが一目惚れした聾学校の博物館の画像
☆ やっと外食やイベントへ☆
大学院の宿題の多さやスピードについていけず、まだワシントンD.C.の観光には行った事ありませんが、寮に閉じこもるのはやめようと決心し、食事とイベントにやっと出かけられるようになりました。しかし、毎週寮の中で相変わらず泣いていますが、10月はやっとハロウィンパーティーに出かけることができました。久しぶりにカボチャをくりぬいての手作りカボチャを作りました。なんと、道で黒人ファミリーにキャンディを頂いたことにはびっくりしましたが彼らの優しさに感動しました。

友達とチームで作ったパンプキンの画像
(一番左端が私たちのチーム、真ん中が川俣さんのチームがつくった作品です☆)
☆ おまけ☆
ギャロデット大学はもうすぐ150年を迎えます。なので、生徒とスタッフ全員で150年という文字を作ろうと集まりました。150年の記念すべき150年の“1”の一番右端がわたしです☆すごく運がいいですよね。

150年の画像
Photo: Taylor Moser
Members of the campus community, many wearing University colors buff and blue, gather on Hoy Field October 22 to form ‘150’ in recognition of Gallaudet’s sesquicentennial celebration. Students taking associate professor Michelle McAuliffe's “Digital Photography” course helped arrange participants on the field and took photos from the upper level of Benson residence hall.
こんにちは。10月も毎週泣きながら勉強していました。国際学生の先輩たちに聞いたところ、半年で慣れた人もいれば、1年間かかった人もいたそうです。本当に、大学院は大変ですが、一年後に笑って「面白かった」って言えるように頑張ります。パソコンが壊れてしまい、ずっとパソコンなしで過ごしています。ギャロデット大学にパソコンがあってよかった。。。と思うこの頃です。
☆ 授業よりも宿題に追われています!☆
★ リサーチ:Introduction to Research
とうとう、3つの記事を読んで批評するプロジェクトが始まったのですが、本も記事も読めない私は毎日チューナー(個別指導)と一緒に少しずつ読んでいます(汗)チューナー制度があって良かった!と思う今日この頃です。最近は研究のサンプリング(対象者をどうやって選ぶのか?など)、デザインの仕組み(質的デザインか量的デザインかどうか、または信じられる研究かどうか)などを勉強し、クラスで学んだ内容を記事の批評に使っています。
★ ろう者の学習と教育:Deaf Learners & Education I Bilingual Communities
(1) 印象に残ったビデオのタイトルは「Gallaudet Video Presents The Preservation of Sign Language August 24, 1913」です。タイトルからも分かるように、なんとギャロデット大学には1913年のビデオが残っていたのです。貴重なビデオを公開しているギャローデット大学に感謝です。メリーランド州のFrederickろう学校を見に行ったときに、ビデオに登場した George Veditz氏の写真がありました!!Veditz氏は、口話主義であった時代に、彼は手話もろう文化も価値があるので、守られるべきであり、ろう者には心も精神もあると訴えました。みんな彼を誇りにしているのです。
Veditz氏の画像
ビデオと同じ人です☆
http://shar.es/IzcEd
http://videocatalog.gallaudet.edu/?video=2520#sthash.tb3SPm2N.dpuf
(2)ギャロデット大学にはリサーチセンターがあり、全米のろう学生から集めたデータを毎年アップしているようです。クラスの皆でそれを見ながら評価して、色々なことを探り出しました。一番びっくりしたことは、ろうの生徒の50%が口話であり、手話はなんと、、、、25%しか使われていないということです。また、生徒の40%が重複ろうであること、ろう児の発見がスクリーニングであることは日本と同じであるが、北東が一番多かった。ということは、アメリカの北東の方が医療技術が進んでいるということが、私たちのグループがまとめた発表でした。
GRIのアドレス
https://my.gallaudet.edu/bbcswebdav/pid-1396706-dt-content-rid-2192726_2/courses/Fall2013-EDU701-01/2010_GRI.pdf
★ 幼稚部から高等部までのカリキュラム技術:Curriculum & Instructional Technology
今月は教育指導案やブログ、preziというソフトなど、毎週多くの宿題を提出しなければならず、大変なクラスですが、技術アシスタントのCさんの協力のお蔭で、ようやくクラスのスピードに追いつくことができました。クラスの半分以上が(ろう学生も聴学生も)10月の半ばでも宿題を出せていないことを考えると、私は本当によく頑張ったなあと思いました。先週はクラスに障害学生、または外国人の生徒がいたら、どう対処するかを考え、皆で話し合ったりしました。
★ 小学校の読み書きの指導と学習:Literacy Teaching and Learning: Elementary
今回も生徒とグループディスカッションの中でいろいろな案を交換しました。例えば、「好きな物語は?好きなのはなぜ?」など。驚いたことに、外国人学生の中にはシンデレラやライオンキングを知らないひともいて、私は本当にアニメや絵本に恵まれていたなあと実感しました。家庭でもろう学校でも、様々な絵本や本を読む環境に恵まれていたのです。ある生徒Mさんはろう学校の先生を目指しているのに、小学生時代は本を読んでもらった覚えがないようです。これにはとてもびっくりしました。本を読んでもらったことがないにもかかわらず、彼女の英語はクラスの中で一番優秀なのです。それは、彼女の家族がろう者であり、家族の手話で多くのことを学び、ろう学校でも手話で様々なことを学んだからこそ、彼女は言語を獲得できたのです。彼女はまだ大学2年生なのにクラスのリーダーで、更にろう学校でアシスタントのアルバイトもしています。
★学校見学:Field Experience & Seminar
10月はメリーランドのFrederickろう学校を見に行きました。すごく素敵な学校でした。博物館もあり、食堂もあり、周囲を樹木に囲まれた素敵なところで、特に私は博物館に一目惚れしました。ギャローデット大学から車で1時間半と遠かったけれども、バイリンガル教育で有名なろう学校を早期教育部から専攻科まで見学でき、さらにろう重複科(ともいえるのでしょうか。)も見学させて頂き、とても嬉しかったです。私の実習先が、もしかしたらこのろう学校になるかもしれないので、もうワクワクしております。特に注目したのは、体育科がcross fitnessという新しいやり方を導入して、ジムを全て撤去したのです。確かにジムは幼稚部から小学生には向きませんし、楽しくありません。小学生から高等部まで楽しめるような自然な訓練をやらせたいという考えで、縄跳びやボール遊び、腹筋など、基本的な物を工夫していました。
見学しない日は先生としての基本や見学した学校の様子をみんなで話し合いました。
わたしが一目惚れした聾学校の博物館の画像
☆ やっと外食やイベントへ☆
大学院の宿題の多さやスピードについていけず、まだワシントンD.C.の観光には行った事ありませんが、寮に閉じこもるのはやめようと決心し、食事とイベントにやっと出かけられるようになりました。しかし、毎週寮の中で相変わらず泣いていますが、10月はやっとハロウィンパーティーに出かけることができました。久しぶりにカボチャをくりぬいての手作りカボチャを作りました。なんと、道で黒人ファミリーにキャンディを頂いたことにはびっくりしましたが彼らの優しさに感動しました。
友達とチームで作ったパンプキンの画像
(一番左端が私たちのチーム、真ん中が川俣さんのチームがつくった作品です☆)
☆ おまけ☆
ギャロデット大学はもうすぐ150年を迎えます。なので、生徒とスタッフ全員で150年という文字を作ろうと集まりました。150年の記念すべき150年の“1”の一番右端がわたしです☆すごく運がいいですよね。
150年の画像
Photo: Taylor Moser
Members of the campus community, many wearing University colors buff and blue, gather on Hoy Field October 22 to form ‘150’ in recognition of Gallaudet’s sesquicentennial celebration. Students taking associate professor Michelle McAuliffe's “Digital Photography” course helped arrange participants on the field and took photos from the upper level of Benson residence hall.




